先週のブログ、馬鹿みたく気合入れて書いたもんだから疲れちゃってもう半年くらいは何も書かなくてもいいかなあって気分になってますが、いやいや、それはいけませんね。継続することに意味があるんですから。それに、今やオレのストレス発散の場にもなっていますからね、このブログは(笑)。オレの精神状態が辛うじて平衡を保っていられるのは、辛うじて犯罪に走りそうになるのを踏みとどまらせてくれているのは、こうして日々徒然の鬱憤を駄文に載せて吐き出せる場があるからなんだと思います。有難い時代であります。
実は先月、季節を問わずほぼ一年中肩ぐらいまであった髪をバッサリ切りました(モミアゲは相変わらず長いままですが・・・)。けっこうな量です。切りたての頃は、それこそサイキックTVのジェネシスPオリッジ・・・いや、例えが分かりずらいな(笑)、ええと、新宿御苑の初夏の芝生ぐらいの・・・。まあ、とにかくここン十年来なかった短さに始めは少々戸惑ったものの、今は正解だったなと、鏡を観るたびまんざらでもないイイ歳こいて自惚れ屋さんのボク(今はちょっと伸びてドヤ街のポール・ウェラーってな風体ですが・・・)。それまでは毎朝、前髪をニック・ケイヴ、或いはデヴュー当時のブライアン・フェリーよろしくオールバックにかき上げてハードなムースとハードなスプレーでガチガチに固めて会社などへも出かけておったのですが、最近は整髪料の類はほとんど使わずナチュラルそのものです(笑)。急に毎朝のヘアのセッティングが面倒臭くなってきたこと、それにオレもそろそろイイ歳ですからね、これから先、髪はどんどん減ってゆく一方でありましょうから、あえて、必要以上に化学物質で髪を傷める必要もないだろう(原発事故以来、ただでさえ、放射能を多量に含んだ酸性雨が降るここ東京じゃあ、数十年後にゃ、みんなハゲになるんじゃなかろうか?!でも「ブレード・ランナー」にはあまりハゲいなかったな・・・)と、人並みに髪の毛の心配する自分に阿呆らしくなりながらも、オレをショートヘアへと向かわせたダメ押しのキーワードが「ニューウェイヴ」という言葉でした。
ダンボール・バットが影響を受けたサウンド・・・引いてはダンボール・バットの曲を全部作っているオレが影響を受けたサウンド。それは主に70年代~80年代にかけての様々なジャンルの音楽なわけでありますが、中でも、昭和歌謡や、グラムロック、プログレシッヴロックなどからの影響の占める割合が多いのは言うまでもありません。が、実は、オレの音楽的なルーツのその一番の根っこになる部分には「ニューウェイヴ」という不動のジャンルがストーンヘンジの巨石のように鎮座しておるわけです。ところがオレはその一番の根っことなるニューウェイヴからの影響をこれまでは何かそれをやるのが恥ずかしいことのようでもあるかのようにどこかコソコソと小出しにしながら表立って提示してこなかったような気がするのです。それがなぜだか自分でも分かりません。自分が一番影響を受けた音楽なのだからもっと堂々とおっぴろげて、どうだこの野郎!今度の曲いいだろう?ヘドが出るほど「“ど”ニューウェイヴ」だぜ!ファッキン!!・・・と、言わんばかりに心の奥にしまい込んだニューウェイヴ魂をもっと素直に開放してもよいのではないか?・・・と。
時代が一回りも二周りもし、70年代末から80年代初頭にかけてのニューウェイヴと呼ばれた玉石混交の刺激的なジャンルの音楽が再評価されつつある今だからこそ、自分(オレ)のルーツに立ち返り、あえて打って出るべきではないか、と。あん?なにマーケティング・リサーチみたいなこと言ってんだ、オレ?いやいや、もう四半世紀も活動を続けていながら泣かず飛ばずのバンド(ダンボール・バット)、今さら何をやろうがどうあがこうが明日はありません。その代わり捨てるものもありません(笑)。そう、今さら何を恐れるものがありましょうか?そう、、これからはニューウェイヴだよ、おっかさん!!ニューウェイヴだよ、マルコム(マクラレーン)!!ニューウェイヴだよ、ジグジグ・スパトニック!!
去年から不定期で始めた雑誌「トラッシュ・アップ!!」との共同ライヴ・イヴェント(第3回は、今週木曜日!下記ライヴ情報参照!!)のタイトルがなんたって「ニューウェイヴ天下御免」ってぐらいですからね、そのタイトルに刺戟されたっていうのもあるんです。ニューウェイヴって謳っていながらオールドウェイヴな音出してるバンドが毎回メインで出てたんじゃ洒落にならんですからね(いや、でも「ニューウェイヴ」が既にオールドウェイヴじゃねーの?って話もありますが、そこは、まあ固い事言わないで・・・)。で、ニューウェイヴったって幅広いわけで、一部はパンクの裾野にも重なっているし、そこにエレポップやら、ニューロマンティックやら、ゴスやら、ポジパンやら、ネオアコやら、スカ(ツートン)やら、DUB(ON-U)やら、フリージャズ~現代音楽が絡んでガラクタぶっ叩いてるだけのような異端派もいるし、その宇宙は広大そのもの。当然、そのファッションだって様々で、髪型だってロン毛からスキンヘッズまで色とりどりではありますが、一言「ニューウェイヴ」と聴いて真っ先にオレが連想するのはツンツンとして無造作なショートヘア。それが誰のイメージから来るのかは分かりませんが(やっぱPILのジョニー・ライドンあたりなのか・・・)、とにかく短い髪のイメージなんです。だから、オレも短くしてやろう、まずは外見から、と、なんとも中学生並みの短絡的でイージーな行動ではありますが、許してつかわさい。
というわけで、ちょっぴり短くなった髪のボクちゃんに逢いに来てください。今週の木曜日、東高円寺UFO-CLUBで開催される「ニューウェイヴ天下御免~VOL3」の会場でお逢いしましょう!!
(※前売りのご予約はこちらから。当日のお昼まで受け付けております。折り返しメールを差し上げます。)
追伸:
最近作ったバンド用の新曲を今リハーサルでやっているのですが、気分的にはそれこそニューウェイヴど真ん中、80年代中期のキュアー(!)辺りをイメージして作ったつもりなんですが、やっぱりそこには、ロキシーミュージックなんかのグラムの残り香が混入してきちまったり、ロックの連中とやりだした頃のマキさん(浅川マキ)のふかすタバコの煙が目にしみてきたりと、オレが作ると純粋な「“ど”ニューウェイヴ」にならないわけです。まあ、カラダについた長年の垢はそう簡単に拭えるものではありません。それがダンボール・バットらしさ、オレらしさ、なのだろう、と言ってしまえば身もフタもないわけですが、いずれにせよ、今後は「ニューウェイヴ」に重きを置いた曲作りをモットーとし、泣かず飛ばずのバンド道を、自滅の道を、さらさらにまい進してゆきたい所存であります。地獄の底まで。
★今夜のBGM★
オケラやミミズにニンゲン並みの知能指数があったらこんな風に歌ってくれるんじゃなかろうかと、オレを楽しい気分にさせてくれる。もはや、声帯ではなく細胞レヴェルで歌っている。戸川純ちゃんのようで純ちゃんではないんだけれどバックはヤプーズのメンツも参加でジャケは祖父江慎という気合の入ったこれこそニューウェイヴが産み落とした奇跡の成功例の一つ、か。なんでウケてるのかさっぱり分からない「●ゃりー●みゅ●みゅ」がこの歌の前では遥か冥王星の彼方に霞んで見えた5月の夕暮れ。
♪「肉体の天使」/泯比沙子&クリナメン('86)
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次回「ダンボール・バット」ライヴ情報
2013年5月16日(木)
東高円寺UFO-CLUBにて
雑誌「TRASH-UP!!」 +ダンボール・バット共同企画第3弾!!
【ニューウェイヴ天下御免 VOL.3】
“80s”、“ニューウェイヴ”をキーワードに編集長自らがセレクトした若手バンドと、ダンボール・バットによる、シリーズ・ライヴ・イヴェントの3回目。編集長の選曲によるDJプレーも見ものです!
■DJ>屑山屑男(編集長)
■LIVE>(出演順に)
①うさぎの兵隊は待機。
②BARAMON
③ダンボール・バット
④FALSETTOS
※オープニングアクト:こまどり社(舞い)
※当ダンボール・バットは3番目PM8:30過ぎ~です
PM18:30 OPEN / PM19:15 LIVE START / PM11:00 CLOSED
前売り予約¥2000 当日¥2300
※いずれも別途要ドリンク代500円
前売りのご予約はここをクリックして専用フォームからどうぞ
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次回「ネオン警察」(AMIソロ)ライヴ情報
2013年5月25日(土)
高円寺「円盤」にて
「Mark Sadgrove presents」
PM18:30 OPEN 19:00頃 START
¥1500(当日券のみ)
出演:GALAKUTA/Mark Sadgrove/ネオン警察
※当ユニットはPM7:30過ぎの出演
★自作の楽器を操る、高円寺在住のニュージーランド人・物理学者
MARK SADGROVE主催の定期イヴェント。
2013年7月26日(金)
八丁堀「七針」にて
「ネオン警察・レコ発~八丁堀に電気クラゲが出た!(仮)」
CD先行販売(サイン入り)・オマケご用意予定
PM19:00 OPEN / PM19:30 START
予価¥2000(当日券のみ)
※ドリンク持ち込みOK
(店内でもビール¥300、ジュース¥200等販売しております)
出演:ネオン警察、蜂鳥あみ太=4号、他
※詳細調整中
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▼ネオン警察1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))
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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/
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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>
▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲
▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326
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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「イージー・リスニング、ハード・リスニング」
(LIVE@UFO-CLUB 2013年2月)
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▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット
(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル
(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
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