2015年9月15日火曜日

中上健次とストーンズを結ぶ線上に日々フェイスブックに「長文」を垂れ流す孤独な男の末路を見た夜。

 
▲10月27日企画ライヴやります。詳細はブログの下。


 
 
 中上健次の「破壊せよ、とアイラーは言った」をディスクユニオンの古本コーナーでゴミ値で見っけたので買って読んでいる。デヴュー前、というか高校の頃の中上は、大江健三郎だの、開高健だの、石原慎太郎の著書に心酔していたんだって。本にそう書いてある。へぇ。初めて知った。石原慎太郎は大昔に「ファンキー・ジャンプ」とかいう短編を1本読んだくらいで他は全く読んだことがないが、大江健三郎(初期)も開高健もオレの好きな作家で若い頃によく読んだ。もちろん、中上健次も好きな作家だ。ちゅうことは、中上健次は大江だの開高だの読んで作家になったのだから、さらにその中上まで読んでるオレは作家になれる資格があるってこと?何言ってるんだろ。バカだね(笑)。もとより文才はないし、読んでる本の量が違う。まあ、最近は左翼系(?)ジャズ評論家の平岡正明センセの本ばっか乱読しているおかげで、自分で書く文章がちょっとべらんめぇ口調になるし、さっき久々に棚の奥から引っ張り出して聴いてたニナ・ハーゲンのデヴューアルバム('78年)のジャケ写が篠山キシンが撮った山口百恵のように思えてきて困った(平岡正明のベストセラー本に「山口百恵は菩薩である」(’79年)がある)。FBにそんな書き込みしたら知人から山口百恵にも見えなくはないがどっちかっていうと高見知佳じゃね?って指摘を受けたがそういえば高見知佳似だな、デヴュー当時のニナ・ハーゲンって。かわいいよ。高見知佳も当時はちょっとNWっぽい曲歌ってたしね。ま、高見知佳っていったって今の若者にゃ既に誰のことだか分かるまい。昔のアイドルです。“くちびるヌード”によろしく。
 
 すっかり秋だね。日が落ちるの早いし、5時頃からもう外でジージー虫が鳴いてるよ。スズムシ?うまおい?ミミズ?いや、オレの心ん中に棲んでる虫もジージー鳴いているさ。空虚の虫が!!なんじゃ空虚の虫って。とにかく、虚しいのだ。虚しくて虚しくてね。この際、「鳴いている」ではなく「泣いている」としたほうが正確だな。この都会のゴミためのようなコンクリート・ジャングルに木霊するのだよ、オレの心の中の虫の泣く声が!!どーしたらいいんだろうか、オレは。ほんとうに犯罪に走りそうだよ。走りそうとか言っているうちはまだ大丈夫なんだろうな。何も言わなくなった時がOUTだよ。まあ、警察官も平気で人殺しする時代だからね。でも人殺す勇気はないからせいぜい下着泥棒か、万引きだろ。恥ずかしい。
 嗚呼!!ライヴのオファーは一向に来ず、CDもさっぱり売れず、体調悪いし(例の、舌がね、また痛いのよ)、友達はどんどん減ってゆくし、言うまでもないがカネは無く、いい加減今の会社を辞めたいのだが新しい仕事のアテもなし。そのうえフェイスブックなんてやってると、腹立ちませんか?(笑)。アレってはっきり言って、いや言わなくても、要は他人様の自慢話ばっかりでしょう。いくら友達だぁの知人だぁの先輩だぁのと言ったって腹立ちませんか?(笑)え?立たない?ほう~。あんたお釈迦さまみたいだね。キリストさまかね?美味いもん喰った、外国行った、有名人と会った、結婚した、子供生まれた、CD売れてます、ライヴ大盛況でした、家買った、ナニ買った、etc。そんなヒトのシアワセ報告が一日中下水管の汚水の如く上から下へと流れてくるんだよ、次から次へひっきりなしに!!そういうの見せられて素直に何の濁りのない無垢なマッサラな生まれたばかりの赤子のような心で「イイネ!」とか・・・・・・・オレは押せないね。押すにはそれ相応の覚悟とエネルギーがいるね。どうにも心の狭~い人間なんで。器の小さ~い人間なんで。すみません。自分が今、余裕があって、なんの不満もなく、健康で、人生乗りに乗ってる状況にいるなら話は別かもしれないが、常に崖っぷちでいっぱいっぱいのオレには無理無理。オレの知人も付き合いでFBやってるけど、ログインするときに「覚悟」がいるって言ってた。人様の「活躍」ばっか見てると落ち込むだけだから、胃もたれするだけだからだって。だから、ほとんど見ないって言ってた。オレもバンドだの音楽活動の告知のため3年前に渋々始めただけ。
 ただね、全てが「悪」ってわけでもないからね、困っちゃうんだよね。FBで出会えた、あるいはリアルな場で初めてお会いしてその後FBを通じて親交を深められたヒトも何人かいるし(例えばカーネーションの大田さんとか!!)、ね。まあ、ほどほどに使うならいいんじゃなかろうか、あれは。とは言え、最近は、このブログと共にオレの欲求の“はけ口”の場になりつつあるからね、FBは(笑)。他人様の投稿は基本的にほとんど見ない(笑)。さっきの知人じゃないけど、メインのタイムライン見た日にゃほんとうにウツになる。胃が痛くなる。え?大袈裟だろうって?いやいや、笑い事じゃないよ。ほんとオレそういうの気にしちゃうんで。よく言えばデリケート、悪く言えばただのバカなんだけどね。だからログインしても見るのはよっぽどのことがない限り基本的に自分の書き込みだけがみれる自分のタイムラインだけ(笑)。そのくせ最近言いたいこと書きたいことが次々に頭ん中に沸いてくるんでね、雑誌なりなんなりにそういうのを書ける場を持っている身分の人ならいいけどオレなんてどこにも書くところないから、もっぱらFBに「長文」(!)の投稿を毎日垂れ流しているのだ。人の見ないって言っておきながらヒドイやつだね、オレも。ほら、ツイッターだと文字数足りないし、オレ、ケータイ持っていないから、ツイッターよりもパソコンでじっくり推敲しながら(笑)長文書いて投稿できるFBがいいわけよ。うぜぇーな、って多分思われているんだろうな。また、こんな長文書きやがってとか、ね。最近は自分の好きなアルバムのライナー書いて投稿したりね。誰にも頼まれていないのに(笑)。原稿料の出ない妄想音楽ライター気分。まあ、自己満足ですよ、ジコマン。
 
 あれ、面白いよね、気合入れて書いた長文であればあるほど「いいね!」が少ない(笑)。知人に言わせれば文章が完璧であればあるほど「イイネ!」を押しづらいんだとか(笑)。あ、そうですか、なんか分かるような気もするな。オレが30行ぐらいの投稿するでしょ?で、常連からの「イイネ!」がせいぜい6個か7個ぐらい付くわけですよ、で、たまに常盤(響)さんの投稿なんかが目に入ったりすると「昼飯何喰おうかな~?」んなてたった数文字の投稿に200とか300とか「イイネ!」が付いてるわけ。はぁ~・・・有名人は違うバイ、と。ちょっとひがみ根性が出たりしてね。でも、自分の投稿の「イイネ!」してくれた人の中にね、岡村詩野さんとか、中原昌也さんとかの名前があるとちょっと嬉しくなったりね。単純なんで、ボク。
 ブログもそうだけど、一人でも二人でも自分の投稿した文を読んでくれる人がいると思うとね、やっぱりこう、もっと上手く書こう、面白く書こうという向上心みたいのがね沸いてくるわけで、ひいてはそれが文章の鍛錬にもなるみたいで、FBはオレの文章鍛錬の修行の場と化しつつあるのであった。が、仮に鍛錬して文章が鼻毛の先ほどに上手くなったからといって、ぜひ、うちの雑誌でコラムやりませんか?なんてオファーが来るとは思えないが、中上健次を目指して今夜も一人、寂しい男はFBに嫌がらせのような長文の投稿を繰り返すのであった。FBテロと名付けたい。

 
 そして、秋の夕暮れ時。こんなとき、ストーンズのアルバム「TATTOO YOU」('81年)のB面が心に沁みる。昔100円買った「TATTOO YOU」はB面ばっか聴く。A面1曲目のヒットした能天気な曲があまり好きでないのだ(笑)。それにしても、なんだろう、このB面の水墨画のような立ったまま枯れた古木のような風合いと老僧のような達観した味わいは。35歳までオレはストーンズの良さがまるで分からなかった(ちなみにビートルズは今も大キライだが)。が、なにがきっかけだったのかは覚えていないが35を過ぎて急にカッコイイと思えるようになったのだ。それまでストーンズで<唯一聴ける>アルバムは「サタニティック・マジェスティース」だった。多分、一番ポップで泥臭くないからだろう。ところが「良さ」が分かってからは最も聴かないアルバムになった。「ミック・ジャガーが血を流せと言ったから血を流した」と言ってステージで血まみれになった江戸アケミ先生を偲びながら聴く「レット・イット・ブリード」あたりが今は一番かと思うが、35のときにどのアルバムを聴いて急に「いい」と思えるようになったのかハッキリ覚えていないが、多分、「TATOO YOU」のB面、もしくは、あり得ない「ラップ」が聴ける困った名盤「アンダー・カヴァー」あたりのように記憶している。
 さて。とにかく、今のこの秋の夕暮れには「TATTOO YOU」のB面がぐっときちゃう。ミミズの気持ちがよくわかる。ああ、どーすればいいのか、オレ、この先。じっと「TATTOO YOU」の赤地に彫り物だらけのミックの大写しの顔を見つめているとTATTOOが眼前に浮き上がってくるような錯覚に陥る。オマエもTATTOOを入れるべき時が来たのではないか?裏ジャケのキースがオレに囁いたような気がした。
 「愛羅武勇(アイラブユー)」とでも彫ればいいのかよ?
 こんなのは、どうか?
 「生きてるだけで丸もうけ」。
 ちと、微妙じゃねぇか、キースよ。




 
 ★最後にライヴのお知らせ。ほんとうに全然オファーがないので、無理矢理10月に1本突っ込んだのだ。オープニングアクトは出るのだがほぼダンボール・バットだけ。ほぼ貸切ワンマン(笑)。大丈夫かね?お客さん来るかね?総武線JR「大久保」駅南口下車徒歩10秒という驚く立地にある小さなライヴ・バーで「ひかりのうま」というお店でやります。予約はございません。当日ふらりとお越しください。ステージも狭いのでコーラス隊は参加しませんが、ツバがかかるくらいの超至近距離でのライヴ・・・窒息GIG、どうかお楽しみに。15年前の曲、20年前の曲、再演予定。トークもちょっとだけ。いや、しゃべり苦手なんでほんの少しだけ。高倉健さんと同じで多くは語らず「背中で演技する」タイプなのでよろしくDEATH。さらに年の瀬に、オレのソロユニット「ネオン警察」のあり得ない豪華な顔ぶれでライヴ決まりました。場所は上記と同じ。いずれも詳細は追々。じゃあね。


 ▼ライヴ情報詳細はこのページの下のほうにあります。


追申:
2000年前後に録音したデモ音源とライヴ音源計14曲(71分)を収録したCD-R再発しました。注文受けてからの受注生産です。15年前のチープな音源ですのでそのへんはご理解ください。税込み1000円。送料はサービスしますが、振込み手数料はご負担ください。ご希望の方はご一報ください。




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ダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」、みなさんにはもう聴いていただけたのだろうか?お求めは下記の各サイト、店頭にてどうぞ。デイスクユニオンでは店頭・通販ともに特典が付く模様(右写真:缶バッヂとCD-R。なくなり次第終了)。アマゾンは送料タダタワーレコードも1500円以上はたしか送料タダ(店頭でお買い上げの方にはCD-R付きます)。また、名古屋市今池の中古CD店「ワイルドハニー」さんと、京都市の市役所近くの中古CD&古書店「100000tアローントコ」さんの店頭でも取り扱い開始しましたのでお近くの方は是非!また、京都「トランスポップ・ギャラリー」東京・中野の「タコシェ」ではCD及びオリジナルTシャツ販売中です。高円寺「円盤」にもCD入荷しました。JET SET RECORDHMV、他でも販売中!
※Tシャツご希望の方、通販しますよ。ご一報ください。




ニューアルバム情報!
「壊れたカセットはAOR」/ダンボール・バット
発売中!(2015.6.25発売)

全14曲(約1時間収録)/1500円+税/
見開き紙ジャケット/歌詞・ライナー付き
作詞作曲・録音・ミックス・プロデュース:AMI
ジャケ画:逆柱いみり
CD帯・推薦文:コモエスタ八重樫

解説:岡村詩野、湯浅学
寄せ書き:
小野瀬雅生(クレイジーケンバンド)、
大田譲(カーネーション)、ホッピー神山
ゲスト・ヴォーカル:
蒼衣スイミング、市場大介(美人画家)、
Miiss Donutfromアメリコ)<敬称略>




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★今夜のBGM★
ダンボール・バットの幻のデモ音源公開!2002年にP-VINEよりリリースされたCD「未来ブティック」(プロデュースは横山剣<クレイジーケンバンド>&鈴木慶一<ムーンライダーズ>)に収録の「殺人図形」。ダンボール・バットを代表する1曲でありますが、前年2001年に録音したデモ音源がこちら。当時カセットテープで数十本ほど出回ったのみのレア音源です。個人的にはCDヴァージョンより気に入っているのだが・・・。イモ欽トリオ+杉山清隆&オメガトライヴをコンセプトに(?)作ったダンボール・バット流無国籍ニューウェイヴAORの名曲!!




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▼今後のイヴェント予定▼

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【ダンボール・バット】ライヴ
10月27日(火)
『イギー・ポップは来なかった』
ダンボール・バットの無国籍ライヴとトークの夕べ
JR大久保駅前「ひかりのうま」
(南口から徒歩10秒!)

PM19:30 開場 PM20:00 開演

15年前、25年前の楽曲再演。レア音源視聴コーナー予定。

オープニングアクト:
インプロビゼーション獅子舞デュオ

¥1800+1d
※前売りはございません。当日ふらりとお越しください。




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【ネオン警察(リーダーAMIのソロユニット)】ライヴ
12月23日(水・祝)
『駅前喫茶・番外地』

西村哲也(fromグランドファーザーズ)×ネオン警察
ゲスト:大田譲(カーネーション)、熊谷太輔

ネオン警察:AMI(VO+SAX+SYN+CASIO-TONE)
                 with MARI(PIANO from BLACK&BLUE)

JR大久保駅前「ひかりのうま」
(南口から徒歩10秒!)

PM18:30 開場 PM19:00 開演

¥2000+1d
※前売りはございません。当日ふらりとお越しください。


ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから。当日お昼まで受け付け!




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追伸:ダンボール・バットの告知・事務作業を手伝っていただける「ボランティア・スタッフ」募集中(ネット環境に慣れている方。)
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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト

2015年9月8日火曜日

ブレードランナー化した雨の新宿西口でソバをすすりながら「気分はサイバーパンク!」と唸り印税生活を目論んだ夜。

 
▲ライヴ情報詳細はブログの下です。




オレも本を出したいもんだ。というのも、ダンボール・バットのコーラス隊として、また、オレの裏のソロユニット「ネオン警察」のピアノ奏者としてお世話になっているマリさんがちょっと前に4冊目の著書を出版したらしいのだ。もっともマリという名ではなく「まりこふん」と言う名であるが、名前から察する通り(?)、「古墳」関連の著著で、その界隈ではけっこうな有名人なのだよ、カノジョは(古墳のCDまで出している)。すげぇなぁ。夢の印税生活じゃん!って言ったら印税なんて全然入らないよ、だって。全然ってことはないだろう。たとえ、それが1円だろうが10円だろうが自分の好きなテーマのことを書いてそれが本になって本屋に並んでカネが入ってくるわけだろう、考えただけでも羨ましすぎる。まあ、オレなんてせいぜい自分のこのブログの中で独りクダ巻いてウダウダ言ってるのが身の丈なんだろう。オレがブログ意外の場所に唯一文章をさらしているのが、「TRASH-UP!!」という雑誌。昔はサブカル臭ビシバシな雑誌だったがいつのまにかアイドルと漫画の雑誌に軽やかにイメチェンした。お陰ですっかり居る場所を失くしたが、「義味異死絵瑠多亜」(ギミーシェルターと読む・・・ひどい!)という気まぐれミニ・ロック・コラムをページの隅っこに連載中。ただし、ほんとに「ミニ」なので虫眼鏡持参で本屋で探してキボンヌ。不定期刊ですが。
 
 それにしても、雨ずっと降ってるね。まあいいよ、オレはだいたいが雨男だし、スカっと晴れてるのよりシトシト雨降りのほうが好き。雨降ってると気が落ち着く。オレの前世はカタツムリか菌類だよ、多分。
 こんな雨の日、平日の昼真っから新宿の西口あたりほっつき歩きながら、てっぺんのほうがモヤってて隠れて見えない超高層ビル群ね、あんなの見上げてるとほんとなんか「ブレード・ランナー」のワンシーンが重なってくるのよ。オレのマスト・シネマのひとつ。頭ん中でヴァンゲリスの例の名テーマ曲の16分音符によるシンセベースがデケデケデケと鳴り出す。あの映画の舞台はたしか核戦争後の近未来のロサンゼルスかなんかでしょ?一年中雨が降っているっていう。しかも、酸性雨が。ここ東京だって降ってる雨は確実にフクシマゲンパツの影響下による酸性雨に間違いないわけで、傘ささなきゃ1時間でハゲるね確実に。恐い恐い。映画が現実に、現実が映画に、なんだかもうわかんないね。 

 映画の原作本と言われているフィリップ・K・ディックの例の“電気羊”も読んだけどね、まあまあだったかな。ちょっとストーリーが荒っぽいけどね。いわゆるサイバー・パンク(赤面)!っていうんですか?!う~ん、フィリップKディックだったらウィリアム・ギブスンのほうが面白いよね。あの時代のSFなら。やっぱ「ニューロマンサー」は凄い。あれは画期的な本ですヨ。次々にテンポよく出てくるギブソンが考え出したであろう造語(合成語)の数々のトッポさにも痺れるけど、舞台に「チバ・シティ」だの(ダンボール・バットの新作「壊れたカセットはAOR」収録の「岬にて」に出てくる<チバ・シティ・ブルー>という歌詞は本書へのリスペクト及び引用)、オノ=センダイ社製ホサカ・サイバー・スペース・・・なんちゃらとかいうマシーンが出てきたり、他にも日本を連想させるような地名やら単語が出てくるのだが、そういう東洋趣味(?)というか遊び心がストーリーにキッチュな奥行きと滋味を持たせる働きをしていてギブスン独自の近未来感を演出するのに効果を上げている。そういうところにも、ギブスンの、頭の良さだけじゃなくってセンスの良さを感じるねぇ。そういえば、ブレードランナーでも漢字のネオンサインが点滅してたり微笑む芸者(?)の映像がビルの壁面に映し出されたりetc・・・ニューロマンサーを髣髴とさせるオリエンタルテイストみたいなのが画面の随所に出てくるけどアレは偶然だったのかな?
 映画の中の例の冒頭の有名なシーン。主役のハリソン・フォードが立ち食いそば屋に駆け込みメニューを注文するシーン。ハリソン・フォードが「4つで」と頼むとそば屋の親父(日本人)が「2つで充分ですよ!」というファンの間でも常に話題になる謎のやりとりのシーン。実は新宿西口にも旨い立ち食いソバ屋があってね、まさにまんまああいうシチュエーションなの。西口の線路沿いにある思い出横丁(通称:しょんべん横丁)ってヤミ市みたいな飲み屋街(終戦直後は実際にヤミ市だった)の中ほどにある掘っ立て小屋のようなそば屋(立ち食いって言ってもイスはあるけどネ)で、厨房(?)を囲んでのカウンター席が10席ぐらい。庇はあるけど壁がない。要は吹きっさらし。おでんの屋台に毛が生えたような造り。だから雨降ってるとすぐ背中越しに雨のピチャピチャ降ってる音がする。まさに映画のまんま。雨の音を背中で聴きながら、そばをすする。イキというか無頼な感じがね、しないでもない。オレはハリソン・フォード、いや、レプリカント・ハンターのデッカードだ。いや、「ブラック・レイン」の松田優作かもしれぬ。なんてことを、自家製の揚げたての巨大かきあげ(たまに胃もたれする!)と格闘しながら半熟タマゴを崩しながらそばをすするのだ(ここの麺(そば)自体も絶品!「立ち食い」とあなどるなかれ!本格的な自家製めんで、そば粉の味がしっかりする。一部では二・八そば(小麦とそば粉の割合。通常の立ち食いそば屋ではその逆の八・二と言われている)を使用しているのではないかとのウワサも・・・)しかも、近頃はガイコクジンの観光客がサラリーマンのおっちゃんと並んで何食わぬ顔で下手くそに割り箸をあやつりながら麺をすすっている光景に出くわす。だから、飛び交う言葉もインターナショナル。英語、中国語、韓国語、その他判断不能な言語。まさに人種のルツボ的シュールな光景。肩越しに雨。新宿西口のネコの小便とヤキトリやらなにやら得体の知れないものを焼く匂いとが白煙に燻され縄のれんの影からブレードランナー的世界がヒョイと表出する瞬間は悪くない。オレは、もう、このそば屋に四半世紀通っている。変わらぬ旨さ、100年後までも生き残ってほしい。100年後にゃほんとに、レプリカント(人造人間)が喰いに来るかもね。いや、100年後には人類はもう滅びてるか。そうあって欲しいね。地球のためにも。この連日の秋雨見てると「そろそろいいんじゃないか」って、気がしてくる。
 
 
久しぶりにそば喰ってからJRのガード下くぐって東口に出てディスクユニオンに立ち寄る。以前、雑誌TRASH-UP!!とウチの共同企画でやっていたシリーズ・ライヴに2度ほど出てくれた井出健介くんのCDリリースを知らせるチラシが目に留まった。見ればP-VINEレコード。ほほう。突段(突然段ボール)にせよ、カーネーションにせよ、オレの周りはP-VINEが多いな。かくいうダンボール・バットも遥か大昔にP-VINEにお世話になった。お世話になって1枚CD出して即効でクビ切られたっけな。オレはしつこい男だからね。一生引きずるよ(笑)。へぇ、ちゃんとしたカラーのチラシ作ってくれるんだね、今は。ウチらのときはチラシなんて作ってくれたっけなぁ?全然覚えていない。まあ、過ぎたことだよ。へぇ、井出くん、坂本慎太郎くんにも評価されてるのか(そんな書き込みをネットで見つけた)。そりゃ間違いないね。ダンボール・バットも評価してくれないかね、だれか。あがた(森魚)さんとかは?だってヴァージンVSみたいじゃん、ダンボールって。或いはS-KENさんとか。ちょっと芝居じみたところなんか初期のS-KENっぽくないですか?でもハードロック調の曲だの、10分超えのジャーマンサイケ調の曲なんてやらないよな、ヴァージンVSもS-KENも。じゃあ、慎太郎くんにCD送ってみればって?もっとも嫌われるタイプだろうね(笑)。


 ・・・ハイ。最後にライヴのお知らせ。ほんとうに全然オファーがないので、無理矢理10月に1本突っ込んだのだ。オープニングアクトは出るのだがほぼダンボール・バットだけ。ほぼ貸切ワンマン(笑)。大丈夫かね?お客さん来るかね?総武線JR「大久保」駅南口下車徒歩10秒という驚く立地にある小さなライヴ・バーで「ひかりのうま」というお店でやります。予約はございません。当日ふらりとお越しください。ステージも狭いのでコーラス隊は参加しませんが、ツバがかかるくらいの超至近距離でのライヴ・・・窒息GIG、どうかお楽しみに。15年前の曲、20年前の曲、再演予定。トークもちょっとだけ。いや、しゃべり苦手なんでほんの少しだけ。高倉健さんと同じで多くは語らず「背中で演技する」タイプなのでよろしくDEATH。さらに年の瀬に、オレのソロユニット「ネオン警察」のあり得ない豪華な顔ぶれでライヴ決まりました。場所は上記と同じ。いずれも詳細は追々。じゃあね。


 ▼ライヴ情報詳細はこのページの下のほうにあります。


追申:
2000年前後に録音したデモ音源とライヴ音源計14曲(71分)を収録したCD-R再発しました。注文受けてからの受注生産です。15年前のチープな音源ですのでそのへんはご理解ください。税込み1000円。送料はサービスしますが、振込み手数料はご負担ください。ご希望の方はご一報ください。




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ダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」、みなさんにはもう聴いていただけたのだろうか?お求めは下記の各サイト、店頭にてどうぞ。デイスクユニオンでは店頭・通販ともに特典が付く模様(右写真:缶バッヂとCD-R。なくなり次第終了)。アマゾンは送料タダタワーレコードも1500円以上はたしか送料タダ(店頭でお買い上げの方にはCD-R付きます)。また、名古屋市今池の中古CD店「ワイルドハニー」さんと、京都市の市役所近くの中古CD&古書店「100000tアローントコ」さんの店頭でも取り扱い開始しましたのでお近くの方は是非!また、京都「トランスポップ・ギャラリー」東京・中野の「タコシェ」ではCD及びオリジナルTシャツ販売中です。高円寺「円盤」にもCD入荷しました。JET SET RECORDHMV、他でも販売中!
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ニューアルバム情報!
「壊れたカセットはAOR」/ダンボール・バット
発売中!(2015.6.25発売)

全14曲(約1時間収録)/1500円+税/
見開き紙ジャケット/歌詞・ライナー付き
作詞作曲・録音・ミックス・プロデュース:AMI
ジャケ画:逆柱いみり
CD帯・推薦文:コモエスタ八重樫

解説:岡村詩野、湯浅学
寄せ書き:
小野瀬雅生(クレイジーケンバンド)、
大田譲(カーネーション)、ホッピー神山
ゲスト・ヴォーカル:
蒼衣スイミング、市場大介(美人画家)、
Miiss Donutfromアメリコ)<敬称略>




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★今夜のBGM★
たしか結成は70年代末期。今も現役スイス発の老舗エレポップ・デュオの83年のヒット曲。不条理的な安っぽいPVもよい。胡散臭くてちょっとバカっぽくて常に何か良からぬことを企んでる感が結成当初からのウリ。売れ線のフリして一筋縄でいかないのはやはり出身レーベルが、かの異能集団レジデンツと同じラルフ・レコードだったという血がそうさせるのか。スイスの「富豪」というウワサはウソらしい(笑)。




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▼今後のイヴェント予定▼

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【ダンボール・バット】ライヴ
10月27日(火)
『イギー・ポップは来なかった』
ダンボール・バットの無国籍ライヴとトークの夕べ
JR大久保駅前「ひかりのうま」
(南口から徒歩10秒!)

PM19:30 開場 PM20:00 開演

オープニングアクト:
インプロビゼーション獅子舞デュオ

¥1800+1d
※前売りはございません。当日ふらりとお越しください。




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【ネオン警察(リーダーAMIのソロユニット)】ライヴ
12月23日(水・祝)
『駅前喫茶・番外地』

西村哲也(fromグランドファーザーズ)×ネオン警察
ゲスト:大田譲(カーネーション)、熊谷太輔

ネオン警察:AMI(VO+SAX+SYN+CASIO-TONE)
                 with MARI(PIANO from BLACK&BLUE)

JR大久保駅前「ひかりのうま」
(南口から徒歩10秒!)

PM18:30 開場 PM19:00 開演

¥2000+1d
※前売りはございません。当日ふらりとお越しください。


ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから。当日お昼まで受け付け!




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追伸:ダンボール・バットの告知・事務作業を手伝っていただける「ボランティア・スタッフ」募集中(ネット環境に慣れている方。)
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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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2015年9月1日火曜日

堕ちるところまで堕ちればよいと、阿部薫と鈴木いづみの亡霊にほだされて8月に忘年会やる阿呆者どもの夜。



 天気もまあまあだし、簡単昼飯を済ませたあとどっかフラっと散歩にでも行きたくなった。唐突にジャズ喫茶でも行ってみてぇなぁ、と、オレのこの頃のやさぐれた気分がそんな考えを起こさせる。名曲喫茶もいいが、やっぱりこうクサクサする日はジャズ喫茶だろう。凶悪なジャズにオレのフヌケな横っ面を張ってもらいたい。昼真っから薄暗くってタバコの煙がもうもうと立ち込めて鼓膜が破れるぐらいの爆音で中上健次みたいなオッサンが店の隅っこで目閉じてしかめっ面で腕組みして聴いてるような、落書きだらけの便所ではラリってるやつが便器に座ったまま呆けてるような、そんな阿部薫の亡霊が棲んでそうな、そんな鈴木いづみが素っ裸に毛皮だけ羽織って冷めた珈琲運んでくるような、そんな店あったら行ってみたいもんだ、と。
最近、ジャズ評論家の故・平岡正明の著書が面白くって立て続けに何冊も濫読している影響で一丁前にジャズを聴くようになった。で、ジャズ喫茶にも興味が沸き、といってもどこにジャズ喫茶があるのかも分からずネットで調べてみたところ、都内および近郊のジャズ喫茶を紹介しているいいサイトを見つけた。そのサイトの主が実際足を運んでみての感想や思い出話が店の写真とともに書き添えられていた。が、よくよく読んでいくうちに分かったことは、その大半がもう店をたたんでしまっていて現存しないということだった。がんばって営業を続けている店もちらほらあるにはあるようなのだが、もう昔の雰囲気のまま頑固なジャズファン相手に硬派な営業を続けている店は皆無に等しかった。ジャズは主役から脇役に、単なる「BGM」に成り下がり小奇麗なフツーの喫茶店と化してしまっているのが実情のようだ。うむ。無念だ。ひじょうに無念だ。60年代~70年代にかけてはそこいらじゅうにジャズ喫茶があったと、かの平岡氏のジャズ喫茶に関する著書には書いてあった。石を投げればジャズ喫茶に当たるようなそんな時代があったのだ。羨ましい。妬ましい。そんな時代に生きたかった。そんな時代に生きて取っ組み合いのケンカをしたかった(ケンカなんてしたことないくせに!!)、熱い激論を交わしたかった。

 
 せっかくのたまの休みだというのに、あれもしなきゃ、これもしなきゃ、ええとどれからやればいいんだ?と、あたふたしているうちに、結局なにもろくに手がつかずもう窓の外は暗くなってきた。おまけに小雨がぱらついてきた。結局、ジャズ喫茶は断念したが、名曲喫茶はおろか近所のコンビニすらへも行かず一日中家に引きこもっていた。いかん、いかん。ますますクサクサしてくる。クサクサして腐ったミカンになりそうだ。プシュ~っ。冷蔵庫の奥に1本だけ残っていた缶ビールを引っ張り出してきて栓を開ける。このまえ飲んだ「インドの青鬼」とかいうエールビールは美味かったな。缶ビールなんだが、アルコール度数高め、ホップ臭強め、苦味強め、そしてコク深く、色がビタミン剤を飲んだ翌朝の小便のようなオレンジ色していた。それに比べると、プレミアムと謳ってはいるがこのサントリーのモルツが炭酸麦茶のようにしか思えない。オレは量は全然飲めないが味にはうるさいよ(笑)。酒好きのくせに苦味の強いビールは苦手ってヤツいるけどオレは好きだね。苦いの。オレの人生と同じだよ。
 
 ビール呑みながら、エリック・ドルフィーでも聴けばよかったものを机の上のガラクタの山の下敷きになってた「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」を引っ張り出してきてCDプーヤーに放り込んで聴き出した。2012年初頭にリリースした我がダンボール・バットのアルバムだ。なんかちゃんと通して聴くの1年ぶりぐらい。1年間を置いて聴くと意外と新鮮なもんだな。完成当初は気になって仕方がなかったあちこちの「ほころび」も今聴くと気にならない。とは言え、何度聴いてもデモテープ聴いてるような粗悪な音だね(笑)。ド素人(オレ)とオンボロ機材による録音じゃいたしかたないとはいえ、21世紀の音じゃないよね。まあ、それが魅力と言ってくれる人もいるにはいるが、もうちょっとなんとかならなかったものかと悔やまれる。それにしても音詰め込み過ぎじゃねぇか?(笑)なにを今更。だって全曲、飽和しているよ。気がつけば、全曲「ウォール・オブ・サウンド」by フィル・スペクターだ(笑)。これ聴いてから最新作「壊れたカセットはAOR」聴いたら、まるで三味線と歌だけのシンプルな長唄か端唄のように思えてきて、その音の隙間の多さが逆に不安になってくる(笑)。
 いやあ、でも曲はそう悪くないよ、馬鹿ヌーヴェルヴァーグ。自作曲の中でも1、2位を競うお気に入りのグラムロックとAORの融合を試みた名曲「シュトラウスは夜に殺せ」とか70年代末期のデヴィッド・ボウイのアルバムのアウト・テイクナンバーという設定で完成させた「ドライ・フルーツ/ドライ・サン」が入ってるし、エコダムド(現・イライザ・ロヤル&総括リンチ(なんちゅう名前だ!))のイライザ姉さん(モノホンのSM嬢ですヨ!)とのデュエット曲「アポカリプスDO or DIEなんて聴いてたら熱いものが込み上げてきて危うくビールがしょっぱくなりそうになったくらいだ。もし、こんなCDオレが聴かされた日にゃ、いてもたってもいられなくなって速攻対バンを申し込みたくなるけどね!!あん?!言ってることがよくわかんない?!まあ許してくれ。というか、これ聴いて是非対バンしたいと思ってくれる人はないないのかね?まあ、いたら今頃ライヴのオファーがとっくに来てるよな。そんなオファー発売以来1件もなかったし、このアルバムに関する感想を綴った文章をネット上で目にしたこともない。こういうのを黙殺っていうのか。リリースしてまだ2ヶ月くらいしか経っていないが、すでに最新アルバム「壊れたカセットはAOR」も同様に黙殺されようとしている。世知辛いもんだ。

 先週末、ここ高円寺は毎年恒例の「阿波踊り大会」で街中が戒厳令のように騒然としていた。そんな馬鹿騒ぎ台風一過の夕べ月曜の夜、寂寥感漂うガラガラのコンクリート打ちっぱなしの居酒屋で我がダンボール・バットの一足も二足も早い「忘年会」を開いた。はじめ串揚げ屋を狙っていたのだが予約で満席で入れず先日カーネーションの大田さんとサシで飲みに行った地下の海鮮系居酒屋に入ったのだった。参加したのは主要メンバーの5人。え?忘年会っておかしいんじゃないのって?いえいえ、だって、もうライヴの予定が1本も入らないんだもん。だから今年はもうおしまい(というか来年ももうないんじゃないかって気がするが・・・)。もう出られるハコもないしね。いざとなったら高円寺の駅前で路上ライヴでもやるか?とメンバーに言うオレ。そういえば、昔、音楽評論家の.T氏に言われたのを想いだした。青い部屋(現・ラストワルツ)でT氏がブッキングやってた店の末期に出演したのだが客が全然呼べなくてね、「路上でやれよ」ってメールで言われたのを今も覚えてる。ろくでもないヤツだよ、あのオヤジ。まあ、いいだろう、堕ちるところまで堕ちればいいんだろう?路上。ジャック・ケルアック。上等じゃないか。
 結局大した話もなく飲んで食って終ったね、忘年会。7インチレコードつくりてぇーな・・・カネ無いじゃん。ライヴやりてぇーな・・・出るところ無いじゃん。CDも売れてねぇーな・・・まあ、当然だよな。ツアーでも行くか?・・・バス酔っちゃうからね。

久々に、ダンボール・バットの新曲が出来た。近田春夫の歴史的名盤「天然の美」のアウトテイクナンバーみたいなニューウェイヴ歌謡。ベースは思いっきり歪ませてジャン・ジャック・バーネル(ストラングラーズ!)みたくしたいのだが。
ビールが無くなったので、このへんで。
ライヴ・オファーお待ちしております。



追申:
2000年前後に録音したデモ音源とライヴ音源計14曲(71分)を収録したCD-R再発しました。注文受けてからの受注生産です。15年前のチープな音源ですのでそのへんはご理解ください。税込み1000円。送料はサービスしますが、振込み手数料はご負担ください。ご希望の方はご一報ください。




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ダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」、みなさんにはもう聴いていただけたのだろうか?お求めは下記の各サイト、店頭にてどうぞ。デイスクユニオンでは店頭・通販ともに特典が付く模様(右写真:缶バッヂとCD-R。なくなり次第終了)。アマゾンは送料タダタワーレコードも1500円以上はたしか送料タダ(店頭でお買い上げの方にはCD-R付きます)。また、名古屋市今池の中古CD店「ワイルドハニー」さんと、京都市の市役所近くの中古CD&古書店「100000tアローントコ」さんの店頭でも取り扱い開始しましたのでお近くの方は是非!また、京都「トランスポップ・ギャラリー」東京・中野の「タコシェ」ではCD及びオリジナルTシャツ販売中です。高円寺「円盤」にもCD入荷しました。JET SET RECORDHMV、他でも販売中!
※Tシャツご希望の方、通販しますよ。ご一報ください。




ニューアルバム情報!
「壊れたカセットはAOR」/ダンボール・バット
発売中!(2015.6.25発売)

全14曲(約1時間収録)/1500円+税/
見開き紙ジャケット/歌詞・ライナー付き
作詞作曲・録音・ミックス・プロデュース:AMI
ジャケ画:逆柱いみり
CD帯・推薦文:コモエスタ八重樫

解説:岡村詩野、湯浅学
寄せ書き:
小野瀬雅生(クレイジーケンバンド)、
大田譲(カーネーション)、ホッピー神山
ゲスト・ヴォーカル:
蒼衣スイミング、市場大介(美人画家)、
Miiss Donutfromアメリコ)<敬称略>




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★今夜のBGM★
手前味噌ですみません。全然「イイネ」が入らないので「イイネ」してください(笑)。オレの闇のソロユニット「ネオン警察」の7月に新宿カールモールでやったライヴからのワンシーン。10分越えの大曲で浅川マキとアート・リンゼイに捧げた「キャバレェは雪国」のダイジェスト映像。ギターのチューニングはしてません。あしからず。




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▼今後のイヴェント予定▼

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【ダンボール・バット】ライヴ

未定(オファー受付中)

ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから。当日お昼まで受け付け!




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追伸:ダンボール・バットの告知・事務作業を手伝っていただける「ボランティア・スタッフ」募集中(ネット環境に慣れている方。)
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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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