2010年1月22日金曜日

南回帰線。

オレの思考や気分を痛快なまでに大便・・・いや、代弁してくれる優れた小説に最近出逢った。
ヘンリー・ミラーの「南回帰線」(1939年発表)。
読書家の方々にはオナラが出るくらいおなじみの本らしいがオレが手にするのは今回が始めて。長編小説嫌いのオレもこの結構な厚さの文庫をむさぼるように読んでいる。
ここ最近オレの中には、「人生は短い。オレにはやらなくちゃならないことが山のようにある。ウンコをする時間もおしい」というオレと、「人生は短い。オレにはやらなくちゃならないことが山のようにある。が、しかし、ウンコぐらいのんびりする時間が欲しい」というオレの相反する二人のオレが常にいるのだが、そんな終わりの無い禅問答の答えのようなものがこの本の中に書かれているような気がしてならない。オレの愛読書でもある、かの屁っぷり作家、ブコウスキーの諸作でさえ遠く霞んでしまうような怪書である(ブコウスキーは多分ミラーの影響を受けているんだろう・・・と、この本を読んで強く感じたわけですが)。日々奴隷のように働いても僅かばかりの稼ぎじゃテメェーの生きるのがやっとで、エコ!エコ!と目の色変えて騒ぐバカを横目に二酸化炭素の排出量だとか氷が溶けちまって困ってる南極の白熊のことだとか正直考える余裕なんてないオレも、コンビニのレジで「袋要りますか?」と聞かれ「・・・あ、あ、いいです」なんて気まぐれで答えてみたりする小市民ぶりをたまに発揮したりなんかして、まあ、そんな耳のアカ程度の分別のある人間なら読んで共感を得られるのではないかと思うわけで・・・って、話がまとまらなくなってきたんで、今夜はこの辺で。


■お待たせ!ダンボール・バット最新ライヴ情報!■

ダンボール・バット企画
妄想キャバレェ「東京ゼロ番地」
VOL.69
東京・東高円寺UFO-CLUB
2010年3月20日(土)
PM18:30開場/PM19:00DJ START/PM19:30LIVE START
DJ:常盤響(マニュアル・オブ・エラーズ)
LIVE:
ギャランティーク和恵
アグリカルチャーズ
ザ・パーマネンツ
ダンボール・バット(guest chorus:MARI(ex:NACK))
★19:00の街(ギャランティーク和恵+AMIユニット)
★マロン(ダンサー)

■前売り近日予約開始
※詳細随時更新

2010年1月12日火曜日

あき竹城で飛べ。



さて、「消費者」とはよく言ったもんで、消費するだけで何の生産性も持たない人間、そんな人間がこの世にはごまんといるわけで、かく言うオレもただの一消費者であります。生産するとすれば、二酸化炭素と糞尿を生産するぐらいで、そう考えると新年早々ちょっと虚しい気持ちになったりするわけです。しかし、二酸化炭素と糞尿の生産だけでは飽き足らず、今年もまた、社会のなんの役にも立たない、また、誰からも必要とされてもいないのに、つまらぬオリジナル楽曲の生産により一層励みたいと思うのは、こんな人間でも自称アーチストの端くれだからであります。ウンコを垂れているだけではダメなんだよ、お前は。メロディを一音でもヒネリ出せ。

「闘志とは、心の中に仮想敵国を持つことである」
                by 内田裕也

分かったような分からないような裕也センセイの有難いお言葉で、オレの新年スタートです。

さて、正月の映画と言えば、オレの子供の頃は「寅さん」か「トラック野郎」ってイメージが遠い記憶の中にあります。商業主義一辺倒でガキ向けのクソハリウッド映画か最近の腰抜け日本映画しかやらない昨今の映画館。昔のB級洋画や、東映ヤクザ映画etcとかの映画を2本立てとか3本立てとかでやってるような名画座みたいな所はもう無いんでしょうか?オレん中で映画館の大画面で観たい映画・・・とりあえずまずは「ブレード・ランナー」と「トラック野郎」ってとこです。

▼「トラック野郎」貼っておきます。ラストシーンのあき竹城のオッパイぽろりシーン(!)を観れば今年はナニかいいことおきそうな予感がするであります!