2014年4月29日火曜日

クラフトワーク「放射能」も飛び出すアウェイなライヴは、まさに死刑台のエレベーターと化した夜。


  ここんところ、家で「死刑台のエレベーター」のサントラばっかり聴いている。マイルス・デイヴィスの。「死刑台のエレベーター」聴きながら放心状態、心ここにあらず。煙草のケムリかなんかのようにオレの体全体が白いモヤモヤになって部屋の四隅に霧散する。空虚に時間だけが流れてゆく。ぐったりして何もやる気が起こらない。やるべきことは山積みなのに。いわゆる「五月病」か?イイ歳こいてそんな単純な病になるハズはない。朝電車に乗るといかにも初々しい新入社員がわんさか乗ってくる。一体あいつらのうちの何パーセントの人間がノイローゼになって抗ウツ薬に手を出し出世レースから脱落してゆくのだろう。嗚呼ご愁傷様。しかし、そんな他人のことはどうでもいい。問題はオレ自身の病のほうだ。オレの病の根はもっと奥深いところにあるのだ。確実に死期が近づいている気がしてならない。
いわゆる往年の名画といわれているものほど積極的に観ようという気がおこらないものだけれど、先日、夜中にボケーっとしてTVつけたら、たまたまかの「死刑台の・・・」をやっていて、これがなかなか雰囲気のある映画で、初めてだったのだがついつい観てしまったのだ。その「雰囲気」を作り出している最大の原因はもちろんスタイリッシュな白黒の映像のせいもあるのだろうが、映像と付かず離れずバックに絶えず漂うように流れているマイルス・デイヴィスによる渋いサウンドトラックに拠るところが大きいのだと気が付いた。で、すぐにもそのサントラが欲しくなり、さっそく入手したというわけ。いつか機会があれば映画のほうもきちんと最初から観てみたいと思う。それにしてもヤバイね、このサントラ。真夜中にエンドレスで聴いていたら、シラフのまま、人の2,3人も殺したくなるってもんだ。お気をつけあそばせ、マダム。

さて、つい先日、オレがダンボール・バットと並行して活動している“闇”のソロユニット「ネオン警察」のライヴがあった(▲写真提供:小宮氏)。以前から一度出てみたと思っていた神保町にある「試聴室」というハコで。たまたま古い知人が現在そのハコの運営に関わっているという話を聞いたので、その知人に頼み込んだところ、「今度、ボクが企画するイヴェントがあるんで良かったら出ませんか?」と誘いを受けたので、これはいい機会とばかりに二つ返事でOKしたのだった。その知人が始めたという「なりすレコード」というレーベルから今度CDをリリースする女子二人を中心とした「恋のパイナップル」というグループのレコ発イヴェントだった。同じレーベルから既にCDを発売したばかりの「滝沢朋恵」というソロの女の子も出演した。
どちらのアーチストもオレは全く知識がなかったので、一応事前にと、その二組について動画などをチェックして下調べをしたのだが、どう考えてもその二組と我々「ネオン警察」との「接点」がまるで見当たらないのだ。水と油なのだ。澄んだ海水とヘドロで汚濁した下水ほどの差があるのだ(「下水」は当然我々)。どう考えてもその知人が昔のよしみで無理矢理我々をこの日のイヴェントに入れてくれたとしか考えられなかったのだが、せっかくの好意、有難くやらせてもらおうと思った。どうせ出番はトップ・バッターだろうから、迷惑にならぬようとっととやってそそくさと帰って来ようと思っていたのだ。が、なんと出番は2番目!!ウヘっ!!清楚でストイックなギターの弾き語りの滝沢朋恵ちゃんと、フワフワしたポップな楽曲を聴かせる恋のパイナップルの2組の間に挟まれたまるで毒マンジュウの如く我々「ネオン警察」は、彼女ら2組を目当てに来た大勢のお客さん・・・大半がライヴハウスなどには縁のなさそうなフツーの人たち・・・の、光栄にも好奇と奇異の目に曝されるハメになったのだ。まさに「アウェー」な状況に絶体絶命。
ここでYAHOOの智恵袋などで「アウェー」の意味などを調べてみると・・・・サッカーなどの球技で、相手の本拠地で戦うこと。転じて「孤立してる」とか「周りに味方がいない」とかゆう時に使われる。或いは「場違い」。・・・・・なるほど。音楽活動を長年続けていると、アウェーなイヴェントに呼ばれることは過去には何度もあったが、今回は久々に極度のアウェーだった。以前のオレなら「ひるんで」いたかもしれない。しかし、そんなことぐらいでひるんでいたら芸歴二十ウン年の“場末ロッカー”の名が廃る。ひるんだら負けだ。アウェーだからこそ、やらねばならないのだ。こういう場を数多く踏んでこそシンガーたるもの成長するものではないのか?と、独りブツブツつぶやきながらも覚悟を決め、ポケットウイスキーをぐいっと一口煽り、ステージへと出て行った。
恐らく、この日会場に集まったお客さんの99パーセントは「ネオン警察」が奏でるようなドロ沼のような音楽には普段接したことがないような人たちばかりとお見受けした。それは、パリかなんかの一流ホテルのディナショーの舞台の上で素っ裸で河内音頭を喉から血を流しながら歌うような状況にも例えられよう。まさに「場違い」。案の定、曲間に拍手は来るものの、ヒンヤリとした会場の空気が肌に痛い(笑)。どんどんお客さんが引いていくのが分かる。まるで潮がサァーっと退いてゆくように。曲間のMCでオレの言う冗談に唯一ウケていたのは最前列で見ていたウチのバンドのメンバーだけだった。が、オレはもう開き直っていた。そっちが引いてゆくのならこっちはどんどん押しまくるだけだ、と言わんばかりに攻めていった。不快に思われているかもしれない。いや、むしろ不快に思われるほうが光栄だった、オレにとっては!!(わが師、岡本太郎が、展覧会で自分の描いた絵を見た客達が口々に「不快な絵だ」、と、話している光景に出くわし逆に意気揚々とした・・・という逸話を思い出した・・・)
そして、この日は、ネオン警察始まって以来初のグランドピアノを使用してのステージだった。オレの相方でもあるピアノ担当のMARIもグランドピアノということでいつになく気合が入っていた。衣裳も、彼女が普段ソロでやっている「BALCK&BLUE」のステージ衣裳・・・全身黒尽くめの梶芽衣子といった印象・・・でキメていた。しかも終始“裸足”(!)でピアノと格闘していた。オレは風俗の呼び込みみたいな蝶ネクタイ姿で腕には「毛沢東」(!)の赤い腕章で、「放射能です!!」(クラフトワーク「放射能」の日本語カバー)とか「ドイツ人のように!!」とか声を朗々と張り上げながら時にSAXを吹き鳴らし時にテルミンで電子ノイズを発生させ汗を飛び散らせながら魔の約30分間のステージを全うして退場した。
その後、この日のメインアクトの「恋パナ」のステージが始まり、まるで直前の我々のステージは無かったかのように、歴史の一部から完全に抹殺されたかのように盛大な盛り上がりをみせていたことは言うまでもない。いや、それでいいのだ。ありがとう。全宇宙に感謝。

 美しい花や蝶や鳥や昼間の青い空。しかし、ほんとうにそれらだけで世界は成り立つのだろうか?排ガスにまみれた道路わきの雑草やドクダミやダンゴムシやゲジゲジやヨッパライの吐いた消化されていないラーメンの麺をついばむカラスやそういう存在があって初めてこの世は成り立っているのではないか?皆から忌み嫌われる存在があってこそ美しいものらは引き立ち一層華やぐ存在となるのではないか?夜の闇を知ってこそ、昼間の青い空が愛おしくなるのではないか?オレは一介の雑草やゲジゲジでかまわない。そう心に思った神保町の花冷えの夜。

追伸:なりすレコードの平澤さん、共演者の方々、ありがとうございました。勉強になりました。








★今夜のBGM
映画音楽界の巨匠、モーリス・ジャール(「アラビアのロレンス」とか)の息子はフランスのTK小室だった。ボンボンやから高そうな機材いっぱい持ってはったんでしょうな。PVにもフェアライトが登場しますが、その割には単純な構造のヒネリなしのベタなシンセミュージックで、フランス人なんだからもうちょっと人生の悲哀とか哀歓とかをメロディに織り込んでもよさそうなもんですが、まあ、無難な万人受けで当時はピエール・カルダンのファッションショーなんかでも流されていたとかいないとか。ユリ・ゲラーっぽい風貌で磁力の世界を行ったり来たり。NHKの小学校3年生の理科のTVのBGM御用達。
「磁界 パート2」/ ジャン・ミシェル・ジャール(’81)




▼今後のイヴェント色々決まってます。

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5月5日(月・祝)
「ダンボール・バット」ライヴ
@渋谷「ラストワルツ」!
http://lastwaltz.info/
「東京電極VOL.19」
※テクノ、ニューウェイヴ系の同店の人気イヴェント!!

PM4:00 OPEN / 開演PM5:30(DJ START PM5:00)
共演:(出演順に)
①谷口マルタ(from プノンペンモデル)ユニット
②さゆキャンディ
③レンダ(無国籍ゴス・ユニット)
④ダンボール・バット※PM8:00~
ASTRO-B(ex サイバー・ニュウニュウ)

ご予約¥2000(別途D代500円要)


お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      ▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年4月23日水曜日

ジム・モリソンと内田裕也がXPを破壊し対峙した千年の孤独と妄想の夜。



 「芝生の復讐」。傑作なタイトルだよな。オレの座右の一冊でもあるリチャード・ブローディガンの短編集をまた読み返している。もう、何度読み返したことだろうか、この文庫。読み返すたびにわりじわりと味わい深くなってゆく。昆布ダシか、この本は。あ、そういえば、先日、南米の巨星、ガルシア・マルケスが死んだのでした。さっそく新宿の大きな本屋の特設コーナーにはこれみよがしに「百年の孤独」がドドーンと山積みにされていた。店員が書いた手書きのポップの最後のところには「村上春樹ファンにも是非読んでいただきた一冊」とご丁寧なコメントがしてあった。オレはまだ一度もかの本を読んだことがないのだが、その店員の一文で、もう一生読むことはないだろう、と悟った我が千年の孤独の夜。   

ええと、前回の日記の続き。XPのサポートが終了し、それでも難破しかかった小舟の如くのXPにしがみついたままいまだヘッポコPCを使い続けている我が家。さすがに日が経つにつれ、不安もつのりだし、PCに関する知識などほぼ皆無のオレは、書店のPC関連書籍コーナーを覗いてみたり、家電量販店などに足を運んだりして、地味に右往左往、心中穏やかでない今日この頃。オレだってカネがあれば今すぐポンっと現金で買いますわな。カネ無いから右往左往してんのよ。収入変わらんのに消費税は上がるし、まったくビンボー人には冬の時代です。アベノミクスならぬクソノミクスじゃ。
ところで、阿呆なオレは、当初、我が家のパソコン丸ごとがオシャカなのかとすっかり勘違いしていたのだ。が、知人の指摘で気がついた。PCの脳ミソ・・・つまりOSだけを入れ替えればとりあえずの急場しのぎになるということを!!要はXPから“7”に替えればいいだけのことではないか。あん!?それだけ!?それなら予算も格安で済むし、こりゃ助かったわい、よっしゃっ!!と。しかし、その後いろいろ調べるうちに、一瞬差し込んだ希望の光に早くも不穏な雨雲が(笑)。というのも、Windows 7をPCの脳にブっ込むにはメイン・メモリとやらが最低1Gは必要らしい。1Gなどという容量は今の時代にあってはミミズの小便の如く容量らしいが、我が家の旧石器時代に建造された難破寸前の“小舟”の要領はその条件すら満たすものではなかったのだ!!ひぇ~っ!!小舟どころか佐渡島の“たらい舟”以下か。トホホホ・・・。
しかし、それでもしぶとく調べてみると、我が家のポンコツも、自力でのメモリーの増設が可能だということが判明。PC本体のハコをこじ開けてなにやら基盤のようなものを買って差し込めば済むらしい。それならと、一縷の望みを抱いて、昔PCを買った店へのこのこ出かけていき、ヒマそうなメーカーの担当者つかまえて色々聞いてみた。たしかにメモリーの増設はできるらしい。で、さっそくその場で我が家のPCの品番を検索して適合する増設メモリーとやらを調べてもらったのだが・・・・・・ええっ!?品番が見当たらないのだ!!あまりに古すぎて、メーカーが提供する「純正」の増設用メモリーすらすでに製造していないことが判明!!ひぇ~っ!!どこまでヘッポコなんだ!!もし、それでもどうしても増設するというのなら、他のメーカーが出しているもので我が家のPCに合うタイプのもを自分で見つけるしかないとのこと。果たしてズブの素人のオレにそんな高度なことが出来るものなのか?
もはや希望の光が完全に絶たれようとしていた。専門用語でまくし立てる店員の話もすでに耳に入らない。目の前には我が家のPCと同じメーカーのピカピカの最新機種がこれみよがしに並んでいる。そんなポンコツPCいつまで使ってんだよ、とっとと新しいの買えよ、面倒くせぇーんだよ、と、その笑顔とは裏腹に店員の目が苛立たしそうにオレを見ている気がした。目の前に並ぶ真新しいPC、店員の目、PC、店員の目、PC、目、PC、目、目、目、目・・・・・。「シピンっ!!」(オレの中で何かが“キレた”音)・・・ここで画面は急にスローモーションになり、突如発狂したオレは、呆気に取られる店員を尻目に売り場に陳列してある最新のPCにつかみかかり、1台、また1台と床に叩きつけてゆく。次々に無残に壊れてゆく最新のPCたち!粉々になるディスプレー!ショートし激しい火花があちこちから噴き上がる!映像のバックにはここはベトナム戦争時のカンボジア奥地のジャングルかと思わせる幻惑的で凶悪なドアーズの♪<ジ・エンド>が激しい調子で流れる。狂おしいジム・モリソンの歌声がオレの耳元で「Kill You!!」と叫ぶ!!オレはジャングルの王だ!!オレはマーロン・ブランドだ!!全て焼き尽くせ!!全て破壊せよ!!ドッカーン!!ドッカーン!!ちゅど~ん!!ちゅど~ん!!・・・・・・
辺りに立ち込める焼け焦げた匂いと白い煙。一通りPCを破壊つくし茫然と売り場に立ち尽くすオレ。やがて駆けつけた警備員たちに取り押さえられ、そこでオレの憔悴しきった顔のどアップ。すでに目は虚ろで薄ら笑いを浮かべた口元には薄っすらと血が滲み、PCのマウスの残骸をくわえている。映像はスローモーションのまま。やがて背景は無音になり、カメラに顔を向けたままのオレがそこでボソっと一言吐き捨てるように言うのだ。

 I Can’t Speak Fuck’n Japanese

上記のセリフは内田裕也氏主演の映画「コミック雑誌なんかいらない」から転用しました)


それにしてもオバマは来るし、ポール(マッカトニー)はこないだ来たばっかりなのにまた大麻隠し持って来るし、35年ぶりだかでボストン(!)まで宇宙からやって来るしで、こりゃ、東京大震災も近いんじゃなかろうかってもんですが、今度の日曜日は、このブログの上部にもチラシを掲載しておりますとおり、オレの“闇”のソロユニット「ネオン警察」の久々の本格的なライヴを神保町の「試聴室」というハコで決行いたすことになりました。なにせ、ネオン警察始まって以来の初のグランドピアノを使ってのステージということもあり、ピアノ担当で相方のMARI姉さんも今から気合が入ってる模様。いつもは、アップライト・ピアノでのステージばっかりだったわけで、まあ、ネオン警察の“場末た”感じには、アップライト・ピアノのわびしい音色のほうが合っているという気もするわけですが、たまには、ちょっぴりゴージャスなネオン警察もありじゃね?っていうことです。しかも、この日は、知人がやっている「なりすレコード」なるレーベルから新譜を出したというフワフワとした感じの女子二人組み「恋のパイナップル」のレコ発イヴェントらしいのですが、実は詳細よく分からないまま、「この日はボク企画のイヴェントなんで出演しませんか?」と、かの知人にお誘いを受けたのでした。前から出たいと思っていたハコだったのでこれはいい機会と、二つ返事でOKしたのだが、果たしてそんなメデタイ席に我々ネオン警察のどんよりした世界(笑)を持ち込んで平気なのかしら?浮きまくるんじゃないかしら?と、返事をしてから少々気になり出したりして・・・。でも、向こうは分かっていて誘ってくれているみたいなので、いつもどおりのステージをやるまでのこと。いや、いつも以上の・・・メイン・アクトを喰うぐらいの心持でどっぷり濃厚なステージをやってやろうと今から近所の公園でカラスやスズメたちと発声練習中。ヒマな方は是非、神保町へ来られたし!!我々の出番は3組中2番目でPM19:10頃からの予定であります。詳細は下記ライヴ情報欄へ。









★今夜のBGM
自転車こぎながらドラムは叩かれている。キュウリかなんかでこすっているヴァイオリンの音がコオロギのような郷愁を誘い、黄色いオルガンは電気でなくてアザラシの脂かなんかを燃料にして駆動しているみたいだ。アヘンのケムリに目が沁みるのだが、いかれたドイツ人が営むこの喫茶店のモーニングセットのゆで卵を割ったら半分孵化したヒヨコが出てきました。





▼今後のイヴェント色々決まってます。


4月27日(日)
「ネオン警察」(AMIソロ)ライヴ!!
@神保町「試聴室2」にて
http://shicho.org/s1about/

※歌とピアノによるシンプルな編成ながら、内に秘めたアーバンな狂気は、ダンボール・バットとはまるで別世界!この日は「ネオン警察」初のグランドピアノを使用してのライヴ!!

ネオン警察:AMI(VO、SAX、NOISE)&まり(PIANO)
▼ダイジェストPV
https://www.youtube.com/watch?v=qkz1xbqSXt8


~なりすレコードPRESENTS~
恋のパイナップル「NEW ALBUM妄想レコ発ライヴ」

出演:恋のパイナップル、滝沢朋恵、ネオン警察

開場:PM6:00 開演:PM6:30 ご予約料金¥2500(1d+スナック付き)
※ネオン警察はPM7:10頃からの登場です!



ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから

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5月5日(月・祝)
「ダンボール・バット」ライヴ
@渋谷「ラストワルツ」!詳細は近日UP!
「東京電極VOL.19」

PM4:00 OPEN / PM5:00開演
共演:ASTRO-B、他

ご予約¥2000(別途D代500円要)


お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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2014年4月17日木曜日

「ゲームに没頭し息子餓死」ってアルバムタイトルはどうか?と大江慎也に問いたくなったXP崩御の夜。



 この一週間、ルースターズのニューウェイヴ期のアルバム「DIS」と「Φ(ファイ)」ばっか聴いている。すでに精神状態がやばかったこの頃の焦点の定まらない大江慎也の歌を聞いているとなんか他人事のように思えず、オレの気が触れるのも時間の問題なのかもと思わせられる今日この頃。桜の花も、とうの昔に散りました。
 さて、とうとうこの4月9日にウィンドウズXPのサポートが終了してしまった。今も平然とXPを使い続けてはいるが、一体、この先どーなるのか?と、一抹の不安がよぎらないでもない。まるで、朽ちかけた手漕ぎのボートで大海原の上を当て所なく漂っているかのような心もとない気分だ。たしかに我が家の年代物のXPは朽ちかけた小舟か笹舟の如し。いつ大波や嵐が来て転覆するやも分からぬ。いや、大波どころか小波でも危ない。案の定、サポートが終了した翌日・・・4月10日になった途端、PCからツイッターに一切接続が出来なくなってしまっている。インターネット・エクスプローラーから試してみても、クロームから試してみても状況は同じ。SSLエラーだとか証明書がどーだとかのおかしな表示が出て一向につながらないのである。ケータイすら持ち合わせていないオレにとっては、まあ、ツイッターなど正直あってもなくてもいいツールなのだが、ライヴやイヴェントの告知等で最近は結構世話になっているのでまるっきり使えなくなるのも困りものだ。ただ、幸い、ツイッター以外のWEBは今の所問題なく閲覧できるのと、フェイスブックとツィッター、ミクシーとツイッターとをそれぞれ連動させる設定に以前からしてあったので、たとえば、フェイスブックから投稿すればそれがそのままツイッターに流れていくし、逆に、ミクシーから投稿すれば、それがツィッターにも流れていくといった、流しそうめんのような、下水を流れてくウンコのような仕組みになっていたのが不幸中の幸い(?)だった。手間は掛かるが当面はその方法で乗り切るしかなさそうだ。しかし、いずれにせよ、じき新しいPCに買い換えなければならなくなるのは必至。ビックカメラなどへ行くと、XPを使い続ける危険性をアピールするとともにいつまでもそんな古いPCを使い続けるヤツはどこの阿呆や、どこの非国民や、と言わんばかりに、一刻も早く新しいPCを買い求めるようにと、まるで北朝鮮のニュース番組のアナウンサーがアジるような強い口調で強要するするテープの音声がひっきりなしに大音量で連呼されている。クソ!オレたち、いいカモだな、マイクロソフトと家電量販店の。
 しかし、仕方がない。PCにすっかりどっぷり頼り切った生活に馴れてしまった(馴らされてしまった)オレたちにはどうすることも出来ない。ケータイを持っていなくてもそう困ることもめったいにないオレも、PCがなくてはにっちもさっちも行かなくなる。実に情けない話である。文明社会に生きる我々のモロさである。どうでしょう?このへんで、世界中の皆さん、PCも、スマホもみんな放棄して、そんなものなど無かった昔に戻れば、案外、平和な世界が訪れるかもしれませんぜ。人間、素っ裸で草原走り回ってマンモスとかを追いかけていた頃が一番幸せだったんじゃなかろうか?太古の昔からなんにも進化していないんじゃなかろうか?それどころかどんどん退化して行ってるんじゃなかろうか?と、かのバンド名には「人間は進化した生き物ではなく、退化した生き物だ」との批判の念も込められているというDEVO(ディーヴォ=Devorution<退化した>の略)の1stアルバムをヘッドフォンから漏れる音も気にせず爆音で聴きながら独り会社帰りの地下鉄に揺られ目の前の席でアンポ口開けて居眠りしているサラリーマンの阿呆面やらスマホのゲームに目を血走らせて超高速でいじり倒してるOLのおねーちゃんとか見てるとふと思うのだ、最近。

 話変わって、先日、雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの恒例のシリーズ・ライヴ・イヴェント【ニューウエィヴ天下御免】の第6回目が、渋谷のライヴハウス「ラストワルツ」にて無事終了した。いや、「無事」というのは怪我もなく事故もなく無事終了してよかったね・・・っていうことで、肝心の集客は・・・そこには触れないでいただきたい(笑)。いや、もう言わなくてもお分かりでしょう?!結果は惨憺たるもの。前回、1月にUFO-CLUBで開催した新春スペシャルヴァージョンの時は会場がパンクするんじゃないかっていうぐらいの大入満員だっただけに、なおさら今回のスカスカの客席にはニール・ヤングの「渚にて」を聴いてしまったあとの寂寥感のようなやるせないどんよりした空気がただただ無常に漂っていたのでありました。まったく、金曜の夜だっつうのに、フライデーナイトだっつうのに、音楽好きのヤングピープルは一体どこへ行っちまったんだ?!と、嘆いていても始まらない。お客がいようがいまいがやるしかないのだ。
この日のオレは先日のギックリ腰事件から初めてのステージということで、当初はあんまり派手なアクションは控えておこうと肝に銘じていたのだが、ノッてくると自制が効かなくなり(笑)、結局ステージの後半ではかなり無理して動き回ってしまった。楽屋に戻ってから「やめておきゃよかった」と、後悔したものの、その後の腰への影響も別段無かったようで案外ちょうどいいリハビリだったか、と、とりあえずは一安心。人影まばらな客席を目の前にして歌っていると、その暗黒の空間が時として際限のない宇宙のように思え、まるで宇宙と対峙しながらなにか永遠に答えの出ないパントマイムを独り演じているような空虚な心持になるものだが、まあ、そういう状況にも最近は慣れてきた。悲しい話だが・・・
ところで、この日の我がダンボール・バットの目玉は、ライヴ初披露の新曲「壊れたカセットはAOR」だった。オレの拙いキーボードプレーを交えつつ、そこはかとないグルーヴ感を伴いながら無事完奏。「キャッチーないい曲ですね~!」と同曲への評判も上々で、年内完成を目指しているダンボール・バットのニューアルバムのタイトルトラック曲だけにお客さんの好反応にわずかばかしの手ごたえを感じたところ。「こういうキャッチーな曲をアイドルとかに歌わせたらいいんじゃないですか?」なんて御意見も頂戴し、まあ、需要があれば是非とも望むところ。どなたかスターボや少女隊みたいなアイドル紹介してください。
で、この日のステージの様子はこんな感じ▼(写真提供:小宮氏 ※クリックで拡大)。
1980年頃なら確実にこんなヴィジュアルのバンドが日本のどこかに生息していたハズ。いや、新宿ロフト(西口にあった頃の)にも出ていたかもしれない。日本のデフ・スクール(!)とか紹介されて、S-KENなんかと対バンしていたかもしれないし、8 1/2の久保田慎吾に楽屋でケンカ売られていたかもしれない。そうなのだ、やっぱりオレは生まれてくる時代を間違えたのだ。まあ仕方がない、今は2014年なのだ。インベーダー!インベーダー!と、例の頭がヘンになりそうな曲が街中のスピーカーから垂れ流されている、今はまぎれもない2014年なのだ!!悪夢。

  きのう、ヤフーのTOPニュースの見出しにこんなのが。「ゲームに没頭し息子餓死」!ひぇ~っ!ついにヤフーも東スポ化か!?。ダンボール・バットの只今製作中のニューアルバムのタイトルは「壊れたカセットはAOR」だけど、この見出しにはやられたな。タイトルこっちにする?ダンボール・バットのニューアルバム・・・「ゲームに没頭し息子餓死」。・・・って、どこかのノイズ・バンドじゃないんだから、お願いしますヨ。
 
追伸:
夕べ、高円寺の「円盤」で開催したトークショー「今夜は御意見無用」の第三回目も、いざフタを明ければお客さんスッカラカンで(!)、上記のライヴといい、この短い期間のうちに立て続けに「集客」に穴を開けてしまったダメージはあまりに大きい。イヴェント運営の難しさを痛感したとともに当分立ち直れそうにもないオレは、今夜もまた、ルースターズを聴いて心の扉を閉ざすしかないのだった。拝見、大江慎也殿・・・


★今夜のBGM
今夜はBGMでなく映画をご紹介。昨晩、高円寺「円盤」でのオレと屑山編集長(TRASH-UP!!)とのトークイヴェントの席でも話題が出たのがコチラの映画。かの大林宣彦のメジャーデヴュー監督作「ハウス」('77)。この、わが国における早すぎたドラッギー・シネマの金字塔的作品が近々吉祥寺のバウスシアターの「爆音映画祭」の中の1プログラムとして上映が予定されているとのこと。まだ、観たことがない方はこの機会に耳の穴かっぽじって爆音で鑑賞されたし。
▼映画「ハウス」(’77)予告編










▼今後のイヴェント色々決まってます。


4月27日(日)
「ネオン警察」(AMIソロ)ライヴ!!
@神保町「試聴室2」にて
http://shicho.org/s1about/

※歌とピアノによるシンプルな編成ながら、内に秘めたアーバンな狂気は、ダンボール・バットとはまるで別世界!この日は「ネオン警察」初のグランドピアノを使用してのライヴ!!

ネオン警察:AMI(VO、SAX、NOISE)&まり(PIANO)
▼ダイジェストPV
https://www.youtube.com/watch?v=qkz1xbqSXt8


~なりすレコードPRESENTS~
恋のパイナップル「NEW ALBUM妄想レコ発ライヴ」

出演:恋のパイナップル、滝沢朋恵、ネオン警察

開場:PM6:00 開演:PM6:30 ご予約料金¥2500(1d+スナック付き)



ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから

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5月5日(月・祝)
「ダンボール・バット」ライヴ
@渋谷「ラストワルツ」!詳細は近日UP!
「東京電極VOL.19」

PM4:00 OPEN / PM5:00開演
共演:ASTRO-B、他

ご予約¥2000(別途D代500円要)


お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      ▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年4月8日火曜日

鼻タレ&ギックリ腰のデニーロがバス・ドラムのキック音に耳を澄ませた大菩薩峠の夜。



▼いよいよ今週金曜日開催!!前売予約¥1500円(別途要ドリンク代500円~)。詳細、予約のお申し込み(当日お昼まで受付中)は本ブログの下です。




  この3,4日、鼻水がズルズル。オレもついに「花粉症」デヴューかしら?急になるっていうもんね、花粉症って。しかも、先日やったギックリ腰の具合もまだまだ全快していないしで、鼻水ズルズル腰はイテぇーし、そのうえ連日の残業でヘトヘトでもうなんか死期が近いんじゃないかと思わせられる春爛漫の今日この頃。オレの大嫌いな季節がまた巡って来た。なんで春が嫌いなのか、それを説明するだけで1週間くらいかかりそうなので割愛します。
ええと、さっき昼メシ家で食いながら適当なチャンネルに合わせてTV観ていたら「アポロ13号」(‘95)だかいう映画をやっていた。トム・ハンクスが主演だっていうんだが、大昔の映画しか観ないオレにはトム・ハンクスって役者がどれだか判別不能だった(ひどい!)。当時のアポロ13号の事故を扱ったドキュメタリータッチの映画らしかったが、まあ、勝手に打ち上げて勝手に事故って勝手にドタバタして、結局はアメリカは偉大なり、ゴッド・ブレス・アメリカ!!って、それだけの映画のような気がしてアメリカ人が見れば涙の一つでも流せるってもんなんだろうけど、オレには全然面白くなかったなあ。フツウの人(日本人でも)はやっぱり感動するわけですか?ああいうの観ると。じゃあ、おまえ日本人なんだから「はやぶさ」観たら泣けるかって言われたら、泣く以前に観る気も起こらないですわ。ハハハハハ。だめだこりゃ。
それに比べて、TVでやってるとついつい何度でも観ちゃう映画っていうのが何本かあって、その中の一つがマーティン・スコセッシ監督の有名作「タクシー・ドライバー」(’76)。先日もケーブルでやっていたのだがヤボ用で大半を見逃してしまい、最後のシーン・・・モヒカン頭のデニーロが「武装」して売春宿に踏み込むシーンだけギリギリ観られた。何度観ても手に汗握る素晴らしいシーンだ。そして、ラスト、ドライバーとして復帰したデニーロが再びタクシーに乗って夜のニューヨークを流しそのままエンドロールへと入っていくシーンはバックに流れるあのおなじみのSAXによるアーバンなメロディと相まってふと目を閉じれば窓から入って来るそよそよとした春の夜風がまるでここはニューヨークでオレは今とびっきりの美人の娼婦をのっけてブルックリン橋を通過中なんて妄想の一つもしたくなるってもんでがしょ?ここはニューヨークじゃなくってコテコテの高円寺でウチの前を通ってるのはコテコテの青梅街道だって分かっていてもさ!!男が惚れる男、デニーロ。まいっちゃうね。

  さて、実は既にちょこちょことツイッターやフェイスブック等でも告知を始めているのだが、いよいよ我が流浪の無国籍ロックバンド「ダンボール・バット」はニューアルバム(ラストアルバムっていう話も・・・)【壊れたカセットはA...】(ひどいタイトル!)の制作に突入!!完成予定は一応今年の冬!!いや、出来れば年内ギリギリ、サザンやユーミンやきゃりーぱみゅぱみゅらに対抗したクリスマス商戦に合わせて(?)のリリースを計画しているのだが、う~ん、果たして間にあうのか!?間にあうもクソも全てはオレ次第なんだけどね!!
前作「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」('12)の時は本当に肉体・精神共にズタボロになり死の淵を何度もさまよった約1年間に及ぶ過酷なレコーディングだったわけで、もう、あんな経験は二度と御免こうむりたいと思い、新作のレコーディングをダラダラ後延ばししてきたのだが、メンバーからの激しい突き上げに合い、また、シーンからの孤立をこれ以上深くしないためにも(笑)そろそろ何かしら出さないとマズいだろうという結論に達し、この度、重いギックリ腰を上げ新作のレコーディングを決意した所存。
ただでさえ世間の流行からは100万光年かけ離れた特殊なサウンドの我がダンボール・バット。そのうえ、音楽が売れない売れないと大手レコード会社も所属アーチストのクビを切りつつテメェーんちの社員を守るのが必死のご時勢。どこぞのレーベルがおいそれCD出してあげましょう、なんて甘い言葉を囁きかけてくれることなどあろうハズもなく、今回のニューアルバムも当然自前による自主制作。予算はワラをもつかむ超極貧低予算。当然、録音もミックスも全部オレがやる。自分で手掛ける録音も今度のアルバムが3枚目になる。3枚目ともなれば録音のノウハウも分かるだろう、というのは素人の考えであり、いや、オレ自身が録音のイロハも未だ理解出来ぬ素人同然なわけで、毎回が試行錯誤の連続。残念ながら過去の2枚についてはオレの力不足もあり、正直言って、オレの中の合格ラインにはほど遠い仕上がりとなってしまっている。だから、今回は、やるからには、どうしても過去2作品のクオリティを最低限越えなければならないというのが、来るべき東京オリンピックに向けた自分に課したミッションなんである。
ところで、なんといってもサウンドの一番の要であり難所であるのは「ドラム」。この生のドラムの録音さえ上手く行けば半分完成したようなもんであり、そのアルバムのクオリティが決まってしまうと言っても過言ではない。過去2作品では、こと、このドラムが思うように録音できなかったのがオレの中での合格ラインに届かなかった主たる要因だった。
そして先週。近所のスタジオを6時間借り切ってのドラムの録音を決行。実は、オレの中では録音を始める前から今回の録音は案外上手く行くのではないかと楽観視していたのだ。それは、去年の秋に一足先に録音した「流刑地から」という曲ですでに素晴らしいドラムが録音出来ていたからだ。かの曲は、当初、デモを録音するつもりで録ったのだが本番テイクとしても充分使えるクオリティに録れたので、その音源をそのまま今度のニューアルバムに収録することにしたのだ。だから今回の録音も上手く行く予感がしていたのだ。前2作ではドラムの収録にマイクを8本も立てて録ったのだが、その割りにはショボイ音にしか録れなかった。プロの現場では豪勢にたくさんのマイクを立てて録ることは日常茶飯事のようだが、素人の録音現場では一概にそうとも言えないことを学んだ。「流刑地から」を録った時はたった4本だったからだ。8本で録ったものより4本のほうがイイ音に録れたのである。だから今回も基本的に4本。オマケで天井近くに一本追加で立てたが、これはあくまでオマケ。で、結果は予想通り上々。過去2作を上回る音で収録出来たと思う。高円寺の“コニー・プランク”こと、録音技師としてのオレの面目躍如と言ったところか。いやはや、もうアルバムが完成したような気分である。ドラムさえ録れればあとは何とでもなるのである。なんて悠長なこと言ってるとまたどこで痛い目に合わないとも限らないからな、自嘲します。ハイ。
それにしても今回のドラム録音で学んだことが一つ。阿呆らしいけどとても重要なこと。それは、どんなに一流のスタジオでプロのエンジニアが録音しても、肝心のドラマーがヘッポッコじゃ話にならないってこと!!え?当たり前?まあ、当たり前なんだけどね、今回それを凄く実感したのよ。手数ばっかり多くてフラフラ安定してない奴、曲中の同じ部分の同じフレーズ叩かせても毎回違う叩き方する阿呆・・・エトセトラ。辞めていった過去のメンバーの悪口は言いたくないのだが(許せ!)、基本が出来ていないドラマーにどんな素晴らしいレコーディング環境を用意したってそりゃネコに小判、ミミズにプラチナってもんでがしょ。あん?というこで、結論から言ってしまえば、決してオレの録音技術が優れていたのではなく、ドラマーの安定した技術力があったから上手くいったのである、今回の録音は。ひえ~っ。でもほんとにそういうことなのよ。もうちょっと早く今のドラマーちゃんと出逢っていたら前のアルバムももうちょっとマシに仕上がっていたのではと思う春の朧月夜。
まあ、いずれにせよ、もう後戻りできないところまで来てしまった。レコーディングは開始されたのだ。大菩薩峠の今まさに上り口にオレは立っている心持なのだ。行く手には一面の枯れススキの原っぱが広がり空には暗雲が立ちこめ血の匂いの混じる生ぬるい風がオレの頬を撫でてゆく。何が待ち受けているというのか、この先に!!オレには予想は不可能だが、とにかく一歩一歩この峠を上っていくしかあるまいに、と、オレの傍らに立つ机竜之介を名乗る市川雷蔵のナマっ白い顔が怖かった。


★今夜のBGM
早くもニューアルバムの告知CM第一弾解禁!?(笑)。無理矢理なオレの振り付け。家ん中で独りカメラに向かってナニやってんでしょ?音源はデモ音源なんでショボショボですけどいろいろ妄想して楽しみにしてください!今度のライヴでこの曲の初お披露目です。
アルバム「壊れたカセットはAOR」告知CM/ダンボール・バット(2014年)


※4月11日(金)に開催のライヴイヴェント「ニューウェイヴ天下御免VOL.6」の情報更新しました。詳細は下記をご覧ください。

★オレの写真ギャラリーも地味に更新中
▼「印画都市」こちらから。
http://negative-city.blogspot.jp/



▼今後のイヴェント色々決まってます。

4月11日(金)は「ダンボール・バット」ライヴ”!!
UFO-CLUBから場所を替え渋谷「ラスト・ワルツ」にて雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの共同企画によるおなじみのライヴ・イヴェント【ニューウェイヴ天下御免VOL6】 ※詳細は下記
4月16日(水)は高円寺「円盤」にて「TRASH-UP!!」の屑山編集長とオレとによるマニアックな音楽トークショー【今夜は御意見無用VOL.3】 ※詳細は下記

4月27日(日)
「ネオン警察」(AMIソロ)ライヴ!!@神保町「試聴室2」にて。詳細は近日UP!
5月5日(月・祝)
「ダンボール・バット」ライヴ@渋谷「ラストワルツ」!詳細は近日UP!

イヴェントの詳細は順次こちらのブログで更新してまいりますのでお見逃し無く!!


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次回「ダンボール・バット」
ライヴ情報
おなじみ雑誌「トラッシュ・アップ!!」との共同企画ライヴイヴェントの第6弾!!

4月11日(金)
@渋谷「ラスト・ワルツ」にて

PM6:30開場 
PM7:00 DJ スタート
PM10:30頃終演

TRASH-UP!!+DANBALL BAT企画・・・
【ニューウェイヴ天下御免VOL6】

DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)

ライヴ:(以下出演順に)
①BARAMON(バラモン)PM19:30~
②ダンボール・バット PM20:25~
③神さま PM21:25~

オープニングアクト:PM19:00~

こまどり社(ニューウェイヴ獅子舞)

料金:前売:1500円+drink代
    当日:1800円+drink代

ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588

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次回トークショー情報!!

TRASH-UP!!編集長・屑山屑男氏とダンボール・バットのリーダー・AMIの両盟友によるマニアックでしどろもどろな音楽トーク&リスニング・イヴェントの第3弾!!主に70年代~80年代にかけての昭和歌謡・ニューウェイヴ・グラムロックなどを中心にアノ時代のスキマに埋もれたままになっている知られざる名盤(迷盤)を発掘ご紹介するイヴェントです。
AMIのソロユニット「ネオン警察」のミニライヴコーナーも予定。是非!!

※当日券のみです。1500円(1drinkつき)


【屑山屑男とAMIの~
今夜は御意見無用!】VOL.3


4月16日(水)

PM7:30開場/PM8:00開演/PM10:00過ぎ終演
出演:AMI、屑山屑男
ミニライヴ:ネオン警察(AMI:Vo+まり:Piano)
お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 

▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326   
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▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
    
▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)     
DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
 
 
  

2014年4月1日火曜日

地下鉄でインド人に刺されポップコーンと輪廻転生を想いながら「深い河」を渡った掃き溜めの夜。





 「笑っていいとも」が最終回だったそうで。特になんの感慨もないが・・・。オレは、奴隷農場(会社)の食堂に設置されている音のほとんど聴こえない馬鹿デカいTVスクリーンに映るタモリの動く姿を昼飯を喰いながらただボーッと目で追っていた。最終回はやっぱりビートたけしなんだ、テレホンショッキングのゲスト。ヒネリもなんにもないんだな。やっぱ大御所出さなきゃ締まらないってことなんだろう。中途半端なゲストじゃダメなのか?例えば、つぶやきシローとかでもいいと思うけど。客がみんな「なんで?!」ってドン引きするようなゲストでいいと思うけど。なんかつまんねぇーな。野坂昭如とかが元気だったら野坂とかでも面白かったかもね。あと、どーせなら、恐山からイタコでも呼んでさ(今もいるのかしら?)、過去のレギューラーで故人になってる・・・例えば、たこ八郎とか大屋政子(ヤングの諸君はウィキで検索のこと)とかさ、そういう偉大な芸人たちの霊をですよ本番中に「降ろしていいかな?」「いいとも!!」みたいに降霊しちゃうとかさ、それくらいのことやって欲しかったですよ。「いいとも青年隊」(初代)も出なかったしネ(二時間ドラマのチンピラ役とかでよく出てたアツシとか元気かな?)。まあ、いずれにせよ、あっけなく終っちゃったね。

オレの斜め向こうに座ってる(あ、会社での話ね・・・)ヒネたチャーリー・ブラウン似の推定36歳小太りのツルツル頭の社員は今日も女上司に責められて頭をペコペコ下げている。毎日毎日よく発狂しないでいられるもんだ。ドMなのかな?いつか、「ざけんな!!ムキ~っ!!」と、まるで、花くまゆうさくが描く漫画にダメ社員(キャラ的にも似ている)がある日突然キレて上司を半殺しにするような話がよくあるが、ウチの会社のチャーリー・ブラウンも、怒りに打ち震えてパソコンを叩き壊して女上司に馬乗りになってニンマリ&Vサイン・・・なんてことにならないかな、と、オレは心ひそかに楽しみにしているのだが、なかなか反逆に出ないのでつまらないのである。チャーリー・ブラウンよ、男を上げるなら、立ち向かえ!!




  オレはしがない一介の奴隷・・・いや一介の派遣社員として昼間某企業で汗水垂らしながら僅かばかしの日銭を稼いでいる。会社でのオレの仕事は自分に任されている「通常」の業務のほかに、そこで働いている無数の珍獣、異星人、気の触れた連中、乾電池で動いているとしか思えないようなおかしな動きをする連中とか、エトセトラ・・・、そういう社会の掃き溜めのような連中たちを観察するという業務を自分に課している。そういう連中を観察していると、人間の愚かさや、アホさ、薄汚さ、矛盾等々を日々イヤと言うほど学ぶことができる。そこはまさに社会の縮図。社会勉強になるという点では有難いことではあるが、しかし、そういう一癖も二癖もある連中の中で「正気」を保つことは、或いは心折れずに生きてゆくことは実に一苦労だ。とくにオレのようなセンシブルなガラスのような繊細な精神しか持ち合わせていない人間にとっては!!しかし、そういう世界に長いこと身を置いていると、いい悪いは別として精神的にも人間的にも鍛えられるものである。オレも悪臭放つ肥溜めの中で人間的に少しはタフになったような気がするし、よくぞここまで生き延びてこられたと思う。日々、音楽の世界にどっぷり浸かってるだけで何の心配も気苦労もないフヌケな自称ミュージシャンのキミらには分かるまい、オレのこの糞尿まみれの日々なぞ。いや分からなければ分からないに越したことはないのかもしれない。オレだって、音楽のことだけに集中して生きて行けるならそうしたいもんだ。しかし、まあ、社会のゴミ芥にまみれてこそ始めて知りえるものも多いと言うことをオレは知っている。そこがオレの強みだ。そういうことを知ってこそ体全体の毛穴から滲み出るコクやエグミやなんやかんやと言った人間的な滋味も生まれるってもんだ。

  3月に入ってからの連日の残業、そして、先日のギックリ腰(おかげさまでだいぶ動けるようになりました)、もちろん、プライベートではライヴやイヴェントの準備・告知やニューアルバムのレコーディングの準備、曲も作らなきゃ、撮りためているモノクロ写真もUPしなきゃにエトセトラでてんてこまいで既に精も根も尽き果ててしなびた冬虫夏草のようになっている今日この頃。グーの音も出ない、満身創痍とはこういう状況か。今日も残業の途中でなんとか抜け出しフラフラで地下鉄に乗り込むと、目の前の席には無心でポップコーンを口に放り込む会社員風インド人。抱え込んだ半端ないデカい袋からこれまた半端ないスピードで次から次へとひっきりなしに口の中へと放り込む。袋を抱え込んだ手の先には携帯電話。そして、目は半開き。瞑想しながら喰ってるようにも見えるが何なんだコイツ。故郷のガンジス河の情景でも思い浮かべながら輪廻転生のことでも考えながら喰っているのか?イカレたインド人はたまに目を開け焦点の合っていない視線をこっちに向けるので、オレはそのたびに目をそらせた。「くたびれた中年派遣社員(自称:ミュージシャン)、地下鉄の車内でインド人にナイフで刺される」なんて東スポの記事にだけはなりたくないもんだ。ポップコーンと輪廻転生。嗚呼ブッダよ、いずこに。遠藤周作の「深い河」が読みたくなった。

  そして、明けて今日は4月1日。いよいよ消費税8パーセント時代に突入!!収入は変らないのに出てゆくものが増えるんだからビンボー人にとってはまさに生死をかけた悪税。もう何にも買えない。それこそ公園の水道から水汲んで来るとか、マックの店の裏に行って残飯のフライドポテトを頂いてくるとか、北朝鮮の市民を見習ってそのへんの道端の草をもいできて雑炊にして喰うとか、自分の血や内臓を売りに行くとか、なんかそういうサバイバル戦術で対抗しなきゃ近い将来首が回らなくなるのは必至。そのうち10パーセントだろ?1000円のモノ買うと100円玉1個持っていかれるって考えると尋常じゃない。カスミ喰って生きてけっていうんか、晋三よ。
  まあ、そんな悪税に物申すってわけでもないのだが、来る4月11日(金)に渋谷の「ラスト・ワルツ」で開催する、雑誌「トラッシュ・アップ!!」と我がダンボール・バットとの共同企画シリーズライヴ【ニューウェイヴ天下御免】の第6弾では、料金を大幅にプライスダウンして皆様のおいでを心よりお待ちしております!!前売予約は1500円(別途ドリンク代要・500円~)でございます!!詳細は下記ライヴ告知欄をご覧ください。ご予約はこちらのブログから私へ、または、直接「ラスト・ワルツ」へどうぞ。








★今夜のBGM
「エル・トポ」のホドロフスキー85歳にして23年ぶりの新作のニュースに失禁していたら追い討ちをかけるように「VISAGE(ヴィサージ)」初来日のニュースに脱糞!しかも知ったのがライヴ当日という悲しいオチつき!80s初頭のニューロマンティック・ムーヴメントの中心的存在だったスティーヴ・ストレンジのソロユニットがVISAGEだった。その頃田舎のガキだったオレにはあまりにも眩しすぎる存在だった。雑誌の切り抜きを下敷きに入れて持ち歩いていた恥ずかしいオレの暗い青春が蘇る。今夜は化粧してもいいかな?いいとも!!生スティーヴを拝めなかったオレは嗚呼一生ダム・ドント・クライ。
the damned don't cry / VISAGE('82)



※4月11日(金)に開催のライヴイヴェント「ニューウェイヴ天下御免VOL.6」の情報更新しました。詳細は下記をご覧ください。

★オレの写真ギャラリーも地味に更新中
▼「印画都市」こちらから。
http://negative-city.blogspot.jp/



▼今後のイヴェント色々決まってます。

4月11日(金)は「ダンボール・バット」ライヴ”!!
UFO-CLUBから場所を替え渋谷「ラスト・ワルツ」にて雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの共同企画によるおなじみのライヴ・イヴェント【ニューウェイヴ天下御免VOL6】 ※詳細は下記
4月16日(水)は高円寺「円盤」にて「TRASH-UP!!」の屑山編集長とオレとによるマニアックな音楽トークショー【今夜は御意見無用VOL.3】 ※詳細は下記

4月27日(日)
「ネオン警察」(AMIソロ)ライヴ!!@神保町「試聴室2」にて。詳細は近日UP!
5月5日(月・祝)
「ダンボール・バット」ライヴ@渋谷「ラストワルツ」!詳細は近日UP!

イヴェントの詳細は順次こちらのブログで更新してまいりますのでお見逃し無く!!


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次回「ダンボール・バット」
ライヴ情報
おなじみ雑誌「トラッシュ・アップ!!」との共同企画ライヴイヴェントの第6弾!!

4月11日(金)
@渋谷「ラスト・ワルツ」にて

PM6:30開場 
PM7:00 DJ スタート
PM10:30頃終演

TRASH-UP!!+DANBALL BAT企画・・・
【ニューウェイヴ天下御免VOL6】

DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)

ライヴ:(以下出演順に)
①BARAMON(バラモン)PM19:30~
②ダンボール・バット PM20:25~
③神さま PM21:25~

オープニングアクト:PM19:00~

こまどり社(ニューウェイヴ獅子舞)

料金:前売:1500円+drink代
    当日:1800円+drink代

ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588

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次回トークショー情報!!

TRASH-UP!!編集長・屑山屑男氏とダンボール・バットのリーダー・AMIの両盟友によるマニアックでしどろもどろな音楽トーク&リスニング・イヴェントの第3弾!!主に70年代~80年代にかけての昭和歌謡・ニューウェイヴ・グラムロックなどを中心にアノ時代のスキマに埋もれたままになっている知られざる名盤(迷盤)を発掘ご紹介するイヴェントです。
AMIのソロユニット「ネオン警察」のミニライヴコーナーも予定。是非!!

※当日券のみです。1500円(1drinkつき)


【屑山屑男とAMIの~
今夜は御意見無用!】VOL.3


4月16日(水)

PM7:30開場/PM8:00開演/PM10:00過ぎ終演

お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
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▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 

▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 
▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] 
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326   
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▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
    
▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)     
DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)