2014年4月1日火曜日

地下鉄でインド人に刺されポップコーンと輪廻転生を想いながら「深い河」を渡った掃き溜めの夜。





 「笑っていいとも」が最終回だったそうで。特になんの感慨もないが・・・。オレは、奴隷農場(会社)の食堂に設置されている音のほとんど聴こえない馬鹿デカいTVスクリーンに映るタモリの動く姿を昼飯を喰いながらただボーッと目で追っていた。最終回はやっぱりビートたけしなんだ、テレホンショッキングのゲスト。ヒネリもなんにもないんだな。やっぱ大御所出さなきゃ締まらないってことなんだろう。中途半端なゲストじゃダメなのか?例えば、つぶやきシローとかでもいいと思うけど。客がみんな「なんで?!」ってドン引きするようなゲストでいいと思うけど。なんかつまんねぇーな。野坂昭如とかが元気だったら野坂とかでも面白かったかもね。あと、どーせなら、恐山からイタコでも呼んでさ(今もいるのかしら?)、過去のレギューラーで故人になってる・・・例えば、たこ八郎とか大屋政子(ヤングの諸君はウィキで検索のこと)とかさ、そういう偉大な芸人たちの霊をですよ本番中に「降ろしていいかな?」「いいとも!!」みたいに降霊しちゃうとかさ、それくらいのことやって欲しかったですよ。「いいとも青年隊」(初代)も出なかったしネ(二時間ドラマのチンピラ役とかでよく出てたアツシとか元気かな?)。まあ、いずれにせよ、あっけなく終っちゃったね。

オレの斜め向こうに座ってる(あ、会社での話ね・・・)ヒネたチャーリー・ブラウン似の推定36歳小太りのツルツル頭の社員は今日も女上司に責められて頭をペコペコ下げている。毎日毎日よく発狂しないでいられるもんだ。ドMなのかな?いつか、「ざけんな!!ムキ~っ!!」と、まるで、花くまゆうさくが描く漫画にダメ社員(キャラ的にも似ている)がある日突然キレて上司を半殺しにするような話がよくあるが、ウチの会社のチャーリー・ブラウンも、怒りに打ち震えてパソコンを叩き壊して女上司に馬乗りになってニンマリ&Vサイン・・・なんてことにならないかな、と、オレは心ひそかに楽しみにしているのだが、なかなか反逆に出ないのでつまらないのである。チャーリー・ブラウンよ、男を上げるなら、立ち向かえ!!




  オレはしがない一介の奴隷・・・いや一介の派遣社員として昼間某企業で汗水垂らしながら僅かばかしの日銭を稼いでいる。会社でのオレの仕事は自分に任されている「通常」の業務のほかに、そこで働いている無数の珍獣、異星人、気の触れた連中、乾電池で動いているとしか思えないようなおかしな動きをする連中とか、エトセトラ・・・、そういう社会の掃き溜めのような連中たちを観察するという業務を自分に課している。そういう連中を観察していると、人間の愚かさや、アホさ、薄汚さ、矛盾等々を日々イヤと言うほど学ぶことができる。そこはまさに社会の縮図。社会勉強になるという点では有難いことではあるが、しかし、そういう一癖も二癖もある連中の中で「正気」を保つことは、或いは心折れずに生きてゆくことは実に一苦労だ。とくにオレのようなセンシブルなガラスのような繊細な精神しか持ち合わせていない人間にとっては!!しかし、そういう世界に長いこと身を置いていると、いい悪いは別として精神的にも人間的にも鍛えられるものである。オレも悪臭放つ肥溜めの中で人間的に少しはタフになったような気がするし、よくぞここまで生き延びてこられたと思う。日々、音楽の世界にどっぷり浸かってるだけで何の心配も気苦労もないフヌケな自称ミュージシャンのキミらには分かるまい、オレのこの糞尿まみれの日々なぞ。いや分からなければ分からないに越したことはないのかもしれない。オレだって、音楽のことだけに集中して生きて行けるならそうしたいもんだ。しかし、まあ、社会のゴミ芥にまみれてこそ始めて知りえるものも多いと言うことをオレは知っている。そこがオレの強みだ。そういうことを知ってこそ体全体の毛穴から滲み出るコクやエグミやなんやかんやと言った人間的な滋味も生まれるってもんだ。

  3月に入ってからの連日の残業、そして、先日のギックリ腰(おかげさまでだいぶ動けるようになりました)、もちろん、プライベートではライヴやイヴェントの準備・告知やニューアルバムのレコーディングの準備、曲も作らなきゃ、撮りためているモノクロ写真もUPしなきゃにエトセトラでてんてこまいで既に精も根も尽き果ててしなびた冬虫夏草のようになっている今日この頃。グーの音も出ない、満身創痍とはこういう状況か。今日も残業の途中でなんとか抜け出しフラフラで地下鉄に乗り込むと、目の前の席には無心でポップコーンを口に放り込む会社員風インド人。抱え込んだ半端ないデカい袋からこれまた半端ないスピードで次から次へとひっきりなしに口の中へと放り込む。袋を抱え込んだ手の先には携帯電話。そして、目は半開き。瞑想しながら喰ってるようにも見えるが何なんだコイツ。故郷のガンジス河の情景でも思い浮かべながら輪廻転生のことでも考えながら喰っているのか?イカレたインド人はたまに目を開け焦点の合っていない視線をこっちに向けるので、オレはそのたびに目をそらせた。「くたびれた中年派遣社員(自称:ミュージシャン)、地下鉄の車内でインド人にナイフで刺される」なんて東スポの記事にだけはなりたくないもんだ。ポップコーンと輪廻転生。嗚呼ブッダよ、いずこに。遠藤周作の「深い河」が読みたくなった。

  そして、明けて今日は4月1日。いよいよ消費税8パーセント時代に突入!!収入は変らないのに出てゆくものが増えるんだからビンボー人にとってはまさに生死をかけた悪税。もう何にも買えない。それこそ公園の水道から水汲んで来るとか、マックの店の裏に行って残飯のフライドポテトを頂いてくるとか、北朝鮮の市民を見習ってそのへんの道端の草をもいできて雑炊にして喰うとか、自分の血や内臓を売りに行くとか、なんかそういうサバイバル戦術で対抗しなきゃ近い将来首が回らなくなるのは必至。そのうち10パーセントだろ?1000円のモノ買うと100円玉1個持っていかれるって考えると尋常じゃない。カスミ喰って生きてけっていうんか、晋三よ。
  まあ、そんな悪税に物申すってわけでもないのだが、来る4月11日(金)に渋谷の「ラスト・ワルツ」で開催する、雑誌「トラッシュ・アップ!!」と我がダンボール・バットとの共同企画シリーズライヴ【ニューウェイヴ天下御免】の第6弾では、料金を大幅にプライスダウンして皆様のおいでを心よりお待ちしております!!前売予約は1500円(別途ドリンク代要・500円~)でございます!!詳細は下記ライヴ告知欄をご覧ください。ご予約はこちらのブログから私へ、または、直接「ラスト・ワルツ」へどうぞ。








★今夜のBGM
「エル・トポ」のホドロフスキー85歳にして23年ぶりの新作のニュースに失禁していたら追い討ちをかけるように「VISAGE(ヴィサージ)」初来日のニュースに脱糞!しかも知ったのがライヴ当日という悲しいオチつき!80s初頭のニューロマンティック・ムーヴメントの中心的存在だったスティーヴ・ストレンジのソロユニットがVISAGEだった。その頃田舎のガキだったオレにはあまりにも眩しすぎる存在だった。雑誌の切り抜きを下敷きに入れて持ち歩いていた恥ずかしいオレの暗い青春が蘇る。今夜は化粧してもいいかな?いいとも!!生スティーヴを拝めなかったオレは嗚呼一生ダム・ドント・クライ。
the damned don't cry / VISAGE('82)



※4月11日(金)に開催のライヴイヴェント「ニューウェイヴ天下御免VOL.6」の情報更新しました。詳細は下記をご覧ください。

★オレの写真ギャラリーも地味に更新中
▼「印画都市」こちらから。
http://negative-city.blogspot.jp/



▼今後のイヴェント色々決まってます。

4月11日(金)は「ダンボール・バット」ライヴ”!!
UFO-CLUBから場所を替え渋谷「ラスト・ワルツ」にて雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの共同企画によるおなじみのライヴ・イヴェント【ニューウェイヴ天下御免VOL6】 ※詳細は下記
4月16日(水)は高円寺「円盤」にて「TRASH-UP!!」の屑山編集長とオレとによるマニアックな音楽トークショー【今夜は御意見無用VOL.3】 ※詳細は下記

4月27日(日)
「ネオン警察」(AMIソロ)ライヴ!!@神保町「試聴室2」にて。詳細は近日UP!
5月5日(月・祝)
「ダンボール・バット」ライヴ@渋谷「ラストワルツ」!詳細は近日UP!

イヴェントの詳細は順次こちらのブログで更新してまいりますのでお見逃し無く!!


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次回「ダンボール・バット」
ライヴ情報
おなじみ雑誌「トラッシュ・アップ!!」との共同企画ライヴイヴェントの第6弾!!

4月11日(金)
@渋谷「ラスト・ワルツ」にて

PM6:30開場 
PM7:00 DJ スタート
PM10:30頃終演

TRASH-UP!!+DANBALL BAT企画・・・
【ニューウェイヴ天下御免VOL6】

DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)

ライヴ:(以下出演順に)
①BARAMON(バラモン)PM19:30~
②ダンボール・バット PM20:25~
③神さま PM21:25~

オープニングアクト:PM19:00~

こまどり社(ニューウェイヴ獅子舞)

料金:前売:1500円+drink代
    当日:1800円+drink代

ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588

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次回トークショー情報!!

TRASH-UP!!編集長・屑山屑男氏とダンボール・バットのリーダー・AMIの両盟友によるマニアックでしどろもどろな音楽トーク&リスニング・イヴェントの第3弾!!主に70年代~80年代にかけての昭和歌謡・ニューウェイヴ・グラムロックなどを中心にアノ時代のスキマに埋もれたままになっている知られざる名盤(迷盤)を発掘ご紹介するイヴェントです。
AMIのソロユニット「ネオン警察」のミニライヴコーナーも予定。是非!!

※当日券のみです。1500円(1drinkつき)


【屑山屑男とAMIの~
今夜は御意見無用!】VOL.3


4月16日(水)

PM7:30開場/PM8:00開演/PM10:00過ぎ終演

お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
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2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 
▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中!
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