痛む腰をかばいながら気分だけはまるでイアン・デュリーのようにビッコをひきながら夜の新宿の雑踏の中をバンドのリハーサルへと向かうオレ。セックス＆ドラッグ＆ロックンロールを口ずさみながら、と言いたいところだが、そんな格好言いものじゃないし、そんな余裕もない。歩くのにとにかく必死。そんなオレの前をいわゆる「ながらスマホ」ってやつよ、トロトロ歩いていた岩みたいなデブが急停止したもんだから危うく激突しそうに。それをかわすためにオレも急停止した瞬間、腰にズキンっ！！ときやがった。あの時ほどそいつをロード・ローラーかなんかで後ろからペシャンコにのしてやりたいと思ったことはない。ホント迷惑至極の歩きスマホ。年中いじっていないと気が済まないんだろうな。スマホはおろかケータイすら所持していないオレからすれば、中毒という意味合いでは、スマホ中毒もシャブ中毒もオレには大差ないようにしか思えないが、シャブで只今数回目の服役中、シミケン兄ぃ（清水健太郎）なら、さてどう思うか？この際、オレがもし安倍晋三なら法律作るね。歩きスマホ現行犯は５年以下の懲役または１００万円以下の罰金！！消費税上げてるヒマがあったら、「笑っていいとも」なんか生出演してヘラヘラしているヒマがあるんなら作ってくれや、晋三よ。
ウチのバンドのギターのヤツはパチンコ屋でパチンコ玉が山盛りになったケースを持ち上げようとした瞬間に固まったと言う。ウチのバンドのベースくんは横浜の山下公園でベンチから立ち上がろうとした瞬間固まってそのまま救急車で運ばれたって言う。ウチのバンドのパーカション氏は普段の職業柄（葬儀屋！！）、重い物（棺おけ！！）を運ぶんで半ば持病のようになってるって言う。とにかくオレの周りで「やっていない」人間を探すのが大変なくらいみんなやっているのだ・・・「ギックリ腰」を！！そんな連中を尻目にオレには関係ないぜ、と、ずっと一人無関心をキメていたのだが、日頃の運動不足や不摂生も加担したのか、とうとうオレにも天罰が下ったのだ。それが今週の月曜日のこと。ライヴ中に、とかならまだ話のネタにもなるが、昼間、オレが通っている会社のクソ労働中にクソ書類ゴミがクソのようにパンパンに詰まったクソダンボール箱を持ち上げた瞬間に、グキッ！！・・・っていうんだから最悪この上ない。ああ、情けない。こともあろうに、ステージの上の華々しい世界で生きるのが本来の姿である「ロッカー」たるオレが、汗と埃にまみれながら、数字のことしか頭にない気の触れた上司の顔色を伺いながら、わずかばかしの日銭を稼ぐためのクソ労働中に負傷するとは！！名誉の負傷ならぬ屈辱・・・いや汚濁の負傷！！デヴィッド・ボウイに顔向け出来ないゼ！！「ヒーローズ」（ドイツ語ヴァージョンが望ましい）を歌うボウイがこんなオレのことを鼻でせせら笑ってるゼ！！クソ！！しかし、これぞまさに、人呼んで“労働者階級ロッカー”たるオレの面目躍如！？ワーキング・クラス・ヒーロー！？ケッ、まったく、そんなことで面目躍如なんてまっぴらだぜ！！只今、会社に「労災」申請中！！トホホホ・・・。親のスネかじって、親の財産食い潰して、それで反体制気取りの自称パンクロックやヒップホップなオボッチャンたちには分かるまい、この苦渋に満ちた人生が！！汗して労働して会社の連中をはじめ世の中の気の触れたたくさんの人間たちに日々もまれながら打ちのめされながらヘタヘタになりながらそれでも曲を書き詞を書き歌い続けているのだ、オレは。社会の底辺を知っているから社会の矛盾を感じているからそれだからこそ本当の「うた」が歌えるんじゃなかろうか！！と、いつからオマエはボブ・ディランになったんだ！？と自分で自分に突っ込みを入れつつ、実はどこがいいのかさっぱり魅力が解からないボブ・ディラン来日のニュースより、まだやってたの“産業ロック界”の大御所「エイジア」来日のニュースに頭の中で♪「ヒート・オブ・ザ・モーメント」が♪「ドント・クライ」とリフレイン中。
冗談はさておき。おかげさまで今日当たりはだいぶ色々な動作もラクになってきた。ラクと言っても油断してうかつな動きなどをすれば激痛が走る。負傷した当日と次の日、その次の日くらいあたりが痛みのピークで、立ったり座ったりパンツはいたり脱いだり顔を洗うのもままならず「くしゃみ」するのも命がけ。特に一度フトンに横になると寝返り打つのも激痛で油汗が吹き出たもの。朝なんかゴロンゴロンとイモムシのようにもんどりうつこと１０分以上もかかってやっと起き上がる始末。これには流石に気が滅入った。もっと歳取って爺さんになったら毎日こんな状態なのか、と、いろいろ妄想していたらさらに気が滅入った。そんなことならやっぱり早いところ、体がまだなんとか動けるうちに、ある朝、トーストなんか食ってる最中に心臓発作かなんかでポックリ死にたいとつくづく思った。深沢七郎先生みたくポックリと。
さて、ギックリ腰だからと言って仕事を休んでたら飢え死にしてしまう。最下層労働者のそれが悲しき現実。腰をかばいつつ職場へ向かう。まあ、職場とは名ばかりの「奴隷農場」だが。そんな奴隷農場には色々なヤカラが大勢ひしめき合っている。オレの行ってる農場は１フロアに数百人規模の大きな農場で、働いている連中を観察していると、さながら巨大な動物園か精神病院の様相。オレの席の斜め左前方にはヒネた小太りの「チャーリー・ブラウン」推定３６歳ハゲの男が今日も上司の女係長に責めたてられている。毎日のように責め立てられている。責められるほうも責められるほうだが責めるほうも責めるほう。どっちもどっちだ。やれやれ。そんな光景を日常的に見せられているとほんと辟易する。ヘドが出る。いや、最近では出したくてもヘドすら出ない。こいつら（オレを含めてだが）、ＴＶで観る、サルやゴリラと比べて何が違うというのか？何がエライというのか？進化してると勘違いしてるのは人間たちだけで裸で野っ原を走り回っていた原始時代と何も変っていないじゃなかろうか？・・・いや、原始時代より退化しちまっているんじゃなかろうか、と、ふと思わせられる。人類はやっぱりそろそろ滅びたほうがいいんじゃないか、と、ふと思わせられる。地球のためにも。宇宙のためにも。
オレの席の目の前では、有り得ないくらいの厚化粧の５０過ぎの肥えたメスのゴリラがコピーをとっている。動物園のゴリラにだって、コピーぐらいとれるんじゃなかろうか、教えれば。ＯＨ！迷える「直立猿人」どもよ、どこへ行く？チャールズ・ミンガス先生も草葉の陰で嘆いているであろうか。
南無阿弥陀仏。
※４月１１日（金）に開催のライヴイヴェント「ニューウェイヴ天下御免ＶＯＬ．６」の情報更新しました。詳細は下記をご覧ください。※今夜のＢＧＭはライヴ情報の下です。
★オレの写真ギャラリーも地味に更新中
▼「印画都市」こちらから。
http://negative-city.blogspot.jp/
４月１１日（金）は「ダンボール・バット」ライヴ”！！
ＵＦＯ－ＣＬＵＢから場所を替え渋谷「ラスト・ワルツ」にて雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの共同企画によるおなじみのライヴ・イヴェント【ニューウェイヴ天下御免ＶＯＬ６】 ※詳細は下記
４月１６日（水）は高円寺「円盤」にて「TRASH-UP!!」の屑山編集長とオレとによるマニアックな音楽トークショー【今夜は御意見無用ＶＯＬ．３】 ※詳細は下記
４月２７日（日）
「ネオン警察」（ＡＭＩソロ）ライヴ！！＠神保町「試聴室２」にて。詳細は近日ＵＰ！
５月５日（月・祝）
「ダンボール・バット」ライヴ＠渋谷「ラストワルツ」！詳細は近日ＵＰ！
イヴェントの詳細は順次こちらのブログで更新してまいりますのでお見逃し無く！！
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次回「ダンボール・バット」
ライヴ情報：
おなじみ雑誌「トラッシュ・アップ！！」との共同企画ライヴイヴェントの第６弾！！
４月１１日（金）
＠渋谷「ラスト・ワルツ」にて
ＰＭ６：３０開場
ＰＭ７：００ DJ スタート
ＰＭ１０：３０頃終演
ＴＲＡＳＨ－ＵＰ！！+ＤＡＮＢＡＬＬ ＢＡＴ企画・・・
【ニューウェイヴ天下御免ＶＯＬ６】
ＤＪ：屑山屑男（TRASH-UP!!編集長）
ライヴ：（以下出演順に）
①ＢＡＲＡＭＯＮ（バラモン）
②ダンボール・バット
③神さま
オープニングアクト：
こまどり社（ニューウェイヴ獅子舞）
料金：前売：１５００円+drink代
当日：１８００円+drink代
ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588
当日：１８００円+drink代
ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588
次回トークショー情報！！
ＴＲＡＳＨ－ＵＰ！！編集長・屑山屑男氏とダンボール・バットのリーダー・ＡＭＩの両盟友によるマニアックでしどろもどろな音楽トーク＆リスニング・イヴェントの第３弾！！主に７０年代～８０年代にかけての昭和歌謡・ニューウェイヴ・グラムロックなどを中心にアノ時代のスキマに埋もれたままになっている知られざる名盤（迷盤）を発掘ご紹介するイヴェントです。
ＡＭＩのソロユニット「ネオン警察」のミニライヴコーナーも予定。是非！！
※当日券のみです。１５００円（１drinkつき）
【屑山屑男とＡＭＩの～
今夜は御意見無用！】VOL.3
４月１６日（水）
PM7:30開場／ＰＭ８：００開演／ＰＭ１０：００過ぎ終演
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★今夜のＢＧＭ
オレの恥ずかしい音楽的ルーツの壺の中にはこのような得体の知れない胡散臭さに溢れた愛くるしいバンドたちの遺骸が今もたくさん横たわっております。イギリスはリバプール発、子供だましのＳＦ趣味と「カモメ・ヘア」という斬新なヘアスタイルで８０年代初頭一世風靡（？）したこの４人組もオレの中では永遠のマストアイテム。悪いけどピンクフロイドよりもクリムゾンよりも偉大な存在なのです、オレにとっては・・・。この「宇宙時代のラヴソング」とやらを宇宙船で聴きたい若田光一さんと。そして、青い地球の最期を見届けたいものです。
SPACE AGE LOVE SONG / A FLOCK OF SEAGULLS('82)
【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中（サポートＯＫ）！
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼
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▼リーダーＡＭＩのソロユニット「ネオン警察」１ｓｔＣＤ「空間の犯罪」発売告知ＰＶ
▼アマゾン
▼ディスクユニオン
2013年７月２７日発売／全１０曲（４２分）／￥1200+税／歌詞付／
ＣＤ「帯」推薦文：直枝政広（カーネーション）
解説：岡村詩野（音楽評論家）／
ライナー寄書き：蔦木俊二（突然段ボール）、
屑山屑男（「TRASH-UP!!」編集長）
ジャケット写真：ＡＭＩ／デザイン協力：嶋田真由美（「TRASH-UP!!」デザイン室））
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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知ＣＭ
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番：TSR69002/発売：東京産業レコード ▲２０１２年１月３１日発売▲全１１曲（約４２分）収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲：ＡＭＩ▲Ｗ見開き紙ジャケ仕様／歌詞カード付▲ＣＤ帯コピー文：ＲＯＬＬＹ（ローリー） ▲ジャケット写真＆デザイン：常盤響▲ライナー：岡村詩野＆湯浅学 ▲寄書き：白井良明（ムーンライダーズ）＆サミー前田▲ゲスト・シンガー：ジョン＜犬＞＆イライザ・ロイヤル（エコダムド／ex穴奴隷） ▲サポート・コーラス：MARI（BLACK＆BLUE） ＜以上・敬称略＞ ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全１１曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中！ [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン（インディーズ・コーナー）、タワーレコード新宿店、タコシェ（中野ブロードウェイ内）等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始！特集記事も読めます。こちらから！（提供：ＯＴＯＴＯＹ） http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326
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▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」／ダンボール･バット （アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より）
▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス･ドゥ･オア･ダイ」 ／ダンボール･バットfeat. イライザ･ロイヤル （アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より）
DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」／ダンボール･バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より）
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」／ダンボール･バット （アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より）
▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス･ドゥ･オア･ダイ」 ／ダンボール･バットfeat. イライザ･ロイヤル （アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より）
DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」／ダンボール･バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より）
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