2014年5月27日火曜日

ダフトパンクが「ナマで踊ろう」と誘ってきてもその手には乗るもんかとアイスピックで血だらけになった夜。






▲ダンボール・バットのニューアルバムより「パーフェクトにうってつけの日」feat.碧衣スイミング


 ダフト・パンク!まさかオレのブログにこのグループ名が踊るとは誰が予想していただろうか!?(笑)。いやね、先日、ケーブルTVでやってる東京の超ローカルな街ブラ歩き番組の中でかかっていたBGMが気になり、仕事行く前の朝のクソ慌しい時間にもかかわらず、思わずネットで調べてみたくなった。そして判明したのが・・・ゲゲっ!?ダフト・パンク!?2000年以降にリリースされた新譜に関しては一切聴く耳をを持たない偏屈なオレでもその名前とあのヴォーカルに変な変調モジュレーションみたいなのをけたワンモアなんとかって曲をやってたグループってぐらいの知識は持っている。チェっ!!まったく個人的に興味のないグループの曲だと判明して朝から脱力。その曲は、「ゲット・ラッキー」という曲だった。ちょっとアーバンでグルーヴィーな曲だ。YOU-TUBEでとりあえずチェックしてみると、前に二人黒人がいて片方がリードヴォーカルを取り、片方がニヤニヤしながらギターをチャカチャカ鳴らしていた。後になってギターを弾いてるのはプロデューサーとしてもかつて一世風靡したナイル・ロジャースだと分かった(ヴォーカルのほうは知らないヤツだった)。まあ、この曲の場合、かの黒人二人の功績に因るところが大きいんじゃなかろうかとオレは思う。二人がいなかったらちょっとイイだけの平凡な曲に終ってたんじゃなかろうか。と、ひがみと嫉妬の混じった評価をさせていただきたい。ともかく、ナイル・ロジャースの流麗なギターのカッティングがひときわ気持ちよい曲であるのは確か。とはいえダフト・パンクだろ!?悔しいからCDは買わない。ツタヤでも借りない。ゴメンね。

 今、稲荷寿司喰ってたところ。100均の。遅い昼飯。あん?あれ?もう5時過ぎじゃん(夕方)!!もたもたしてたらアナタそろそろ夕飯の時間ですよ。只今、ダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」の極貧レコーディングを粛々と進めている最中というのは皆さんご存知のハズ。今日は、昼過ぎから一人スタジオに機材持ち込み篭ること3時間。本番の「歌」を録音してきたところ。これがもう思いの外グッタリ、ヘロヘロで、昼飯喰ってから行ったのにすっかり腹減って、で、稲荷寿司パクついてたころ。たかが5曲、されど5曲。もう最後には声枯れ果てた。果たしてこんな歌で使いもんになるのか!?ちょっと心配になってきた。OKテイクを決めるのも結局自分なわけで、プロデューサーなりエンジニアなりがいてくれれば、第三者が客観的な耳でもってOKを出してくれるわけだけど、そういう人間がいないというのは、そういう第三者とオレとの間での意見の衝突が生まれないという点では一見やりやすいようだが、実はなかなかに難問なんである。OK出すのも、NG出すのも自分。まさに自分との戦い。これでよし、という正解も無い。そんな終わりの無い自問自答は「ユーライア・ヒープ」の有名な鏡加工された『対自核』のオリジナルLPジャケットを宇宙の真っ暗闇の空間の中でわずかな月の光を照らして眺めている気分だ。ああ、ナイル・ロジャースが今ここにいてくれたら、と、どんなに思ったことか!!ああ、“あなたがここにいてほしい”・・・と、ピンクフロイドのかの曲がオレの脳裏に流れたのは言うまでもない。ウチのギターのヤツには悪いがダンボール・バットの新曲「壊れたカセットはAOR」には是非ともナイル・ロジャースのカッティングが必要なのえだ!!クソ!!しかし、「チャカッ!」とギターをワン・カッティンしただけで一体いくらのギャラ請求されるんだろうか?!ロジャースじゃなくってもいい。そのへんフラフラしてる黒人連れて来て弾かせようか?黒人というだけで、楽器でも歌でも何でも上手い、と思っちゃうオレは多分ただの阿呆なのだが・・・。
 あ、黒人プロデューサーつながりで思い出したんだけど、アナーキーって日本のパンクバンドいたでしょ?昔(今もいたらゴメンなさい)。そのアナーキーのデヴューアルバム『亜無亜奇異都市』をプロデュースしてんのがDUBアルバムとかも結構出してるジャマイカの有名プロデューサーのマイキー・ドレッドだってつい最近知ってちょっとビックリしてたところ(ちなみに同アルバムのエンジニアはJAPANなんか手掛けてるスティーヴ・ナイってんでこれまたビックリ!!)。大昔、ちょろっとだけ聴いた時はあまりピンと来なかったんだけど、今度もう一度ちゃんと聴いてみようと思う、アナーキー。ツタヤで探してみます。
 ええと、ダンボール・バットのレコーディングのほうは、オレの歌入れが終ったということで、あとは、コーラスの重ねぐらいかな?ああ、それと、諸々のちょっとしたキーボードや効果音とかの重ねが終れば一応「録り」は全部終了。しかし、ここからの道が険しいわけで、前作での、のべ1年以上を費やした発狂寸前のレコーディングに比べれば、今回のレコーディング、ここまでの道のりは心穏やか、いたって平坦であった。が、ここから先は地獄には変わりがない。まあ、ここまでが平坦であったのだからオレの体力はまだ温存されている(前作では、「録り」が終った段階でオレは既に死んでいた!!)とも言えるが、ここから先の地獄の作業が始まれば、オレのハナクソほどの体力なぞあっと言う間に吹き飛んでしまうだろう。現に、先日録音したギターの微調整・修正・ミックスに手こずっている状態で、連日連夜そのヘッドフォン越しの爆音に鼓膜は破れそうで頭の中はあっちの世界とこっちの世界を行ったり来たりしている始末。
 作業が深夜に及べばさすがに昼間の会社での奴隷仕事の疲れとも相まって猛烈な睡魔が襲ってくる。白目むきながらヨダレ垂らしながら朦朧とした意識の中で作業を続けるハメになる。そんな中、半分は夢なのだろうが、頭の中にカレの顔が浮かんでくるのだ。誇らしげなカレの顔が!!誰かって!?そう、オレの永遠のライバル(笑)、SS君である。元、なんとか帝国のSS君である。ダンボール・バットの97年の1枚目のCDのレコ発の時にオープニングアクトとしてソロでギターを弾き語ってくれた坂本慎太郎くんの顔がオレの半分眠っている頭の中に浮かぶのである。無言で笑ってるのである。シド・バレット気取りなんである。そこでオレはハッと我に帰るのだ。クソ!!負けられない!!彼にだけは!!・・・と。そこで手元に置いてあるアイスピックをおもむろに手にとって自分の太ももにグサっと突き立てるのだ。目を覚ませ!!眠っている場合じゃねーそ!!そしてもう一突き!!グサッ!!グッバイ、レム睡眠!!グッバイ、無呼吸症候群!!起きろ!!このへっぴり!!グサッ!!・・・プシューッ!!(血が吹き出る音)

坂本くんの2年ぶりだかのソロアルバムが間もなく発売される由。また売れるんだろうな(エンジニアはこれまたオレも知り合いでもある中村さん)。ディスクユニオンの店の壁にはチラシが貼ってありそこには「問題作完成!!」の文字が。そうか、問題作なのか。「ナマで踊ろう」だもんな。やっぱりナマがいいのか。向こうが問題作ならこっちは「超問題作」を作らねばならないだろう。たとえ明日、地球が二つに割れようとも。


★追伸:旧ソ連製カメラ片手にオレが撮るモノクロームな写真ギャラリー『印画都市』更新しました。こちらから▼
http://negative-city.blogspot.jp/


★今夜のBGM★
なぜに今さらとお思いかもしれませんがここ最近、PーMODELの1stばっかよく聴いてます。区役所で会った人だろう・・・じゃなくて美術館で会った人だろうを含む。個人的にはテクノポップ御三家の中では圧倒的に「ヒカシュー」派だったんですけど・・・。改めてその1stの批判性のある歌詞に気付かされたところです。で、これはずっと後のアルバムですが、とくに本曲は1回聴くと入浴中も大便中も2,3日はそのイントロのフレーズが頭ん中で鳴り止まらなくなり困る曲なんです。
♪「サイボーグ」/P-MODEL














▼今後のイヴェント色々決まってます。

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「ダンボール・バット」ライヴ
6月15日(日)
@東高円寺UFO-CLUB
【アダルト720】(UFO-CLUB企画)
共演:
銀幕一楼とTIMECAFE/ザ・モーレツアタック40’s/
ぼくら/ゴトー&カメレオンズ
※ダンボール・バットはPM9:00~の登場

開場 18:30 開演 19:00

前売予約¥2000 当日¥2300
(別途ドリンク代500円要)



お問い合わせ、ご予約は▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588




7月8日(火)
@渋谷ラストワルツ
雑誌「TRASH-UP!!」+ダンボール・バット共同企画イヴェント
【ニューウェイヴ天下御免VOL.7】
DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
※詳細調整中

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「AMIと屑山屑男の音楽トークショー」
~今夜は御意見無用VOL.4~
6月27日(金)
@高円寺・円盤
出演:AMI、屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
※AMIのソロユニット「ネオン警察」のミニ・ライヴ・コーナーあり





お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      ▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年5月21日水曜日

フーセンガムで空腹を満たし、ホモと覚醒剤疑惑をDAFの電子ビートで飲み下した夜。



▲「パーフェクトにうってつけの日」(作詞作曲:AMI)/ダンボール・バットfeat.碧衣スイミング
只今製作中!ダンボール・バットのニューアルバム<壊れたカセットはAOR>より



マルカワのフーセンガム喰っとる、さっきから何時間も。昔からあるあのガムよ。四角い小さなハコに丸い直径8mmぐらいの球形のフルーツ味のガムが4粒づつ入ってるやつ。ガム味がしなくなると、吐き出さず、また、新しいのを口に放り込むので、どんどん口ん中でガムが巨大化してきとる。フーセン人間や。最近は、飲むもの、食べるもの、なんでもかんでもカロリーゼロ、脂肪分ゼロ、ノン・シュガー、エトセトラ。狂ってるよ世の中。健康キチガイというか何なんでしょうね?デブになりにくいとか、コレステロールの心配がないとか、虫歯になりにくいとか、まあ、一見イイ事ずくめのようなあれらの商品。しかし、あんなのばっか、とくに子供のうちから摂取してたら、まあ、いつか、何世代か後には細胞レベルで異常が起きるんじゃないかって心配っていうか半分期待しているんですけどね。そこんとこ、小保方さんならどう思うかな?
それにしても、コンビニでガム買おうと思っても、今ってほぼ100%ノン・シュガーじゃありませんか?実はオレのデリケートなお腹はあの人工甘味料を含んだガムを一日数個噛んだだけでユルユルになることがしばしば。あんなガム、20個も30個も一気に喰ったって便秘なんか一向に解消されないってツワモノもザラにいるみたいけど、オレはダメなの。ただ、オレにとってガムは一種の精神安定剤的な役割もしてくれる大切なアイテムなので手元に無いとシンドイ(とくに昼間の会社での奴隷作業中には!!)。でも噛むとユルユル。だから、たまに100均のお菓子コーナーとか物色して、人工甘味料ゼロ!の、昔ながらの、ガム・・・マルカワのフーセンガムとかを買いだめして来るのだ。
それにしても、この手の昭和レトロなフルーツ味のガムを噛んでいると、そのフレイバーから高校の頃何度か通っていた田舎の場末の映画館を思い出すのだ。普通、映画館のトイレと言えばホールを出てロビーの突き当たりとかにあるもんだが、その田舎の当時の映画館はホールの中(!)にトイレがあるのだった。客席の両サイドの壁際の通路の中ほどに。その入り口の前にはガラスの囲いがあって、一応カーテンで仕切られているのだが、上映中もトイレの芳香剤の匂いが絶え間なくホールの中に漂っていた。その臭いが人工的なフルーツ臭のようなものであって、それがいつも、フルーツ系のガムを噛むとなぜか脳裏に蘇るのであった。だいたいがちょっと古めの二本立てをやっていて、ホラー映画と恋愛ものとか、有り得ない組み合わせの作品も平気で上映していた。「ブレードランナー」を初めて観たのも確かその映画館だったような気がする。なぜかいつもクラスメイトの男友達(男子校だったので)と学校帰りに行っていた。別にホモじゃないけど。
あ、ホモで思い出した。いや、別にホモじゃないかもしれないけど、80年代初頭のドイツ・ニューウェイヴ・シーンを代表する二人組みといえば「D...」(!)・・・通称「ダフ」(ドイツ語でドイツアメリカ友好条約・・・だかそんな意味の頭文字)。ミニマルで単調なビートにスッカスカのシンセ音がピコピコ鳴ってるオケをバックに筋肉質な野郎二人が黒のピチピチのレザーの衣裳に身を包みハァハァ喘いだりみたり囁いてみたりシュプレヒコールを挙げてみたり・・・やっぱりホモかもしれないけれど、そんな、伝説のグループが来月来日ってニュースにASKA覚醒剤!!のニュースも霞んだくらい驚いた。まあ、ASKAも大変だよね。でも、実際シャブやると疲れ知らずでそのうえいろいろひらめくんだそうで、きっとイイ曲が書けるんだろうな。意識の拡張ってやつでしょうか。意識の奥の未知の扉が開かれるんでしょうね?まあ、とりあえずオレも会社の尿検査だけは気をつけます。覚醒剤ならある意味格好もつきますがね、「糖」だの「たんぱく」が出てますよなんて言われた日にゃ恥ずかしいじゃん。
 ・・・なんの話だっけ?ああ、ホモ、いや、DAF来日ね。まあ、つい先日もかつてニューロマンティック・ムーヴメント(何のことだか分からないヤングはウィキってちょーだい)の立役者と言われたスティーヴ・ストレンジ=ヴィサージ来日のニュースにもノドチンコが裏返るほど驚いたけど、次々に珍妙な、それでいてオレの世代のその筋が好きな人間にはたまらないラインナップを次々来日させてる興行主のヴィニール・ジャパン、何を考えてるのか調子に乗ってるのか。次は誰呼ぶの?この流れでいけば、マーク・アーモンド=「ソフトセル」来日も実現不可能ではありますまい。ソフト・セルが来たら観に行くよ、絶対。なにせ、マーク・アーモンドこそ我が師と仰ぐシンガーの一人。え?ホモ?また?まあ、そこは置いておいて・・・。生マーク拝みたいもんですなぁ。あのさ、あの時代のアーチスト・・・オレにとってヒーローだったりアイドルだった人たちも今じゃ歳とってハゲたりデブになったり生きた屍みたくなったり昔はちゃんと化粧したり着飾ってステージやってたのにTシャツにGパンってそりゃないぜってなことになってってがっがりさせられることはままあるけれど、マーク・アーモンドは多分今も昔とそんな変らず頑張っていると思うのよ。きちんと体型も維持してさ。やっぱりゲイの人とかって気遣うもんでしょ?そういう部分って。ところで、マーク・アーモンドのその歌唱の素晴らしさは、もちろんソフトセルのアルバムでも堪能できるけど、数々のソロアルバム・・・中でも、フランスが誇る特異なシャンソン歌手(ここ日本じゃほとんど評価されていないが!!)ジャック・ブレルのカヴァーだけで丸々一枚アルバムを作ったものがあるんだけど、未聴の方は機会があれば是非オススメさせていただきたいところ。隠れた名盤なり。
ええと、どーでもいいことばっか書いてるな今日も!(まあ、いつもだけど)。そんな時間どこにも無いのに!ええと、わがダンボール・バットのニューアルバムのレコーディングの進捗状況をお知らせします。先週のベースの録音に続いて、きのうは近所のスタジオにギターの奴と6時間ばかし立てこもって、ギターのオーバー・ダビングを完了させてきたのだ。5曲分のギターを録ったのだが、なんだかなだで6時間みっちりかかってしまった。で、録ったものを聴き返してみたのだが、こりゃ、下手すると、ドラム以上に今回はギターで手こずりそうな予感が!!前回のブログでも書いたとおり、前作の反省点・・・音の詰め込み過ぎ・・・を念頭に置き、今回はなるべく重ねる音を少なくしたいのがオレの心模様なり。現在、キーボードが不在のダンボール・バット。まあ、キーボードを使ったちょっとしたコードやストリングスならオレでも重ねられるし、ついつい重ねたくなっちゃうのがオレの悪いクセ。が、今回は出来るだけ安易にゴチャゴチャ重ねるのは避けたい故、とはいえそれはそれでこれまた頭を悩ませるのである。オレの部屋の録音作業机の正面のモニター用のスピーカーとスピーカーの間には小沢健二の例のCDとXTCの「DRUMS&WIRES」、ルースターズの「Φ(ファイ)」が鎮座してオレの録音作業に睨みをきかせてるのだ。それが何だって?いや、別に意味はない。ただ、今回のレコーディングに向かうオレの心構え、ヒントのようなものがその3枚のアルバムにあるような気がするのである、なんとなく。
今回のアルバムに収録予定の♪「イージー・リスニング/ハード・リスニング」って曲の録音したギターのチェックをやりつつ細かい部分の修正やちょっとした音・・・効果音とか・・・の重ねをついさっきまでやっていたのだが、こりゃもうキーボード入れなくいいや!!入れる余地なし!!とうとうギター・バンドになり果てました、ダンボール・バットは!!(笑)ひえぇ~!!でもやっぱりちょっとだけキーボード入れたほうがいいのかな?要らないかな?永遠に答えの出ない一人禅問答。ミックスって難しいなぁ。オレの手には余るなぁ。やっぱり誰かプロデューサーが必要だよなぁ。意見が合わないとか言ってプロデューサーとケンカしてみてぇーなぁ。まったく同じ曲を何十回何百回とリプレイしてると爆音で鼓膜がバカんなってワケわかんなくなってくるのだ。で、また、マルカワのガム口に放り込んで精神統一して・・・。味のしないネトネトの大量のガムクチャクチャ噛んでたら吐き気がしてきました。嗚呼、フーセンガム人間のミキシングルームへようこそ。ここにトッド・ラングレンがいてくれたら!コニー・プランクがいてくれたら!疲れた。はぁ。放尿!!放屁!!敬礼!!

追記:ネットでいろいろ調べてたら2011年にマーク・アーモンド来日してたんですね。オレ全然知らなかった。でもその時は「ソロ」での来日だったみたいから、やっぱりこの次は是非「ソフトセル」でお願いします。





★今夜のBGM★
わが師マーク・アーモンドも師と慕うフランス・シャンソン界の至宝にして異端、ジャック・ブレルの雄姿!!アムステルダムの港町で夜毎繰り広げられる荒くれ船乗りたちのドンチャン騒ぎと人生の悲哀を歌った代表曲。オレもいつかこんな風に歌えたら、こんな顔でステージに立てたらと、思わず手を合わせてその足元にすがりつきたくなる衝動を押さえきれない。もうこれはシンガーではなく仏の相。いや仏のようで閻魔様のようでもある。蓮の花の咲く池の中にだって針の山はあるもんだ。笑っているのか怒っているのか泣いているのか、その顔面からはその毛穴からはまさに今熱い血潮が噴出さんとしているのがオレには見える。
♪アムステルダム/ジャック・ブレル













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「ダンボール・バット」ライヴ
6月15日(日)
@東高円寺UFO-CLUB
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ぼくら/ゴトー&カメレオンズ
※ダンボール・バットはPM9:00~の登場

開場 18:30 開演 19:00

前売予約¥2000 当日¥2300
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@高円寺・円盤
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2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
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屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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2014年5月15日木曜日

家畜海峡を渡ったところでベースのミックスに悩まされトッド・ラングレンとアンディ・パートリッジのケンカの仲裁をした夜。


♪泣きながら豚のよに働く毎日・・・と、歌われる戸川純の心に染み入る名歌唱「家畜海峡」を朝から思い出す。連日の残業でクタクタでほんと家畜のように強制労働に従事する毎日。ブヒブヒ。今日も今日とて女上司に絞られてるのにニヤニヤしている推定36歳の小太りの男社員・・・通称、チャーリー・ブラウン。命の次に大事なのは家族でも子供でもなく「電卓」だといわんばかりに常に電卓を持ち歩き在庫がどうの効率がどうのと目を血走らせて気勢をあげる女社員。他にも珍獣、奇獣がひしめきあって右往左往のサマは正に「家畜海峡」の如し。そんなドロ沼のような海峡の中でいち派遣社員、いや、いち奴隷として、オレも浮いたり沈んだりアップアップしながらわずかな日銭を得るために労働に従事している。まったく、こんなことしてる場合じゃないのに。そう、「オレ」があと最低二人は欲しい。一人は昼間の奴隷労働に従事。もう一人は今粛々と進行中のわがダンボール・バットのニューアルバムのレコーディング作業を進め、もう一人は、こうしたブログやライヴ告知等々の諸々の雑務をこなす役割。とても一人じゃにっちもさっちもいかないのが現状。ちゃぶ台の2,3個もひっくり返したくもなるってもんです。いや、しかし、泣き言はいうまい。言わないと決心したのだ、あの日から(いつ?)。泣いたところで誰かが何かをしてくれるわけでもない。手を差し伸べてくれるわけでもない。家畜海峡の只中で屍(しかばね)になるのもまた運命。己の宿命かな。さあ野郎ども、今日も残業だぜ!!ブヒブヒブヒ・・・

前回のブログの続きでもあるが、ウチのバンドのベース氏が貸してくれた小沢健二の例のCDをまたちょろっと聴いている。ベースのミックスがデカいので有名な例のCDである。いやベースがデカいんじゃなくって他の音や歌が遠慮しているとも言える。ベーシストのリーダー・アルバムならまあベースの音をちょっと他の音より主張させてみようっていうのも分かる。1980年を挟んだパンク・ニューウェイヴ期にはベースのデカさを売りにしたバンドもいた。しかし、ここでの主役はヴォーカリストたる小沢君だし、パンクやニューウェイヴに繋がる匂いは皆無だし、ましてやベースがサウンドの根幹を成すレゲエやDUBとも無縁。なのになぜにベースの音がデカいのか?いやまあ、小沢君が単にそういうミックスにしたかったんだろうからオレがとやかく詮索したって仕方ないこと。いずれにせよどうでもいいことなんだが、まさに、ウチのバンド、ダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」の只今レコーディングの真っ最中で、つい先日、ドラムの録音に引き続きベース氏を我が家のお座敷スタジオに招いてベースのオーバー・ダビングを行ったばかりのところで、ことさら件のベースのミックス加減が気になったのだ。
小沢君のCD・・・ベースの音量のことはともかく、それに「好き嫌い」は別として、そのスカスカなアレンジ・・・とくに冒頭の曲などは案外参考になるかもしれない・・・今回のダンボール・バットのニューアルバムのレコーディングに於いて。安易にキーボードとかで空間を埋めていないところが潔い。これは見習いたいところ。オレの悪いクセは、空間恐怖症ともいうべきもので、楽器と楽器の間のスキマが多いとなんか不安になってついついキーボードだの効果音だのギターを無理矢理ダブルにしたりして空間を埋め尽くさないと気が済まないタチなのであった。・・・「であった」と、あえて過去形にしてみたのは、今回のアルバムでは極力無意味な殺生・・・いや無意味な「重ね」は控えようとフィル・スペクターの写真を焼き捨ててまで心に誓ったのだ。
久々に夕べ、ダンボール・バットの前作「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」を通して聴いたのだが、とにかくなんでこんな音を詰め込んだのかと思うほどグチャグチャと無駄な音がこれでもかこれでもかと先祖の恨みでも晴らすが如き詰め込まれているのに改めて驚き、自分でミックスしておきながら今更ながらに辟易してしまったのだ。普段自分が聴いてるレコードとかでも、どちらかといえば音が過剰に詰め込まれたような楽曲が好きだった。いや、今も好きなのだが、最近はそれとは逆に、「引き」の美学、マイナス・・・つまり音数を減らしてゆく美学というものにも憧れるようになった。とはいえ、口で言うのは簡単だが実際やってみるとこれはなかなかにハードルが高いことなのだと思う。音を詰め込んでいくのは案外簡単で誰か止めてくれる人がいなかったら、たった1曲のために100トラックでも200トラックでも音を重ねてしまうタイプの人間なのだ、オレは。が、幸か不幸か、現在オレがバンドのレコーディングに使ってる機材・・・旧石器持代のハードディスク・レコーダーはたったの16トラック(!)しかないので、自然と重ねられる音数が制限されるのだが、昨今のトラック数無限大のDTMであったら今頃大変なことになっていたであろう。
いずれにせよ、今回のアルバムは極力音数を抑えるのが自分に課した命題。しかし、オレの中に流れる「過剰にやらなきゃ気が済まない血」がそれを許さず、いざフタを開けてみたら、結局グチャグチャになっていた・・・なんてことにもなりかねない予感も拭いきれないのであった。
そういえば、ちょっと前にこんな夢を観た。見知らぬミキシング・エンジニアが出てきて、そいつとオレとで夢ん中で口論になったのだ。なんでも著名なエンジニアらしく、そいつが、ウチのニューアルバムのドラムのミックスを勝手に始めたのだ、頼んでもいないのに。しかも、なぜかそいつは「料理」とミキシング作業とを並行してやり始めたのだ。隣のキッチンへ行ってなにかをフライパンで炒めたと思ったら、こっちに戻ってきてオレの機材のツマミ類を勝手にいじる。しばらくいじるとまたキッチンへ戻ってゆきなにかを炒めている。そして、また戻ってきてミックスの続きを始める。これにはオレもブチ切れて、「料理なんかいいからさ、ミックスだけ集中してやってくれよ!!」と。すると、そいつは黙々とミキシング作業だけに専念。しかし、やがてそいつが完成させたドラムの音は、オレの思い描いていたサウンドとは似ても似つかぬサウンドで、そこで口論になったのだ。もっとスネアの音をこーしてくれ!とか、タムの音をあーしてくれ!とかそいつに言うのだがそいつも一歩も譲らない。まさに一触即発の様相。まるで、XTCのアルバム「スカイラーキング」制作時の有名な逸話・・・プロデューサーのトッド・ラングレンとアンディ・パートリッジとの確執の一件を思い出さずにはいられない。こんな夢を見たのも、最近、久々にXTCの伝記本「Chalkhills And Children」を引っ張り出してきて読み返していたせいだろうか。かの本にはトッドとアンディとの衝突の一件についても詳しく触れられていて、個人的には特別にXTCのファンってわけでもないのだが、なかなかに面白い。アンディ・パートリッジの「音楽」に対する偏屈ぶりも楽しめる。そういえば、ダンボール・バットの前回のアルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」の地獄のようなレコーディングの時にも常に自分の傍らに置いておいて、疲れるとページを開き、何かバイブルのような思いで読んでいたのを思い出した。

「くたばれキャベツ野郎」・・・今、まさにこのブログを綴りながら聴いているのは、我が師、ゲンズブールのコンセプチュアルかつアートロックな76年発売のアルバム。歌というよりほぼ全編「しゃべり」だ。オケに乗せてボソボソボソと囁くようにタバコ臭い息でフランス語を繰り出す。それにしてもこのアルバムもバランスが少々おかしい。デカいのだ。いや、ベースの音がじゃなくって、ゲンズブールの声が。まあ、アルバムの主役たる声がデカいってのは別におかしなことではないか。しかし、ドラムなんかの5倍くらい声のほうがデカいから相当なもんだ。まさにそそり立つ性器の如し。まあ、オレ様の歌(声)を聴け!ってことなんだろう。ゲンズブールだから許される芸当かもしれないが、これくらい声がデカくてもいいのかもしれない。ミキシングの参考にしよう。
いずれにせよ、ダンボール・バットのニューアルバムは問題作になることは間違いないだろう。いや、そうならなければ困るのだ。なんていったて、オレの「辞世の句」ならぬ「辞世のアルバム」になるハズだからだ。そして、完成するその日まで、オレは今日も家畜海峡で浮いたり沈んだり、まるで金子光晴のウンコの詩のように。とうとうアナタのウンコになりました。

★今夜のBGM
初公開!ダンボール・バットのこの冬完成予定のニューアルバムにして問題作「壊れたカセットはAOR」の冒頭を飾る書き下ろしデュエット曲。デュエットのお相手は只今売り出し中の宅録系イイ女の碧衣スイミング。曲名はサリンジャーの短編「バナナフィッシュにうってつけの日」となぜかルー・リードの「パーフェクト・デイ」が合体し、曲中、メタル・マシーン・ミュージックの断片が顔をのぞかせる仕掛けでコケオドシ。













▼今後のイヴェント色々決まってます。

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「ダンボール・バット」ライヴ
6月15日(日)
@東高円寺UFO-CLUB
競演:サエキけんぞう&boogie the マッハモータース、他
※詳細確認中

7月8日(火)
@渋谷ラストワルツ
雑誌「TRASH-UP!!」+ダンボール・バット共同企画イヴェント
【ニューウェイヴ天下御免VOL.7】
DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
※詳細調整中

「AMIの音楽トークショー」
6月27日(金)
@高円寺・円盤
出演:AMI、屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
※AMIのソロユニット「ネオン警察」のミニ・ライヴ・コーナーあり





お問い合わせは▼こちらのフォームから
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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      ▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年5月7日水曜日

どうせ小沢健二になれないならせめてもとボーダーTを買い求めハウリングの出るほどベースの音量を上げた夜。

今も活動しているのかどうかは知らないが、昔イギリスのバンドでTVパーソナリティーズというのがいた。彼らの曲に「Three Wishes」という空き缶の中で干からびたコオロギが歌っているようなとても物悲しい曲があるのだが、なぜかそのメロディがこの数年耳にしていないにも関わらずオレの頭ん中で一日中鳴り止まなかった。5月だっていうのに季節はずれの肌寒さと低く垂れ込めた灰色の空・・・そんな今日の東京の天気を思わせるような陰欝な曲。多分に、それはオレの今朝の気分がオレの耳の奥にわずかにこびりついていた昔さんざん聴いた曲の断片を拾い集めて勝手に再生させてしまったのだろう。
オレをそんな気分にさせてくれた夕べのライヴ。なんとも後味の悪いライヴだった。まあ、自分たちのステージはそれなりに楽しくできた。が、それ「以外」が悪かった。それ「以外」って?まあ、これ以上書くとロクな事がないのでやめておこう。グチなら夕べのうちにメンバーたちにタップリこぼしておいた。が、メンバーたちも同じように感じていたらしくみんな悶々としていた。ライヴ(演奏)で疲れるのならどんなに疲れても構わない。肉体的な疲労ならば心地イイってことにもなるもんだ。が、それ「以外」の部分・・・つまり精神的な部分で凹まされるのは「拷問」に等しい。長年、ライヴをやっていると、そういう「拷問」のような目に合わせられる機会も多い。いや、そういう機会のほうが圧倒的に多いような気がする。これも試練なのか?宿命なのか?神様の嫌がらせ?まったくやれやれ、だ。

 「壊れたカセットはAOR」・・・ダンボール・バットの最新の曲であり、只今レコーディングを粛々と進めているニューアルバムのタイトルトラックでもある曲だが、これがなかなかに好評なんである。もちろん、夕べのライヴでも披露した。ダンボール・バットのライヴではコーラス嬢として参加してもらっている「まりこふん」ことBLACK&BLUEのマリも気に入ってくれているようで、「何か映画のテーマ曲とかで使われたらいいですよねぇ?」なんて、夕べもライヴの帰り道で嬉しいことを言ってくれる。いや、オレも実は同じようなことを考えていたのだ。この曲が出来上がった時、映画のエンドタイトル・・・出演者やスタッフの名前が下から上へと流れていくバックでこんな曲がかっていたらきっと悪くないだろうな、などと一人妄想してニヤけたことを思い出した。テーマ曲というよりは、エンディングテーマって感じでしょう、このちょっと甘酸っぱい切なさは!・・・・・・遠く地平線が見渡せる滑走路。季節は夏。快晴。照り付ける日差しのせいで遥か向こうに陽炎がゆらゆらと。気温は高いのだが湿気がないせいかそよぐ風が肌に心地いい。滑走路の色の消えかけたセンターラインの白線の上をゆらゆらと歩く麻のワンピースに広いツバの帽子を被った女の影。この際、女優はだれでもいいのだが、70年代末ぐらいの桃井かおりなんかがオレのイメージだ。古くて申し訳ない。で、その桃井かおりの片手には古い小型のトランジスタ・ラジオ。彼女がおもむろにスイッチをひねると雑音に混じってかの曲が流れ出すってワケ。そして、その瞬間、女の頭上を今まさに一機の小型飛行機がかすめ飛んでいく。女は風で飛ばされぬよう、慌てて帽子を手で押さえ・・・。と、まあ、オレの一人妄想ロードショーは終らない。片岡義夫の小説の世界か?!(一度も読んだこと無いですけど・・・。)
夕べのライヴには、ダンボール・バットの数少ない理解者の一人であり、事あるごとにいろいろオレの人生相談(?)にも乗っていただいている森内さん(現在はご自分で「DONUT」という音楽雑誌の編集などをされている)も見に来てくださった。ロッキン・オン・ジャパンを始め、数々の音楽雑誌などにライターとして関わってこられた森内さん。当然、音楽にはうるさいし、いつもオレの音楽やバンドに対し、時には手厳しくも的確な評価をしてくれる有難い存在。その森内さんからもかの新曲に対して「名曲!」とお墨付きをいただいた。「その才能、埋もれさせておくには勿体ないねぇ~」なんて嬉しい事を言ってくださるのだが、まあ、オレの屁のような才能の有無は別としても、例えお世辞とはいえそんなことを言ってくれるのは片手の指で数えられる程度の知人しかオレにはいない。悲しいがそれが現実というものだ。オレはこの先も、1円のカネも産まぬ誰にも聴いてもらえぬ曲をコツコツと作り続け、人知れず老いさらばえて野垂れ死ぬんだろうと思う。芥川龍之介の本のタイトルを思い出した。「或る阿呆の一生」・・・・そうだ、オレの一生なんてただの阿呆に過ぎず。阿呆の塊のようなもん。ナニを今更!!いけない、いけない。またボヤいてボヤいて日が暮れてゆく。
それにしても、エンディング・テーマか。いいなあ。今からどうにかして映画関係の人にコネ作ってどこぞの低予算映画のエンディングテーマにでも使ってもらえんだろうかと、本気で画策中。ピンク映画でも何でもええです。むしろピンク映画(って今あるのか!?)とかのほうがお似合いかもしれぬ。どうせなら勢いで、映画丸々一本分のサントラも作ってみたい。坂本龍一やエンニオ・モリコーネのように!!オレの名刺の肩書きには「コンポーザー」・・・いや、「映画音楽家」の文字を今から入れておこう!!
(以上、ここまでの日記、5月6日に記す)

先日、バンドのリハの時に、ウチのバンドのベース氏から「これ聴いてみてください」と1枚のCDを渡された。改まって何事?!よっぽっどレアなCDでも手に入ったの?たとえばブラジルの片田舎のサイケ・バンドが70年代に残したキングクリムゾンの完コピアルバムとか、北朝鮮の脱北者が結成したディスコ・バンドがスーサイドのカバーでもやってるとか、そんな壮絶なCDを予想して手が震えたのだが、渡されたCDのジャケに書かれたアリのような小さな文字を見れば「dogs kenji ozawa」と。あん?!あの、フリッパーなんちゃらの小沢健二くん?!呆気に取られているオレに対し「このCDのベースがお気に入りなんです」と、ベース氏。更にダメ押しで「これ誰が弾いているか当ててみてください」と宿題まで出されたオレ。「AMIさんも知ってるベーシストですよ」と。CDには演奏者のクレジットが一切ない。が、まあ、ネットで調べればスグ分かることだがあえて調べず聴いてみた。当然、分かるはずがない。そもそもオレが知ってる(咄嗟に頭に浮かぶ)日本人ベーシストといえば、細野(晴臣)さんと、後藤次利・・・ぐらい(笑)。どっちも違うとなればもうお手上げ。結局答えはルースターズの井上富雄とのことだった。名前の字面を見ても5分間分からなかった。ルースターズは何枚か聴いているし好きなアルバムもあるのだが熱心なファンってほどでもないので大江慎也とドラムの池畑潤二の名前ぐらいしか咄嗟に思い浮かばなかったからだ。それにしてもこのCD、不必要にベースの音がデカイ。LOWばっか出ていて他のオケともなじんでいない。その意図が分からない。なんでも、ベースの音がデカイことでも有名なアルバムなんだそうだ。アンタはストラングラーズか?それにしても小沢くんはなぜこの人選にしたのか?そこも分からない。まあ、オレにはどうでもいいことだが、それよりベース氏がオレにこのCDを聴けと渡した意味はなんだろうか?こういう感じでベースを録音してほしいってことなのか?ベースの音をデカくミックスしてくれってことなのか?いずれにせよ、来週早々、すでに録り終えているドラムに合わせてベースのレコーディングをやる予定なのだ。
片や一流スタジオで一流の機材とプロのエンジニアにより録音した小沢くんのアルバム。片や高円寺の片隅の畳6畳間の即席スタジオでオンボロ機材と素人エンジニア(オレ)による我がダンボール・バットの極貧レコーディング。まあ、比較の対象にもならんだろうが、気合だけは負けていないつもり。とにかく、今度のダンボール・バットのアルバムをオレの辞世の句ならぬ辞世のアルバムと位置づけているのだ(!)。今までのアルバムが酷すぎたのだ。1枚くらいは人様に名刺代わりに胸を張って渡せるアルバムを作ってから死にたいんだよ、小沢くん!!今年3月の放送終了間際の「笑っていいとも」に、ン十年ぶりだかでTV出演したという小沢くんは確か昔と代わらぬボーダーのTシャツを着てニコニコしていた。オレもさっそく明日、新宿のユニクロにでも行ってとびきりのボーダーのTシャツを買ってみようかと思う。



★今夜のBGM
3つの願い(Three Wishes)・・・叶えます。
♪Three Wishes / TV PERSONALITIES













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「ダンボール・バット」ライヴ
6月15日(日)
@東高円寺UFO-CLUB
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7月8日(火)
@渋谷ラストワルツ
雑誌「TRASH-UP!!」+ダンボール・バット共同企画イヴェント
【ニューウェイヴ天下御免VOL.7】
DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
※詳細調整中

「AMIの音楽トークショー」
6月27日(金)
@高円寺・円盤
出演:AMI、屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
※AMIのソロユニット「ネオン警察」のミニ・ライヴ・コーナーあり





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2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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