2014年4月17日木曜日

「ゲームに没頭し息子餓死」ってアルバムタイトルはどうか?と大江慎也に問いたくなったXP崩御の夜。



 この一週間、ルースターズのニューウェイヴ期のアルバム「DIS」と「Φ(ファイ)」ばっか聴いている。すでに精神状態がやばかったこの頃の焦点の定まらない大江慎也の歌を聞いているとなんか他人事のように思えず、オレの気が触れるのも時間の問題なのかもと思わせられる今日この頃。桜の花も、とうの昔に散りました。
 さて、とうとうこの4月9日にウィンドウズXPのサポートが終了してしまった。今も平然とXPを使い続けてはいるが、一体、この先どーなるのか?と、一抹の不安がよぎらないでもない。まるで、朽ちかけた手漕ぎのボートで大海原の上を当て所なく漂っているかのような心もとない気分だ。たしかに我が家の年代物のXPは朽ちかけた小舟か笹舟の如し。いつ大波や嵐が来て転覆するやも分からぬ。いや、大波どころか小波でも危ない。案の定、サポートが終了した翌日・・・4月10日になった途端、PCからツイッターに一切接続が出来なくなってしまっている。インターネット・エクスプローラーから試してみても、クロームから試してみても状況は同じ。SSLエラーだとか証明書がどーだとかのおかしな表示が出て一向につながらないのである。ケータイすら持ち合わせていないオレにとっては、まあ、ツイッターなど正直あってもなくてもいいツールなのだが、ライヴやイヴェントの告知等で最近は結構世話になっているのでまるっきり使えなくなるのも困りものだ。ただ、幸い、ツイッター以外のWEBは今の所問題なく閲覧できるのと、フェイスブックとツィッター、ミクシーとツイッターとをそれぞれ連動させる設定に以前からしてあったので、たとえば、フェイスブックから投稿すればそれがそのままツイッターに流れていくし、逆に、ミクシーから投稿すれば、それがツィッターにも流れていくといった、流しそうめんのような、下水を流れてくウンコのような仕組みになっていたのが不幸中の幸い(?)だった。手間は掛かるが当面はその方法で乗り切るしかなさそうだ。しかし、いずれにせよ、じき新しいPCに買い換えなければならなくなるのは必至。ビックカメラなどへ行くと、XPを使い続ける危険性をアピールするとともにいつまでもそんな古いPCを使い続けるヤツはどこの阿呆や、どこの非国民や、と言わんばかりに、一刻も早く新しいPCを買い求めるようにと、まるで北朝鮮のニュース番組のアナウンサーがアジるような強い口調で強要するするテープの音声がひっきりなしに大音量で連呼されている。クソ!オレたち、いいカモだな、マイクロソフトと家電量販店の。
 しかし、仕方がない。PCにすっかりどっぷり頼り切った生活に馴れてしまった(馴らされてしまった)オレたちにはどうすることも出来ない。ケータイを持っていなくてもそう困ることもめったいにないオレも、PCがなくてはにっちもさっちも行かなくなる。実に情けない話である。文明社会に生きる我々のモロさである。どうでしょう?このへんで、世界中の皆さん、PCも、スマホもみんな放棄して、そんなものなど無かった昔に戻れば、案外、平和な世界が訪れるかもしれませんぜ。人間、素っ裸で草原走り回ってマンモスとかを追いかけていた頃が一番幸せだったんじゃなかろうか?太古の昔からなんにも進化していないんじゃなかろうか?それどころかどんどん退化して行ってるんじゃなかろうか?と、かのバンド名には「人間は進化した生き物ではなく、退化した生き物だ」との批判の念も込められているというDEVO(ディーヴォ=Devorution<退化した>の略)の1stアルバムをヘッドフォンから漏れる音も気にせず爆音で聴きながら独り会社帰りの地下鉄に揺られ目の前の席でアンポ口開けて居眠りしているサラリーマンの阿呆面やらスマホのゲームに目を血走らせて超高速でいじり倒してるOLのおねーちゃんとか見てるとふと思うのだ、最近。

 話変わって、先日、雑誌「TRASH-UP!!」と我がダンボール・バットとの恒例のシリーズ・ライヴ・イヴェント【ニューウエィヴ天下御免】の第6回目が、渋谷のライヴハウス「ラストワルツ」にて無事終了した。いや、「無事」というのは怪我もなく事故もなく無事終了してよかったね・・・っていうことで、肝心の集客は・・・そこには触れないでいただきたい(笑)。いや、もう言わなくてもお分かりでしょう?!結果は惨憺たるもの。前回、1月にUFO-CLUBで開催した新春スペシャルヴァージョンの時は会場がパンクするんじゃないかっていうぐらいの大入満員だっただけに、なおさら今回のスカスカの客席にはニール・ヤングの「渚にて」を聴いてしまったあとの寂寥感のようなやるせないどんよりした空気がただただ無常に漂っていたのでありました。まったく、金曜の夜だっつうのに、フライデーナイトだっつうのに、音楽好きのヤングピープルは一体どこへ行っちまったんだ?!と、嘆いていても始まらない。お客がいようがいまいがやるしかないのだ。
この日のオレは先日のギックリ腰事件から初めてのステージということで、当初はあんまり派手なアクションは控えておこうと肝に銘じていたのだが、ノッてくると自制が効かなくなり(笑)、結局ステージの後半ではかなり無理して動き回ってしまった。楽屋に戻ってから「やめておきゃよかった」と、後悔したものの、その後の腰への影響も別段無かったようで案外ちょうどいいリハビリだったか、と、とりあえずは一安心。人影まばらな客席を目の前にして歌っていると、その暗黒の空間が時として際限のない宇宙のように思え、まるで宇宙と対峙しながらなにか永遠に答えの出ないパントマイムを独り演じているような空虚な心持になるものだが、まあ、そういう状況にも最近は慣れてきた。悲しい話だが・・・
ところで、この日の我がダンボール・バットの目玉は、ライヴ初披露の新曲「壊れたカセットはAOR」だった。オレの拙いキーボードプレーを交えつつ、そこはかとないグルーヴ感を伴いながら無事完奏。「キャッチーないい曲ですね~!」と同曲への評判も上々で、年内完成を目指しているダンボール・バットのニューアルバムのタイトルトラック曲だけにお客さんの好反応にわずかばかしの手ごたえを感じたところ。「こういうキャッチーな曲をアイドルとかに歌わせたらいいんじゃないですか?」なんて御意見も頂戴し、まあ、需要があれば是非とも望むところ。どなたかスターボや少女隊みたいなアイドル紹介してください。
で、この日のステージの様子はこんな感じ▼(写真提供:小宮氏 ※クリックで拡大)。
1980年頃なら確実にこんなヴィジュアルのバンドが日本のどこかに生息していたハズ。いや、新宿ロフト(西口にあった頃の)にも出ていたかもしれない。日本のデフ・スクール(!)とか紹介されて、S-KENなんかと対バンしていたかもしれないし、8 1/2の久保田慎吾に楽屋でケンカ売られていたかもしれない。そうなのだ、やっぱりオレは生まれてくる時代を間違えたのだ。まあ仕方がない、今は2014年なのだ。インベーダー!インベーダー!と、例の頭がヘンになりそうな曲が街中のスピーカーから垂れ流されている、今はまぎれもない2014年なのだ!!悪夢。

  きのう、ヤフーのTOPニュースの見出しにこんなのが。「ゲームに没頭し息子餓死」!ひぇ~っ!ついにヤフーも東スポ化か!?。ダンボール・バットの只今製作中のニューアルバムのタイトルは「壊れたカセットはAOR」だけど、この見出しにはやられたな。タイトルこっちにする?ダンボール・バットのニューアルバム・・・「ゲームに没頭し息子餓死」。・・・って、どこかのノイズ・バンドじゃないんだから、お願いしますヨ。
 
追伸:
夕べ、高円寺の「円盤」で開催したトークショー「今夜は御意見無用」の第三回目も、いざフタを明ければお客さんスッカラカンで(!)、上記のライヴといい、この短い期間のうちに立て続けに「集客」に穴を開けてしまったダメージはあまりに大きい。イヴェント運営の難しさを痛感したとともに当分立ち直れそうにもないオレは、今夜もまた、ルースターズを聴いて心の扉を閉ざすしかないのだった。拝見、大江慎也殿・・・


★今夜のBGM
今夜はBGMでなく映画をご紹介。昨晩、高円寺「円盤」でのオレと屑山編集長(TRASH-UP!!)とのトークイヴェントの席でも話題が出たのがコチラの映画。かの大林宣彦のメジャーデヴュー監督作「ハウス」('77)。この、わが国における早すぎたドラッギー・シネマの金字塔的作品が近々吉祥寺のバウスシアターの「爆音映画祭」の中の1プログラムとして上映が予定されているとのこと。まだ、観たことがない方はこの機会に耳の穴かっぽじって爆音で鑑賞されたし。
▼映画「ハウス」(’77)予告編










▼今後のイヴェント色々決まってます。


4月27日(日)
「ネオン警察」(AMIソロ)ライヴ!!
@神保町「試聴室2」にて
http://shicho.org/s1about/

※歌とピアノによるシンプルな編成ながら、内に秘めたアーバンな狂気は、ダンボール・バットとはまるで別世界!この日は「ネオン警察」初のグランドピアノを使用してのライヴ!!

ネオン警察:AMI(VO、SAX、NOISE)&まり(PIANO)
▼ダイジェストPV
https://www.youtube.com/watch?v=qkz1xbqSXt8


~なりすレコードPRESENTS~
恋のパイナップル「NEW ALBUM妄想レコ発ライヴ」

出演:恋のパイナップル、滝沢朋恵、ネオン警察

開場:PM6:00 開演:PM6:30 ご予約料金¥2500(1d+スナック付き)



ご予約・お問い合わせは▼こちらのフォームから

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5月5日(月・祝)
「ダンボール・バット」ライヴ
@渋谷「ラストワルツ」!詳細は近日UP!
「東京電極VOL.19」

PM4:00 OPEN / PM5:00開演
共演:ASTRO-B、他

ご予約¥2000(別途D代500円要)


お問い合わせは▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588



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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      ▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

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