相手が話の通じないバカならこっちはもっとバカを装え。相手がどうしようない軽薄な奴ならこっちはもっと軽薄なふうを装え。いや、そんなことが簡単にできるんなら苦労しないのであった。付き合いたくない人間とも付き合わなければならないのが世の常なのであった。面倒くさい。あん?!なんの話し?
とにもかくにもこのクソ暑いのに冷房もない自室の部屋でわびしい昼飯・・・緑のたぬきを汗だくですすりながらTV観てたら、例のSTAP細胞問題の小保方さんの元上司の頭のイイなんとかさんが自殺したってニュースをやっててビックリ。責任を感じての自殺か?STAP細胞とミドリムシの区別もオレにはつかないし、小保方さんも、まあ、ちょっと白衣姿は悪くないな、と思ったことも正直あったが(笑)今は特に興味ないし、どーでもいいニュースなんだけど、まあ、死ぬことはないだろうと思いながら、パンツ一丁で熱々の緑のたぬきのスープの最後の一滴まで飲み干したのであった。毎日毎日、クソっ、疲れた、もうダメだ、死にたい、が口癖のようになっているオレだが、こういう奴に限って自らの命を絶つ勇気なんてツメのアカほどもないのだ。現世に未練があってどーしようもないのだ。これからも、無駄に生き恥をさらして長生きするのだろう。この恥さらしに、このオレに、天罰が下るのはいつの日か?死ぬなら、心臓麻痺とかでポックリ逝きたい。
さて、かの「エルトポ」「ホーリー・マウンテン」等でおなじみ当代きってのカルトムービー界の巨匠・・・アレハンドロ・ホドロフスキー、85歳にして23年ぶりのまさかの新作としてその界隈では大騒ぎになっていた「リアリティのダンス」を遅ればせながら観て来た。前作「サンタサングレ」を公開当時観にいってからもう23年も経つのか!?オレもジジイになるわけだ。クソっ!!
映画ツウの知人・・・トラッシュアップ編集長の屑山さんには公開前から「あまり期待しないほうがいいですよ」って釘を刺されていたし、まあ、人間、若いときトンガってた奴ほど年取るとエコだ、自然食だ、写経だ、と丸くなっていくのが世の常だし、ホドロフスキーといえども、と、思いながらも、オレは膨らむ期待をねじ伏せながら作品と対峙したのだった。結論からいえば、オレのような若輩者が軽々しく評価を下せるような凡作ではないことは確かだが、もう一度観てみたいか?と問われれば、うーん、と唸ってしまうオレなのである。いや10年後になったらまた観たいと思うかもしれないが今は、うーん、なのである。それはどうしても過去の強烈な作品群と比較してしまうからかもしれない(比較しても意味のないことなのだが)。たしかに表面上は過去の作品群に比べれば、ヤワな感じに映る。いや、じつはそう見えるのは表面上だけの問題であってその表皮の下にはマグマのようなドロドロした得体の知れないものが渦巻いているのかもしれない。いや、渦巻いているのだろう。ただ、それを汲み取れるだけの五感やら情感やらの様々な感覚がオレには不足しているだけなのかもしれない。原色を中心にした鮮やかな色使い、残虐なシーン、小人、手足のない不具者などのキャスティングなどはおなじみの演出だし、さらに過去の自分の映画からの引用(?)とも取れるようなシーンもあったりで、半自伝的な内容からかんがみてもホドロフスキー自らが人生の総決算的作品として撮ったのだろう。まあ、ファンならば冥土の土産に観ておいても損はないのだろうし、観ておくべきだろう。もうじき終了してしまうみたいだから、お急ぎくだされ。
ただ二点ばかし、これは映画の内容というよりも「技術」の点でオレは「興醒め」したことを書いておく。まず一点。実は、“フィルムで撮られていない映画”(逆に言えば「デジタルカメラで撮影された映画」ってことね・・・)を映画館で観たのがなんと今回の本作品が初めてだったのである。ひえぇ~!!オマエ、いつの時代の人間なんだよ?!っと突っ込みを入れられそうだが、事実、今の今まで、映画館では、フィルム式の映画しか観たことがなかったのだ。映画が始まって間もなく感じた「違和感」は、オレの視覚が感じた違和感であり、フィルムか否かという作品の内容以前の問題なのであった。こんなこと感じてるのはオレぐらいなのだろうか?妙にクリア過ぎて白々しい映像の「質感」が全くなじめない。最近のTVの2時間ドラマをわざわざ大画面で見せられているような・・・と言ったら言い過ぎか。これは、もう慣れるしかないのだろう。しかし、まあ、オレが普段観る映画といえばデジタル技術が発達する前の旧石器時代の作品ばかりだし、今後も、そうそう「新作」を観る機会もないだろうが、これは軽いカルチャーショックだった。
そして、もう一点が、数箇所でわずかに使われていると思われるCG(って言わないのか、今は?)による特撮映像。特に、冒頭のヒッチコックの「鳥」よろしくなカモメの大群が浜に押し寄せるシーン。いやあ、もうあのシーンは興醒めだったな。ホドロフスキーにはやってほしくなかった。
ついでに言っちゃうと、使われているクラシカルな伴劇もちょっと甘ったる過ぎる気がしたな。ホドロフスキーにしては安易ではないのか?もっと打楽器や南米特有の楽器などを中心とした土着的な音を多様したほうが良かったのではないか?などと自称・一介のビンボー音楽家が偉そうなことを言ってみたりしてこのバチ当たりモノが。お許しくだされ、アレハンドロ。
ところで、夏休みの読書感想文、もう、よい子のみんなは書いた?え?団鬼六?へぇ~若いのに関心だなぁ。オレなんかブックオフの100円コーナーで見っけた片岡義男の短編集にすっか「なんとなくクリスタル」(田中康夫)にすっか悩み中だもんね。え?なんのこっちゃ。
最後に・・・。今一番興味ある映画は▼ 9月から公開。飲んでラリって金賭けてカンガルーと闘ってまた飲んで。予告動画観てもさっぱり分からないのが「カルト」たる所以か。そこんとこヨロシク。
http://eiga.com/movie/80553/video/1/
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★今夜のBGM★
只今レコーディング中、ダンボール・バットのラストアルバムにも収録されるこのナンバー。早くもオレの周辺では“踊れないディスコナンバー”と、名曲の呼び声も高し!!本日も、この曲のオーバーダビング作業中!!ほれ!!ナマで踊れ!!
♪「ダーク・スター」(STUDI LIVE)/ダンボール・バット
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9月9日(火)@渋谷「ラストワルツ」
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2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))
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▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------
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