2014年10月22日水曜日

新宿のハズレに出現したグリニッジヴィレッジでクラゲとモーターヘッドが格闘して二匹の猿になった夜。

▲イヴェント詳細はブログ及びブログの下記に


 
 良心の呵責にさいなまれながら生きてゆく・・・なぜかふとそんな言葉が頭に浮かんだ曇天の、いやすでに小雨そぼ降る水曜の朝。きのうコンビニのレジ前で売られていた30円引きシールが貼られたアーモンドタルトなる菓子にかぶりついてみたのだが賞味期限切れのためか異様な固さと粘着性に危うく歯の詰め物が取れそうになる不安にかられ喰うのをあきらめる。そして、すでにぬるくなったインスタントコーヒーをすすりながら今ターンテーブルの上でクルクル回っているレコードがホルガー・チューカイっていうのもそう悪くない、と思ったりする。混沌としているのだがそれでいて小気味よい音像の間に時折差し挟まれる無国籍な短波ラジオのノイズ音が、窓の向こうの遥か遠く、灰色にけぶる三軒茶屋方面の空の辺りに吸い込まれてゆくのが見える。もし、村上春樹ならこんな朝にはどんなレコードを聴くのだろうか?セロニアス・モンクとかだろうか?もっとキザったらしいレコードだろうか?まあ、どうでもよかろう。

夕べは、オレの裏ソロユニット「ネオン警察」のライヴだった。全身アミタイツ姿で特殊なシャンソンを聴かせる我が盟友、蜂鳥あみ太君との2マンで。相変わらず客席は閑散としていた。まあいつものことでもう慣れっこだが・・・。知った顔やウチの身内ばっかりで、なんだか自宅の座敷でライヴやってるような心持だったがそれでもみんな来てくれて有難かった。「ネオン警察」は、きのうが最後のライヴになるやもしれないなどと前回のブログでうそぶいていたが、さて、今後どーなるんだろう?ライヴの回を重ねるごとに相方のMARIのピアノとの呼吸も確実に合うようになって来たし、ライヴはやればやったでやっぱり面白いから、またやりたくなる。夕べだってお客はいなかったけれど、とてもいい感じのライヴが出来た。
約2年ぶりに出演したハコは、新宿のハズレにある「カールモール」という店。相変わらずうらぶれていて今にも崩壊しそうで昭和の場末感満点だったが(夕べ撮った写真を見てもらえればそのヤニ茶けた店の空気感なりが少しはお分かりいただけるのではないかと思う)、ステージとピアノの位置を大幅に変えたせいで以前に比べ非常にライヴがやり易かったし音も良くなっていた。そして、なによりも、共演者は気心の知れた蜂鳥あみ太君。彼のその圧倒的な歌唱力とパフォーマンスは俺の中でもお墨付きだから、どこの馬の骨とも分からぬ共演者のつまらん演奏にいちいちムカっ腹を立てさせられる心配もなかったからなおのこと夕べのライヴは楽しかったのだ。
ステージの冒頭、余興と称してまずはオレ一人で客席からの手拍子のみを伴奏になぜか端唄(芸者さんが座敷で三味線片手に歌う曲の一種)を披露。場を盛り上げるつもりの演出だったのだが突然の素っ頓狂なアカペラ攻撃に客席は困惑気味のようだった。そこから先は、相方のMARIのピアノをお供にネオンのオリジナル・ナンバーを熱唱。これでもか、これでもか、と、まるで呪文のように、寄せては返す波涛のように・・・。
そして、今回もライヴの途中に「即興コーナー」を挟んだのだが、毎回これが一番盛り上がる。オリジナル曲がひたすら沈んでいく一方で盛り上がらない分、せめてこのコーナーで盛り上がってもらおうという俺のささやかな心配り(笑)。毎回ライヴに間に合わせてオレがあらかじめ「詞」を書いてくるのだが・・・いや、「詩」と言ったほうがしっくりくるか・・・とにかく思いついた言葉を羅列しただけのインチキ臭い現代詩のようなもの。それを、本番のステージ上でピアノのMARIに手渡し、打ち合わせ無しでその場で即興で伴奏を付けてもらい、更にその伴奏に触発されたオレが即興で節をつけたり語ったり叫んだりしながらその詩を読み歌うというNYはグリニッジヴィレッジの吟遊詩人もビックリの珍コーナー。夕べはなぜかクラゲをテーマに「クラゲ・モーター・ヘッド」(笑)なるタイトルの詩を用意してきたのだが、なかなかの大ウケだった。あの光景を是非とも天国のジャック・ケルアックに見せてやりたかったゼ。
ステージのおしまいには、蜂鳥あみ太くんとの濃厚デュエットで2曲を披露。1曲はネオンのオリジナルで「猿が見ていた」という、これは猿にも劣る愚行を繰り返しながらエコだエコだと騒いでる人間どもへの警鐘の意味も込めて書いた曲なのだが、あみ太くんに言わせればこれは紛れもないスペースオペラだという。そんな曲で二人ともすっかり猿(原始人)になり切って熱唱。映画「2001年宇宙の旅」の冒頭で猿が骨を空にぶん投げるシーンを客席にいた誰もが我々二人の歌う姿に重ね合わせたのではないだろうか。それともただのキチガイ二人が騒いでいるだけのように見えたかは不明。そして、もう1曲は、来場者に配った粗品CD-Rにも収録のアダモの名曲「夜のメロディ」(安井かずみ訳版)をオレが作ったペラペラのインダストリアル・テクノ調のオケに乗せて痛唱。右翼の街宣車も蹴散らすような野蛮でドスの聴いた二人の歌に草葉の陰でアダモも涙をこぼしながら<雪が降るぅ・・・>と呟いたかもしれない。

 普段バンド(ダンボール・バット)で歌うときは歌メロを大胆に変えたりすることはあまりないし、曲ごとにそれぞれ歌い方はだいたい決まっている。が、ネオンはそこがちょっと違う。基本になる歌のメロディはあるけれど、今回はここをガラっと変えてみようとか、歌い方も全然違う感じでやってみようとか、打ち合わせはしていないけれど本番ではMARIの意表を突いて予定外の歌い方をしてやろうとか、同じ曲でもなにかしら毎回違う表現や仕掛けをやってやろうという心持でライヴに臨んでいる(つもり)。まあ、それがライヴの本来のあるべき姿なのだろうが。とにかく、毎回が試行錯誤。歌とピアノだけだから自由が効く反面、誤魔化しもきかない。なんとも、ネオン警察はオレの屁っぷりヴォーカリストとしての貧しい表現力を鍛錬し、深化させるための実験の場でもあったのだ。
売れないCDを作るのはもう二度と懲り懲りだが、新曲は作りたい。もちろんライヴもやりたい(出来れば「まとも」な共演者と!)。実は夕べ、カールモールのマダムから今年の暮れのライヴのオファーを頂いたのだが・・・さて。MARI(=まりこふん)は相変わらず「古墳」関連のイヴェントで忙しそうだし。一体どうなるのかネオン警察。まあ、次回があったらまたお逢いしましょう。
華やかなネオンサインとは裏腹に都会の裏側を誰の眼にも触れることなくひっそりと流れるドブ川の如き我がネオン警察。鼻ツマミにされようと無視されようとドン暗と言われようとそれでも俺は俺の流れを流れてゆくしかないのではないか?沈みかけた笹舟に乗って・・・
 我が師、ゲンズブールの初期のシャンソンが難解で暗いとの当時世間からのこっぴどい批判に対し「気にすることはない」と擁護したのはかのボリス・ヴィアンだったっつう話をここで持ち出しても仕方ないけれど、オレのボリス・ヴィアンはどこにいるのか?OH!うたかたの日々よ!!

追伸:
そして来週28日(金)は本家、ダンボール・バットのライヴが渋谷ラストワルツで、大先輩バンド「ジャック達」との2マンという暴挙!!約2年ぶりで再演するムードロック大作の♪「沼」、おなじみ「シュトラウスは夜に殺せ」のまさかの珍ヴァージョン、名曲「殺人図形」もギターソロ多めのニューヴァージョンでスタンバイ。是非、お越しください。1時間程度のステージを予定しております。ダンボール・バットはPM7:30~の演奏です!!













★今夜のBGM★
ガラにも無くモンクなど聴いて知ったかぶりすればモテモテか。蜂鳥あみ太くんの相方でジャズピアニストの佐藤真也氏にモンクでどれがオススメか聞いたらこれを教えてくれたのだ。氏曰く、JAZZ版「21世紀の精神異常者」だそうだ。言い得て妙なり。




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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼



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▼今後のイヴェント予定

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【ダンボール・バット】ライヴ
10月28日(火)@渋谷「ラストワルツ」
joy time jamboree 東京
共演:ジャック達(:一色進<シネマ>、大田譲<カーネーション>、宙GGPキハラ<ex面影ラッキーホール>、夏秋文尚<exチューインガム・ウィークエンド>)

※ダンボール・バットはPM7:30~約1時間の演奏です。

PM6:30 OPEN / PM7:30 STRAT

前売予約¥3000 当日¥3500 (+各drink代500円~)


各ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから



12月7日(日)@渋谷「ラストワルツ」
「ニューウェイヴ天下御免・年末SP!」
※詳細未定


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      ▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年10月14日火曜日

加齢臭とオーラ臭はエイトフォーで消せるのか考えながら町蔵の本を買った裏目人生ネオンの夜。

▲イヴェント詳細はブログ及び、ブログの下


町蔵の本を古本屋で買った。多分初めて買った。町田康になってからの本は何度か立ち読みしたのだがあまりピンと来なくて買ったことがなかったのだが、これはなかなか興味深く拝読した。とくに日記が面白かった。もっとこの時代の日記だけ載ってる本とか出ていないのか?日記以外はほとんど「詩」のようなものが載っていた。ははぁん。「いかにも」な詩だ。これ以上読むと良くも悪くも影響受けそう、というか、感化されそうなので(笑)この辺でやめておこう。というわけで、他の本と一緒に古本屋へ売るかチリ紙交換屋に引き取ってもらうことにする。南無。

 ツルツル頭のとっちゃん坊や推定36歳が今日も上司のオバハンに説教されニタニタ笑ってる。ああ、オレが昼間行ってる「会社」での話しです。このツルツル社員、毎日のように叱られてるんだがいつもニタニタしている。羨ましいのう。人に叱られるのがこの上ない喜びだとは!!まあ、会社というところで上手くやってゆける人間は、なんでもハイハイと鵜呑みにする「純朴な阿呆」か、満面の作り笑顔でそのくせ腹の中何考えてんだか分からない「こずるい阿呆」か、先のような「ドMの阿呆」か、といったところなんではないかというのがオレの日頃の観察および長年会社という名の「奴隷農場」に身を置いてみて分かったこと。オレはそのどれにもアテはまらない阿呆だから息苦しくて仕方ないのだろう。
 それにしても会社というところ、あんなに何百人というニンゲンがひしめき合ってるっていうのに、「オーラ」を出している奴に出くわしたことが無い。不思議だねぇ。面白みのない連中ばっかりなのだ。「仕事大好き」って気色悪いオーラを放っている奴は別として、その人が本来持ってるその人ならではのオーラですよ。そういうオーラを放ってるニンゲンが一人もいない。まあ、クリエイティヴな仕事場ならいざ知らず、オレが行ってる会社のように、一に効率、二に効率と、数字だけが支配するひたすら事務的な仕事を強いるだけの仕事場なら逆にオーラなんか必要ないだろうし、出していたら邪魔になるだけなのかもしれない。だから仕事中は意識してオーラを隠している、そういう奴も中にはいるかもしれない。けれど、オーラが出ている奴ってぇのはスッ裸になろうがスーツを10枚重ね着してようがどーしよーもなく出てしまうもんじゃなかろうか?自然と。中にはオーラはおろか、生体反応すら無いような輩までいらっしゃいますからね、これが気味悪い。息はしてるみたいだけど本当に生きてるんですか?!おたく、ロボット?!まったく、くわばらくわばらである。
 というわけで、会社というところはほんとつまらんニンゲンばかりがウヨウヨしているところなのだ。彼らが考えていることなんて、せいぜい今日の晩ご飯は何にしようかな?とか、TVのドラマの録画予約ちゃんとしてきたかな?とか、今度の週末は彼氏とディズニーランドにでも行こうかな?ルンルン!とか、どうせその程度なんだろう。中には読みかけの<ソクラテスの弁明>の続きが気になって仕方が無いとか、やっぱりSTAP細胞は存在するのだろうかとか、オレもイスラム国へ参加しようかなとか、考えている奴もいるかもしれないが、それはごくごく少数だろう。まあ、いい。それが「フツウ」なのだ。この世が平和だという証拠ではないか。この社会が健全だということではないか。そして、そんな多くの無味乾燥な人たちに囲まれてオレだけが一人場違いなヘンなオーラを放っているというウワサを人づてに聞いたことがある。危ない、危ない。明日からはヘンなオーラとやらを消してかからねば。しかし、まるで加齢臭のように全身の毛穴からどーしよーもなく立ち昇るオーラを8×4(エイトフォー)ごときの制汗スプレーで消せるものか。オレのオーラ、そんなに匂いますか?
エヘヘヘヘ・・・。

 さて、来週火曜日・・・10月21日は、「暗い!」だの「難解!」だの「早川義夫(ジャックス)臭が強くで嫌だわ!」と非難ごうごうで全く評判のよろしくないオレの闇のピアノ弾き語りソロユニット「ネオン警察」のライヴを久々に決行(時間・料金・場所等詳細は下記)!!ネオン警察生誕の地(?)でもある新宿の隠れ家的スポット「カールモール」に約2年ぶりの帰還&出演。今回は中島みゆきのカバーをギターで弾き語るとか、そういった隠しダマ的なものは格別ないが、ちょこちょこと目新しいこともやってみようかな、と。たとえば、アカペラでお座敷芸なぞ(笑)。映画「社長シリーズ」の三木のり平を思い浮かべていただければよろしい(なんのことだか分からんヤングはウィキってね)。まあ、それはいらっしゃってからのお楽しみ。そして今回の共演者でもある我が盟友、“特殊シャンソン界の貴公子”こと「蜂鳥あみ太」くんの濃厚なステージは既にご存知の方はご存知だと思うが、その他にも、相当いかがわしい(!)オープニング・アクトが控えてるって話しなんで、我々ネオン警察が一番地味なんじゃねぇのか?って、今から戦々恐々としているところ!!よし、衣裳はアレで行こうかと思う。「テキヤ」(笑)。あん?!コンセプトはインテリなテキヤ+中国の思想警察!!よう分からんって人は、まあ、来るように。
 そして、ヘタするとこれが見納めになるやもしれないネオン警察!!(毎回言ってるような・・・)いやね、それというのも、オレの相方でネオン警察のライヴの際にはピアノを担当してもらっているMARIが、近頃じゃ「まりこふん」名義で「古墳」関連のイヴェントに引っ張りだこで大忙しという羨ましい状況で(なにせ昨今の「古墳ブーム」の牽引役ですからね!!)、ダンボール・バットのコーラスも手伝ってもらっている上に、こんな場末なソロユニットにまで付き合せるのも心苦しく(笑)、それに彼女とのスケジュール調整もなかなか難しくてね、いろいろ考えちゃうのだ。もちろん、今回が最後になるやもという理由はそれだけではない。先にも書いたように、評判よくない、CD売れない、ライヴもどこでやったらいいのか分からない、の「ないない」づくしなのだ。まあ、本家のダンボール・バットだって似たようなもんだが・・・。
思い起こせば、ネオン警察の最初のライヴをやったのがおととしの12月。今回のライヴと同じカールモールでだった。しかも共演したのも蜂鳥あみ太くんだったという、この巡り会わせもなんだか意味深。活動期間約2年でジ・エンドか。まあ、2年やれば充分だろう。結局後に残ったのは売れ残りのCDの山だけか。完全に失敗だったな。血迷ったなオレ。しかし、オレのやることなすこと全部裏目に出るな。裏目裏目の人生か。そろそろ運が回ってきてもええんちゃうやろか?首くくるか。いや、首はくくらんでもええですけど、今度のライヴが終わったらもう次は無いんじゃないかっていう風前の灯状態の我がネオン警察。世知辛い世の中にツバを吐く。ツバ?そりゃ警察かてツバ吐きますがな。
是非、応援しに来てやってください。冷やかし歓迎。饅頭、酒、カンパ、差し入れ歓迎にて。












★今夜のBGM★
ダンボール・バットのニューアルバム【壊れたカセットはAOR】の告知PVニューヴァージョン!!
実際のCDの音源に差し替えて作り直しました!!完成まで今しばらく!!




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【ネオン警察(リーダーAMIのソロ)】ライヴ
10月21日(火)@新宿「カールモール

ダンボール・バットのリーダーAMIによる都会の夜の闇に漂う驚異のピアノ流しデュオ!!ネオン警察のライヴ!!次回ライヴはもうないかも!?是非!!共演は、おなじみ、全身アミタイツでキメキメ、特殊シャンソン家・蜂鳥あみ太!!超絶オープニングアクトもスタンバイ!!

■ネオン警察:AMI<歌唱、テルミン、SAX> with まりこふん(MARI)<ピアノ>

~蜂鳥あみ太×ネオン警察ツーマン!!~


共演:蜂鳥あみ太=4号(+佐藤真也<ピアノ>)、

オープニングACT:
ヴィジュアル系演歌歌手TAKASHI


※開場PM7:30/開演PM8:00
料金(予約・当日共通料金):2500円+1オーダー(500円~)


各ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから




【ダンボール・バット】ライヴ
10月28日(火)@渋谷「ラストワルツ」

共演:ジャック達(:一色進<シネマ>、大田譲<カーネーション>、宙GGPキハラ<ex面影ラッキーホール>、夏秋文尚<exチューインガム・ウィークエンド>)

PM6:30 OPEN / PM7:30 STRAT

前売予約¥3000 当日¥3500 (+各drink代500円~)


各ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから



12月7日(日)@渋谷「ラストワルツ」
「ニューウェイヴ天下御免・年末SP!」
※詳細未定


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バット公式サイト


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▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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2014年10月7日火曜日

サム・テイラーとジムビームを酌み交わし、奇病にノドを絞められマルセイユで死んだ夢を見た夜。

100円で買ったサム・テイラーのLPを聴いている。先日、久々に100円レコード市に行ってきた。JR中野駅の近くにある某中古レコード屋が年に何回か開く恒例のイヴェントでレコードとかCDが100円均一なのだ。100円均一といっても、まあ、99パーセントがゴミの山。そのゴミの山から好みのゴミを探すのがオレの愉しみなのだ。昔は友人のS氏とかとよく行ってたなぁ。帰りにその日の「収穫」を見せっこするのが楽しかったが、そのS氏ももう東京にはいない。寂しい限りだ。また二人で行きたい。あちこちの中古レコード屋へ行くとかなりの頻度で遭遇する色白のムッチリしたサラリーマンとか、「10ccない?10cc?」と、いつも店員に詰め寄っている「10cc馬鹿」とオレが密かに呼んでいるイカれた兄ちゃんとかにも今回は遭遇しなかったなあ。オレも昔はレコードしか買わなかったが、家でじっくりレコード聴く時間もなくて持ち運べる小型のmp3プレーヤーに気軽に突っ込めるCDばっかり最近は買うようになってしまった。でもやっぱりいいね、ヴィニール盤は。結局、この日は8枚ほどゴミを拾って帰ってきた。100円レコードの定番、サム・テイラー。黒人のテナーSAXを吹く人なんだけど、60年代から70年代にかけてどーしよーもない(ホメ言葉です・・・)インスト・アルバムばっか大量にリリースしていた人。当時誰が買っていたんだろうか?定価で。日本の歌謡曲・演歌のカバーもたくさんある。むせびなくテナーSAXは淫靡で大人の夜の世界を雄弁に、しかし、必要最低限の音で演出してくれる。中条きよしの「うそ」で始まり殿様キングスの「なみだの操」で〆るこのアルバムもジャケに写るサム・テイラーの人懐っこい笑顔と相まってなかなかステキだ。手元にあったジムビームを一口きゅっと煽る。ノドの奥を熱い液体が降りてゆく。中条きよし=サム・テイラー=ジムビーム。うん、今夜はそう悪くない。

たしか去年の今頃も、ノドのあたりがキュ~っと締め付けられるような不快な症状に悩まされ漢方薬などを飲んでいたのを思い出した。そして、この秋も、一日置きぐらいにそんな症状に苦しめられている。病名は忘れたが、実際、オレと同じような症状で悩んでいる人は世の中にけっこういるらしいのだ。まあ、季節の変わり目だから体調やら精神に変調をきたし易くなるっていうのもあるらしいのだが、ストレス過多に拠るところが大きいらしい。世の中には悩みが無いことが悩みです、などとほざく人もいるらしいが、オレの場合は悩みが多すぎてどれが悩みか分からなくなるほどだ。嗚呼!音楽だけに集中して生きてゆきたい。音楽のことだけを考えて生きて行けたらどんなに素晴らしいことか!日常のつまらないことくだらないことに日々振り回され疲弊させられる。こればかりは、慣れるかというとまったく慣れない。食うために仕方なく会社へ行く。仕事の内容などはどーでもいいのだが、周りにいるイカれた連中の言動や振る舞いに疲れさせられる。バンドのライヴの告知やなんかのためフェイスブックを開く。と、周りの音楽やら絵やらいろいろの表現活動をやってる知人らの「活躍」ぶりばかりが目に飛び込んできてなんでオレだけ取り残されてるんだろうかと落ち込み疲れる。疎遠というかほぼ絶縁状態の実家から留守電にメッセージ。その後手紙が届いたりして(何が書いてあるのか怖くて開けられない)、まあ、一人息子のオレがこんなボンクラじゃ泣くにも泣けないんだろうな、と、いくら「音楽」に命かけてますと言ったところで未だ「結果」を出せていないこの状況では言い訳にもならず、会わせる顔もなく、申し訳ないような、だからといって、自分ひとり生きるのが精神的にも肉体的にも毎日ギリギリのオレに一体どーせっちゅうの??毎日遊んで暮らしてるんとちゃうで(親からしてみれば遊んで暮らしているも同然にしか見えないんだろう)!!と、心の中で今更ながら親にたてついてみたりしてぐったり疲れる。阿呆らしい。そして、そのほか日々のもろもろの面倒臭いことを考えているうちに、胃が痛くなり、下痢に襲われ、しまいにはノドのあたりに異変が起きる。嗚呼、もっと神経の図太いニンゲンに生まれたかった。中途半端にか細い神経持ってるとロクなことはない。あとは、とにかく、1分でも1秒でもいいから、何も考えない時間を持つこと、持つ訓練をすること。結局のところ、何も考えないことが一番だという阿呆のようなことを40過ぎてからオレが得た答え。それっぽちのことかよ、と言われればそれまでだが、長年考えることを習慣として生きてきた人間にとって「考えない」といのはなかなかに難題なのだ。我が師、ブコウスキーも書いている。「考える事にどれだけの意味があるのか?」と。さらに別の我が師・深沢七郎先生も言っている。「何も考えないでボーっと生きるのが一番」だ、と。思考が感情を生み出す。思い悩めば悩むほど不快な感情が次々に発生してやがて体や精神に変調をきたす。何度も経験して来た揺るぎの無い事実。それなのに考えることをやめられない。もはや「出家」でもしない限り、頭を丸めるでもしない限りオレに道はないのか?
 オレのこのブログを読んで「共感しました」などとメールをいただくことがあるが、なんだかこそばゆいようなこっ恥ずかしいような複雑な気持ちになる。ここは、単にオレの日頃のウップン晴らしの掃き溜めのような場所で、肥溜めのような場だからだ。本来は、バンドの宣伝目的で始めたブログがいつの間にかオレの精神安定剤のような精神を保つための役目を果たすツールのようなものになってしまった。なんとも本末顛倒である。それに、最近はブログだけでは飽き足らず、フェイスブックにまで自分の考えや感情をぶちまけてヒンシュクを買ったりしている迷惑な男なのだ。

 さて、前回のブログでも書いたように、ダンボール・バットの次回作のアルバムジャケットの絵を描いていただくことになっている漫画家の逆柱いみりセンセイが、仲間の絵描きさんたちと現在フランスのマルセイユに渡仏中。ダンボール・バットのCD「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」を何枚か持っていっていただいたのだが、さっそく現地の見ず知らずの人にばら撒いていただいている模様。夕べも、現地で撮った写真がメールで大量に送られてきた。どーです、この写真。熱海じゃねぇっすよ、合成じゃねぇっすよ、マルセイユよ、マ・ル・セ・イ・ユ!!<「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」・・・ついにマルセイユに凱旋!!>。いや、凱旋ってのはおかしいが、なんだか名誉な気分に浸れる写真であります。CDも今ごろ感激の涙を流しているこったろう。というわけで、いみりセンセイはおフランスの陽の光の下、本場のワインでもくゆらせてるんだろうな。クソ!!そして、「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」のジャケを作ってくれた常盤(響)さんは常盤さんで、フェイスブック見りゃ、毎日のように美味そうなもん喰って、好きなレコード回して、この間も沖縄のビーチでBBQやってる写真なんかUPされてたし、みんな楽しいそうでいいなあ。なんでオレだけが!!・・・おっと、いけない。この考え方がマズイのだよな。こういう考え方がニンゲンを犯罪へと駆り立てるのだ。まあ、自分の立場や身分もわきまえず、かの二人と自分とを比べること自体間違っているわけで深く反省。都会の灰色の空の下の更に下水溝のドロの中をもがいてもがいて一生生きてゆくのがオレにはお似合いってことなんだろう。
クソっ!!オレのことを誰も傷つけられはしないし誰も殺すことは出来ないのだ!!オレはテメェーでテメェーの首を締め付けているのだ!!早くそれに気付けバカ!!早く目を覚ませバカ!!じゃなきゃ潰されるぞ!!
これから医者行って漢方薬と胃薬でももらいに行ってこようか。でも、天気がいいからな、せっかっくだからオンボロカメラ持って写真でも撮りいくか。・・・ゲンズブール、「ラ・マルセイエーズ」がオレの頭で鳴り出す。鼻歌だけが人生だ。










★今夜のBGM★
スライ&ザ・ファミリーストーンでもフェラクティでもローランド・カークでもいいが、たまには黙ってサム・テイラーに耳を傾けるもまた人生。




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【ネオン警察(リーダーAMIのソロ)】ライヴ
10月21日(火)@新宿「カールモール

ダンボール・バットのリーダーAMIによる都会の夜の闇に漂う驚異のピアノ流しデュオ!!ネオン警察のライヴ!!次回ライヴはもうないかも!?是非!!

■ネオン警察:AMI<歌唱、テルミン、SAX> with まりこふん(MARI)<ピアノ>

蜂鳥あみ太×ネオン警察ツーマン「御苑ポリスストーリー新宿特殊警察24時」
共演:蜂鳥あみ太=4号(+佐藤真也<ピアノ>)、
ヴィジュアル系演歌歌手TAKASHI


※開場PM7:30/開演PM8:00
料金(予約・当日共通料金):2500円+1オーダー(500円~)




【ダンボール・バット】ライヴ
10月28日(火)@渋谷「ラストワルツ」

共演:ジャック達(:一色進<シネマ>、大田譲<カーネーション>、宙GGPキハラ<ex面影ラッキーホール>、夏秋文尚<exチューインガム・ウィークエンド>)

PM6:30 OPEN / PM7:30 STRAT

前売予約¥3000 当日¥3500 (+各drink代500円~)


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12月7日(日)@渋谷「ラストワルツ」
「ニューウェイヴ天下御免・年末SP!」
※詳細未定


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
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▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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