5月を前にして早くも5月病?連日連夜のレコーディングの疲れが再びピークに。ドリンク剤もサプリも過剰服用のせいかだんだん効かなくなってきました!!それにしても、最近の自分の日記の文字数が日増しに多くなってきているのは気のせい?こんなもんに時間を割いているヒマなどないハズ。本来、日記なんてハナクソみたいなもん。3行で充分!!。いや、俳句並みに五・七・五で充分なんじゃないんですか??
焼き捨てて 日記の灰の これだけか
/山頭火
さて、季候も温かくなり段々と薄着の季節になってまいりました。「ミシュラン」のタイヤのキャラクターよろしく、ムチムチの三段腹にこれでもかとピチピチのTシャツめり込ませて何食わぬ顔をしている女子を電車の中や会社で見かけるようになりました。子供を既に5人も6人も産み育てたような熟年のオバ様とかならまだしも、どう見ても20代の女子です。化粧もバッチリ、ピアスや指輪、靴に至るまで気を配るその努力は痛いほど分かるのですが、肝心のボディのほうは一切気にならないのでしょうか?わざと体に張り付くような作り(デザイン)や素材の服を着てことさらにボディラインを強調させているわけですが、当の本人は分かっていて三段腹をあえて強調させているのか、是非とも知りたいところであります。確信犯で着ているとすれば、つまりそれはオスを誘うセックス・アピールなのでしょうか?。世の中には極端に太目の女子がお好きな方もいらっしゃいますから、そういう異性へ向けてのアピールならば話は別ですが、そうでないとしたらただ単に家に鏡(姿見)が無いのか、よほど鈍感もしくはよほど図太い神経の持ち主なのでしょう。
かく言うオレも人様からたまに「痩せてますね」などと言われるのですが、身長が180cmあるとか指が細くて長いとかそういう表面上の判断だけで「痩せてる」と思われるみたいなのですが、実際は腹も充分出ています。単に「着やせ」して見えているだけであります。事実、子供の頃は大デブで小学校の頃はクラスで2番目の大デブだったわけで、その後なんとか上手く縦方向に(身長)伸びてくれたお陰でめったなことではデブ呼ばわりされることは無くなったものの、未だ腹回りにはその頃からの「後遺症」が・・・。真夏と言えどもとてもピチピチのTシャツ1枚で街中をふらつけるようなボディも勇気も持ち合わせておりません。出来るだけサイズのゆったりした体の線が目立たないようなTシャツを着用するように心がけています(極力Tシャツ1枚では出歩かないことにしていますが!)。それに比べ、人目もはばからず平気でピチピチのTシャツを三段腹に豪快に喰い込ませ闊歩する女子のその図太さ。その図太さがまぶしいです。その図太さがにくらしいです。その図太さが犯罪です。オレに言わせれば、自分で自分に死刑宣告しているようなもの。或いは曝(さら)し首、の様なもの。嗚呼、貴女のその図太い神経細胞のほんの一かけら、ほんの1ミクロンでも分けてください。
ところで、TVなどで観るブラジルはリオの「サンバ・カーニバル」の映像。スリムな女性に混じって恰幅のいい腹をブルンブルンと波打たせながら踊り狂っている太目の女性の姿をまま観ることがあります。もしかするとブラジル(及びその周辺国)では太目の女性のほうが「イイ女」とされている・・・そんなお国柄的な趣味趣向(?)があるのかもしれません(オレのいい加減な推測ですが)。もし、ここ東京がサンバに沸き立つリオだったら、オレにブラジル人の血の少しでも流れていたら、三段腹にめり込むTシャツに対してもう少し寛大かつ温和な気持ちで接することができたかもしれませんが、あいにく此処はリオでもないしオレにはブラジル人の血は流れていないようです。
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【ダンボール・バット~プチ情報】
●ダンボール・バットのニューアルバムの地獄のレコーディング続行中!完成未定!乞うご期待!
●ライヴ決定!!・・・と言ってもまだ先ですね!!でも、あっと言う間ですね!!きっと。 6月12日(日)@東京・東高円寺「UFO-CLUB」 ※詳細未定
●ヴァイオリン・プレイヤー、女子コーラス隊、ファン、出演依頼等、随時募集しております。こちらからお気軽に!
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▼今夜のBGM
肉の塊(かたまり)と書いて“肉塊(にくかい)”。「・・・牛のように豚のように殺してもいい/いいのよ、我、一塊の肉塊なり~」という印象的な歌詞。オレの愛唱歌であります。しょせん人間なんてウンコの詰まったただの肉袋、ただの肉塊。そこのアンタ、あんまり偉そうにしなさんな。
♪諦念プシガンガ('84年)/戸川純
2011年4月26日火曜日
2011年4月20日水曜日
男をとろけさす簡単な方法。
昼時、奴隷食堂(=会社の食堂)でいつものように味気のないカップ麺をすすっていたら、たまたま隣に座っていた見知らぬ女子(多分20代後半)の読んでいる本のページが目に入りました。開いていたページの冒頭には太文字でこんな見出しが・・・・・・
「男をとろけさす簡単な方法」
・・・!!。メシを喰いながら一体何の研究なのでしょうか?。世間のオンナ子供たちはみんなそんな本を読んで日々切磋琢磨しているのでしょうか?恐ろしいことであります。果たしてどんな「技」でとろけさすのか非常に気になるところではありますが、さて、そんな本を読んでいるお姉さんも日々ムシャクシャするは事あるんでしょうか?「キーッ!男が!男が!」そんな風に普段は乙に澄ましたお姉さんだって、日々ムシャクシャしているのかもしれません。
さて、かく言うオレも今日も奴隷農場での使役を終え、ムシャクシャした気分で無事一日が暮れました。ナニに対してムシャクシャかと言われても困るのですが日々心中穏やかではないのは確かです。みなさんも日々、ムシャクシャしてますか?イライラしてますか?怒ってますか?ムシャクシャが常にオレの生きる原動力。オレからムシャクシャする感情を抜き取ったらただの木偶(でく)の坊か、生きる屍(しかばね)になるしか道はありません。ハタチの頃から何かにつけ常にムシャクシャしてきたわけですが、放火、人殺し、窃盗、等々犯罪をよくも犯さずここまで生きてこられたなとたまに思うわけですが、それはひとえに自分の「気」が蟻んコ並に小っちゃいとうことが犯罪者への道を断念させていただけの事かもしれません。酒を飲んでも余り普段と変わらず、特別気が大きくなることもないオレですが、そのうちいつか、溜まりに溜まった心の奥底のプルトニウムが爆発する日が来るのではないかと思うと空恐ろしくなるばかりです。
さて、そんなムシャクシャをひとまず抑えて、先日、ウチのバンドのキーボード担当のROSEを自宅の畳敷きの掘っ立て小屋プライベート・スタジオへ呼び付けまして、現在鋭意レコーディング中の「ダンボール・バット」のニュー・アルバムのキーボード・パートのオーヴァー・ダビングを完了させました。曲によっては、かなりのキーボード・パートを既にオレが録音してしまっていたために、彼女曰く「弾くところないじゃん・・・」と呆れ顔をされるも、いやいや、そんなことないよ、と、無理矢理キーボード・ソロのパートをでっちあげ弾いてもらったり・・・そんなやり取りもありました。収録予定の♪「シュトラウスは夜に殺せ」などは、音を重ね過ぎて、平成の裏フィル・スペクター、既に「音の壁」状態で、その音の壁のすき間をぬってエレクトリック・ピアノの音を弾いてもらったりしたわけですが、左右に音像が揺れる洒落たエレピの音が入ったことで、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)とエア・プレイが合体して消化不良起こして胃もたれしたようサウンドに。ショボイのにギラギラ。こんなサウンドがアメリカ西海岸のFM局から流れ出したらさぞマイアミ・ヴァイスのドン・ジョンソンもビックリだろうなと、オレの妄想は止まりません。
去年の初冬から続けてきた地獄のレコーディング作業(前準備を含めれば去年の夏から!)も、残りは自分が歌うメイン・ヴォーカルのパートと、タンバリン、コンガなどの鳴り物類、それとヴォコーダーやらちょっとした効果音なんかを録音すればとりあえず「録り」の作業は全て終了ということになるわけです。が、その後に控えているのが「ミキシング」というレコーディング中、生ドラムのレコーディングと並ぶ最大の難所であり、ドツボにハマると半永久に抜け出せない蟻地獄のような阿片屈のようなマゼラン星雲のようなキチガイじみた行軍が待っているわけです。現在、レコーディング作業はようやく富士山の5合目といったところでありましょうか。しかし暗雲立ち込めるここ5合目からは依然頂上は見えず。ニュー・アルバムが完成するその日まで、この先待ち受けるであろう、落石、落雷、豪雨、突風、土石流に大噴火・・・、幾多のアクシデントに心してかかれ!!オレはこの身一つとオンボロ機材一つで最後まで戦う所存。コンピュータ?プロ・ツールス?そんなのクソ喰らえ。ファッキン・PC!!敵機襲来!!敵機襲来!!ニ・イ・タ・カ・ヤ・マ・ノ・ボ・レ!!
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【ダンボール・バット~プチ情報】
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▼今夜のBGM
電力不足の昨今。みんな怒って怒ってそのエネルギーを電気に転化せよ!怒りは生きている証(あかし)!ムシャクシャする日のオレのウサばらし。この曲が、そんな自分へのレクイエム。
♪She's beyond Good and Evil/ザ・ポップ・グループ(1979年)
2011年4月10日日曜日
新宿慕情。
ティッシュ買った。単1電池買った。納豆買った。ミネラルウォーター買った。そして、都知事選も行った。消去法でいったら石原慎太郎しか残らなかったんでやむなく石原に投票したという人も多かったのではないでしょうか?それだけ貧相な対抗馬しかいなかったお粗末極まりない今回の都知事選。消去法でいったら石原慎太郎しかいないので淡い期待と共に(?)苦渋の選択としてドクター中松に票を投じたオレの、その貴重な抵抗票も虚しく結局暴君が再々当選。この先4年間圧政が続くことが確定。当選早々に、オリンピックがどうたらこうたらと飽くなき夢を語り出す始末。パルチザンとしてのオレの残された道はただ一つ、ムダ金をひたすらドブに垂れ流すだけのオリンピックを力ずくでも阻止しなければなるまい!!(ここで「西部警察」のテーマ曲と共に裕次郎がオープンカーん乗って高級ブランデー片手に渡哲也らを引き連れ登場!!)
さて、奴隷から吸い上げた血税で柱の一本一本がムダに太く作られているという噂の悪の象徴東京都庁舎。アレを半分壊して震災の仮設住宅用の建築材料にならないものか。ドクター中松ならきっとやってくれたでありましょう。さて、その都庁舎のお膝元、夜の新宿を会社帰りにぶらつく。ほの暗い新宿。なんとも新鮮。節電による影響であちらこちらのネオンやら巨大なスクリーンモニターの類がほとんど消されている。こんな暗いのは昭和天皇が死去した日以来。いや、あの日はこの世の終わりかと思うくらい本当に真っ暗だったけど・・・。ブレードランナーにニューロマンサーよろしく普段のギラつく新宿も嫌いじゃありませんが、このくらいの間接照明がオレには心地よい。しばしボンヤリとビルとビルの間から夜空を見上げる。人波に身を任せ当て所なく歩く。mp3プレーヤーのヘッドフォンからはポポル・ヴーの気だるい音響。やばい、出来すぎのシチュエーション!!なんとなくクリスタル、ではなくてなんとなくしみじみ黄昏(たそがれ)る。ギラつくのを止めた新宿の大通りなんかを独りポツんと歩いていたら、なんかこのままこの都市(国)がゆっくり滅亡への道へ舵を切り始めたのではないか、などと、復興の大合唱のご時勢の真っ只中、不謹慎とは分かっていながらも勝手な妄想をホロ苦い缶コーヒーでコーティングしたようなニヒルな気分に浸ってみたりして。どーしようもない非国民でスミマセン。新宿東口ALTA前にて候。
さて、TVを点ければこの時とばかりに毒にも薬にもならないような自称シンガーやらバンドやらが大挙して希望やら復興を合言葉に無理矢理自分らの曲にこじつけてがんばれニッポンを連呼する薄ら寒い状況が連日連夜続いております。オレが励まされる立場だったらまずTV局に電話をして、電話が通じない状況なら伝書鳩や狼煙(のろし)を使ってでもお願いするでしょう。今すぐそのくだらない歌をやめさせてください。その照明、アンプの電源を切ってください。電気のムダ使いです。まずは、その歌手の口にチャックをしてくれと懇願すると思います。唯一その手合いの中で別格だったのはチータ(水前寺清子)が歌った「365歩のマーチ」です。あの白痴的なまでの躁状態を強要・演出する曲の前ではアンジェラなにがしが歌う希望の歌が幼稚園のお遊戯の歌かなにかに聴こえる始末。凄いぞチータ!!・・・まあ、それはさて置き、TV局殿、どうか、ムダな電気は切ってください。公共広告機構からのお願いです。
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【ダンボール・バット~プチ情報】
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▼今夜のBGM
上記文中に出てきたジャーマン・ロック界の箱庭的存在、ポポル・ヴーの3rd(72年)アルバムより。たゆたうような静謐な世界。
♪「Kyrie」/POPOL VUH
2011年4月9日土曜日
ジレンマという名の嵐。
オレがやりたいのは、曲を作って、歌いたいだけ。それがこの半年、曲を作るヒマも歌うヒマもオレにはありません。口を糊するための昼間の糞労働以外の奴隷に許されたわずかな貴重な時間は全てレコーディング・・・というと聴こえはいいものの、その大半の時間は既に録音した各楽器やコーラスなどの修正・調整などの単なる切ったり貼ったりまとめたりの事務的作業に費やされ(事務的作業とは言え、この作業がめっぽう根気と神経を使うのです・・・)、クリエイティヴなどという言葉からは10億年ぐらい離れた場所で日々カツオ節のように骨身を削りながら出口の見えない作業を続けているわけです。もう一度言います。オレがやりたいのは、曲を作って、歌いたいだけ。決してレコーディング・エンジニアをやりたくて、録音のノウハウを習得したくて音楽を続けているわけではありません。が、この半年、オレは歌を忘れたカナリヤ状態。一(いち)レコーディング・エンジニア「もどき」に徹っさざるを得ない状況が続いているわけです。ギターを効果的に聴かせるには何ヘルツを持ち上げて、余分な何ヘルツ以下はカットしたほうがいいのか、とか、ドラムにはどのくらいリヴァーブ(エコー)をかけたら他の楽器と上手くなじむのかとか、そんなこと小林亜星が気にしているでしょうか?ジュリー(沢田研二)が気にしているでしょうか?イアン・デュリーが、ゲンズブールがetc・・・。本来、そういう作業はレコーディングを熟知したプロフェッショナルな人の領域なわけで、当然そういう人に任せる(もちろん自分が信用できる人)部分なのですが、任せる人がいない、そういう人がそばにいる恵まれた環境にいない今のオレの現状では、貴重な時間をドブに垂れ流してでも、たとえ録音に関するまともな知識や技術を持ち合わせていないとしても、結局全部自分でやるしかないわけです。自分のケツは自分で拭けってことでしょうか。なんでオレが何ヘルツだの何キロ・ヘルツだのと楽器の周波数の心配までしなきゃならないのか。曲も作るヒマもなく歌うヒマも無く、クリエイティブでもなんでもないほとんど数値との格闘のような編集作業に時間を喰い潰されている現状に、オレの真っ暗な心の中ではジレンマという名の嵐がゴォーゴォーと轟音を立てて吹き荒れているわけです。オレ何やってんの?あん?正直オレのやり場の無い憤りは既に沸点間近(シュポーッ!!)。しかし、リリースするからには最低限「恥ずかしくない」ものを皆様に召し上がって頂きたいというまるで下町の老舗のダンゴ職人のクソ爺みたいな意地があるわけです(つまんない意地ですが)。そのクソ意地だけが今のオレを辛うじて突き動かしているようなもんです。それはダンゴはダンゴでも下町のダンゴでなくて喰えない「泥ダンゴ」をいつまでたっても形にならねぇーナ、と独りごちながら永遠ににこねくりまわしているようなもの。つい最近まで余震が来る度に一々怯えていたオレですが、今では作業中に襲ってくる余震に対してヘッドフォン振り回して中指立てて「糞っ!」を連呼する始末。「殺すなら殺せ!しかし、まだ死ぬわけにはいかねーんだよ、この糞っ地震!!糞太平洋プレートめ!!」。・・・日本沈没させる気か!?そういう時、きまって映画「復活の日」(1980年・角川映画)の草刈正雄が真っ赤に燃える巨大な夕焼けをバックにツエついてフラフラ歩いていく映像が例のテーマ曲と共に頭ん中でリフレインするんです。
さて、季節は巡り、春。オレのキライな季節(別に花粉症じゃありません)。桜の花びらと微量の放射能物質を乗っけた春風が今日も東京上空を旋回中。このレコーディング、夏までにはケリを着けたいもんです。
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【ダンボール・バット~プチ情報】 ●ライヴ決定!!・・・と言ってもまだ先ですね!!でも、あっと言う間ですね!!きっと。
6月12日(日)@東京・東高円寺「UFO-CLUB」 ※詳細未定
●ヴァイオリン・プレイヤー、女子コーラス隊、ファン、出演依頼等、随時募集しております。こちらからお気軽に!
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▼今夜のBGM
オレのヒートアップした心をミステリアスにクールダウンしてくれる男装の麗人、RONNY(ロニー)の歌を召し上がれ。本業はフランスのファッション・モデルとか(当時)。原曲はスライ&ザ・ファミリーストーンの名曲。RONNYの本ナンバーはどうやらCD化されていないらしく肝心のアナログ盤も稀有なため見つからず苦慮しております。「粋」とはこういうサウンドを指して言うのでしょうか?早くオトナになりたぁ~い!!(←「妖怪人間ベム」風に)
♪If You Want Me To Stay (1981年)/ ronny
2011年4月1日金曜日
オレのスモーキー・マウンテン。
昨日の夕刊ゲンダイにデカデカとこんな見出しが▼
「富裕層・東京脱出」~<大阪遷都>はあるのか~
もちろん、原発から飛んでくる放射能を危惧して金持ち達が東京を脱出し始めているというウソか真か知りませんがそういうことなのでしょう。東京からどんどん金持ちが西へ西へと一人残らず移動をし始め、やがて移動したくても移動できない貧民層(オレも含む)だけがバイ菌のように東京に居座り続けやがて首都は大阪に取って代わられるようなことにでもなれば、ここに亜細亜一の<巨大スラム街・東京>の出現というなんだかワクワクするようなクラクラするようなAKIRAもコインロッカー・ベイビーズも爆裂都市もブレードランナーも遠く霞んでしまうような、そんな未来図がなんだか絵空事ではないような気がしてきました。さて、そんな巨大スラム街・東京の長(おさ)を決める選挙が近づいてまいりました。無駄に贅沢にデカイ、オレの目にはあの建造物(都庁)こそがスラム街のシンボル、スモーキー・マウンテンにしか見えないわけですが、そのスモーキーマウンテンの中の一室に鎮座しまする聖なる椅子を目指し、馬の骨どもがあざとい凌ぎを削る都知事選が始まったわけであります。個人的には、暴君・石原慎太郎以外だったら犬でもネコでも三木のり平(故人ですが)でもジェームズ・ブラウンでも大根の葉っぱでも靴ベラでももう誰でも何でもいいのですが、それに取って替わるだけの強力なキャラが今回見当たりません。なんだか小粒だったり中途半端に困っちゃう人たちばっかりで一昔前の例えば赤尾敏とか内田裕也クラスの困った人たち(ホメ言葉です)のような大器がいればオレの迷いも吹き飛び心置きなく投票用紙に思いの丈をぶつけられると言うものですが(・・・懲りない<マック赤坂>氏にも頑張っていただきたいところですが、やはりキャラ的に弱いですね。一見「天然」風に見えますけどアノ方、なんか「天然を装っている」だけって気がどーしてもオレにはするのですが・・・。ひとまず、スマイル、スマイルで健闘をお祈りいたします!)。ところで、前回の都知事選の時、自分は誰に投票したかすっかり忘れてしまったのですが、オリンピック馬鹿が再選されひどくがっかりした記憶だけがあります。それにしても今回は厳しいですね。慎太郎と<そのまんま東>は論外として、一時<蓮舫>が出馬するかもなんて噂が出ていたので水着姿で選挙活動でもしてくれたら票を投じてもいいかなって気分もあったのですが期待はずれに終わってしまったので、残った選択肢の中からどうしても選ばなければならないのなら、今回は「無難」に<ドクター中松>氏に投票しておこうかと(「無難」じゃないと思いますが)心が揺らいでいるところであります。原発からの放射能やら北朝鮮から飛んでくるやもしれぬミサイルに東京直下型地震にetc、それらの危機を怪しい秘密兵器の数々で回避してくれそうな淡い期待を抱いているわけです。亜細亜一の巨大スラム都市・東京を牛耳る“東洋のマッド・サイエンティスト”!!そして、ドクターがこれまでに発明した偉大な品々。中でも世界的にも最も有名な「フロッピー・ディスク」などは都民なら一生無料で使い放題!!(USBメモリはもう不要!!)そして、勿論、都民全員に配布されるピカピカの最新「ジャンピング・シューズ」でピョンピョン飛んで跳ねて楽々通勤通学!!エコエコエコ!!東京にオリンピックはもう要らない!!スモーキー・マウンテンを今すぐ開放せよ!!
今夜のBGM▼
ウチのバンド「ダンボール・バット」がもし70年代末のロンドンで活動していたら間違いなくデモテープを送りつけていたであろう憧れのレーベルの一つが「スティッフ」レーベル!パブ・ロックやパンク系から得体の知れないキワモノ・ニューウェイヴまで幅広く取り扱い、短命に終わったものの、その後の80年代英国のインディー・レーベル・ブームの先駆けともなった名門レーベルの一つ。有名どころとしては、エルヴィス・コステロ、ダムド、イアン・デュリー、ニック・ロウなどなど。で、この映像のヒトも同レーベルからアルバムをリリースしておりました。ルックスも歌声も小粒なルー・リードと言った趣ですが、パブロックとテクノ・ポップの中間みたいな家内制手工業的なチープでヤンワリとした楽曲が魅力。バックのコーラス嬢の「やる気」のなさはこの時代のお約束。
♪You'll Always Find Me In The Kitchen At Parties/ジョナ・ルーウィ (1980年)
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