2012年6月23日土曜日
ドヤ街に吸い込まれたスパゲッティの味はじゃがたらの味。
自分がゲロの中で酸っぱい匂いを放つ消化されていない夕べのスパゲッティの麺やニンジンのカケラやトウモロコシとたいして変わらない取るに足らないちっぽけな存在ってことを自覚しているのはオレのほかに何人いるのかな、なんて、朝、駅を降り同じ職場の方向へと向かう人々の波に飲まれそれらの人達の後頭部のあたりを見つめ歩きながらボケーッと考えてみたりして、毎度毎度不機嫌なオレの朝の通勤時の妄想タイムのひとコマです。それにしても、みなさん、プライド持って仕事なさっているんでしょうか?素晴らしい。どんなつまらない仕事でもプライドを持って働けるなんて幸せ者です。スパゲッティの麺なら麺らしく自分が麺だと気付きもせずに一生屁の突っ張りにもならないプライドとやらにかじりついて生きてゆけるのが一番です。オレは気付いちゃったからな、自分が所詮ゲロの中の麺だってのを。幸か不幸か。と、丁度その時、グッドタイミングでオレのヘッドフォンからは暗黒大陸じゃがたらの「元祖家族百景」が爆音で・・・働きましょう~家を建てるまでは~・・・・と、江戸アケミ先生が千鳥足で歌いだす有難さ。朝からこんな歌を爆音でBGMに会社行ってる奴ってどうなんですか?あまり健全ではありませんか?せめてリチャード・ヘルぐらいにしておきますか?瞳孔開いて快楽のテンションだけはアゲアゲになりますがそれと反比例して勤労意欲を根こそぎ削ぎ落とされますからねこのアルバムは。ああ、そうでした、どうせここは山谷のドヤ街でした。いや、寿町?尼崎でしたっけ?ブロンクス?スモーキーマウンテン?まあ、どこでもいいや。行き場を失った社会の難民が流れ着く最後の流刑地にしてこの世の最果ての地に違いありません。これからやる仕事が「肉体労働」か「デスクワーク」の違いはあれど大した違いはありません。そこはオフィスという名のドヤ街なり。ああ、何言ってんだ?別にラリっているわけじゃありません。とにかく朝から一杯引っ掛けなきゃやっていられないって気分の時だってあるでしょう?(オレ、アル中じゃありませんよ、言っておきますが!!)。朝から飲んで吐いて飲んで吐いて飲んで吐いて尻かいてまた飲んで吐いて・・・・ブコウスキー先生とは全く健全で偉大なジジイでした。そしてオレのカバンの中には先生の著書「ホット・ウォーター・ミュージック」と、20年ぶりに読もうと思って近所のブックオフで105円で買った村上春樹じゃなくって村上龍の「限りなく透明に近いブルー」。こんな本忍ばせて会社行ってる奴ってどうなんですか?全く健全な印ですか?阿呆面して日経読んでるウスノロな朝から口臭いサラリーマンよりは生物学的にはまともだと思いますが。なんてまたボケーッと考えながらトボトボ歩いているオレの横を乙に澄ましてキレイなおべべ着てブランドバッグ持ったアンアンと東京ウォーカーは毎号買ってます風お嬢さんたちが早足で追い抜いて行きます。会社近くの交差点で信号待ちしていると反対側の信号機の上の電線に麺のようなものをクチバシの横からブランブランさせたカラスがこっちを見ているではありませんか。多分、夕べ酔っ払いの吐いたゲロの中から見っけたご馳走なのでしょう。誰も見向きもしないカラスに向かってオレは心の中で「オスっ!いいもん見っけたな!」と一声かければ「まあな!」とカラスの奴。道端や公園で出会った犬やネコやハトやスズメやなんかについつい心の中で声をかけるクセのあるオレは前世はカタツムリとかトンボとかきっとそういう類の小動物だったんではとたまに思うんですが、別に気が触れたとかムツゴロウさんになったわけじゃありません。まあとにかくそんなカラスとの爽やかな一瞬の朝の挨拶を交わしオレは重い足を引きずってスパゲッティの麺のようにスルスルスルスルと巨大な要塞のような会社の建物の中へと飲み込まれて行ったそれは梅雨の晴れ間の蒸し暑いとある月曜日の朝。ヘッドフォンから流れる曲はいつの間にかアモンデュールⅡの「JAIL-HOUSE-FROG」へと変わっていたのです。ゲロゲ~ロ。
-----------------------------------------------------------------------------
▼今夜のBGM▼
なんでか中山ラビなんです。理由はありませんがとにかく中山ラビにしておいてください。今夜は黙って独りラビ。一人寝のラビラビ。じゃ。
♪「ひらひら」/中山ラビ('74)
--------------------------------------------------------------------
ダンボール・バット【NEXTライヴ情報】
■7月6日(金) ■渋谷ge-gee (渋谷・東急ハンズそば)
■イヴェント名「宇田川サマージャンボリー」
※在りし日の渋谷・青い部屋を髣髴とさせるラグジュアリーな場末感たっぷり&濃厚なイヴェントです。
★共演/
イーガルとロヮゾー・ナイフ (fromフェム・エ・フェム)、
立川亮とタンゴ・アカシアーノ、
紫ベビードール、
世田谷ボーイズ、
他司会:アニー(紫ベビードール)、他
前売りご予約¥2500(+1drink¥500)
開場18:30 開演19:00
※ダンボール・バットは19:30頃からの出番です!
ご予約はここをクリックして専用フォームからどうぞ!
--------------------------------------------------------------------
★AMIのソロユニット<ネオン警察>始動に向け、鍵盤奏者(ピアノ、キーボード、アコーディオン)急募。その他にも、ヴァイオリン、アコギ、バンジョー、etcも募集中。年齢性別国籍テク不問。できれば杉並、中野や新宿あたりでリハ出来る方。テク不問。男女年齢不問。お気軽に!
--------------------------------------------------------------------
被災地支援コンピレーション・アルバム【PLAY FOR JAPAN 2012】参加のお知らせ・・・・
音楽配信サイトのOTOTOY企画制作による被災地支援コンピレーション・アルバム「PLAY FOR JAPAN 2012」のVOL.3にダンボール・バットも新譜から1曲参加させていただきました。3月11日よりダウンロードのみによる販売となります。売上金は日本赤十字社を通じて被災地へ寄付されます。詳しくは下記サイトを参照ください。ご協力おねがいします。 http://ototoy.jp/feature/index.php/2012031101
----------------------------------------------------------------------------------
◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/
---
----------------------------------------------------------------------------------
▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>
▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲
▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
----------------------------------------------------------------------------------
■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326
--------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)
▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
<>
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿