2012年9月4日火曜日

セミの弔い唄は、ストリップ小屋のアダモとジョン・ライドン。


 クソ暑い昼下がり、近所の公園行きましたら、すべり台の裏っかわのところに今にも落ちそうになりながらしがみついている4cmほどのセミを発見。木にとまっている他のセミたちはジージージージー威勢よく鳴いてるっていうのにそいつはウンともスンとも言わずじっとしたまま。「オイ!クソ、鳴きやがれ!夏終わっちまうぞ、オイ!クソ!」と、今にも力尽きて地面に落下しそうなそのセミにオレ自身の姿を重ね合わせるかのように気がつけばオレはセミを奮い立たせるのに必死になっていたのであります。

 さて、本日、要らないCDやレコードが少し溜まってきたので小銭稼ぎとばかりに新宿のディスク・ユニオンへ売りに行ったのであります。査定を待っている間、音楽本の新刊コーナーをぶらぶらしておりますと、曽我部恵一くんの新刊本が並んでおりました。くぅー。やっぱり人気ミュージシャンは違うなぁ。それに、曽我部くんの詩集なんかも売っている。くぅー。うらやましいぜ。オレも自分の書いた詩をコンビニでコーピーしてホチキス留めして手作り詩集限定20部とか作って曽我部くんと谷川俊太郎の詩集の間に並べて売ってくんねーかなディスクユニオンさん。本もね~、いつか出してみたいですね、「遺書」代わりに。プッ。いやね、知人でありダンボール・バットの数少ない理解者でもあり編集やってる森内淳さんっていう昔ロッキンオン・ジャパンなんかでブイブイ言わせてた人がですね、オレのブログが面白いね~って言ってくれるんですよ。でね、「AMIさんがもうちょっと“有名”だったらな~、本にまとめたいくらいなんですけどね。」なんて、言うワケですよ。嬉しいような有難いようなでもちょっと残念?みたいな、ね。でもやっぱり「商品」として出すわけですから、ある程度「有名」でないとっていうのもあたりまえの話です。くぅ~、オレがせめて曽我部くんの足元くらにでも名が知れていたらな~、と夢物語のような地団駄を踏んでる今日このごろ。で、その森内淳さんが少し前に出版されたある本がかなりの評判を博して売れまくっているとか。「ロックンロールが降ってきた日」(P-VINE BOOKS)って本で、仲井戸麗市だとかチバユウスケだとか甲本ヒロトだとかムッシュかまやつだとか浅井健一だとかそんな人たちへのインタヴューが載っていて、それぞれが自分とロックンロールとの衝撃の最初の出逢いをテーマに語っているらしいんですが、もっともっと売れてくれればこの本の第2弾も当然企画されるでしょうから、そしたら、まあ、一番最後のページの余白の辺りに番外編・・・「負け犬ロッカー列伝」ってことでオレのインタヴューが5行ぐらい載せてもらえるチャンスがあるかもしれないじゃありませんかと、密かに目論んでおるわけです。まあ、オレの場合、ロックンロールの出逢いって言うよりは、まずはテクノ・ポップとの出逢いってことになるかもですが・・・。こちらの本です▼お求めください。http://www.amazon.co.jp/dp/490670025X/

 そうそう、インタヴューといえば、実は先週、10年ぶりで雑誌のインタヴューをこっそり受けてきました。10年前といえば横山剣(CKB)&鈴木慶一(ムーンライダーズ)両氏によるWプロデュースという日本ロック史において後にも先にも実現不可能な豪華顔合わせ(・・・の割には全く話題にもならなかった問題作!)によるわがダンボール・バットのCD「未来ブティック」がリリースされた年。雑誌「プレイヤー」(だったか?)の連載コーナーだかの取材で、その時のインタヴュアーは岡村詩野さんでした(その時が初めての出逢いでしたっけ!)。他にも、「バーフアウト」(だったか?)の取材でインタヴュアーは当時新宿タワレコの店長だった行達也さん。行さんといえば当時はやたらダンボール・バットのことを気に入ってくれて新作CDも出していないのにインストア・ライヴを3回もやらせてくれたり、また太陽肛門スパパーンなどの超個性的ななバンドなんかもプッシュしていたりしていたので、相当ヘンな(ひねくれた)音楽が好きな人なんだろうなあ、と、個人的には勝手に認識しておったりしたものですが、中山ラビの唄ではありませんが、時代は変わり人も変わり、行さんの趣味も変わってしまったのか、今じゃあ、アコースティックでおしゃれな音楽が幅を利かす下北沢の有名店「monaレコード」のオーナーであります。行さん、もう忘れちゃってるんだろうなオレのことなんか。おっと、話が逸れましたが、今回10年ぶりのインタヴューは向こうから是非お願いしますと菓子折り持って頭を下げて来られたのではなく、オレのほうからなんとかインタヴューを載せて頂けませんか?もしかするともうすぐ解散するかもしれません、せめてその前に!!。と、悲壮感漂う表情を浮かべながら半泣き状態で売り込んだ結果手にしたインタヴューであります。そんなオレの厚かましい申し出を快諾してくれたのは、最近オレも拙い文章で連載記事を書かせていただいている「TRASH-UP!!」という雑誌の編集長であり、これまたダンボール・バットの数少ない理解者の一人でもある屑山屑男さんであります。高円寺の場末の喫茶店にて編集長じきじきのインタヴューで、あることないこと、この四半世紀に及ぶダンボール・バットの活動・サウンド遍歴、オレの音楽趣味、そして、今後のオレのソロ活動「ネオン警察」のことやら、今後バンド解散か否やという話まで実に10時間に及び・・・いや、及ぶわけはなく、軽く2,30分で終了したものの面白い話が出来たのではないかと思います。編集長とは実は音楽的な趣味が重なる部分が多く、例えば、70年代~80年代にかけてのグラムロック、モダンポップ、ニューウェイヴ辺りの音楽にお互い目がないので、そっちの話でも盛り上がったりするわけです。「ダンボール・バットも最近はMAXで8人編成とかでライヴやってますがね、本当は、もっとメンバー増やしたいんですよ。管弦楽のメンバーも入れ、混声合唱団も入れて総勢3~40人くらいの編成で、例えばコックニー・レベルの♪「セバスチャン」みたいな壮大な曲がやりたいんですよ!!」と、オレが真顔で言うと、大受けでした、編集長。ということで、インタヴュー記事は「TRASH-UP!!」の次号(9月下旬発売予定)に掲載される予定です。雑誌の売れ行きが思わしくないと嘆いておった編集長。ぜひみなさん、立ち読みせずに買って、売り上げに貢献してください。不景気な世の中、どんどん雑誌が廃刊に追い込まれております。上っ面だけの中身のない利潤追求だけが目的のようなミーハー雑誌が潰れてくれるぶんには一向に気になりませんが、「TRASH-UP!!」のような雑誌を潰しちゃバチ当たります是!!ホントに。

 で、「TRASH-UP!!」絡みでもう一つ。10月4日(木)におなじみ東高円寺UFO-CLUBでわがダンボール・バットと「TRASH-UP!!」の共同企画ライヴ・イヴェントを開催いたします!DJは編集長自らが担当。出演バンドは後日お知らせいたしますが、80sニューウェイヴの香りもそこはかとなく漂う、年代もバラバラの4組が集結。正月でもないのに、なぜか、ゲストでイキな「獅子舞」も登場!イヴェント・タイトルはオレの好きな映画<トラック野郎>シリーズのサブタイトルから流用して・・・【第1回・ニューウェイヴ天下御免】(爆)!分かりづらい流用でスミマセン!76年公開の「トラック野郎・天下御免」なんですが(笑)。別にトラック野郎じゃなくても“天下御免”だけだったらあっちこっちで使ってますじゃん?って突っ込みはナシで!!

 その前に、今週金曜日・・・9月7日に元・ストリップ小屋だったつうハコ、新宿「ワイルド・サイド・トーキョー」にて、蜂鳥あみ太=4号くん主催による、新宿なのに「ロンドン=パリ祭」なるいかがわしい性別・国籍不明なイヴェントに出演します!いかがわし過ぎちゃって次の日会社行けないかもボク!!ヘンなシャンソンの暗黒カヴァーもご用意!!なんのシャンソンかって?アダモだよ、アダモ!!2012年にアダモのカヴァー本気でやる阿呆ロッカーがどこにいるんだよ!!デヴィッド・ボウイだってやらねーよ、アダモなんてダセーの!!オレのこと見習え、ボウイよ!!死ぬなセミ!!生きろセミ!!鳴き続けろセミ!!最後は笑って死ねセミ!!ボンジュール!!

※前売りのご予約は当日午前中まで受け付けております。お気軽に私AMIまで。

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▼今夜のBGM▼
「TRASH-UP!!」編集長と最近のヘヴィロテで意見が合ったのがこのパブリック・イメージ・リミテッドの初期のアルバム「パリ・ライヴ」!!呆気に取られ、はたまた白けた客席に向かって、千鳥足だが悪意に満ちたキリキリとした音塊をひたすら一方的に垂れ流し続けケムに巻く。この異様にヒンヤリとした空気感の詰まったアルバムが、最近、いさぎよくって気持ちヨイ。曲間でケチつけきた客に向かってジョン・ライドンがクールに一喝。オレもオシャベリ馬鹿のあいつに言ってみたいジョン・ライドンのように「シャラップ!!」と。
♪POP TONES / PUBLIC IMAGE LIMITED(‘80)





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ダンボール・バット
【NEXTライヴ情報】
9月7日(金)
 新宿・WILD SIDE TOKYOにて
http://ws-tokyo.com/
(最寄り駅:地下鉄都営新宿線・メトロ丸の内線の「新宿3丁目」駅。
旧・新宿厚生年金会館向かい)


【御苑花園、倫敦(ロンドン)=パリ祭】
      ~グラム・シャンソンの夕べ~
■開場:PM18:30 / 開演:PM19:20
※当ダンボール・バットはPM20:50頃~の出演予定
■出演(出演順に)>
①ムジカ・カラス
②オナン・スペルマーメイド
③ダンボール・バット
④蜂鳥あみ太=4号 feat.蜂鳥スグル&佐藤真也(ピアノ)
※最後に出演者らによるフィナーレ・コーナーあり

蜂鳥あみ太=4号・主催によるグラムロックとシャンソンの饗宴!
ロンドンとパリが新宿でギラっと交合。アンドロギュノスな一夜を!

前売り¥2500(+1drink代)


ご予約はここをクリックして専用フォームからお名前、枚数を明記の上どうぞ!
※前売りご予約の際は、お名前と枚数を明記の上、上記の専用フォームからお申し込みください。追ってご確認のメールを差し上げます。

※前売りの予約をしたものの急用等で当日お越しになれない場合でも、キャンセル料等は一切派生いたしませんのでお気軽にお申し込みください。




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急募!
★AMIのソロユニット<ネオン警察>始動に向け、ヴァイオリン奏者募集中。年齢性別国籍テク不問。男女年齢不問。お気軽に!
 

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被災地支援コンピレーション・アルバム【PLAY FOR JAPAN 2012】参加のお知らせ・・・・
音楽配信サイトのOTOTOY企画制作による被災地支援コンピレーション・アルバム「PLAY FOR JAPAN 2012」のVOL.3にダンボール・バットも新譜から1曲参加させていただきました。3月11日よりダウンロードのみによる販売となります。売上金は日本赤十字社を通じて被災地へ寄付されます。詳しくは下記サイトを参照ください。ご協力おねがいします。
http://ototoy.jp/feature/index.php/2012031101

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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/

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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM


▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>

▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲

▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326

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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)


▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)

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