2012年10月6日土曜日

初めて食べた豚の耳の味はNEWでWAVEなシーラEだった。


   「みなさん、良いお年を!!」。あん?まだ早い?いや、もうオレん中では先日のライヴで今年は終った感が、いや、人生全てが終った感も(笑)。メンバーには次会うのは年明けかもって言っておきましたが、いやいや、忘れていました。12月にオレのソロユニット「ネオン警察」の初ライヴが残っていました。こりゃ失敬!!まだ死ぬわけにいかないってことですな。しかし、なんですね、ここのところリー・ペリーにGONG(デヴィッド・アレン)と70超えた絶倫ジジイどもが(まあ、どっちも宇宙人みたいな人たちですが)相次いで来日、バリバリにライヴをやっとります(こうなったら我が師、孤高の絶倫ジジイ、レナード・コーエン先生、祈・来日!!)。それに比べりゃ40超えたっつってもまだまだ青二才のオレなんて果たして70超えてもマイクを握っていられるのか、箸すら爪楊枝すら握れないヨボヨボになっているような気がしますけど。まあ、それまで生きてりゃの話ですがね。
  あ、話逸れました。なんの話だっけ?あ、そうそう、先日10月4日に東高円寺UFO-CLUBにて雑誌「TRASH-UP!!」とウチのバンド「ダンボール・バット」との共同企画ライヴ・イヴェント【第1回 ニューウェイヴ天下御免!!】が開催されました。本当は9月末に発売される予定だった「TRASH-UP!!」最新号にイヴェントの告知もしっかり載せてあったのですが、雑誌の発売日が急遽10月7日に延期になり、結論から言えば、イヴェントが終ってから雑誌が発売されると言うなんともレレレのレ~な事態になってしまい、告知が万全ではない状況の中でイヴェント当日を迎えました。おまけに昼間はカンカン照りだったくせにライヴ中、都内をゲリラ豪雨が襲撃、お客さんの入り具合が相当心配されましたが、結果的にはギリギリ「黒」で着地。ひとまず第1回目は無事終了したところであります。
  しかし、“ニューウェイヴ”って言葉自体もう100年くらい前にゲイリー・ニューマンの白塗り顔とともにとっくに「死語」になった言葉ですが、まあ、とにかくイヴェントのタイトル通り天下御免な(?)ニューウェイヴからの影響を感じさせる老若男女の4バンドが集結(Americo、Blond New Half、You Got a Radio!!、ダンボール・バット)。で、ウチの出番は3番目でしたが、前後をニューウェイヴというよりかは、パンク~ノー・ウェイヴ寄りの攻撃的なサウンドを繰り出す「肉体派」のバンドに挟まれ早くも絶体絶命(笑)。前後のバンドのサウンドが“鉄の塊”だとすればウチはせいぜい“丸めた新聞紙”と言ったところ。なんとも心もとなくライヴ前から及び腰。阿佐ヶ谷の古着屋で買ったどこぞの軍の放出品もどきのジャケット(モット・ザ・フープルのモーガン・フィッシャーもこんなの着ていた記憶が)を着込んで、カクテル、ビール、赤ワインをチャンポンで軽く煽ってステージへ。が、幕が開けばやるしかない。よそ様はよそ様。ウチはウチ。「やっぱ自分の踊り方で踊ればいいんだよ」とは、かの江戸アケミ先生のお言葉。結成25年の意地もクソも芸の心意気もありませんが、マイペースでいつものスタイルでやりゃあいいだけのこと。と、酒の酔いも手伝って、いつもの自虐的なMCを挟みつつ、じわりじわり終末に向かって高揚してんだか衰弱してんだか千鳥足になって崩壊してゆくようなそれでいてネットリとした粘着質度の高い珍妙ないつものステージングでお客様を撹乱&おもてなし。暴れすぎて、途中、オレのマイクのシールドが何度もスッポ抜けたり音が出なくなるというハプニングはあったもののオレの咄嗟のヘンなダンスでカヴァー。選曲も演奏も上々で、それなりに手応えのあるステージがお届けできたのではないかな、と、自負している次第であります。
  初めてウチのライヴを観たというお客さんからは「こんなバンド観たことない!」とか「なんだか分からないけど凄い!」といった意見を頂戴し、また、その日初めてウチのライヴを観て軽いカルチャーショック受けたという将来映画監督志望の若干23歳の若者が丁度次の日が彼の24歳の誕生日だというので帰り際にウチのCDをプレゼントしてあげたり、もうお気付きでしょうが、このブログのページTOPのタイトル部分を新しくするにあたってダンボール・バットをイメージして描いていただいたというイラストを載せさせていただいたダンボール・バットのファンでもあるマンガ家の「逆柱いみり」センセイ(このイラストの原画を含む青林工藝社主催による“大アックス祭”なるイラストの展覧会が10月4日より南青山のビリケン・ギャラリーで開催されます・・・)も、この日わざわざ静岡のご自宅から高速バスでライヴを観に来られて、帰り際に、「今日のライヴは全曲ヒット・メドレーのようでした!」と笑顔でおっしゃっていただいたりなどして、まあ、ダンボール・バットもそう捨てたもんじゃねぇーのかなぁ、などと、今回のライヴでキーボードが抜けるにあたって「解散」も視野に入れていたオレとしては、バンドを続ける言い訳が出来ちまったな、と、ライヴハウスの薄暗い便所で小便しながらやさぐれたりした夜でもありました。
  打ち上げの中華料理屋では生まれて初めて豚の耳とやらを喰わされまして、普段から肉を受け付けないオレですが、酒の勢いもあり一口喰ったのですが、まあ、なんといいますか、耳それ自体は肉というより何か硬いコンブのようなコリコリした歯ざわりで大したことはなかったのですが、喰いながら近所の犬の耳などを想像したら気持ち悪くなったり(笑)。で、オレの斜め前で飲んでいた小太りのガイジン・・・客で観にきていてそのまま打ち上げにまで勝手に付いてきた日本語が流暢な謎のガイジン(イギリス人だと言ってました)が実はオレと同じ町内に住んでいて、家の隣が火葬場(杉並・堀の内斎場)なんで家賃が安いだの、ドイツのロックが好きなんだよねだの、OH!ダンボール・バット?・・・名前だけはどこかで聞いた記憶がありますエヘヘヘとか良くわかんないけど話しが盛り上がったんで国際交流の意味も含め彼にもダンボール・バットのCDをあげたりしてるうちに夜も更け散会となったのであります。
  最後に、この日DJを担当した雑誌「TRASH-UP!!」の編集長・屑山氏の選曲も近田春夫からソフトセル(!)にプロパガンダ(!!)にスターボー(!!!)まで完全に自分の趣味丸出しでなかなかでございました。次回はコックニー・レヴェルの「セバスチャン」とかいきましょうよ。踊れないけど、エヘヘヘ(笑)・・・っていうか、第2回目あるんですか?編集長曰く「シリーズ化しましょう!」って言ってくれているのでまああまり期待しないで待ってます、ボク。それまでにはダンボール・バットも「新体制」でライヴに臨めるよう滝に打たれて出直す所存。

 ※ということで、ダンボール・バットではサポート・キーボディストを地味に募集中。世露死苦。


 ▼今夜のBGM▼
この日、イヴェントのトップバッターとして「獅子舞」を披露してくれた、ゲストの「ししはら慎太郎」氏。ウチのステージを観て曰く「メンバーのバラバラ感がプリンスのバックバンドをやってたレヴォリューション(シーラEとかが在籍)みたくてカッコ良かったです!」と。いや、これは初めての指摘ですが最高のほめ言葉を頂戴しました(笑)。ししはらサン、今度はウチのステージで獅子舞やってください!!・・・というわけで、やっぱプリンスの絶頂期といえば、70年代末から80年代まででしょう。オレもかつては伝記本を読むほどハマっていた時期あり。レヴォリューション、今観ても無敵のダサカッコよさったら。
 ♪1999/PRINCE & THE REVOLUTION('82)




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【NEXTライヴ情報】


ネオン警察(リーダーAMIのソロユニット)
 ~初ライヴ決定!!
『ネオン警察・初出動!クリスマスを阻止せよ!』

■12月22日(土)新宿<カールモール>にて

PM19:00 OPEN / PM19:30 START

【出演】
ネオン警察:AMI(Vo、SAX、テルミン)&MARI(PIANO)
蜂鳥あみ太=4号、他、
※詳細未定


前売りのご予約はここをクリックして専用フォームから、お名前、枚数を明記の上どうぞ(公演当日お昼まで受付可)!
※前売りご予約の際は、お名前と枚数を明記の上、上記の専用フォームからお申し込みください。追ってご確認のメールを差し上げます。

※前売りの予約をしたものの急用等で当日お越しになれない場合でも、キャンセル料等は一切派生いたしませんのでお気軽にお申し込みください。


 

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被災地支援コンピレーション・アルバム【PLAY FOR JAPAN 2012】参加のお知らせ・・・・
音楽配信サイトのOTOTOY企画制作による被災地支援コンピレーション・アルバム「PLAY FOR JAPAN 2012」のVOL.3にダンボール・バットも新譜から1曲参加させていただきました。3月11日よりダウンロードのみによる販売となります。売上金は日本赤十字社を通じて被災地へ寄付されます。詳しくは下記サイトを参照ください。ご協力おねがいします。
http://ototoy.jp/feature/index.php/2012031101

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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/

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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM


▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>

▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲

▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326

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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)


▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)

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