2012年12月25日火曜日

マヤ暦・地球滅亡阻止と財団法人「ネオン警察」設立との因果関係は?


 年末爆裂イヴェント【ネオン警察・初出動!~クリスマスを阻止せよ!~】へお越しいただいたお客様、同志のみなさま、ありがとうございました。力及ばず異教徒らの愚祭「クリスマス」を阻止することはできなかったものの、マヤの予言によるところの2012年12月21日地球滅亡を完全阻止し、翌日22日に無事“初出動(初ライヴ)”を終えた我が「ネオン警察」であります。ごっつぁんです!!
 本業のバンド(ダンボール・バット)に見切りをつけ(笑)、今年の春に立ち上げた完全ソロユニット「ネオン警察」。なんとしてでも“本年中にソロでステージに立つ!”という当初掲げた野望も、一時は実現不可能かとあきらめかけたこともありましたが、関係者各位の力添え、ご尽力のおかげでこうして無事達成することができ、本当に有難うございました。中でもやはりピアノを担当してくれたMARIの存在は大きく、エンジンがあっても翼がなけりゃ飛べない飛行機と同じで、カノジョがいなかったら今回のライヴは頓挫していたに違いありません。オレが次々に作る珍妙な楽曲を楽しんでくれ、また、楽譜の読み書きの出来ないオレが手渡すまるで「暗号」か「象形文字」のような奇天烈なコード譜を的確に理解・解読してくれ、自身の忙しい音楽活動の合間を縫ってのリハにも付き合ってくれ、また、オレのステージ衣裳に合わせ、自分の衣裳についてあれこれ頭を悩ませ、わざわざ原宿まで出向いて竹の子族風の派手な服を用意するなどの心遣いまでも見せてくれたりと、本当に頭の下がる思いです。
 さて、肝心のライヴはどーだったかっていうと・・・まあ、写真で想像してください。え?こんな写真だけじゃ想像もクソもないって?だって、来なかったアナタが悪いんじゃないのさ。ハプニング・バーもまっ青のそんじょそこらのヨソぢゃ観られない実にディープな宴でした是!!あー勿体ない、勿体ない。観られなかったアナタは一生後悔!!まあ、オレも今回の初ライヴに向けてTWITTER、フェイスブック、ミクシー、YOU-TUBE等々を駆使してやれるだけの告知はしたんですがね、力及ばず。まあ、「ネオン警察」だなんていったって知名度も実績もゼロなわけで、25年もやってるバンド(ダンボール・バット)のほうでさえ集客に毎度四苦八苦してるって有様で、そのうえ、あの晩はえらく冷え込みましたからね、そんな中、新宿のハズレくんだりまで鼻水垂らして誰が見に来るかって言われればそうですねって納得もしますがね、でも正直、もうちょっと来てくれるんじゃないかと抱いた淡い期待もトイレの汚物とともにあっと言う間に流れ去りました。そう事は簡単じゃありません。が、例えお客が10人だろうと10000万人だろうと、オレの心意気は揺るぎません。雷雨の中、ずぶ濡れんになりながら爆音を叩き出したあの伝説の後楽園球場でのグランド・ファンク・レイルロードの面々と同じ心意気で初ステージに臨んだわけです(意味不明)。
 その日のゲストでヘッドライナーを努めてくれた全身黒タイツのシャンソニエ、蜂鳥あみ太=4号くんは、今回の「ネオン警察」初ライヴの“場”を設定してくれた影の尽力者でもあり、オレに「歌い手+ピアニスト(伴奏者)」というライヴにおけるスタイルのヒントをくれた張本人でもあります。今回、いつになく「下ネタ」が目立ったのが気になりましたが(笑)、いつもながらの「美声」と「美しい肉体」と「客いじり」の妙は流石で、天才ピアニスト佐藤真也氏とのコンビネーションも相変わらずでした。これからも、勉強させていただきます。
 そして、転換を挟んでいよいよ我が屁っこきユニット「ネオン警察」の本番スタート。オレもMARIも二人そろってテロテロのスカジャン羽織ってチャラチャラした薄っぺらないでたちは、どー見てもアノ当時、竹の子族に憧れてTOKYOさ出てきました的イナカの馬鹿カップル風情。しかもオレは腕に「毛沢東思想」とプリントされた真っ赤な腕章が!そうです、ネオン警察は思想警察でもあったのだ!!(ウソ)。
 で、今回用意した曲は、オリジナル9曲にカヴァー2曲、あみ太くんとのデュエット用アンコール1曲。当初は1時間弱のステージを予定していたものの終ってみれば約1時間半の長丁場になっていたとのこと。やっている本人はもう夢中でそんな長くやっていた自覚一切なし。終ってみれば、なにやら催眠術から目覚めた阿呆のように、ただぐったりと放心状態で客席のソファーにヘタリ込んだものです。歌唱中、「舌がつる」という異常体験も初めて味わいました(笑)。舌がノドのほうに向かって反り返ったまま元に戻らず、あやうくそのまま呼吸困難でステージの上で死を迎えるといった栄えある名誉をものにするところでありました。それだけ気合が入っていたということでもありましょう。
 今回のオリジナル曲中もっとも長い「キャバレーは雪国」などでは中間のフリー部分でオレの吹くアルトSAXにまるで便秘気味の阿部薫氏が憑依したかのように歯止めが利かなくなり原曲を大幅に越える13~4分の大曲に。その次にやった今回の目玉の一つでもあったかのジャーマンロックの雄クラフトワークの代表曲の一つ「放射能」のカヴァーでは、正月より一足お先に緊急ゲストのししはら慎太郎氏(こまどり社)操るところの「前衛・獅子舞」が乱入し、オレが強引に日本語訳して「ほ~お~しゃ~の~お~(放射能)です~」とピアノに合わせてディック・ミネばりにムーディーに歌いながら手元のテルミンをキュワンキュワンと遥かチェルノブイリに向け発振させれば、やがてピアノも寄せては返す波のように徐々に高揚感を煽りクライマックスへ。そのうち獅子舞が客席の間をのたうち回り、オレも客席に飛び出しテルミンかかえたままぶっ倒れ、ピアノがCコードからGコードに移行した辺りからデタラメなフレーズをやり出すと、バー・カウンターに乗り上げていた獅子舞が降りてきて床にヘタリ込んでるオレの頭を大口開けてカポカポと噛むものだからオレも何事かと危うく脳震盪(のうしんとう)寸前に・・・。と、まあ収集が着かないまま「レディオ・アクティヴィティ(放射能)!レディオ・アクティヴィティ(放射能)!」と連呼しつつ放射能で頭がトチ狂った獅子舞演ずるししはら氏も汗だくで半錯乱状態(笑)。すったもんだの大騒ぎのうちクラフトワークなんとか成功(?)。まさに、ハプニング!まさに前衛だよオッカサン!(笑)。岡本太郎先生がその場にいたら「なんだ、これは!!」とつぶやいたかもしれません。
 そして、名曲「ルーム・サーヴィス」などの静かめのオリジナル曲2曲を挟んだのち、今回の目玉の第2弾。これまた異色のカヴァー、ショーケン(萩原健一)作詞によるムッシュかまやつ氏の発禁ナンバー(現行CDではアルバムから削除されています)で知る人ぞ知る名曲「豚殺しの歌」。こいつを、MARIの手を借りずに完全オレ一人でピアノ相手に弾き語るという前代未聞の特出しスペシャル・コーナー。人前でピアノを弾き語るなんていうのは後にも先にもこの時が初めてでありました。オレの拙い演奏技術ではイヤでも自然と不協和音とクラスタートーンがミックスされ、二日酔いのエリック・サティが立ち飲み酒場の片隅でゲロ吐きながら鳥羽一郎の「兄弟船」かなんか歌ってるような凶悪狂乱な演奏となりましたが、お客さんの耳にはどう届いたのでしょうか?。一瞬、あれ?オレってもしかして一人でもピアノ弾き語れるんか?という錯覚と甘い妄想が頭を過ぎりましたが、それは身の程知らずと言うもの。リチャード・クレーダーマンちにでも住み込んで30年ほど修行して顔洗ってから出直します。
 そんなこんなで、やんややんやの喝采と非難轟々の中、なんとか初ライヴを無事敢行することができました。重ね重ね皆様にはお礼御礼申し上げます。我が「ネオン警察」の次の出動予定は全く決っておりませんが、今回の初ライヴで得られた“のれんに手押し”の様な手ごたえと、屁のような自信をもとに、来年も“反体制パルチザン弾き語りユニット”としての地下ライヴ活動を草の根的に展開し国家転覆を目論む所存であります。また、「出動要請」のオファーも随時かつ秘密裏にお待ちしておりますので関係者の方、よろしくおねがいします。そして、CDのリリースも計画中(アルバムタイトル考え中)。
 というわけで、この2012年は、1月のダンボール・バットのCD「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」のリリースに始まり、ソロユニット「ネオン警察」の初ライヴでしめくくるという、まさにビッグ・イヴェントに始まりビッグ・イヴェントで幕を閉じた1年でありました(あ、オレの“雑誌ライター”デヴューってのもありましたが・・・)。まあ、ビッグっていったって実にチンケなビッグですがね、とは言え所詮「小物」のオレにとっては十分ビッグな体験でありました。来年も小物は小物らしくつつましく地べたに這いつくばりながら卑屈に塩やら泥を舐めながらビッグな1年になりますようにと腹の奥底で折れそうな蝋燭に火を灯しながら手を合わせ恐山のイタコよろしく念じている次第であります。とりあえずは、大晦日の「年末ジャンボ」の抽選発表に全運命を集中させるのが目下の命題です。6億当たったら財団法人「ネオン警察」設立です。
 では、ひとまず、良いお年をどうぞ。ダンボール・バットの新年最初のライヴは2月20日(水)です。まだ、死ねない。


■緊急募集中!
ダンボール・バットではサポート・キーボーディストを大募集中。お気軽にお問い合わせください。

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▼今夜のBGM▼
春風にそよぐ鼻毛のように軽やかに生きられたらどんなに楽なことか。ボブ・ディランの歌うオリジナルヴァージョンに対しては何の感慨も起きませんが、このデートリッヒの秀逸なカヴァーには、なにか全てを達観してしまった重さの裏返しとしての菩薩のような軽やかさが漂っております。この歌唱をお供に来年も四苦八苦しながら泥の道を歩んでまいります。南無。

♪「風に吹かれて」/マレーネ・デートリッヒ(Marlene Dietrich - Blowing in the wind)
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■次回ライヴ情報

「ダンボール・バット」新年第一弾ライヴは2013年2月20日(水)!!
東高円寺UFO-CLUBにて!!
雑誌「TRASH-UP!!」との共同企画イヴェント第2弾!!
【ニューウェイヴ天下御免 VOL.2】 ※詳細未定
DJ:屑山屑男(TRASH-UP編集長)

▼告知PV



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被災地支援コンピレーション・アルバム【PLAY FOR JAPAN 2012】参加のお知らせ・・・・
音楽配信サイトのOTOTOY企画制作による被災地支援コンピレーション・アルバム「PLAY FOR JAPAN 2012」のVOL.3にダンボール・バットも新譜から1曲参加させていただきました。3月11日よりダウンロードのみによる販売となります。売上金は日本赤十字社を通じて被災地へ寄付されます。詳しくは下記サイトを参照ください。ご協力おねがいします。
http://ototoy.jp/feature/index.php/2012031101

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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/

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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM


▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード
▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録
▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI
▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付
▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー)
▲ジャケット写真&デザイン:常盤響
▲ライナー:岡村詩野&湯浅学
▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田
▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>

▲収録曲
「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲

▼下記各オンラインショップにて販売中!
[AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]
※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326

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▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼
「ファッション革命」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」収録曲・2012年2月16日レコ発イヴェント時の映像)


▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)



▼DANBALL BAT最新PV▼
「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)

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