2014年7月26日土曜日

ヒロミックス?誰それ?酢っぱい現像液の水割りでクダ巻いてた20代の頃のオレと対面したモノクロームな夏の夜。



  とうとう夏になってしまった。一年のうちでオレがもっとも嫌いな季節。ランボー地獄の季節也。夏で唯一いいのは「何もしなくても痩せられる」ことぐらいか。ひと夏が終るころになるとオレのダブついた腹回りがスッキリと凹むからアラ不思議ちゃん。そして、一年かけてまたゆっくりゆっくりと腹回りに脂肪が蓄積されてゆくのだ。森羅万象、うまく出来ている。
そうだ、宝くじを買った。貧乏人のクソ夏の楽しみなんてこれくらいしかない。サマージャンボ。いや、正確に言えばサマージャンボ「ミニ」。正規(?)のサマージャンボに比べると一等の賞金が低い分当たりの本数が多いってやつ。金額よりも「確立」が少しでも高いほうを選ぶあたりが貧乏人特有のセコさだろうか。こんなところでもオレという人間の器の小ささを露呈。こんな奴が“大成”するハズがない。エヘヘヘ。
 

 さて、久々にオレの写真ギャラリーを更新したので、おヒマなら覗いていっていただきたい。▼こちらから・・・
が、ここで深刻な問題が発生!!なんともオレの愛用していた白黒フィルムがとうとう製造中止になってしまったのだ。フジフィルムのネオパン400ってやつ。けっこう前に既にメーカーでは製造を打ち切っていたようなのだが、オレはつい先日、ビックカメラの店員から初めてその話を聞きショックを受けたのだった。昔は1600なんていう超高感度フィルムもあって、わざと粒子を荒くしたいがためにまっ昼間っから1600を使って少しでもわが師、森山大道に近づこうとイキがっていたもんだが、とうとう400もなくなりフジが作ってる白黒フィルムは感度100のアクロスってやつだけになってしまった。しょーがねぇーなーフジフィルム。化粧品なんか作ってる場合かよ?いや、フィルムじゃやってゆけないから化粧品なんか作ってるわけですよ。幸い海外のメーカーではまだ感度400の白黒フィルムも作っているようなので、今後はそっちを使うしかない。フジのフィルムが一番安くて画質もなかなかで気に入っていたのだが、なんとも痛い。なんでもデジタルデジタルデジタル馬鹿の現代。オレのような旧石器時代の生き残りのような超アナログ人間には全く生きづらい時代である。カセットテープしかり、レコードしかり、みんなしぶとく生き残ってるのに、フィルムはそう遠くない将来完全に消滅してしまうのだろうか?
去年の冬、たまたまネットで目にしてそのデザインに惚れ込んで手に入れた旧ソ連製フィルム式カメラ「スメナ8M」がきっかけになり、約20年近ぶりくらいに再びオレの写真熱が再燃し始めた矢先のフィルム製造中止のニュースは、なんとも皮肉というか、なんとも切ない気持ちにさせられたのだった。
写真なんかにこれっぽっちも興味がなかったオレが写真というものに初めて衝撃を受けたのは、東京に出て来てから間もなくの頃、何かの本でたまたま眼にした森山大道だの中平卓馬だのといったアノ時代の偉大な、今も個人的に敬愛して止まない先達たちの強烈なモノクロ写真群だった。すっかりオレは打ちのめされて見様見真似で写真を撮り始めたのだった。最初はバカチョンカメラで撮っていたのだが、すぐに飽き足りなくなり中古の激安の一眼レフを買った。スキマから光が漏れるようなオンボロの一眼だったので、仕方ないので黒のビニールテープでスキマをマスキングして使っていた。その当時からすでにフィルムは白黒オンリーだった。高校の修学旅行の時以来、カラーフィルムは使ったことがない。そのくらい、先達らのモノクロ写真がオレに与えた衝撃というかインパクトは大きかった。この先も一生カラーフィルムを使うことはないだろう。
 その後、オレの写真熱はエスカレートしていって、とうとうフィルムの現像からプリントまで自分でやるようになった。自宅にしつらえた暗室・・・といっても6畳の一間のオンボロアパートの雨戸を閉め切っての即席の「暗室」だったが・・・。真っ暗な部屋の中、赤い裸電球の光だけを頼りに夏なんか汗だくになって酸っぱい現像液の匂いにむせながら自分で撮った「作品」をプリントしては一人悦に入っていた。今から15,6年前の話。
 ところが、そこまで写真にのめり込んでいたのにオレの写真熱はその後わずか2,3年でパタリと止まってしまった。その理由が今となっては全く思い出せないのだが、初めてバンド(ダンボール・バット)のCDを出した時期(‘97年)と重なることから、多分にオレの興味が写真から音楽(バンド)へ大きくシフトしてしまったのだろう、と思う。
今も続く有名な某写真コンテストに当時一度だけ応募した記憶がある。まあ、アマチュアの域を出ていないオレのひとりよがりの写真なぞ、当然、一次審査であえなくゴミ箱行きだった。審査員を恨んだが(笑)、当たり前の結果だった。たしか当時、ヒロミックスがその某写真展で賞をとって世間で注目され始めていた頃で、あんな写真のどこがいいんだかさっぱりわかんねぇよ、と、友人に毒づいて独り悶々としていたのを思い出す。今も昔も変わってねぇな、オレ。
 
つい先日、電車に乗っていたら途中の駅でカメラをぶら下げたニイチャンが飛び乗ってきて、あやうくオレとぶつかりそうになった。エグザイルとかに混ざっててもおかしくないようなヒゲ面のちょっとイケメン風ニイちゃん推定28歳で、そいつがこれ見よがしにぶら下げているカメラは、先っちょに望遠レンズ(?)が取り付けてあるようなゴッツイ見るからに高そうなデジカメだった。雑誌かなんかのカメラマンなのか?その時、オレのバッグの中には愛用の旧ソ連製カメラ「スメナ8M」が息を潜めて隠れていた。なぜか、ふと「破壊せよ、とアイラーは言った」という中上健次の本のタイトルが頭を過ぎり、思わずそのニイちゃんのぶら下げているカメラをぶんどって電車の床に叩きつけ粉々に破壊している図をオレは妄想したのだった。「高いんだろ?ニイチャンのそのカメラ?」「なんならオレのこのカメラもぶっ壊してもいいよ。これ、旧ソ連製なんだけどね、ヤフオク見れば中古で2000円ぐらいでゴロゴロ売ってるんだけどね。まあ、オモチャというか、ニイチャンのカメラに比べたらゴミみたいなもんだけどね」「それにしても、そんな高そうなカメラでいったいどんな凄いの撮ってるの?」「どうせ、モデルの女とか騙してブイブイいわしてるんでしょう?羨ましいなあ、エヘヘヘ・・・」


フェイスブックには様々な趣味趣向を同じくする人間が集い語らう「グループ」というものがある。映画好きが集まるグループやらロック好きが集まるグループやらラーメン好きが集まるグループやらエトセトラ。そんな中にモノクロの写真にこだわり自分で撮ったモノクロ写真を投稿しお互いの作品を鑑賞しあうというグループを見つけたのだ。オレも興味本位で先日そのグループに参加の「申請」を出し、めでたくグループの一員になったのだが、そのページを見ているうちにだんだんと救いようのない虚無感に襲われ、いたたまれなくなり、わずか3日ほどでグループを脱退してしまったのだった。まるで、どれもこれも大便をした後の尻をハンカチかなんかで拭いてるような、もったいぶった、お上品でアート気取りのこそばゆくなるような「作品」ばかりが競うように次々と投稿され、それをグループの参加者同士が誉めあう、つまり互いの尻をさらにハンカチで拭きっこしているような薄ら寒い世界が繰り広げられていたのである。何が楽しいのだろうか、あの手の連中は?何を自慢したいのだろうか?「空っぽ」な作品がまるで下水のようにページの上から下へとどんどん流れていく。さぞかし高いカメラを使っているのだろう。オレの2000円のカメラで撮った貧乏臭い場末の写真などの出る幕はないようだった。
ウンコした後の尻を新聞紙で、葉っぱで、素手で拭いているような、肛門のシワに、理性のシワに、網膜のシワに、ヒリヒリと訴えかけてくるような写真がオレは好きだし、そういう写真を撮ってる写真家が好き出し、そういう写真を自分もいつか撮れたらとただ願うのみ。
ハンカチを捨てよ、街に出よう。









★今夜のBGM★
エジプト人はモロヘイヤ喰ってピラミッドをオッ建てたっていうからね。みんなもモロヘイヤ喰ってジョナサン・リッチマン聴いて夏を乗り切ろう。

♪「エジプシャン・レゲエ」/ジョナサン・リッチマン



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★追伸:旧ソ連製カメラ片手にオレが撮るモノクロームな写真ギャラリー『印画都市』更新しました。こちらから▼
http://negative-city.blogspot.jp/

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▼今後のイヴェント予定

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9月9日(火)@渋谷「ラストワルツ」
雑誌トラッシュアップ+ダンボール・バット企画
「ニューウェイヴ天下御免VOl.8
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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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2014年7月20日日曜日

大〇愛も知らぬオレがメンバーに坂本慎太郎君のCDを買わせて「超問題作」をデッチあげるため薄いハイボールに酩酊した夜。


 
 ぶっ壊れた機材・・・我が愛器、ヤマハのハードディスクレコーダーAW1600が修理から戻ってきた。ウソみたいにスイスイ動いている。いや、治ったのはいいのだが、ひじょうにマズイ。なにがマズイかって?!もうすぐ梅雨が明けてしまうではないか!!カタツムリも干上がっちまう。オレだって干上がっちまう。あの酷暑が襲ってくる前に、冷房施設のない(!)我が家の悪劣な作業部屋の現在の環境を考えれば、なんとしてでも梅雨が明ける前までには完了させておきたかった・・・地獄のミックス作業を!!が、作業はまったく進んでいないじゃあないか!!当初は「楽勝かもしれないな、今回のレコーディングは!!」と、何を根拠にオレは余裕をブッコいていたのであろうか?いざフタを開けてみれば楽勝どころかすでに沈没寸前、風前の灯、ムシの息・・・。え?あ、ダンボール・バットの懸案のニューアルバムのレコーディングの話。この4月に自分たちで近所のスタジオにオンボロ機材を持ち込んで5(6?)曲分のドラムの録音をし、その時点でのオレの甘い予想では7月いっぱいでおおまかなミックスまで終るんじゃないか、いや、下手したらもっと早く片付くかも・・・などと夢のような構想を立てていたのだが、今となってみれば、それがまさに机上の空論だったことを見事に実証した形となってしまった。レコーディングにまつわる4月からのこの約3ヶ月間のオレの孤独な戦いとその挫折~発狂までの道のりについてはこれまでのブログを参照されたし。
たった5曲、されど5曲。なに手こずってんだオレ?!現時点で5曲中なんとか「まとまりそうな」メドが付いたのがたった2曲。まだ、全然手を付けられずにいるのが1曲。そして残り2曲はドラムとベースを再録音!!そのうち最大の懸案となっている「イージーリスニング、ハードリスニング」という曲にいたっては今度で3度目のドラムの録り直しときたもんだ!!どんだけ手間掛けてんの?!どんだけ大御所バンド?!まあ、少しでも自分の納得の行くサウンドに近づけるためにはいたしかたないところだが、正直、いい加減飽きてきたのも事実。いくら自分の作った曲とは言え、同じ曲を毎日毎晩爆音で機材とニラメッコしながら聴き続けるのは拷問に等しい。本来アルバムなんていうものはせいぜい1,2週間くらいで完成させるのが理想なんじゃないのか?精神衛生的に見ても。
「なんか、もう飽きたよ。新曲作りてぇーよ。」と、先日のリハでメンバーについポロリと本音を漏らすオレ。「たったアルバム1枚作るのにどんだけ時間かかってるんだろうか、まったく・・・」と、溜息混じりで吐き捨てたオレのセリフに対して、ウチのベース君曰く「スティーリー・ダンもスゲぇ時間かけるみたいですよ、レコーディングに」と、ニヤニヤ。あん?!比較の対象が違うやろ!!対象が!!・・・反論する気力も起こらない。が、まあいいだろう、この際、スティーリー・ダンにでも10ccにでもピンクフロイドにでもなってやろうじゃないの。そして、その日のリハでは、再々度録り直すことになった問題の曲「イージー・・・」のリズム・アレンジをイチから徹底検証することになったのだ。いや、そんな検証するほどの難曲でもなんでもないのだが、1ヶ月近くもオレを悩ませ続けた前回録音したヴァージョンの問題点・・・まあ、その問題点はこの前のブログで触れたように、第三者であるオレの知人の指摘であっけなく解明できたのだが、その指摘部分を中心にドラムのパターンやそれに絡むベースラインを色々変えてみたりしながら検証してみたのだ。そして、メンバーたちとの白熱の議論の末、とにかくアレンジは決定した。録音のやり方も前回と少し変えてみよう。さて、3度目の正直にしてその成果は如何に?録音は今月末。
本当に完成すんの?!・・・ニューアルバム。張本人のオレでさえ先が全く見えないのだからお釈迦様でも分かるめぇい。予定では、上記5曲の他に、すでに完成している、あるいはほぼ完成しているバンドで録音した曲やらオレの宅録音源などを5~6曲ほどプラスしてなんとかアルバムらしくデッチあげるつもり。余裕があれば、更に追加で書き下ろしの曲でも作ってバンドで一発で録ってそいつも追加収録したいところ、などと、いろいろと欲も出てくるのだが、まずは懸案の上記の5曲を完成させるのがオレの目下の命題だ。
ところで、ちょっと前にリリースされ「問題作」との評判も高いオレの永遠のライバル坂本慎太郎君のソロCDは売れているのだろうか?そりゃ売れているだろうよ。宣伝せずとも売れるんだろうが、CDの配給会社(ウチと同じ配給会社)も売れる見込みのあるCDに対してはどうやら手厚い「営業」をやってくれているらしい。ウチのようなハナから売れないと分かっているCDとの扱いはまさに雲泥の差。が、まあ市場経済主義の世界においては当然の扱いなのだろう。しょせんゴミはゴミである。世知辛い世の中である。
で、みなさんはもう聴いたのだろうか、坂本慎太郎君のCDを。自分のライバルのCDなんて一生聴くことはないだろう、と、以前のブログに書いていきがってみたものの、全く気にならないと言えばウソになる。まあ、YOU-TUBEで探せばPVの1本でも見つかるんだろうが、わざわざ観る気にはならない。そこで、ウチのバンドのメンバーに無理矢理彼のCDを買わせて内容をこっそりリサーチしようとしているオレは屁の突っ張りにもならないクズかもしれぬ。向こうが「問題作」ならこっちは「超問題作」にしなければならない。しかし、このままいけばただの「愚作」に終りそうな予感さえする。いや、「愚作」ならまだいいほうで、完成するかどうかも分からないんじゃ話にもならない。では、「超問題作」とはいかに?いまさら、ジョン・ケージ「4分33秒」じゃあるまいしアルバム丸ごと「無音」とか、CDかけた途端再生装置がおかしくなるとか、ヘンな匂いが発生するとか(ジョン・ウォーターズか?!)、逆回転で再生するとスワヒリ語の般若心経が聴こえるとか、etc。うーん、なんかグッと来ないな。とりあえず、愚作でもなんでもいい、早く完成品が拝みたいもんだ。早く小沢健二くんのCDとXTCのCDの間に並べて飾ってみたいもんだ。え?ああ、全てはオレ次第ってことッスよね。諦めるな、オレ。這いつくばってでも進め。屍になってでも進め。進みながら後退してんのか、後退しながら進んでるのかたとえ分からなくなっても進め。クソっ!!
ふとオレの好きな詩人・八木重吉のこんな短い歌が脳裏に浮かぶ・・・

忍びてゆけ
突破しながらゆけ
頭をひくくたれひくくたれ
死ぬことができぬほどしつこくゆけ

昼、会社のTVボケーッと観てたら大〇愛が出ていた。あん?!大〇愛?!誰?!女優?!元アイドル?!顔見てもどこの誰だか分からない。そりゃそうだ、普段TVなんて全然観ないオレだもん。はははん。でも、なんか名前は聞いたことがあるなと思っていたら、世間ではよく知られた歌手、いや、シンガーソングライターだった。世間知らずで申し訳ない。いや知らなくても困らないし死にはしないし歯だって磨ける。とにかく、その大〇愛ん家が紹介され、自宅のプライベートスタジオとやらを自慢げに公開していたのだ。こじんまりとしたスタジオなのだが、DTMなどの一通りの機材が揃っていてそこで曲を書いたりミックスダウンまでやったりするらしい。ちょっとしたドラムの録音なんかも出来るらしい。ケッ!!羨ましいゼ!!何様?!一介のシンガーソングライターが!!いやいや、だから売れっ子のシンガーソングライターだって言ってるジャン。ああ、そうか、それは失礼しました!!プライベート・スタジオが自宅にある・・・嗚呼、それはオレの永遠の憧れ。いや、狭くてボロくていいのよ。ドラムセットが置けてバンドでせーので録音できるぐらいのスペースがあれば。24時間、好きなときに引きこもって録音が出来る、ミックスが出来る、理想でしょ?欲を言えばついでに小さなバーカウンターがあって菅野美穂が浴衣姿で甲斐甲斐しく薄いハイボール作ってくれるわけヨ。
よし!!妄想はそこまでだ。作業を再開せねば。嗚呼、梅雨が明ける、梅雨が明けてしまう!!来るな、夏!!NO MORE SUMMER!!KILL YOU!!



 追伸①:きくとこころによると、このブログのTOP画像のイラストを描いていただいた逆柱いみり画伯のバンド「漏電銀座」もアルバムのレコーディングを開始したとか。どんな豪華なレコーディングなのかと画伯に聞いてみたところ、どうやら、わがダンボール・バットと同様の極貧レコーディングだそうで、MTRを使って全部自分たちで録音するんだそう。はぁ、それはそれはご苦労さまであります、同志よ!!でも案外、ウチより先に完成しちゃうような気がするなあ。いみり先生に、「せっかくだから、SAXかなにかで参加させてください!」と、売り込んでみたら、是非!との返事が返ってきたので、タイミングが合えば「漏電銀座」のアルバムに「汚し役」として「高円寺のジェームズ・チャンス」としてアバンギャルドなSAXで参加するかも!?

追伸②:今度の月曜日、21日はオレのソロユニット「ネオン警察」のライヴです。オレは歌、SAX、テルミン等を担当。お供のピアニストはおなじみ「まりこふん」ことマリさんです。一色進(シネマ)+大田譲(カーネーション)という大御所お二人によるスペシャルユニットとの共演です。詳細は下記。我々の出番はPM6:30(ちょっとだけ頭押すかも・・・)からです。ネオン警察のライヴは当面予定がありませんのでもしかすると本年見納めかもしれません(ひぇ~っ!!)。是非、ダンボール・バットとは一味も二味も違う、アーバンな闇の世界をお楽しみください。

















★今夜のBGM★
フェイスブックに「動画UPしました!」と告知するや否や、わずか1分も経たないうちに、本動画の「評価しない」に1ポイントが付きました。ありがたいことです。よっぽど嫌われているんでしょうか、その人にオレ。まあ、いいです。「評価しない」が1000ポイントぐらいになるような衝撃の動画を作れるようになるのが目下の目標です。とりあえず、コレ、先日のダンボール・バットの最新ライヴ映像です。曲は「壊れたカセットはAOR」。キーボード弾くのでいっぱいいっぱいのオレ。うむ、演奏も壊れ気味。




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▼今後のイヴェント色々決まってます。

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「ネオン警察」(AMIソロ)
闇のやさぐれピアノ弾き流しユニット「ネオン警察」が
御所ユニットと共演!
7月21日(月・祝)神保町「試聴室2」
共演:一色進(ジャック達、シネマ)&大田譲(カーネーション)

ネオン警察:AMI(Vo、Sax、ノイズ)、まりこふん(ピアノ)

PM6:00開場 PM6:30開演 
前売予約 2500円(1drink スナック付)


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
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CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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2014年7月9日水曜日

女子美大生をたぶらかしゲンズブールよろしく俺の頭がキャベツになったのは有能なマーネージャーがいないからだとうそぶいた夜。

 


  「いやあ、AMI君のバンド面白いのにねぇ~。なんでお客さん来ないんだろうねぇ?」と、古い友人。「なんででしょうね・・・」と、ヘラヘラ笑うしかないオレ。“お客が来ない”・・・それは、もう20年以上もの太古の昔からオレを悩ませてきた永遠にして最大の問題であり謎である(最近のオレの中での謎は、電車ん中でスマホのゲームに鬼のように夢中になってる連中の8割はデブやババアが多いのは何でか?ってこと)。夕べ、渋谷ラストワルツで開催した雑誌「TRASH-UP!!」とわがバンド「ダンボール・バット」との共同イヴェント【ニューウェイヴ天下御免VOL.7】でのライヴ終了後の友人との会話である。ウチのバンドに必要なのは、営業力に長けたマネージャー的な役割を果たしてくれる人間が必要なんじゃないか?と、その友人との会話は結論に至った。まあ、それで全てが解決するとは思わないが、それも解決策の一つであることは間違いないと思う。せめて、メンバーに社交的な人間が一人でもいれば、対バンやその他諸々の機会の折に他のバンドのメンバーやらライヴハウスの店員、関係者などに挨拶を交わし、人脈を増やし、横の繋がりを作り、イヴェントに呼んだり呼ばれたり、やがてそれが集客にも繋がるんじゃないかって、浅はかといわれれば浅はかだがそんな考えもチラっと浮かぶ今日この頃。昔はそんな社交性豊かなメンバーがいた時代もあったが、今のメンツではそれも望み薄。だいたいリーダーのオレがそういうの苦手なんだからダメでしょ。とは言えやってくれる人がいなけりゃ自分でやるしかない。社交性ゼロなオレが、ひきつった笑顔を作り、マネージメントや営業、それに宣伝告知まで実質ほぼ一人でこなしているわけだから、まあ、終ってますわな。それに、時間的、物理的に言ってもオレ一人でこなすのはもう限界。やっぱりここは、豪腕マネージャーの一人でも雇いたいもんだ。多少ハッタリもかませて胡散臭いヤツがいい。できれば当面ボランティアで(笑)。というわけで、当ダンボール・バットでは、マネージャー・・・平成のマルコム・マクラレーン的逸材を募集中!!年齢性別人種宗派容姿不問。夜・露・死・苦。


<夕べのイヴェント、渋谷ラストワルツの楽屋にて、コーラス嬢のアヤコとパチリ。(PHOTO by まり)


さて、「灯台下暗し」・・・とはよく言ったもんだ。テメェーの足元ほど物事ってやつは全く見えていないもんだと痛感させられたのだ、例え落ちている犬のウンコを踏んづけていたとしても!!なんの話しかって?今、まさに四苦八苦した挙句に頓挫したままになってるダンボール・バットのニューアルバムの極貧レコーディングの話。約1ヶ月もかけて修正やミックスを重ねても一向に思うような仕上がりにならない曲に頭悩ませていたのだが、メンバーに聴かせてもラチが明かず、結局、恥を忍んで(?)、全くの第三者・・・楽器やDTMの知識もそれなりにある信頼できる知人にその問題の曲を聴いてもらったのだ。そして、数日後、その知人からの実に簡単明快な指摘にオレは目からウロコを落したのだった。ここで、その内容についてイチイチ書くと長くなるので省かせてもらうが、とにかく、1ヶ月に渡ってオレを悩ませてきたかの曲の問題点が一瞬で吹き飛んだのだ。こんなことならもっと早い段階で他人に聴かせるべきだったと激しく後悔したのだった。しかし、まあ、この地獄のような1ヶ月も全てムダだったかといえばそうでもなく、扱いの難しいコンプレッサーやイコライザー等々のエフェクター類を連日連夜キチガイの様にいじり倒し続けた結果、そこから学んだり得たりしたことは少なくなく、オレの即席エンジニアとしてのコヤシになったし、それらの知識は今後の極貧レコーディングにも充分生かすことが出来ると思うからだ。そして、問題のかの曲は、結局ドラムとベースを初めから全て録音し直すことを決心したのだ。これで3度目のドラム録り直し。狂ってる。時間もカネもムダになるが少しでも自分の理想の音に近づけるためには、これならまあ他人に聴かせても恥ずかしくないだろう・・・というレベルのアルバムにするためにはいたしかたない。どうせなら有終の美を飾りたいもんだ。諦めるなオレ。80歳でエベレストに登ったではないか、三浦雄一郎は(←意味不明)!!
 一方、そんな1ヶ月間も苦しんだ曲もあれば、わずか1週間ほどで形になった曲もある。今度のアルバムのタイトル曲である「壊れたカセットはAOR」という曲だ。あとは、女子のコーラスを重ねればモノになるってところまで来ている。悪くない。で、夕べのライヴでもこの曲を披露したのだが、キャッチーな曲調のせいか、相変わらずライヴでのこの曲への反応が良く、夕べ出演してくれた美大生の女の子3人組のシュールなパフォーマンスをみせる「革命倶楽部」のメンバーのコがライヴ後にウチのCDを買いたいとわざわざ言いに来てくれたのだが、「あのう、さっきライヴでやってたAOR~♪って曲はどのCDに入っているんですか?」と、つぶらな瞳をキラキラさせて話しかけられたものの、「いやあ・・・あの曲は・・・今・・・レコーディング中で・・・まだ・・・CDになっていなんですよ・・・エヘヘヘヘ(汗)・・・」と答えるしかなく、非常に歯痒い思いをした台風接近真近の渋谷の夜であった。とは言え、彼女、古いCDを無理矢理買ってくれたのでこれまた恐縮したのであった。でも、ビックリ。美大生と言えば、まだ20歳そこそこ。そんなオレの歳のまだ半分も生きていないような美大生のハートを掴めるような曲もオレは書けるのか?と、ちょっと自惚れてみたり。ご要望があれば曲など提供したいもんだ、美大生に。一度も出たことがない学園祭とやらにも呼ばれてみたいもんだ。「美術館で会った人だろ」(by P-MODEL)ならぬ「美大生に会った人だろ」って曲でも作ってプレゼントするか、彼女に。あん?調子に乗るな、オレ。

 え?前回、前々回のブログよりオレちょっと元気そうに見えるって?明るく見えるって?いやいやとんでもない。無理矢理明るく振舞っているのだ。日々、オレの心は梅雨空の如くどんより沈みきっている。出口なし。NO WAY OUTだ。しかし、そんなどんよりとした梅雨も近いうち明けるだろう。クソのような夏がまた来るかと思うと今からユウウツになる。ユウウツと聞いてジュリー(沢田研二)の「6番目のユウウツ」を歌いそうになったが、つい先日TVのCMで見かけたあの頃とはまるで別人、いや、別の惑星の生物にでもなってしまったかのような「最近」のジュリーの姿を思い出し、また、立ち直れなくなりそうなので思いとどまった。変わり果ててしまったジュリーはさておき、この沈み込むような梅雨の季節、オレは嫌いではない。むしろ、恋しく感じることもある。もしかして、オレが一年のうちで一番好きなのは「梅雨」なのかも知れないとふと今思ったのだ。オレの前世はカタツムリかもしれないな。こういう季節にこそ思わぬイイ曲が書けたりするもんだ。レコーディング中にぶっ壊れ修理に出していたヤマハのハードディスク・レコーダーが無事戻ってきた。お陰さまでサクサク動くようになった。ひさびさにコイツで新曲でも作ろうかと思う。気分的にはセルジュ・ゲンズブールの「くたばれキャベツ野郎」(’76)に入っているようなダルでシュールでちょっと古めかしいアートロック的な曲が作りたい。どうせ、オレの頭ももうじきキャベツになっちまうんだろう。












★今夜のBGM★
未だに宴会芸で東急ハンズとかで買った「モミアゲ」とか付けてプレスリーのモノマネやるビジー・フォーみたいなオッサンとかいるんだろうか?夕べのイヴェントでダンボール・バットのライヴ直後にDJの屑山編集長がかけてくれたのがこのラヴ・ミー・テンダー。もち、プレスリーのオリジナルではなくって、デヴィッド・ボウイの片腕としても当時名を馳せたグラム界の名ギタリスト、ミック・ロンソンのカバーヴァージョン。ぬるい風呂桶につかったままそのまま死んでしまいたくなるような神々しさ。



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ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
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★追伸:旧ソ連製カメラ片手にオレが撮るモノクロームな写真ギャラリー『印画都市』更新しました。こちらから▼
http://negative-city.blogspot.jp/

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▼今後のイヴェント色々決まってます。

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「ネオン警察」(AMIソロ)
闇のやさぐれピアノ弾き流しユニット「ネオン警察」が
御所ユニットと共演!
7月21日(月・祝)神保町「試聴室2」
共演:一色進(ジャック達、シネマ)&大田譲(カーネーション)

ネオン警察:AMI(Vo、Sax、ノイズ)、まりこふん(ピアノ)

PM6:00開場 PM6:30開演 
前売予約 2500円(1drink スナック付)


ご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから





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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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2014年7月1日火曜日

町蔵に「メシ喰うな」言われても肛門付近にぶら下がってるウンコなんとかしてや、と、カタツムリに片手念仏した夜。



 さっき、歯医者で油汗をかいてきたところ。まだ口の右半分が麻酔の効いた状態でヨダレだらだら垂れ流し中。麻酔したってやっぱ嫌なもんだ、穴を空けた歯の奥の奥にまで針金みたいのを突っ込んでグリグリガリガリやられるのは。頭蓋骨に直接穴開けられてるんじゃないかっていうようなイヤな振動が頭全体に響く。「根っこ」の治療とかいうやつらしい。神経を取って、その空いた空洞を完全密閉するんだそうだ。油汗でテカってアンポ口開けて苦悶の表情浮かべ白目剥いてる無様なオレの顔を美人の歯科助手のオネエちゃんにばっちり観られたのかと思うとちょっと恥ずかしい。
病院の待合室のTVのニュース。ザッケローニ、無念の帰国。まあ、お疲れ様としか言いようがない、サッカーのサの字も興味のないオレにとっては!!とにかく、日本代表が勝たなくてホッと胸を撫で下ろしているオレは非国民。まあ、オレの周囲にも同様の非国民を2,3人知っているが。勝っていたら今頃街中大騒ぎで大変なことになっていたことだろう。アレがイヤなのよ。純粋なサッカーファンが騒ぐだけならまだしも、にわかファンや、サッカーと卓球の違いも分からないようなにわかにわかファンというかただの浮かれた阿呆までもが騒ぎ出すでしょう?さらに、いくらチームに寄付してんだか知らないけど、サッカーを食い物にしてあわよくばひと儲けしようとあざとく群がってくる薄汚い「企業」の数々。TVだの街中だのでそういう企業の偽善タラタラなCMやポスターを観るとなんとも胸糞悪くなる。だから負けてよかったのだ。日本代表チームにはなんの怨みも悪気もないが。どうか、あしからず。
と、そこへ、昨今なにかと話題になっていた「集団的自衛権」の行使容認が閣議決定されたとのニュース速報が飛び込んできた。平成のムッソリーニこと、独裁者アベちゃんの暴走はどこまでつづくのか!?なにやってんだ、公明党は!?いいのか、そんなんで池田大作センセイよぉ!?と、息を荒げたところで、オレにはどうする術もないし、その日その日を生きるのが必死のドヤ暮らしの日雇い奴隷場末ミュージシャンのオレにとっては集団的自衛権より晩飯のオカズの事のほうが心配だ。情けない。

さて、借り手がつかないままずうっと空いていたウチの近所のテナント。立地的にも広さ的にもコンビニなんか入ってくれればいいのになぁ、と思っていたんだが、コンビニとは100万光年ほどの隔たりのある店がオープンした。こともあろうに「仏壇屋」である。はあ!?意味分かんねぇよ!!なんで仏壇!?まったく、縁起がいいのか悪いのか、思わずオレの行く末を案じるような展開に、店先で南無ぅ~と手を合わせてしまいそうになる。まったく、けったくそ悪い。
けったくそ悪くなるのはなにも仏壇屋が出来たせいだけではない。ライヴをやってもやっても人は来ず、イヴェントやれば毎回閑古鳥(先日の高円寺「円盤」でのトークイヴェントも惨憺たる集客数!!すみません、田口さん!!(←円盤・店長))。昼間通ってる奴隷農場(会社)もいろいろ面倒なことになってきたし、歯は取れるし、宝くじは当たらないし、鼻毛に白髪を発見するし、そのうえ当然年中カネは無し・・・エトセトラ。どんよりとした梅雨空を見上げれば暗澹たる気分になるしかないってもんだ。こんなときほど、他人の活躍や成功が妬ましく思えて仕方がない。「幸福は自己満足。不幸は被害妄想」とはかの江頭2:50センセイの名言だが、そんな名言もこういう最悪の気分の時には屁の突っ張りにもならない。「オレの人生いいことなんて何もなかった!!」・・・う~ん、どっかでよく聞くセリフだが、人はこういうとき魔が差し、ふと中央線の線路にでも飛び込みたくなるんだろうか?電車に轢かれるってやっぱ痛いのかなぁ?いや、イテって思った瞬間人間のカラダなんてあっと言う間にバラバラだろ?はぁ、バラバラか。バラバラはイヤだな。
まあ、ライヴやってもイヴェントやっても人が来ないのは、正直凹むものだが、もう半分慣れっこになってしまった。とりわけ、今一番オレの心をどんよりとさせているのは、そんなことではなくて、一にも二にもダンボール・バットの懸案のニューアルバムのレコーディングのことなのだ。バンドで録音した曲の編集・ミックが上手くいかないのだ。我が家のショボイ機材で録音をすすめてきたのだが、どうにもこうにもクリアできぬ巨大な壁にぶち当たり進めなくなってしまっているのだ。オレの理想が高すぎるのか?いや、そんなことはないだろう。人様に聴かせて恥ずかしくない最低限のサウンドってどんなんだ?どの程度の音?こんなレベルでCDにしていいの?お金もらっていいの?と、連日連夜、終わりの見えない編集・ミックス作業を続けながら目の前の割れた鏡の中に映る憔悴しきったテメェーの顔に向かって繰り返す自問自答の日々に嫌気がさしてきたのだ。
そこで、先日、思い余って、スタジオを営んでいる知人にそれとなく問い合わせをしたのだ。「バンドでレコーディングするとどのくらいの予算が必要なのか?」と。今回、自分達で録音したヴァージョンは破棄して、職業エンジニアの下で新しく録りなおすという計画にオレの心は一瞬傾きかけたのだ。「予算どれくらいなの?」と問われ、「予算はありません」とオレが答えたもんだから、当然先方からのメールはそれっきり二度と来ることはなかった。正直に答えたオレもバカだったが、まあ、ボランティアでスタジオやっているわけじゃあるまいし、先方の態度も当然だろう。が、仮にそのスタジオで限られた予算でセコセコと録音し直したところでオレの「病」が再燃し、エンジニア氏との修羅場が展開されるであろうことは想像に難くない。これでよかったのだ。やれやれ、選択肢が一つ減ったというわけか。結局はテメェーで最後までやれってことか。しかし、ほんと、もうこんな徒労な作業は懲り懲りだ(前作のアルバム制作時のブログでもさんざん言ってたけど・・・)。高音がどうの低音がどうのコンプレッサーがどうのリヴァーヴがどうの左右の定位はこれでいいんかなここのドラムがもたってるしここのベースはヨレてるしここはギターが走ってるし・・・etc。ナマの音を録音し、それをまとめ上げ、形(作品)にする難しさよ。オレはエンジニアでもなんでもないのだが、様々な録音上の諸問題を解決すべく、時には優秀なエンジニアでもなければならないのだ。しかし、所詮オレには荷が重過ぎるのだ。ほんとにこれで最後。おしまい。ラスト・アルバムにしたいもんだ。
最近、INUのアルバム、「メシ喰うな」を奴隷農場(会社)の行き帰りの電車ん中でよく聞いている。ボケーっと爆音で町蔵の歌やバックの演奏を聴いていると、オレが今やってるレコーディングは何か大事なものを忘れているんじゃないかって気にさせられるのだ。なんか細かいことにばかり気を取られ過ぎてるんじゃないかって。とは言え、このINUのアルバムだって一見荒っぽい作りには聴こえるが何度も聴いてればそれなりにきちんと録音されていることが分かる(プロが録ってるんだもん、そりゃ当たり前)。そう、この「それなり」がオレを悩ませるのであった。この「それなり」が難しいのである、素人には。まあ、とにかく、ラストアルバムでもなんでも構わないが、「完成」させることがまずはオマエの命題だ。が、正直、今だ霧の中。まさに五里霧中。ヒザから下が無い幽霊になってフワフワ沼地をさ迷ってるような心もとなさ。あるいは、出そうで出ないウンコが肛門付近にぶら下がって風でブラブラ揺れているような気持ちの悪さ。どうなることやら。

まったく、何をやってんだろうか、いい歳こいてこんなドブの底のような東京の片隅で。つい先日もまた一つ歳をとってしまった。また一歩「死」に近づいたのだ。精神年齢は今だ29歳でSTOPした気でいるのだが、自分の歳を改めて考えるとゾッとする(笑)。こんな歳まで生きる予定じゃなかったハズではないのか?1999年にノストラダムスの予言通り地球と共に消えて無くなる予定だったのではないか?ハッピーでもアンハッピーでもなんでもない誕生日。子供の頃からとくに何の感慨も起こらなかった誕生日。まあ、人間、生まれた瞬間から死へのカウントダウンが始まっているのである。いや、精子と卵子が受精した瞬間から墓場への行進は始まるのであった。あん?何の話?ところで、オレの前世はなんだったのか?と、ふと思うときがある。オケラかミジンコかフンコロガシかベンジョコオロギか。近所のアジサイの花の上で干からびたまま死んでいたカタツムリに片手念仏をした梅雨の晴れ間に。


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★今夜のBGM★

♪「SEE YOU」/DEPECHE MODE(’82年)
オレの音楽的ルーツの根幹をなしているのはやはり80sニューウェイヴ。その中でも実はピコピコ系のグループたちなのだ。中でもこのデペッシュ・モードやソフトセル、OMD、ウルトラヴォックスなどからは曲作り(コード進行)、ヴォーカル・スタイルなどの多くの基礎を学んだような気がしてならぬ。やっぱりオレは生バンドより打ち込みのほうが向いているんじゃないかと、27年もさんざんバンドやってきた今になって思うのもマヌケな話。そろそろバンドは辞めにして引き篭もり中年としてピコピコしながら余生を送ろうかと画策中。本ナンバーは彼らの初期の大名曲にして代表曲。電気仕掛けなのにこの翳りと湿り。



▼今後のイヴェント色々決まってます。

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「ダンボール・バット」ライヴ


お問い合わせ、ご予約は▼こちらのフォームから
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588


7月8日(火)
渋谷ラストワルツ
雑誌「TRASH-UP!!」+ダンボール・バット共同企画イヴェント
【ニューウェイヴ天下御免VOL.7】
PM18:30開場 PM19:00開演 
DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
ライヴ(出演順):
①こまどり社(前衛獅子舞)<PM19:00~>、
②革命倶楽部<PM19:20~>
③トンチャイKウィーラセタクン<PM20:05~>
ダンボール・バット<PM20:40~>
⑤新大陸レコーズ<PM21:35~>

前売¥1500 当日¥1800 +各ドリンク代別途500円~


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「ネオン警察」(AMIソロ)
闇のやさぐれピアノ弾き語りユニット「ネオン警察」が
御所ユニットと共演!
7月21日(月・祝)神保町「試聴室2」
共演:一色進(ジャック達、シネマ)&大田譲(カーネーション)

ネオン警察:AMI(Vo、Sax、ノイズ)、まりこふん(ピアノ)

PM6:00開場 PM6:30開演 
前売予約 2500円(1drink スナック付)


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
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2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
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