2015年7月7日火曜日

蛭子さんのユルユルとアル・ディ・メオラのコテコテに救いを求めカマキリのオスの境地に達した夜。

 


▲イヴェント詳細・ご予約はブログの下に。



 新幹線自殺男。あれね、なんか他人事に思えない。オレ自身の末路を見せ付けられたような気がして。巻き込まれて亡くなった人もいるわけだし別に男の肩持つわけじゃないけど、ちょっとやり切れない。現実的な話、冗談で無く明日は我が身です。ガソリンかぶる勇気はオレにはないけど・・・。
 
 
 なんか最近疲れちゃってロックとかあんまり聴いてないの。歌が入ってないジャズとかフュージョンなんか聴いてタソガレてる。とは言ってもマニアックなもんは聴いていない。ジャズとか全然知らないから、人から借りたりした有名なやつ。あと、最近、古本で手に入れてハマってる評論家・平岡正明の一連の著書の影響もあるかもしれない。マイルス・ディヴィスなんて「死刑台のエレベーター」と「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」くらいしか知らないのにブ厚い評伝本なんか読んでる。ジャズのジャの字も知らなくても平岡氏の文章が面白いのでグイグイ読めちゃうのだ。これからジャズにハマっちゃったりして。フュージョンもね、中途半端なプログレ聴くより洗練されててスリリングで面白い。アル・ディ・メオラとか聴くとお腹一杯になるけど(笑)。バカテク&変拍子&無国籍。これが気持ちいい。これでもかっていうコテコテ感には思わず苦笑い。ニューウェイヴ好きな奴とかってテクニック至上主義のフュージョンなんて目のカタキにする奴結構いるじゃない?でも、オレは全然平気。ヘロヘロのヤング・マーブル・ジャイアンツとか聴いた後にバカテクのアル・ディ・メオラは普通にアリ。フュージョンなんてTVの天気予報のBGMぐらいにしか思ってなかったけどこれからはオレの中では結構狙い目かも。レコードなんかも中古盤屋でゴミ値で売られているしね。
 
 
 疲れたついでに近所の本屋へ立ち寄るとの蛭子能収の人生相談本が新刊コーナーに並んでいるのを発見し、なんとなく吸い寄せられるように手にとって立ち読み。世の中には自分のやりたくないことはやらずして好きなことだけを選んでひょうひょうと気ままに生きている人がいる(金のあるナシに関わらず)。オレの周りにも心当たりがある。蛭子さんもまさにそんな人間のひとりのようだ。見たまんま、あのキャラのまんまのユルユル人生。だが、その考えには不思議と一本「筋」が通ったところがあってそこがこの人生相談本の面白さであり蛭子さんの人間的な魅力にもなっているようだ。一見いい加減なようでそういうもんかもしれない、と思わせる妙な説得力もある。いずれにせよ、生きることに関しての天才なんだろうな。もちろん漫画を描く才能があってこそのことだがそれ以上に生きることにおいて天才なのだ。それも無意識の天然のセンスというか才能だから並の人間が真似しようにもそう簡単にはゆかぬ。が、蛭子流ユルユル人生哲学、案外参考にはなる部分も多いかもしれぬ。オレなんてもがいて苦しくてアザだらけで生きてるけど一向に救われる気配なし。生きるのヘタ。こういうやつは一生こうなんだろうなあ、と、もう諦めの境地。鼻毛程度の才能にしがみついて一生うだつの上がらぬ阿呆。こんな阿呆は世の中に履いて捨てるほどいるのだろう。
 
 なんとも、前回のレコ発の様子を綴ったブログからもう3週間も経ってしまったのか!!その間に、ついにというかやっとというか我がダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」が発売になった。レコ発も無事終わり、出すものも出したし、もうやることはないな、思い残すこともないな、明日東京直下型地震が来てももういいや、と、まるで交尾を終えこれからメスに喰われようとするカマキリのオスのような虚無感に襲われている。カマキリが虚無感に襲われるかどうかは疑問だが、その虚無感がオレのここ最近の疲労感を倍増させている要因の一つに間違いはない。ニューアルバムを出したからって、それで何が変わるわけでもない。印税が入るわけでもない。雑誌の取材が来るわけでもない。ライヴのオファーが次々来るわけでもない。オレが例え今日死のうとも山手線はいつもと変わらずグルグル回り続けるのであって、ニューアルバムが出たからといって、山手線が急に内回りと外回りが逆走し出すわけでもない。いつもと変わらぬ日常、時間がただ過ぎてゆくだけだ。そして、オレは音楽とはなんの関係もない会社の奴隷仕事でわずかな日銭を稼ぐために今日も今日とて豚のようにヒィヒィ言ってあえいでいる。オレなにやってんだろう?だらしなく笑う例の本の表紙のエビスさんのニヤケた顔が脳裏に浮かぶ。オレなにやってんだろう?こんなとき、ヒトは突如発狂して自分ちに火つけて自分の子供を焼き殺してしまうのだろうか?と夕べ見たニュースの周囲からは幸せそうに見えたという家族に起こった惨劇の映像が頭に浮かぶ。またもや他人事ではないな。合掌。
 
 
 ところで、少しは売れてるのだろうか?ニューアルバム。なんの手ごたえも無い。暖簾(のれん)に手押しとはこういうことか?(ことわざの使い方が間違っているような気がするが・・・)とりあえず、ウチのCDをほぼ唯一と言っていいくらい今回大量に取ってくれたのがディスクユニオンだ。この際、ディスクユニオン“様”と言ったほうがいいか。おまけに、特典として、CD-Rと限定の缶バッヂまで付けてくれるという太っ腹(なんと特典の制作費はディスクユニオン持ち!)。で、そのディスクユニオンの先週の週間インディーズチャートの5位に「壊れたカセットはAOR」がランクインしていると教えてくれたのはウチのベース氏。うむ、たしかにランクインしていた。まあ、発売間もなくの頃は誰でもランクインするのではないのか?と、素直じゃないオレ。まあ、次週は圏外だろう。とはいえ、つかのまの栄光、ありがとうございます。そうそう、今発売中の「ミュージックマガジン」(表紙が松本隆)の新譜コーナーにも載ったのである。しかもカラーページに。今までも後ろのほうのジャケ写が載らない白黒ページに載ったことはあったがカラーのジャケ写つきで2分の1ページのスペースに載ったのは初めて。冥土の土産に1冊買ったのだが、後日編集部から見本誌が送られてきてびっくり。そうか、カラーページに載ると送られてくるのだ。知っていれば買わずにすんだのに(笑)。しかも、オレの永遠のライバル、S君とO君の対談が載ってたのでちょっとだけ腹も立った。オレもそろそろ「眉毛」を剃るべきだろうか?(なんのこっちゃ)
 
 「壊れたカセットはAOR」、みなさんにはもう聴いていただけたのだろうか?感想など聞かせていただければ幸いです。お求めは下記の各サイト、店頭にてどうぞ。デイスクユニオンでは店頭・通販ともに特典が付く模様(右写真:缶バッヂとCD-R。なくなり次第終了)。アマゾンは送料タダタワーレコードも1500円以上はたしか送料タダ(店頭でお買い上げの方にはCD-R付きます)。また、名古屋市今池の中古CD店「ワイルドハニー」さんと、京都市の市役所近くの中古CD&古書店「100000tアローントコ」さんの店頭でも取り扱い開始しましたのでお近くの方は是非!また、京都「トランスポップ・ギャラリー」東京・中野の「タコシェ」ではCD及びオリジナルTシャツ販売中です。高円寺「円盤」にもCD入荷しました。JET SET RECORDHMV、他でも販売中!




ライヴのお知らせ!
(詳細は下記「今夜のBGM」の下です)
リーダーAMIの闇のソロユニット「ネオン警察」のライヴが7月14日(火)に新宿「カールモール」で開催!今年2回目のライヴにして今年最後のライヴになるやもしれず(笑)、お見逃しなく!歌とピアノとカシオトーンと電子ノイズに乗せて都会のドブ河に木霊すアーバン怨歌!!何十年ぶりかでエレキギターを持ち込んでの混沌のステージをご期待ください。ご来場の方に非売品CD-Rプレゼント!競演は、クルトワイルからデヴィッド・ボウイまでを毒汁をまき散らしながら妖艶に唄う地獄のシャンソ・シンガー「蜂鳥あみ太」。さらに、AMIとあみ太によるコラボユニットにして世界で類をみないインダストリアル・シャンソン・ユニット「AMI=あみ太」による衝撃のオリジナル曲発表コーナーもご用意!!7月14日、パリ祭で盛り上がるフランスを尻目に新宿の片隅で繰り広げられるディープなショウを目撃せよ!!魂のシャンソン!!


前売りのご予約はこちらの専用フォームからどうぞ
(当日のお昼12時まで受付中)・・・




追伸:ダンボール・バットの告知・事務作業を手伝っていただける「ボランティア・スタッフ」募集中(ネット環境に慣れている方。)




ニューアルバム情報!
「壊れたカセットはAOR」/ダンボール・バット
6月25日発売
▼告知PV
https://www.youtube.com/watch?v=mnfyIyflmk4
全14曲(約1時間収録)/1500円+税/
見開き紙ジャケット/歌詞・ライナー付き
作詞作曲・録音・ミックス・プロデュース:AMI/
ジャケ画:逆柱いみり/
CD帯・推薦文:コモエスタ八重樫/解説:岡村詩野、湯浅学/
寄せ書き:小野瀬雅生(クレイジーケンバンド)&大田譲(カーネーション)
&ホッピー神山
ゲスト・ヴォーカル:蒼衣スイミング、市場大介(美人画家)、
Miiss Donutfromアメリコ)
<敬称略>
配給:ブリッジ


★今夜のBGM★
その「壊れたカセットはAOR」に収録の裏キラーチューン(笑)。歌などろくに唄ったことないというドラムのヒロエに猛特訓の末無理矢理歌わせた結果がこれ。オレの狙い通りのフニャフニャ歌唱。一部では戸川純にも聴こえなくないという評判も頂戴したがそれはバチが当たります。
「大砂塵」/ダンボール・バット(2015年)




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▼今後のイヴェント予定▼

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【ネオン警察】ライヴ
リーダー・AMIの闇のソロユニット


ネオン警察:
AMI(唄・テルミン・SAX)、MARI(ピアノ from BLACK&BLUE

7月14日(火)@新宿「カールモール」

「特殊パリ祭~
   <蜂鳥あみ太=4号>×
            <ネオン警察> 2マン!」

※蜂鳥あみ太とAMIの特殊シャンソンユニット<AMI=あみ太>のオリジナル曲発表コーナーあり!!

PM7:30開場 PM8:00開演

ご予約¥2500+1d 当日¥3000+1d
※非売品CD-Rプレゼント!

出演>
ネオン警察(AMI:唄・テルミン・SAX + MARI:ピアノ)
蜂鳥あみ太=4号(唄)with 佐藤真也(ピアノ)

AMI=あみ太(AMI+蜂鳥あみ太=4号)





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【ダンボール・バット】ライヴ

電邪羅素★離図夢(デンジャラス・リズム)
~ロック、シャンソン、無国籍、真夏の夜の頽廃のススメ~

8月7日(金)@渋谷ラストワルツ
開場:PM18:30 DJ-START:PM19:00 開演:PM19:15

ご予約¥2000+1d、当日¥2300+1d

ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから

DJ:湯浅学(音楽評論家/音楽家)

ライヴ:(以下出演順)
①蜂鳥あみ太w/佐藤真也(PIANO)
②シスター・ポール
③ダンボール・バット

オープニングアクト:
エーゲ海(こまどり社+嶋田真由美


※出演者全員によるグランド・フィナーレ・コーナーもあり




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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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