2011年5月16日月曜日

テースト・オブ・カメ虫

(本日のタイトル・・・町田町蔵氏の著書のタイトルとは何の関係もございません。)

「関根勤」がいつから「ラビット関根」と名乗らなくなったのか?そんなどうでもいいこと考えながら朝からトイレで排便也。しかし、この排便に要する時間をどうにか短縮できぬものか。オレのような奴隷労働者にとっては自分が自由に使える時間は一日の内のほんのスズメの涙ほど。削れるムダな時間は極力削りたいもの。浮いた5秒10秒というわずかな時間も積もり積もれば馬鹿に出来ぬゆえ1分で排便完了すべく日々特訓中。とは言え、排便中も創作活動は怠らない。作詞中の歌詞の1語でも2語でもひねり出せぬものか。否、意地でもひねり出さなければならない、と。それが一介の表現者たる者に背負わされた十字架であり、奴隷として生きてゆくしか術を持たぬ者に背負わされた十字架なのであります。その十字架の重みが今日も朝からオレの両肩にズンとのしかかる。


さて、当バンド「ダンボール・バット」の新作CDの録音進捗状況ですが、「本夏完成予定!」などとテキトウなことを告知しておりますが早くも正直自信がなくなってきました(笑)。自分が歌うメイン・ヴォーカルのパート以外の録音はほぼ完了したものの、これまでに他のメンバーが弾いた(録音した)パートの文字通り重箱の隅をつつくかのような執拗なチェック&修正作業に没頭している今日この頃。これは、アルバムの完成度を少しでも高くしたいというオレの強い意気込みの表れであると同時に、オレの悪い病気でもあり、「徹底的にやらなければ気が済まない病」という神経系統のある種<欠陥>から来る「業病(ごうびょう)」の一種であります。第三者が聴いたらもう完成しているのかも知れないのにいつまでもいつまでもこねくり回している状況なのかもしれません。家を建てていて、もう屋根の上に瓦も載り、どうみても完成しているのに、前から2列目の右から2枚目の瓦がなんとなく5mm左にずれているみたいでそれがどーにも気になって気になってしようがないって言って地団駄を踏んでいる大工の棟梁のようなもか。客観的な判断力を欠いてしまっている今の状況下で、果たしてこれから録音する自分のヴォーカルに対してOKテイクを自ら下せるのだろうか?最終的なミキシングを含め、果たして本夏までに決着が着くのだろうか?それが目下の問題であります。


ところで、先日中古のアコーディオンを手に入れたことは前々回の日記に記したところであります。そのオンボロ、チューニングはだいたい合っているものの、正規の音に混じって豚の寝息のような・・・ブビビビという「異音」の混じる鍵盤が3箇所ほど(左手の伴奏ボタンにもその後1箇所発見)。まあそんな豚の寝息もバンドのライヴでの「飛び道具」的に使うぶんには許容範囲かと思えたものの、なんとなく気にもなり、素人がいじったところでどーにもならないことは百も承知の上、ペンチやドライバー持ち出し本体を3つに分解。生まれて初めて観るアコーディオン内部の原始的かつ巧妙な仕組みに関心しながらも、結局肝心の豚の寝息の原因は特定できず(恐らく部品の劣化だと思いますが)なんの解決にもならなかったわけです。が、ただ唯一の収穫と言えるのかどうか、本体の奥から体長1cmに満たないカラカラに干からびたカメ虫が無残な姿でポロッと出てきたのであります。あん?なにかの暗示?・・・と、その小さな昆虫のムクロに自分の行く末を見たような気がしてなんだかシャレにならない気持ちになり、そのカメ虫が何の因果でアコーディオンの中に迷い込み、何の因果でそこで息絶えなければならなかったのか?以前の持ち主が演奏するたどたどしいアコーディオンの音色(ねいろ)をどんな気持ちで聴きながら干からびていったのか、最早死んだカメ虫に問いただす術も無く、その亡骸をティッシュにくるんで野菜クズで一杯のゴミ箱にそっと葬ったのでありました。



▼今夜のBGM
干からびたカメ虫の内耳に響いていたのは(果たしてカメ虫に耳はあるのかは別として)ディートリッヒが歌うリリー・マルレーンだったかもしれない。なんて考えてみるのは罪?
♪リリー・マルレーン(独語ヴァージョン)/マレーネ・ディートリッヒ







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【ダンボール・バット~プチ情報】

●新ドラマーを迎えての半年振りのライヴ決定!!

2011年6月12日(日)
@東高円寺UFO-CLUB
「不埒なゴールデンショー」
開場 18:30/開演19:00
共演:
エルナ・フェラガ~モ、BLACK VELVET LUCY、
未練タラタラズ、Black&Blue

当バンド「ダンボール・バット」の出演順は 5番目
(21時40分頃スタート予定)

前売 ¥1,800・当日 ¥2,300
(前売/当日共にドリンク代別途¥500要)
前売りのご予約はこちらから
※当日のPM12:00まで受付中!
①ご予約の際は、お名前と枚数を明記してください。
②追って確認のメールを差し上げます。
③当日受付にてお名前をお申し出いただき「前売り料金」にてご入場ください。
④予約をしたものの当日都合でご来場になれない場合、こちらへのご連絡は不要です。
その場合のチケット代・キャンセル料等は一切頂きませんのでご安心してお申し込みください。


▼UFO-CLUBへの道順
東京メトロ「丸の内線・東高円寺駅」下車徒歩3分。
青梅街道と環七との交差点角











●ダンボール・バットのニューアルバムの地獄のレコーディング続行中!本夏完成予定!乞うご期待!

●ヴァイオリン・プレイヤー、女子コーラス隊、ファン、出演依頼等、随時募集しております。こちらからお気軽に!
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