2013年8月31日土曜日

ウォシュレットが先か?サルが先か?黙って縄で尻を拭いた夜。


 ウチの近所、高円寺のパル商店街の中ほどの閉店したメガネ屋の跡に、見るからに胡散臭い「ギャラリー」がオープンしていました。いわゆる「絵画」の展示&販売を目的としたギャラリーのようなのですが、外から丸見えのガラス張りの店内に飾ってあるのはどれもこれも狂ったような配色の下品でおぞましい絵ばかり。いわゆる、ラッセンとかね、ああいう類のエアブラシだかCGだか知りませんがとにかく中身も思想も美学もアクもコクもへったくれも何も無い歯医者の待合室の飾りにぐらいしかならないようなどうしよーもないやつばかり。昔一時期問題になりましたよね。店の中に客引きずり込んでは法外な値段ふっかけてローン組ませたりして買わせる悪徳商法。どー見てもその手の店なんですよね。なんでそれがまた高円寺に?案の定、店の前ではオネーチャンが色仕掛け(?)で客引きやってるんですもん。たまにトロそうな「獲物」が引っかかって店ん中で絵の説明を受けながらうなずいている光景も何度か目撃。オレも前を通るたびに声を掛けられるんですが、トロそうに見えるんでしょうか?オネーチャンに誘惑されてカモられないようせいぜい気をつけます。

 さて、フェイスブック。みなさんは活用されていますか?フェイスブックなんてぇのは、99パーセントが各人おのおのの「自慢話大会」の場じゃないですか。どこ行った、何喰った、誰と会った、etc。人様の自慢話が次から次へ押し合いへし合い何の脈絡も無く画面の上から下へトイレの水の如き流れてゆくわけです。それが例え友人、知人、好きなミュージシャンのものであれ、ああも次から次へと流れてくるのを見ていると、眩暈(めまい)はおろか、消化不良、胸焼け、ゲップが出、挙句の果てに気が滅入ってきます、時々。特に精神状態がダウンしていて気分が最悪の日などはもってのほかで、人様の自慢話が何よりもシャクに障ります(笑)。“隣の芝は”なんとか、ってやつです。だから時々自分で投稿はするものの、精神衛生上、あまりタイムラインは覗かないことにしています。なんて奴だ、オレは。
 ところで、スマホはおろかケータイすら持っていないオレがフェイスブックに投稿したり人様の投稿を見たりするにはどうしても自宅のPCがメインになるわけですが、しかし、そのPCが頼りにならない。もうかなりの年季の入ったシロモノで、他のサイトを見る分には問題無いのですが、フェイスブックとの相性が最悪で、フツーに観ているだけでたちまちスクロールが利かなくなり速攻フリーズ。その後もちょっと進んでまたフリーズ。進んではフリーズ。チベット教徒の聖地目指して道路に這いつくばりながら前進する五体投地じゃありませんが一向に先に進めずイライラが募るばかり、発狂しそうになります。そんな状況がオレにフェイスブックを見る気力を余計に失くさせるのです。 
 ほぼ放置状態のツイッターもしかり、もともとは自分の音楽活動の宣伝・告知(まあ、これも言ってみれば形を変えた「自慢話」とも言えなくもないが・・・)を主な目的に(あとは人脈も広げられればなどと安易な考えもあり・・・)始めたフェイスブック。果たしてその成果はスズメの涙ほどにも出ているのか?と、自問してみるも、現時点ではかなり微妙と言わざるを得ません。
 ああ何か自慢することはないか、自慢できるようなものはないか、オロオロ・・・と、バンドのライヴ告知ばかり投稿してても味気ない、と、オレも人様を見習って自慢話の一つ二つも投稿しようと思うのですが、友達もいないカネもない音楽活動の成果もさっぱりなカースト制度の末端で吠えているだけしか能の無いこのオレには自慢するものがなかなかないので困ります。きのう道でギザジュウ(円周にギザヒザの線が刻み込まれている希少価値のある10円玉)拾いました、とか、今朝、湯飲み茶碗の中に茶柱が12本立ちました、とか、そんな程度のネタでよければ投稿しますが、果たしてオレのそんな投稿にみんなは快く(気前良く)「イイネ!」を付けてくれるだろうか?有名人ともなれば「今、部屋の掃除してま~す」とか「今日のお昼はサンドイッチ、るんるん」なんて、たった1行投稿しただけで、それに対して「イイネ!」が1分も経たぬうちに100万個ぐらい付いたりして、あれはあれで気持ち悪い世界ですが・・・。
 とにかく、いっぱしの現代人としての快適なフェイスブック・ライフを楽しむにはやっぱりスマホを手に入れなければ話にならんのでしょうな。猿とニンゲンはココが違うんだよ、と、指で頭の横をトントンとやりながら、地球上の全生物の中でニンゲンが一番エライに決まってるじゃん、と、奢(おご)り高ぶり勘違いしている世の大多数の阿呆と同じようなツラ(顔)下げて動物園の猿山のお猿さんたちにさり気なく人類の英知をアピールするためにも、オレもこのへんでそろそろスマホ・デヴューしたほうがいいんじゃないか、と、ソフトバンクの孫君のニヤケ顔観るたび最近思うんでありますが、オレがスマホ持つってことは、排便後、葉っぱでしか尻拭いたことない原始人がいきなり温水の出るウォシュレット使うようなもんで、考えてみればそれって凄い(笑)。キューブリックもビックリ「2013年宇宙の旅」の冒頭シーンではオレが猿の着ぐるみ着てスマホを空高くぶん投げるシーンからスタートでOK?!とにかくウォシュレットの温水で尻ヤケドしなきゃいいですけど。とは言え、まあ、オレなんかはまだまだ当分の間は樹と樹の間にピンっと張ったナワにまたがって猿と一緒になってゴシゴシ尻拭いているのが身の丈なのかもしれませんや。
 おお!!そして、オレがこうして猿だウンコだとくだらないブログを書いている間にも日本中、世界中のありとあらゆる人々のフェイスブックのタイムラインにはこれでもかこれでもかまだ足りないかどうだどうだどうなんだ。と、言わんばかりに「自慢話」というニンゲンの業(ごう)を凝縮した一見微笑ましくも無害なようで実はタチの悪いドロドロの汚水が流され溢れ返りタップンタップンと腐臭を放っておることでしょう。なんとも恐ろしいことです。
 日進月歩、科学技術の進歩は人類にとって幸か不幸か。言わずもがな。アーメン。
(ここでDEVOの♪「サティスファクション」が大音響でフェードイン・・・)


【追伸1】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
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【追伸2】
9月21日(土)の夜に高円寺「円盤」でオレのトークショー(?)やることになりました。ヘンなレコードかけます。ネオン警察のミニライヴもご用意。トークのお相手はおなじみ雑誌「トラッシュ・アップ!!」の屑山編集長!!詳細は下記。当日券のみ。おヒマな方は是非。

★【ダンボール・バットAMI presents 今夜は御意見無用】
@高円寺「円盤」にて
19:30 Open 20:00 Start/ 22:00 CLOSED ¥1,500(1ドリンク付き)
出演:AMI(ダンボール・バット/ネオン警察)/屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)/MARI(ネオン警察・ピアノ担当)
結成26周年を誇る流浪の無国籍ROCKバンド「ダンボール・バット」のリーダーAMIと、日本のトラッシュ・カルチャーをリードする雑誌「TRASH-UP!!」編集長の屑山屑男の両盟友による、主に70年代~80年代にかけての闇に葬られたB級でニッチな裏レコード鑑賞と噛み合わぬトークで御意見無用の一夜を。また、7月にアルバムをリリースしたばかりのAMIの闇のソロユニット「ネオン警察」のミニライヴもご用意でさらに御意見無用!!

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★今夜のBGM★
先日新宿のリハスタで撮影した、わが「ダンボール・バット」の最新スタジオライヴ映像。もう捨てるものは何も無い。ムキダシのダンディズム。ガレージバンド風情の荒っぽさはオレの今の心情の表れか。この塩っ辛いショボさ加減がプラスに転じ吉となる奇跡の映像。
♪イージーリスニング、ハード・リスニング/ダンボール・バット(2013年)


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次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

10月14日(月・祝)@渋谷「ラストワルツ」(旧「青い部屋」)
【東京電極VOL.14】 ※詳細確認中


11月19日(火)@東高円寺「UFO-CLUB」
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】
※DJ:屑山屑男(編集長) ※出演者調整中


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
▼ディスクユニオン
ttp://diskunion.net/portal/ct/detail/IND12849

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ----------------------------------------------------------------------------------  ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼ 「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 










2013年8月24日土曜日

作詞のイロハはムーンライダーズと金子光晴と阿久悠に教わったと吹聴した夜。


 奴隷農場(会社)の食堂にて。土曜の昼に味気ない昼メシ喰いながらボケーっとTV見てたら、ある番組内で女優だかモデルだか知らない若いオネーチャンが自分の家の部屋にカメラを招き入れ、インテリアやなんかを紹介するようなコーナーをやっていた。いかに自分の部屋がおしゃれで整理されているかというのをさりげなくアピールしているようだった。カノジョによれば本(読書)が大好きだということでこれまたきちんと整理された本棚が映し出された。また最近はやりのドストエフスキーのカラマーゾフあたりが並んでいたりするのかな?まあ、それもご愛嬌だな。などと思った次の瞬間アップで映し出された本棚の光景に喰っていた菓子パンを勢い良く噴出す。ブヘ~っ!!そこには「東野圭吾」の名が背表紙に刷られた文庫本がびっしりと並ぶ壮観の地獄絵図也。他の著書は良く見えなかったが「鏡リュウジ」(!)とかの名前もオレは見逃さなかった。一体なんだねキミは?!あん?!噴出した菓子パンを慌てて口の中に戻すオレ。そうだよな、それが普通だよ。普通のオネーチャンだよ。逆に、本棚がアップになった瞬間、セリーヌだのヘンリー・ミラーだの団鬼六だのが並んでたら多分イスごと後ろにぶっ倒れていたことでしょう。読んだこともないからイチャモンつけるわけにもいかないが、恐るべし東野圭吾。大層売れているんだってねぇ?このご時勢、東野圭吾と村上春樹の新刊本ぐらいは抑えておかないと、オネーチャンとお酒も飲めないってことね。ハイ、勉強になりました。

 さて、1冊の詩集を買いました。中古CD・レコードショップ「ディスク・ユニオン」が開いている、音楽関連の書籍や雑誌(中古・新刊両方あり)を専門に扱う店舗が新宿の東口にあります。先日、とくに当てもなく色々本を物色している最中に、たまたま本棚から引き抜いた一冊の詩集。背表紙には「石原吉郎」(1915-1977)と、オレの知らない詩人の名があったのですが、なんとなく気になり手にとってみたのです。すると有難いことに表紙には店員が書いた手書きのポップが・・・書店に行くと最近流行なのかやたら手書きのポップがあちこちにベタベタ貼ってあるというおぞましい光景に出くわします。アンタに勧められたくないよ、と、思うのはオレだけ?一般の客には有効でもオレにはありがた迷惑なのヨ・・・で、そのポップによると、最近若者の間で熱い支持を集めているというサカナがクッションだかクッションがサカナだとかそんな名前のバンドのヴォーカリスト(バンドの詞も書いている)が大層影響を受けた詩人なんだとか。あ、そうなんだ。余計な情報有難う。けっ、イヤな本手に取っちゃったな。と、そのまま中身も見ないで速攻本棚に戻そうとしたのですが、その詩人には罪はないのだしせっかく気になって手に取ったのだからまあちょっとだけ見てみるか、と、何ページかめくってみたのです。すると、オレの琴線に触れるような詩がいくつかポロポロと載っている。家に持ち帰りじっくり腰を据えて読んでみたくなり財布に手をかけレジに向かおうとしたものの、そこで買うのもなんかポップに釣られて買うようで、或いはそのバンドのファンなんじゃないかと在らぬ勘違いをされるのもシャクなような気がして思いとどまり(考えすぎ?)、後日わざわざアマゾンで注文するというヒネクレぶり。でも、どうする?オレもこの詩人に影響受けましたとか言って詞書いてさ、そのハックション大魔王がサカナだとかいうバンドの奴の詞なんかより凄い詞書いちゃったら(笑)。まあ、たとえ実際そうなったとしてもバカがなんか騒いでるよってなぐらいで、オレの書いた詞なんぞ犬も喰わぬから安心しとけ、阿呆め。ハイ。おっしゃる通りで。
 ところで、オレはどんな詞(詩)に影響受けたんだっけ?ダンボール・バットの詞も、ネオン警察の詞も、一応全部作詞はオレがやっているんですが?・・・誰もインタヴューしてくれないから自分で自分にインタヴュー(笑)。
 とっかかり・・・つまり音楽始めたばっかりの高校生ぐらいの頃・・・は、ムーンライダーズが最大のセンセイ。「青空百景」とか「アニマル・インデックス」とか「マニア・マニエラ」とかあのヘンのニューウェイヴ色が特に濃いアルバムはよく聴いたし影響受けました。あとはその周辺の日本のニューウェイヴもの。特に戸川純とか(戸川純本人作のとかサエキけんぞう氏作のとか)ね。あとは、阿久悠、なかにしれいといった歌謡曲の中でもちょっと特異な世界観を持っている人の詞。洋楽だと、初期のニック・ケイヴの混沌とした詞からは影響大ですが、あとはせいぜい言葉遊び(選び)のセンスが上手なゲンズブールぐらいでしょうか、面白いと思ったのは。普段聴いてる音楽の9割は洋楽なんですけどね、意外とつまんない詞が多くてがっかりします。ヒネリなしのただのラヴソングだったり、中途半端に難解(?)だったりで楽しめなかったり、etc。対訳のせいもあるのかもしれませんが、自分の思い入れのある大好きな曲の歌詞の訳をたまたま観てしまってあまりのギャップにゲンナリって記憶がままあります。洋楽なんて英語にしろ仏語にしろ言葉が分からないで好き勝手に妄想して聴いているほうが案外幸せなのかもしれません。
 一方、文学からのオレの詞への影響に関して言えば、ブコウスキーから中上健次まで色々好きな作家はおりますけれど、こと「詩」という点で絞れば、例えば、ニヒリスティックなエロ爺・金子光晴だとか、「智恵子抄」ばっかりが有名ですが重厚な作品が多い高村光太郎だとか、長大な歴史小説などで知られる小説家でありながら繊細で優れた詩も残している井上靖だとか、その辺の時代の諸々の人たちが書いた諸々の詩集からの影響は計り知れません。外国人の詩集も持ってはいますが正直あんまりピンと来ません。コクトーだとかランボーだとか。あとは意外かも知れませんが、俳句などのからの影響もハナクソほどにあるかもしれません。特に山頭火や尾崎放哉の「五・七・五」の俳句の定型ルールから逸脱したストイックで情に切り込むような世界観には共感する部分も多かったりして・・・などなど。
 と、まあ、偉そうなことばかり言ってる割にはゴミみたいな詞しか書いてねぇーじゃねぇーか、という厳しいご指摘が聴こえてきそうなので、ボロが出る前にこのへんでオレのセルフ・インタヴューはジ・エンドにいたしましょう。詞(詩)作とは奥深い世界であります。日々是精進。詳細なインタヴューは後日「ロッキン・オン・ジャパン」誌上にて。ウソ。

 今日、仕事の帰りにまた別な店に行ったら、あの有名本「ライ麦畑でつかまえて」が、どうだと言わんばかりに正面向けて飾ってありまして(村上春樹・訳版じゃなかったのが唯一の救い)、その表紙にこれまた手書きのクソポップを発見。それによると、これを読んだナントカってヒトはフランキー・チョメチョメ・シティー・・・だか、そんな名前のバンドを作ったとか書いてありました。瞬間、思わず売り場の本全部に火を点けたくなる衝動に駆られましたが、ポケットにマッチがなかったのは幸いでした。その後、なんとか店を脱出したものの、もうほんとトホホな気分。街はトホホで溢れている!!トホホ気分でロックンロール、です。
 それにしても、いい気になってんでしょうね、最近の本屋の店員は。電車の新刊本の中刷り広告とかでも見かけたことありますよ。チョメチョメ書店のチョメチョメさんが推薦の「絶対に泣ける本」とか。阿呆か。出版社からいくら貰っているのか知りませんが、何様のつもりか、あなたたちは。まあ、本も売れない時代、商売に熱心になるのも仕方ないんでしょうけど、それでもオレの気に障るのは、それでもウザイのは、その、愛情タップリの“手・書・き・の・ポ・ッ・プ”!!


【追 伸】
9月21日(土)の夜に高円寺「円盤」でオレのトークショー(?)やることになりました。ヘンなレコードかけます。ネオン警察のミニライヴもご用意。トークのお相手はおなじみ雑誌「トラッシュ・アップ!!」の屑山編集長!!詳細は下記。当日券のみ。おヒマな方は是非。

★【ダンボール・バットAMI presents 今夜は御意見無用】
@高円寺「円盤」にて
19:30 Open 20:00 Start/ 22:00 CLOSED ¥1,500(1ドリンク付き)
出演:AMI(ダンボール・バット/ネオン警察)/屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)/MARI(ネオン警察・ピアノ担当)
結成26周年を誇る流浪の無国籍ROCKバンド「ダンボール・バット」のリーダーAMIと、日本のトラッシュ・カルチャーをリードする雑誌「TRASH-UP!!」編集長の屑山屑男の両盟友による、主に70年代~80年代にかけての闇に葬られたB級でニッチな裏レコード鑑賞と噛み合わぬトークで御意見無用の一夜を。また、7月にアルバムをリリースしたばかりのAMIの闇のソロユニット「ネオン警察」のミニライヴもご用意でさらに御意見無用!!

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★今夜のBGM★
中華風味のDUB、DUB風味の中華って、あるようでないようで、ないようであるようで。いいところに目を付けましたね。その昔、PILでベースギターをブイブイ言わせてたジャー・ウォブルさんです。その後、CANのホルガー・チューカイなんかともつるんでましたね。これNHKのシルクロードの新シリーズの伴劇で使えませんかね?ナレーションはもちろん石坂浩二。
Jah Wobble & The Chinese Dub Orchestra(2008年)


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次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

10月14日(月・祝)@渋谷「ラストワルツ」(旧「青い部屋」)
【東京電極VOL.14】 ※詳細確認中


11月19日(火)@東高円寺「UFO-CLUB」
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】
※DJ:屑山屑男(編集長) ※出演者調整中


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
▼ディスクユニオン
ttp://diskunion.net/portal/ct/detail/IND12849

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM

▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』
▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲
▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ----------------------------------------------------------------------------------
 ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------

▼DANBALL BAT最新PV▼
「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
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「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル
(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
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「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
 
 










2013年8月17日土曜日

冷房もないくせにタイムマシーンで「ナイロン100%」に不時着した夜。

 ハービー・ハンコックの「ウォーター・メロンマン」聴きながら数年振りに喰うスイカのウマさよ・・・。なんて流暢なこと言ってる場合ではありません。この酷暑の中、相も変わらず冷房設備の無い我が家。冷房がなきゃ冷えたスイカだってあっというまにぬるくもなるってもんです。本夏の最高気温を記録したちょっと前の土曜日、どよ~んと空気の淀んだ部屋の中で本気で生死の境を行きつ戻りつしておりました。今年の夏はほんとヤバイです。死を身近に感じます。こと、密閉式のガッツリしたヘッドフォンなどを装着して日中に録音作業などやっていると気が触れそうになります。そのうち、聴こえないはずの音が聴こえて来たり、見えないものが見えて来るかもしれません。きっと、そんな過酷な状況下にこそ歴史を変えるような壮絶なサウンドが生まれるのかもしれません、オレの命と引き換えに!!・・・このブログが2週間以上更新されなかった時は死んだと思ってください。
 
 さて、前回のブログを更新した直後にウチのバンドのメンバーからサプライズなニュースがメールで届きました。7月末に出したオレのソロユニット、ネオン警察のアルバム【空間の犯罪】がCDショップ<ディスク・ユニオン>の週間インディーズ・チャートの6位に初登場したというのです。オレにしてみれば全く予想はしていなかったことなので寝耳に水でありました。さっそくディスク・ユニオンのHPに載っているチャートを確認。http://diskunion.net/jp/ct/chart/#indies10
 なるほど、確かに6位!!この時期たまたま他に強力な競合がいなかったのか、アベノミクス効果なのか、まぐれなのかは分かりません。でもまあ、6位なんだからスズメの涙ぐらいは売れてるってことでしょ?どうせなら景気良くTOP3ぐらいに食い込みたいね。まあ、どうせ次週にはチャート圏外に消え去る運命でしょうけど。
 それにしてもどんな人が買ってくれているのだろうか?あんなCD・・・。あんなって!!(笑)、売りつけておいてヒドイね、アンタ。ええと、是非、お買い求めになった方、感想、苦情、励ましのメッセージなどをお寄せください。
 とにかく6位でも何位でも結構ですけどね、1枚でも多く売って借金完済!!オレの願いはただそれ一点のみ。入魂の全10曲「ネオン警察/空間の犯罪」をどうか、夜露死苦!!
 
▼ディスクユニオン(特典CD-R付)http://diskunion.net/jp/ct/list/0/72352330
▼アマゾン(送料無料)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
 
 さて、ここ何日か、図書館で先日借りてきたある本を夢中になって読んでいます。かつて東京は渋谷にあった伝説のニューウェイヴ喫茶「ナイロン100パーセント」(1978開店~1986閉店)の伝記本、その名も「ナイロン100パーセント」(ばるぼら・著/アスペクト社)。当時を振り返って、関係者の証言を元にその実像に迫ろうって内容です(本書の登場人物:上野耕路/太田螢一/大槻ケンヂ/加藤賢崇/管野秀夫/岸野雄一/久保田慎吾/ケラ/小塚類子/サーシャ/サエキけんぞう/坂本みつわ/椎橋夏奈子/関川誠/高木完/地引雄一/戸川純/常盤響/中村直也/野々村文宏/林茂助/羽良多平吉/平沢進/Phew/ブラボー小松/巻上公一/増戸実/山口優/米原康正(五十音順))。それにしても、です。“自称”遅れてきた東京ロッカーズ、また、ヤニ茶けたニューウェイヴ魂を引きずったまま売れないバンドを半世紀も惰性で続けてきてしまったオレとしては、なぜ、自分があの時代のあの場所に立ち会えなかったのか!?と、読めば読むほど悔しさが増すばかりでこの感情をどこへ向けたらいいのかスロッビング・グリッスルのLPのジャケで尻拭きながら混乱中。タイムマシーンに乗って、人生やり直せるんなら、今すぐ、オレのこの無意味に伸びたモミアゲをバッサリとカミソリで剃り落とし血の滲んだテクノカット&カリ上げヘアで薄っすらお化粧&黒のタイトなスーツでキメてナイロン100パーセントへ乗り込みたい衝動に駆り立てられ中。そこにはヒカシューがいる!82/1がいる!戸川純がいる!
 1986年に閉店。で、オレが東京出てきたのが奇しくも1986年!!OH!!なんと運命の残酷なことよ!!クラスの周りの連中はせいぜいアルフィーだのオフコースだの洋楽といえばせいぜいカルチャークラブなんてぇのを聴いている中、ただ一人ニューオーダーだのエコー&ザ・バニーメンだののニューウェイヴ系のレコード聴いて「ビックリハウス」なんてコッソリ読んでヘラヘラしてたもんだからヘンジン扱いされてたクソ田舎のクソ高校生だったオレ(当然テクノカットにツンツンヘアで学校行ってた)。果たして当時ナイロンの存在自体知っていたのか知らなかったのかすでに記憶が定かではないが(「宝島」とか読むのも東京出てきて以降だしな)、もし知ってたら電車キセルしてでも渋谷を目指してたハズ。
 今の20代のコの中にも80年代の音楽やカルチャーに憧れてあの時代に立ち会えなかったことを悔しがる輩がオレの周りにもいるんですが、オレの悔しさとそのコらの悔しさとでは月とスッポン、土星とアリクイほどの差があるはずです、絶対。今の20代のコからすれば、黄金の80年代なんてもう30年以上前の話でしょう?そんだけのタイムラグがあれば「まあ、しゃーないなぁ。その頃ボクまだ生まれていなかったもんな~」と諦めもつくでしょうが、オレの場合「ほぼリアルタイム」ですからね。ケツかすってますからね。鼻毛とワキ毛ぐらいの差ですよ(意味不明)。ほぼリアルタイムなのに「その場」にいられなかった悔しさは半端じゃあないですよ。あの時代、もしオレの生活の場が東京だったら、そしてナイロンだのツバキハウス(!)だのに通っていたら、もうちょっと違う展開があったんじゃなかろうか、オレのションボリ音楽人生・・・と、全て「たら・れば」の仮定の話で全く説得力がありませんが、まあ、社交性ゼロだし、オレのようなダメな奴はどの時代、どの場所に行ってもダメなのかも、と、悔しさを悔しさのドロで塗り重ねシンセサイザーのADSRのツマミを歯で回しながらブライアン・イーノに成りきり自問自答中。NO-NEW YORK!!こうなったらニューウェイヴ喫茶作ろうじゃないのよ、高円寺に。賛同者求む!!店名は?ビニール?・・・ポリエステル?・・・ポリエチレン?・・・・発泡スチロール?・・・・アホらし。
 それにしても、あのゲルニカ(戸川純がいた)がスパークなどの影響下にあった(上野耕路氏のインタヴューより)とは天地がひっくり返るくらいの驚きです。本書の中にはスパークスだのロキシーミュージックなんてオレの大好きな名前が頻繁に登場するのですが、ニューウェイヴのルーツを辿ってゆけば自然とその辺りのグループに繋がるということなのでしょうね。分かります。凄く分かります。そういう意味では、ウチのバンド、ダンボール・バットもスパークス、ロキシーミュージック等の影響下にあるわけですが、周りを見回しても、今まで何百というバンドと対バンしてきましたが、それらのグループの影響を感じさせる、匂いのするバンドには一度たりとて出会ったためしがありません。寂しいことです。切ないことです。しかし仕方ないことです。この2013年に、スパークスだのロキシーミュージックだのの影響を公言してバンドやってるバカなんているわけないですよ、ことこの日本じゃ。こじゃれたポスト・ロック馬鹿みたいなのはいっぱいいますけど。
やっぱり、オレはこの時代に生きてちゃダメなんですよ。あの時代のあの場所に行かなければ!!タイムマシーン用意!!目標、1978年、渋谷・センター街!!ダンボール・バット、ナイロン100%でライヴ・デヴュー!!くぅ~っ、泣けるね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

追伸:
9月21日(土)の夜に高円寺「円盤」でオレのトークショー(?)やることになりました。ヘンなレコードかけます。ネオン警察のミニライヴもご用意。トークのお相手はおなじみ雑誌「トラッシュ・アップ!!」の屑山編集長!!詳細は下記。当日券のみ。おヒマな方は是非。

★【ダンボール・バットAMI presents 今夜は御意見無用】@高円寺「円盤」にて
19:30 Open 20:00 Start/ 22:00 CLOSED ¥1,500(1ドリンク付き)
出演:AMI(ダンボール・バット/ネオン警察)/屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)/MARI(ネオン警察・ピアノ担当)
結成26周年を誇る流浪の無国籍ROCKバンド「ダンボール・バット」のリーダーAMIと、日本のトラッシュ・カルチャーをリードする雑誌「TRASH-UP!!」編集長の屑山屑男の両盟友による、主に70年代~80年代にかけての闇に葬られたB級でニッチな裏レコード鑑賞と噛み合わぬトークで御意見無用の一夜を。また、7月にアルバムをリリースしたばかりのAMIの闇のソロユニット「ネオン警察」のミニライヴもご用意でさらに御意見無用!!

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★今夜のBGM★
ニック・メイスンって名前聞いてピンクフロイドのメンバーだよな、たしか。でも楽器何担当してたっけ?そんな程度の人でした、オレの中では。ところが81年発表のこのソロ作を最近知り仰天しました。JAZZには疎いオレでもカーラ・ブレイという名前ぐらいは知っておりますがそのブレイと周辺人脈が前面参加というかほとんど乗っ取られたようなニック・メイスン臭ゼロの怪作。スラップハッピーにも通じるか。



次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

10月14日(月・祝)@渋谷「ラストワルツ」(旧「青い部屋」)
【東京電極VOL.14】 ※詳細確認中


11月19日(火)@東高円寺「UFO-CLUB」
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】
※DJ:屑山屑男(編集長) ※出演者調整中


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
▼ディスクユニオン
ttp://diskunion.net/portal/ct/detail/IND12849

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM

▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』
▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷)
▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>
▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。
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 ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326
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▼DANBALL BAT最新PV▼ 「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
 
▼DANBALL BAT最新PV▼ 「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
 
▼DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)
 
 









2013年8月6日火曜日

パブリックでイメージでリミテッドな夏がオレを犯罪へと駆り立てた夜。



 あんた気に喰わない!ってアケミ先生が言い放ってイントロが始まるのは名盤・暗黒大陸じゃがたらのアルバムですが、気に喰わないから客だってなんだって構わず敵に回す。フランス人相手にフリチンで金属バット振り回しながら時々ヨダレ垂らして日向ぼっこ薄笑い少々。血が吹き出るほどイラだってるハズなのに、シレ~っとした爽快感を伴いながら緊張と弛緩を繰り返し前人未到の彼岸を行ったり来たりしてみせるパブリック・イメージ・リミテッドのクールな名盤「パリ・ライヴ」('80)。それを奴隷農場(会社)の行き帰りのキンキンに冷房の効き過ぎた都営地下鉄の電車ん中で最近よく聴きながら“ニュー・ウェイヴ”の原風景とやらを一人探訪して悦に入っています。ライヴだっつうのに拍手も歓声も一切沸かない。シ~ンと水を打ったように・・・というか凍りついたように静まり返ったライヴ会場。そりゃそうだ。当時の客はみんな解散した「セックス・ピストルズ」を期待して来ているのに目の前で繰り広げられているのは似ても似つかぬロクにサビすら無い前衛ロックじゃ怒るにも怒れない。そんなステージと客席との間の意思の疎通が全く通わない敵対したようなピリピリとした空気感までをも記録したこの稀有なライヴアルバムは、ドッタンバッタンした演奏はもちろん、このどんよりとした海の底のような曲間を含めて楽しむものであります。「間」(無音)を含めて味わえとはまるでジョン・ケージかワビサビの世界じゃありませんか。枯山水かアンタらは?たまらなくなった客の誰かがステージのメンバーに向かって何かを叫ぶ(何て言ってるの?)。それに対してクールに一言「黙れ・・・(SHUT UP・・・)」と言い放つジョン・ライドン。世の中にも、キミたち(お客)にも、何も期待してねぇ-よ、ってな冷めた声色。さすがだね。イキだね。男だね。客とのこのたった数秒間のやり取りに何度失禁しそうになったことか!!宇宙とは、「はやぶさ」なんてくだらない映画なぞ観なくともPILの「パリ・ライヴ」を聴けばその曲間にそのレコードの音溝に広大に横たわっているものです!!・・・と、夏休みの自由研究で説く小学生が現れんことを祈ります。是非ご一聴を。

   さて、人はこんな気分(精神状態)の時、万引きしたり、シンナー吸ったり、下着盗んだり、水晶玉買ったり、全裸で商店街をうろついたり、線路に石を置いて列車を転倒させたくなるのでしょうか?もぬけの殻、セミの抜け殻のような放心状態。それでいて相も変らぬ強大な焦燥感に囚われています、ボク。この先どうしたらよいものかと。<残したものも 残ったものも 何もないはずさ 夏は終わった・・・>とシンミリ歌われるムーンライダーズの「くれない埠頭」が頭ん中を秋風のようにリフレイン。まだクソ夏はこれから本番だっつうのに。オレのソロユニット「ネオン警察」のレコ発も終わり、雑誌「トラッシュアップ!!」と我がダンボール・バットとの共同企画恒例ライヴ・イヴェント【ニューウェイヴ天下御免】も先週の木曜日に東高円寺のUFO-CLUBにてその第4回目が無事に終了(ギリギリ黒字でなにより!)。デカいイヴェントが立て続けにガッと来てガッと終わったもんだから張り詰めていた気が一気に弛緩。10月、11月と、とりあえずダンボール・バットのライヴの予定は入ったものの、今後のライヴを含め、これからまた単調な日々のルーチンワークが始まるのかと思うとちょっとした虚しさを覚えます。そして、このクソ暑さが虚しさを怒りへと変え、怒りがオレを犯罪へと駆り立てようとするのです。今ちょっとだけ誰かにポンっ!と背中を押されれば即「人の道」を外しそうな、そんな予感がします、ボク。こんな精神状態じゃ曲だって作れません。いや、こんな精神状態の時だからこそ凄い曲が出来たりもするのかもしれません、シド・バレットのような銀河の排泄物のような曲が。
 成功することなんてハナクソほどにも考えていなかったとは我が師、ブコウスキーの弁。そこがオレと師匠との器のデカさの違いなんでしょう。しかし、せめて「成功」とまでは言わなくとも、オレの書いた曲が、ライヴの評判が、もう少し世間の話題の片隅のそのまた片隅にでも上がってもいいんじゃなかろうか、と、常々悶々とした歯痒い思いをしています。真剣に曲を作れば作った分だけ、真剣にライヴをやったらやった分だけ、それが何かに繋がらないものだろうか、発展しないものだろうか、評価を得られないものだろうか?そんな歯痒さです。なんとも愚かな考えです。そんな歯クソがこんもり浮くほどの歯痒い思いをしている自称「アーチスト」な奴なんてこの東京にだけでもゴマンといるはずです。自分の才能なんてどんだけのもんなんだ?あん?それは「おごり」と言うもんですよ、キミ。煮ても焼いても喰えん、メシの種にもならん中途半端な才能なんて、タバコの空き箱でスカイツリーの精巧なミニチュア作ってヘラヘラ自慢してる近所のオッサン以下ですねん。阿呆め。
 あ、先週のUFO-CLUBのライヴですか?まあまあ良かったですよ。新曲も2曲投入。逆柱いみりセンセイも観にきてくれたし。病み上がりのその反動のせいか息切れしながらもヤケクソ気味の荒っぽいステージになりましたがおおむね好評を頂きました。その荒れたステージの模様は、ライヴ前日に古着屋で買った意味不明な刺繍文字が背中に入った緑色のボーリング・シャツを含め下記の今夜のBGMの動画でご確認ください。追伸)屑山編集長、嶋田さん、ししはらサン。毎回本当に感謝しております。次回、【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】(11月19日)もよろしくおねがいします!!

  この夏を乗り切る自信がありません(毎年言ってるな!)。ネオン警察のCDは売れてるのか?売れてる気配、手ごたえは全く伝わってきません。まあ、そんなもんでしょう。世の中に期待しない、他人に期待しない。あれ?サザンって5人だった?誰か死んだ?それより、どーしてこんな奴が?って輩がノウノウとあちこちの大型の夏フェスに出ていますが、なんなんでしょう?カネの力?ツテ?まぐれ?あんな奴より凄いライヴ見せる自信あるんだけどな、ボク。
 オレのヒガミ節は終らない。

★今夜のBGM★
というわけで先日のイヴェント【ニューウェイヴ天下御免VOL4】より、ダンボール・バットの緊張感溢れる(?)ステージからオリジナルナンバー「君よルビコンの河をわたれ」をお届け。この曲を聴いた知人のシシハラ慎太郎氏いわく「CAN(カン)辺りを思わせますね、云々」と。いやいや恐れ多い、何をおっしゃいますか。NO-NEW YORKを昭和の場末臭でねじ伏せたロウ・ファンク・チューン。オレの初心者級のフリーキーなSAXは師、ジェイムズ・チャンスに勝手に捧げたものであります。生きろ!! ----------------------------------------------------------------------------------

次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

10月14日(月・祝)@渋谷「ラストワルツ」(旧「青い部屋」)
【東京電極VOL.14】 ※詳細確認中

11月19日(火)@東高円寺「UFO-CLUB」
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】
※DJ:屑山屑男(編集長) ※出演者調整中


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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
▼ディスクユニオン
ttp://diskunion.net/portal/ct/detail/IND12849

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売 ▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI ▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付 ▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響 ▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田 ▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ----------------------------------------------------------------------------------   ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------   ▼DANBALL BAT最新ライヴ映像V▼ 「イージー・リスニング、ハード・リスニング」 (LIVE@UFO-CLUB 2013年2月) ----------------------------------------------------------------------------------  ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より) ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より) ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)