2013年11月24日日曜日

もしも内田裕也が都知事になっていたらと夢想しながら赤字になった自主イヴェントの身銭を切った夜。


 ダンボール・バット(並びにソロ、ネオン警察)の年内のライヴの予定は全て無事終了!!早ぇーなあ。まだ11月なのにもう終わり!?たまにはさ、大晦日とかにドッカーンっとデカいライヴイヴェントとかに呼んでもらいたいもんだよね。大晦日のイヴェントって言えば大昔に1回だけですが例の悪名高き・・・じゃなくって伝統と格式のあるロックフェス「ニューイヤー・ロックフェス」に出させてもらったのが最初で最後。そういや、かのイヴェントの主催者であり我が師の一人でもある内田裕也センセイもつい先日誕生日を迎えられたとかでおめでとうございます!お幾つになられたんでありましょうか!?まあ、どんなにヨボヨボになろうと、あの東京都知事選出馬の際のNHKの政権放送でファックユーと言い放った雄姿が、そして、稀代の名画「コミック雑誌はいらない」('86)でのマイク握った突撃芸能リポーター、キナメリを演じる姿がオレの中での“理想の内田裕也像”として永遠に脳裏の印画紙に焼きつけられたまま生き長らえていくのです、この先も。てなこと言ってたら久々に「コミック雑誌・・・」が観たくなりました(手元にはカビの生えたビデオテープ版しかないが・・・)。併せて、借金地獄に陥り発狂して銀行強盗に走る警官を裕也が見事に演じた「十階のモスキート」('83)、かの長崎の軍艦島でのロケーション(最後の“無音”の爆破シーンに、かの「2001年宇宙の旅」のエンディングに通じる哲学的なものを感じるのは多分オレだけだろう!!)も見ものである「魚からダイオキシン」('93)も素晴らしい映画なのでまだ未見の方は是非お近くのレンタルショップへ今すぐ走れ!!ロックンロール!!
 
 さて、冒頭にライヴも無事終了なんてなこと書きましたが、結構無事でもないんですな、これが(笑)。先週、おなじみ東高円寺のUFO-CLUBで開催した雑誌「TRASH-UP!!」とわがダンボール・バットの共同企画ライヴイヴェント「ニューウェイヴ天下御免」の第5回目があったわけですが、これが「大」が10個くらい頭に付くような身銭を切る「大赤字」!(笑)。オレも半分ジョークのつもりでライヴ中のMCで「シリーズの回を重ねる毎にお客さんの数が減っているんで今後イヴェントの継続が危惧されるわけでして・・・云々」なんて言ったものの、ジョークでもなんでもなくホントのことだったんです。ひぇ~!!せっかく今回も個性溢れる出演者の方たちに出ていただいたのにもかかわらず、オレの力不足でこんな事態に。出演者の方々には申し訳なく思う所存であります。中でも、遠く静岡(!)からわざわざおいでいただいた逆柱いみりセンセイ(自身のバンド「漏電銀座」でのご出演)には本来なら夜行バスの交通費ぐらいはお出ししなければいけなかったのに手土産のまんじゅう一つも差し上げれないという体たらく。
 そこで、イヴェントの共同企画者の「TRASH-UP!!」の編集長の屑山さんとも今後のことを話し合い、次回からはもっとノルマの安いハコに会場を替えてやりましょうか、と、急に弱腰な話に(笑)。いや、でもね、ノルマってデカイですからね、現実問題として。ところがその時、UFO-CLUBの道下さんのほうから、来年はUFO-CLUBの開店18周年記念だそうで、その関連イヴェントが年明けからしばらく続くらしく、その中の一環として、この「ニューウエィヴ天下御免」の次回第6回目を1月にどうですか?と突然提案されたのです。ハコ代(ノルマ)のほうも安く設定させていただきます的なお話も聞かせていただいたので、まあ、是非と言われちゃ、こっちも江戸っ子(江戸っ子じゃないけど)、悪い気がするはずもなく(しかもノルマの心配も軽減!!)、ちょっと考えさせてください的な表情を一応見せてから二つ返事でOKさせていただきました(面倒臭いヤツ!)。
 というわけで、次回VOL.6は1月18日(土)にUFO-CLUBでの開催が無事決定しました。豪華出演陣も既に交渉中!!こいつは春から縁起がいいや。しかし、まあ、縁起がいいのは正月だけかもしれません。VOL.7以降だってまたどうなるか不透明ではありますが、有難いことに屑山編集長のほうからは“雑誌が続く限りはイヴェントも続けて行きましょう”と言ってくれているので、こちらもそのつもりでやらせていただきますが、それこそ、ハードコアパンクバンド、GAUZE(ガーゼ)が主催する「消毒GIG」とかね、あれなんてもう1980年頃からやっててもう何百回なんですか?凄い。目指せ消毒GIG!!もっと売れろ「TRASH-UP!!」!!もちろんダンボール・バットも売れろ!!イェイっ!!
 さて、とりあえず、バンド・・・ダンボール・バットの次のライヴは決まったわけですが、オレのソロ、ネオン警察のライヴをどうすっかって考えていたところ。最低限ピアノが置いてある店で、あんまり会場自体広くなくって、そこそこ雰囲気もあって、そしてなによりノルマが無い(もしくは激安)ところを物色していて、すでに音源(CD)を2箇所ほどに持ち込んでみたんですが、片方の店からはCDがアバンギャルド過ぎたのか(笑)連絡一切なしで、もう片方からはメールで返事があったにはあったのですが「何かあったらそのうち連絡します」ってなんとも気のない返事が(笑)。そのうち連絡します、って言われて連絡来たためしが過去人生において一度も無いので全く当てになりません。ダメならダメではっきり言ってくれればいいのに・・・。今年の夏、ネオン警察のレコ発イヴェントをやった八丁堀の「七針」なんていうハコは、雰囲気もいいし、ハコ代も比較的リーズナブルでいいんだけど、場所がちょっとね、遠いんですよ。八丁堀ですよ、鬼平犯科帳ですよ。ちょっと遠すぎる。オレ、基本的に、歩いて行ける距離か(!)、電車に乗っても30分以内で着くところ(!!)じゃないと行く気がしないっていうどーしょもない出不精なんで(一生、ツアーとか無理!!)・・・。ということで、結局なんだかんだ言っても「円盤」(JR高円寺駅すぐにあるCDショップ及びイヴェントスペース)がいいんじゃないの?近くてノルマ無いし・・・ってことに落ち着いて、まだ先ですけど2月末ぐらいに自分企画でなにかやろうかなって思っているところ。ついこの前、ダンボール・バットの新曲「流刑地から」でデュエットさせていただいた、円盤のスタッフでもある「アメリコ」の大谷さんにも「他の店に音源持って行くんだったら円盤でやってくださいよ」・・・なんて言われて。まあ、そりゃそうですね。失礼しました、是非やらせていただきます!!
 でも、ワンマンでやってもなんか張り合いないしなあ、かといって3つも4つも出ても観てるお客さんのほうも辛いだろうし、それにオレ知り合いも少ないからさ、対バン(共演者)もそうそう見つからないだろうしどうすっかな~とまた悩んでたところに、先日の「ニューウェイヴ天下御免」に出てくれた「碧衣スイミング」(あおいすいみんぐ)ってソロでカシオトーンの弾き語り(この前はドラマーが参加してたけど)をやってる女の子と意気投合(?)しまして、彼女がジョン(ダンボール・バットのCD「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」で1曲オレとデュエットで参加してくれている、普段は“犬の着ぐるみ”を着てオルガンを弾くパフォーマー)と仲がよくて阿佐ヶ谷に住んでてっていうような話でも打ち解けて、それにダンボール・バットのライヴを初めて見てえらく感動してくれたみたいで、それをいいことに調子に乗って口説いてみたんです、オレ(笑)。そしたら、是非やりましょうよ!!ってことになり、多分、2マンでやることになると思います。カシオトーンの弾き語りって文字で書くとなんだかショボそうですが、これがパワフルでしてね、先日のライヴでも、カシオトーンが凶暴なマシーンに変貌する瞬間を目撃しました。スーサイド(NYパンクの)のように歪んだカシオトーンに半分即興なのか不思議な歌詞が乗っかてもんどりうちながら歌う様はセクシーでさえあります。いずれにせよ、カシオトーン一丁で堂々と独りステージを渡り歩くカノジョ。それに比べたらオレなぞソロに関してはペイペイのひよっこも同然。バックにバンドがいなけりゃ、横にピアニストがいなけりゃ歌一つ歌えない目下のオレにとって、独りでなにかに挑んでるって人は、それだけで尊敬します。歳下のカノジョに勉強をさせていただきます。
 ネオン警察と碧衣スイミングの2マンで「ネオン・スイミングの夜」(仮)なんてタイトルどうかな?なんかアーバンな感じでねーすっか?なんか麻のスーツ着てシャツのボタンを胸まではだけた南佳孝が月明りのビルの屋上のプールサイドに突っ立って水割り片手に眼下のネオンの街を見下ろしてる図(そばには当然ガウンを羽織っただけの水着の女)。なんつって。
 良いお年を~!!・・・まだ早いよ、阿呆。


追伸:
年内のライヴ全て終了って言いましたが、このイヴェントが残ってました(詳細下記)。屑山編集長とオレによるお互いで持ち寄ったヘンなレコードをかけながらぐだぐだ語り合う異色トークショーの第2弾!!イヴェント中に、オレのソロ「ネオン警察」のミニ・ライヴコーナーもご用意。ピアノ担当のMARI(最近は古墳好きの「まりこふん」って名前の方が有名!!)も駆けつけてくれます。今回も、またまた珍レコードが入荷しておりますので是非お楽しみに!!前売はありません。当日券のみで、ドリンクが1杯付いて1500円!!安いんだか高いだか分かりませんが、損はさせません。よろしく~。


★「今夜のBGM」は下記イヴェント情報の下です。ダンボール・バットの最新ライヴ映像をご紹介しております



次回トークショー情報!!
12月18日(水)@高円寺CDショップ「円盤」
http://enban.web.fc2.com/
【今夜は御意見無用~第2回~】
結成26周年を誇る流浪の無国籍ROCKバンド「ダンボール・バット」のリーダーAMIと、日本のトラッシュ・カルチャーをリードする雑誌「TRASH-UP!!」編集長の屑山屑男の両盟友による、主に70年代~80年代にかけての時代のすき間に埋もれたロック、歌謡曲などのニッチな裏名盤レコード鑑賞と、噛み合わぬトークで御意見無用の一夜を。また、AMIの闇のソロユニット「ネオン警察」の即興ミニライヴもご用意でさらに御意見無用!!

★出演:AMI(ダンボール・バット/ネオン警察)、屑山屑男(雑誌「TRASH-UP!!」編集長)、MARI(ネオン警察ピアノ担当 from BLACK&BLUE)

★PM7:30OPEN / PM8:00START PM10:00END
★当日券のみ 1DRINK付き¥1500


次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

1月18日(土)@東高円寺「UFO-CLUB」
http://www.ufoclub.jp/
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.6】
UFO-CLUB開店18周年記念スペシャル!!
※DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)

※出演:全4組を予定中

PM18:30 OPEN /PM19:00 DJ START /PM19:20 BAND LIVE START
PM10:30 END
前売¥2000 当日¥2300 +それぞれ要DRINK代¥500


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★今夜のBGM★
先日の【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】における我がダンボール・バットの白熱のステージから、1曲目に演奏しました♪「美人的士(タクシー!)」をプリーズ。ピアニカに必死んなって喰らい付く阿呆。700円の花柄ジャケットも悪くないねぇ。コーラスのMARIにはタレサンをかけてもらいました。悪い五輪真弓みたいな。


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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588

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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
▼ディスクユニオン
ttp://diskunion.net/portal/ct/detail/IND12849

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ----------------------------------------------------------------------------------  ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼ 「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

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