2013年12月1日日曜日

どうせポールもクラプトンも抗うつ薬飲んでるんだろう?とウソぶいて多摩霊園でボルヘスに逢った夜。


(※左写真のイヴェント詳細はブログの下記へ) 

 また来んの?ポールが帰ったと思ったら今度はクラプトン?ホンモノ?そっくりさんとかじゃないの?それにしても何度来れば気が済むんだろう。もうさんざん稼いだんだから株でもやっておとなしくしてりゃいいんじゃん?もう、いいでしょう。そう、「もう、いいでしょう!」って言ってもらいたいのよ。え?誰にって?ポールとかクラプトンに向かって水戸黄門に言ってもらいたいんですよ。毎回、番組の最後のところの山場で悪代官とかの屋敷に乗り込んで行って水戸黄門の「助さん、角さん、こらしめておやりなさい!」の一声でひとしきりチャンチャンバラバラやった後に「もう、いいでしょう!」と言う、あの掛け声ですよ。あのセリフをね、聞かせてあげたいですわ、懲りないポールにクラプトンに(ついでに由美かおるの入浴シーンも見せてあげたい)。
 それにしても、あの手の“大物”と呼ばれてる連中はひっきりなしにやって来るって言うのに、オレの敬愛するアーチストは一向にやってきませんねぇ。いや、よく考えりゃ、オレの好きなア-チストの大半はもうすでに死んでるか、足を洗っちゃってるか、行方知れずになってるか、続けていたとしてもツルっ禿になってつまんない若手アーチストのプロデュースにへいこら静を出してたり、エコだ地球環境がどーしたこーしたとか言ったりテメーでも無農薬の自然食喰ったりして長生きするのに必死でフヌケんなっちゃってんのかのどれかで、まったく寂しい限りです。やりきれないです。
 とかなんとかいって、オレの好きなグループの中にはいまだしぶとく70年代から細々と活動を続けていて(途中活動休止やメンバー交代もあったりするが・・・)なんの前触れも無く意表を突いて密かに来日していたなんてことを後から知ってショックを受けることもままあったりするから油断は禁物なんであります。2年ぐらい前にも、オレの大好きなイギリスのバンドで「デフ・スクール」っていう主に70年代後半に活動していたグラム~アート・ロック系の大所帯バンド(実はBOWYの布袋ちゃんも大好きなバンドで、デフ・スクールの国内盤CDのライナーを布袋ちゃんが書いているのだ!)が来日公演をやったのですが、そんな来日するなどという情報も気配すらも当時は分からず、だいぶ後になってからその後知り合いになった「TARASH-UP!!」の編集長・屑山さんからその話を聞かされて(屑山さんも大好きなバンドなのです!)失禁寸前のショックを受けたのを覚えています。あれは本当に一生の不覚でした。そりゃあ尿の2、3滴も漏れますよ。だって、ライヴどこでやったと思います?赤坂ブリッツでもクワトロでもオンエアでもサンプラでもなくってウチから歩いて15分くらいの高円寺の場末のライヴハウスだったんだもの!!まさに目と鼻の先!!わざわざイギリスはリヴァプールから呼んでおいてそんなところでフツーやらないでしょう!?って(笑)。いやいや恐ろしいかな灯台下暗し。完全に足元をすくわれた思いです。まさにその日、仕事帰りのオレはいつものようにJR高円寺駅で下車して何食わぬ顔で自宅への道をトボトボ歩いたわけですが、もしかすると途中、リハを終えて駅前のサークルKに飲み物を買いに出てきたデフ・スクールのメンバーとすれ違っていたかもしれないわけで、そういえば、あの時ガイジンが2,3人・・・ひえぇ~っ!!・・・そんなことを色々妄想していたらますます凹んでしまうボクなのでした。高円寺駅の改札を抜けるとそこは純情通り商店街ではなくってリヴァプールだった。ねじめ正一か、おまえは。

 さて、早いもので今年ももうすぐ終り。とうとう12月がやって来てしまいました。今年もなんとか生き永らえたな、と、毎年思うんだそうです、我が師、かの写真家の森山大道センセイですら。貧民街在住の最下層ミュージシャンのオレなんか、なおいっそうのことそう思いますね。と言うか、何の結果も出せないままこの一年またムダに生き永らえてしまった!!という自己反省ですけど、オレの場合。電車の車内刷りの週刊誌の広告の猪瀬直樹プチ整形疑惑の見出しの下のふてぶてしいまでの二重まぶたもくっきりに整形された都知事のむくんだ顔のアップ写真を見つめながら今年一年の出来事が(・・・大した出来事も無いけど!)走馬灯のようにクルクル空回りする今日この頃。去年の今頃忘年会をやった友人もいつのまにか音信不通となりことさら寂しい年末。
 それにしても、今年の秋はしんどかった。9月から10月にかけてのどん底の精神状態とそれに併せて体に現れる色んな症状に悩まされ続けた約1ヶ月半。お陰さまでここ最近はなんとか持ち直しつつあり、クスリ関係もほとんど飲用はしておりません。とはいえ、低空飛行には変わりなく、ささいなことが原因でいつ急変、発症、ズドンと堕ちるかは分かりません。結局のところ、全てはオレ自身の気の持ちようにかかっているような気がします。どんどんマイナスへマイナスへと自分で自分を追い込んでいく悪循環、悪の連鎖を早い段階で気付きそれを自らの力で断ち切れるか。そして、どん底に落っこちるのを防ぐ究極の回避方法は何も考えないこと。「無」!!禅僧か、オマエは?!(笑)。滝にでも打たれたんか?!いや、当然「無」になるなんてことはオレのような凡人には無理でございます。とは言え、とりあえず今直面している問題に対してあーだこーだとぐだぐだ考えるのを辞めるクセをつけること。ぐちゃぐちゃと色々な考えをこねくりまわしていても客観的な判断も出来ないそういう肥溜めの底のような精神状態の時に答えが出たためしがありません。え?考えるのをやめる?現実逃避?いや、目の前にある現実はあくまでも現実として受け入れた上で、あーだこーだぐだぐだ考えるのを辞めるってこと。うーん、分かったような分かんないような、深いような浅いような・・・。え?別に、クソ高いカネ払って自己啓発セミナーに行ったわけでも、水晶買って新興宗教に入信したんでも、一番イカれてんのは患者じゃなくって医者だっていう評判の心療内科に入院したんでもありません。独り禅問答の末に生み出したオレの答えであります(笑)。ふむ。達観したか、オレ?宇宙が見えたか、オレ?埴谷雄高と夢枕で語り合ったか、オレ?ボルヘスの図書館で“砂の本”を見つけたか、オレ?多摩霊園で寺山修司と俳句読んだか、オレ?南無阿弥陀仏・・・。
 それと、出た答えがもう一つ。他人に一切“期待しない”ってこと。こっちがこう動いたんだから向こうはこう動いてくれるだろうとか、こっちがこう思ってるんだから、向こうもこう思ってくれているんだろうとか、そういう類の期待。他人は絶対こっちの思うように動いてくれません、ってどっかの著名人も言ってましたが、ほんとうに最近そう思います。他人にあらぬ期待をするから、結果、思うようにならなくて落ち込まされたり凹まされたり傷つけられたりするわけで、端っから期待しなければそんなことは起こらない。起きたとしても軽症で済む。期待するこっちがバカなだけ。どうも昔から、他人に(或いは社会に)対して無意識にあらぬ期待をしちゃってるところがあるんです、ボク。例えば、日常のこんなささいなこと。相手にメールを送れば100パーセント、それもスグに返ってくるハズ、とか思っていたようなド阿呆なんで、返事が返ってこないってだけでいちいち凹んでいたわけです、今まで。メール送れば速攻返事が返ってくる奴もいれば、3日後に返してくる奴もいる。忘れた頃に返してくる奴もいれば、ほとんど返ってきたためしがない奴だっている。そんなの当たり前なわけで他人なんてそれぞれがてんでばらばらな思考や思想や思念を持って動いてるわけですから。メール送ったからって速攻でしかも必ず返して来るような奴らばっかりじゃないってこと。だけど最近は、相手に1000通送って1通でも返事が返ってくればしめたもの、例えそれが10年後だとしても・・・って、そう思うようにしたんです。いや、1000通送って1通も戻って来ないとしても、まあ、それも仕方ないね・・・って。と、ちょっと思考を変えるだけでも随分日常が楽になるもんです、オレのような阿呆には。
 あ、でもオレがメール送ったら出来るだけ返事くださいね。なるべく早めに。お願いします。LOVE。



★「今夜のBGM」は下記イヴェント情報の下です。ダンボール・バットの最新ライヴ映像をご紹介しております


★追伸:
やります!!雑誌「トラッシュ・アップ!!」屑山編集長とオレによる、お互いで持ち寄ったヘンなレコードをかけながらぐだぐだ語り合う異色トークショーの第2弾!!イヴェント中に、オレのソロ「ネオン警察」のミニ・ライヴコーナーもご用意。ピアノ担当のMARI(最近は古墳好きの「まりこふん」って名前の方が有名!!)も駆けつけてくれます。今回も、またまた珍グラム、珍ニューウェイヴ、珍歌謡曲なレコードが入荷しておりますので是非お楽しみに!!前売はありません。当日券のみで、ドリンクが1杯付いて1500円!!損はさせません。よろしく~。


次回トークショー情報!!
12月18日(水)@高円寺CDショップ「円盤」
http://enban.web.fc2.com/
【今夜は御意見無用~第2回~】
結成26周年を誇る流浪の無国籍ROCKバンド「ダンボール・バット」のリーダーAMIと、日本のトラッシュ・カルチャーをリードする雑誌「TRASH-UP!!」編集長の屑山屑男の両盟友による、主に70年代~80年代にかけての時代のすき間に埋もれたロック、歌謡曲などのニッチな裏名盤レコード鑑賞と、噛み合わぬトークで御意見無用の一夜を。また、AMIの闇のソロユニット「ネオン警察」の即興ミニライヴもご用意でさらに御意見無用!!

★出演:AMI(ダンボール・バット/ネオン警察)、屑山屑男(雑誌「TRASH-UP!!」編集長)、MARI(ネオン警察ピアノ担当 from BLACK&BLUE)

★PM7:30OPEN / PM8:00START PM10:00END
★当日券のみ 1DRINK付き¥1500


次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

1月18日(土)@東高円寺「UFO-CLUB」
http://www.ufoclub.jp/
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.6】
UFO-CLUB開店18周年記念スペシャル!!
※DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)

※出演:全4組を予定中

PM18:30 OPEN /PM19:00 DJ START /PM19:20 BAND LIVE START
PM10:30 END
前売¥2000 当日¥2300 +それぞれ要DRINK代¥500


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★今夜のBGM★
恋の未練を引きずったまま北の宿で寒さ堪えてマフラー編んだのは都はるみ的心。失恋というよりは色恋沙汰にもう疲れちゃったわ私って言う感じのアンニュイな女心をホテルはホテルでも赤坂とか六本木とかじゃなくって練馬あたりの場末のビジネスホテルの窓を開けたら大根畑が目の前にあるけど遠く池袋はサンシャイン60の常夜灯がチカチカするのが見えるわアハハハンってな気分で薄い水割りかたむけてます、独り。そんな情事の後の痴話喧嘩のさらに後のほろ苦さはブルーのネオンライトに霧のように吸い込まれてもう私今夜は寝るわ、この冷たいベッドで独りアハハハン。コケティッシュな石川さゆりか、アーシーな中にもモダンな筆さばきが見え隠れする名曲。
♪BLUE HOTEL / FOX('77年)


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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588

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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
▼ディスクユニオン
ttp://diskunion.net/portal/ct/detail/IND12849

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ----------------------------------------------------------------------------------  ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼ 「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  



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