2015年1月13日火曜日

家畜のように働き死んでゆくオレの屍にアダモの塩辛いシャンソンが降り注ぐアヴァロンの夜。

　
　新年早々、豚のようにブロイラーのように馬車馬のように働く日々。年末年始にかけ、そして今もなお続く「残業」に悩まされている。昼間オレが通ってる会社という名の「奴隷農場」の話。人手が減っているのに仕事の量は変わらない。いや変わらないどころか増えている。それなのに人手を補充しようともせず今いる人間だけでなんとかしろ、もっと早くやれ、とういう、世間でよく聞く話。まったく極悪非道である。１８世紀の産業革命の頃と何も進化していない。上の連中は、人を人とも思っていないのだ。使えるうちは使えるだけこき使え。オシャカになったら別の「奴隷」を連れて来ればよい。後釜はいくらでもいるのだから嫌なら今すぐ辞めてくれ。そういう言い分。出来ることなら今すぐにでも辞めたいのは山々なのだがなにせ他に食い扶持もなく、新たに仕事を見つける時間や手間を考えると億劫でズルズルとここまで来てしまったが、いい加減そろそろ本気で考えないとほんとオシャカにされそうである。ただでさえ時間が足りないというのにこれ以上プライベート（いや、プライベートがオレにとっての「本業」のはずなのだが・・・）の時間を割くわけにはいかない。今も毎日１分１秒単位の時間のやり繰りが続いている。新年早々心臓がすでにバクバク言っている。誰かオレにもう少し時間に融通がきく仕事を紹介してくれまいか。本気でそう思う。
そんなこんなで、ダンボール・バットの製作中のニューアルバム「壊れたカセットはＡＯＲ」のほうも、９５パーセントは完成しているのだが、最後の最後で足踏み状態が続いている。本来は年末にマスタリングまで終了させる予定だったのが、１月中に延期になり、今はそれも絶望的になり、「２月中のマスタリングを絶対死守！」の目標のもと動いている次第。
アルバムの内容についてはまた追々触れてゆきたいと思うが、今のところ収録曲は、謎のボーナストラック１曲を含む全１４曲になる見込み。内訳は、純粋にバンドで録音したものが７曲。残り半分はオレの宅録音源となっている。なんだかこういうふうに書くと、バンド名義のアルバムでありながらオレのソロアルバムのような呈を成しているようにも思われてしまうかもしれない。なんて言ったらメンバーからヒンシュクを買いそうだが、まるで、名義はロキシーミュージックでありながらどう聴いてもブライアン・フェリーのソロアルバムにしか聴こえない「アヴァロン」（名盤だが！）のようではないか。いやもちろん、ダンボール・バットのヘナヘナなニューアルバムを語るのに、“アナログレコード史上最も音のいいアルバム”との誉れも高い「アヴァロン」を引き合いに出すこと自体勘違いも甚だしいということは重々承知の上ではあるが、アヴァロンが奇しくもロキシーミュージックの最終アルバムとなったことは意味深で、「壊れたカセットはＡＯＲ」がダンボール・バットの最終作とならんことを祈るのみ！！（まるで他人事！！）
余談ではあるが、ニューアルバムに収録の「岬にて」という曲は、中期ロキシーミュージックと昭和歌謡の合体を試みたようなナンバーなのだが、今回新たに本編のイントロ前に短い序章のような展開を付け足してみたのだが、その部分がなんとも「アヴァロン」を意識した深遠な趣（！）となっているので是非とも楽しみにしていただきたい。


「壊れたカセットはＡＯＲ」／ダンボール・バット
２０１５年５月頃発売／全１４曲／予価１４００円+税／
作詞作曲・録音・ミックス・プロデュース：ＡＭＩ／
ジャケ画：逆柱いみり／
ＣＤ帯・推薦文：コモエスタ八重樫／解説：岡村詩野、湯浅学／
寄せ書き：小野瀬雅生（クレイジーケンバンド）＆大田譲（カーネーション）
ゲスト・ヴォーカル：蒼衣スイミング、市場大介（美人画家）、
Miiss Donut（fromアメリコ）
＜敬称略＞
配給：ブリッジ


　「残業」に加え上記のレコーディング作業、そして、間もなく迫っているダンボール・バットとソロユニット「ネオン警察」のライヴの準備に追われてんてこ舞いの今日この頃。取り急ぎ、本年初のライヴとして、オレの闇のソロユニットであり、ピアノ担当の“まりこふん”ことＭＡＲＩとのエクスペリメンタルなピアノ弾き語りデュオ「ネオン警察」のライヴが来週１月２０日（火）に行われるのでそのお知らせを（詳細はブログの下）。

　去年の秋に引き続き、我が盟友、蜂鳥あみ太＝４号（全身漆黒の網タイツ姿でブレルやブレヒト・ナンバーを歌い上げる地獄のシャンソニエ！！）との２マンショー。今回はオープニング・アクトもナシということで、我々二組の胃もたれ必至の濃厚な世界をタップリお届けできるハズ。さらに前回からなしくずし的に結成された、オレとあみ太による世界的にも例を見ない（？）“インダストリアル・シャンソン・ユニット”「ＡＭＩ＝あみ太」の破壊的なステージもスタンバイ。新ネタもご用意！！これはシャンソン界の大御所であるかのアダモのナンバーをムーディーなインダストリアル調のオケで熱唱するというユニットで、アダモが存命中に我々の音源を本人に送りつけようではないかという計画も進行中。
　なお、ネオン警察の次回のライヴは全く未定であるため、この機会をお見逃し無く。おなじみのナンバーから異色のカバー、前衛即興曲まで“エクスペリメンタル怨歌”の名に相応しいステージをお届けできるよう心して臨む所存。開場はＰＭ７：３０、開演ＰＭ８：００。会場は昭和４０年代から営業を続ける老舗の音楽バー「カールモール」。昭和の昔から時間の止まったままの飴色の店内の空気に浸りながら我々のステージを是非。前売りのご予約はこちらのフォームからお気軽に▼
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P395905




★今夜のＢＧＭ★
とにかく、アダモである。１０円玉を笑う奴は１０円玉に泣く。アダモを笑う奴は地獄に落ちるのである。その塩っ辛いしゃがれた歌声にオレが初めて衝撃を受けたのは約１０年前、学芸大学駅前にあった場末の中華食堂の店内でかかっていたカセットテープ！！今こそ再評価を。
♪「夜のメロディ」／アダモ


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▼今後のイヴェント予定▼

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【ネオン警察（リーダーＡＭＩのソロユニット）】ライヴ

ネオン警察：
ＡＭＩ（唄・テルミン・SAX）、ＭＡＲＩ（ピアノ from BLACK&BLUE）


2015年１月２０日（火）＠新宿カールモール

全身網タイツ姿の暗黒シャンソン界の貴公子「蜂鳥あみ太＝４号」との定例２マン！ネオン警察のアーバンでエクスペリメンタルな世界をタップリと！蜂鳥あみ太＝４号とＡＭＩとのインダストリアル・シャンソン・ユニット「ＡＭＩ＝あみ太」もスタンバイ！

 PM7:30開演／PM8:00開演／PM10:30頃終演
前売り予約￥２５００当日￥３０００
（+各要ドリンク代￥500～）

出演：
ネオン警察（ＡＭＩ：Ｖｏ、テルミン、ＳＡＸ+ＭＡＲＩ：ピアノ）
蜂鳥あみ太＝４号（Ｖｏ）with佐藤真也（ピアノ）
ＡＭＩ＝あみ太

▼前回の同イヴェントより

ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから


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【ダンボール・バット】ライヴ
２０１５年２月８日＠幡ヶ谷「ヘヴィー・シック」
詳細確認中
３月７日（土）＠渋谷「ラストワルツ」
雑誌TRASH-UP!!+DANBALL BAT企画
「ニューウェイヴ天下御免VOL.10」
詳細未定

ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから
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▼リーダーＡＭＩのソロユニット「ネオン警察」１ｓｔＣＤ「空間の犯罪」発売告知ＰＶ
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年７月２７日発売／全１０曲（４２分）／￥1200+税／歌詞付／
ＣＤ「帯」推薦文：直枝政広（カーネーション）
解説：岡村詩野（音楽評論家）／
ライナー寄書き：蔦木俊二（突然段ボール）、
屑山屑男（「TRASH-UP!!」編集長）
ジャケット写真：ＡＭＩ／デザイン協力：嶋田真由美（「TRASH-UP!!」デザイン室））


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼現在発売中のダンボール・バットのアルバム
  ▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番：TSR69002/発売：東京産業レコード ▲２０１２年１月３１日発売▲全１１曲（約４２分）収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲：ＡＭＩ▲Ｗ見開き紙ジャケ仕様／歌詞カード付▲ＣＤ帯コピー文：ＲＯＬＬＹ（ローリー） ▲ジャケット写真＆デザイン：常盤響▲ライナー：岡村詩野＆湯浅学 ▲寄書き：白井良明（ムーンライダーズ）＆サミー前田▲ゲスト・シンガー：ジョン＜犬＞＆イライザ・ロイヤル（エコダムド／ex穴奴隷） ▲サポート・コーラス：MARI（BLACK＆BLUE） ＜以上・敬称略＞ ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全１１曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中！ [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※タコシェ（中野ブロードウェイ内）、高円寺「円盤」等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始！特集記事も読めます。こちらから！（提供：ＯＴＯＴＯＹ） http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
  DANBALL BAT　PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」／ダンボール･バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より）  
　
　　
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