2013年10月12日土曜日

ノーベル文学賞連敗で「死の貴婦人」に取材に来た山本晋也監督と祝杯をあげた夜。

 
 今年の夏の猛暑とここ最近のストレス続きのせいか、腹周りが少しスッキリしてきたような気がする。理由は何であれ運動もせずに腹が引っ込むってぇのはいいことだ。それにしても、ストレス!もう、うんざり!・・・だ。はあ。漢方なんて飲んだって効くわきゃあない。もう、ぐうの音も出ないし、屁も出ない。ここんところ昼の仕事中にガムばっかり(ミント系の)噛んでいるせいか最近ベロがジンジンするのだ。ジンジンジンジン血がジンジン、とかつて歌ったのは野坂昭如大センセイ(♪「ヴァージン・ブルース」)。オレはベロがジンジンだ。まあ、ガム噛んでもストレスの抑制にもならないが、噛んでいるほうが少しはましのような気もする。どうせなら、「コカ」とか「ヤーヘ」とか、そんなサイケデリックな幻覚を起こす成分を微量にでも配合したガムをアベノミクス効果ついでにアベちゃんに解禁してもらって、合法の名の下、そのへんのコンビニとかで売ってくれればいいのに、と、バロウズでなくともギンズバーグでなくとも思うハズ。そんなガムをくちゃくちゃやりながら仕事すればまるで佐渡の金山堀りさながら、江戸時代の流人並みの今の会社での奴隷仕事もヨダレ垂らしながらさぞかし楽しくはかどるんではないかと思うのだが。

 さて、今年こそ取るのか?!今年こそアノ人が受賞か?!何度目の正直?!・・・云々、と、やきもきしていた人たちがこの国には(いや世界中にも)たくさんいたと聞いている。ノーベル文学賞の話。おとといの夜の発表の瞬間、オレはダンボール・バットのバンド連中と新宿のスタジオにこもって今度の月曜日、14日のライヴに向けた最終のリハの真っ最中だった。別に誰が受賞しようがどーでもよかった。が、なんだかアノ人が受賞するのだけはやめてほしいと心から願っていた。とくに理由もないが。それは、読書好きでガルシア・マルケスなんかの南米の作家にも傾倒しているウチのバンドのメンバーでパーカッション担当のブラジル(あ、日本人です)もオレ以上にアノ人が受賞することに対して嫌悪を示していた。とくに理由もないみたいだったが。で、リハーサル後、新宿駅にあるニュースが流れる電光掲示板でアノ人の落選を知り、カナダの女流作家が受賞したことを知った。オレとブラジルと二人顔を見合わせてニンマリしてホッと胸を撫で下ろしその場に座り込みシャンパンで祝杯をあげたい気分になった。もっとも、その夜、仮にアノ人が受賞していたとしたらとっくに新聞社の「号外」が道行く人たちにバラまかれていただろうし、それよりなにより、アノ人の熱烈なファンやら、にわかファンやら、アノ人の著書など1冊も読んだことないけどみんな騒いでるからオレもワタシもってな物見遊山の阿呆も含め新宿の街は暴徒化した連中で埋め尽くされ、機動隊まで出動し、とっくに閉店時間を過ぎて静まり返ったそこいらじゅうの書店という書店のシャッターやらウィンドやらをたたき壊し店内に押し入ってアノ人の本を盗み奪い合い殴り合うまさに地獄絵図のような光景が繰り広げられていたハズ。ひぇ~。想像しただけでも身の毛がよだつが有り得る話。
 ところで、こともあろうにというか、アノ人の熱烈なファンが集まるという有名なカフェ(?)がオレの家からそう遠くないここ高円寺のどっかにあるらしく、この時期になると国内だけでなく海外からもその取材にマスコミ連中が店に押し寄せ話題になっているという。実際、そこの店主や客らが取材を受けている映像を先日なにかのニュースで観た。よし、店の場所を突き止めて一度冷やかしがてらコーヒーでも飲みに行ってみるか、「限りなく透明に近いブルー」のハードカバー本でも持って!!え?!ムラカミはムラカミでもムラカミ違い?!こりゃどうも失礼しました!!
 それにしても、こんな身近な場所にアノ人のファンの“巣窟”があるとはついぞ知らなかったが、いやはやオレもいつかそんな店をやってみたいもんだと一念勃起、いや一念発起。もちろん、オレが開くとすれば迷うことなくブコウスキーのファンが集う店にきまってる!!え?店の名前?そーだなあ~、今「パルプ」を再読中だから、例えば、「死の貴婦人」とかどう?いいんじゃないの?しゃれてるよ。うん。でもさ、そんな店開いたらさ、ガラの悪そ~なうだつの上がらない素寒貧の社会の掃き溜めのような客ばっかり集まって来そうでさ、なんだかとても面倒なことが起きるような気がするよ。グラスや皿や酒瓶やフォークが飛び交い、タバコの煙と怒号の中、年中取っ組み合いのケンカや小競り合い。その辺の床じゃヨッパライが失禁したまま寝てるは、カウンターに陣取るのは売れない詩人、オカマ、売春婦、うわ言を繰り返す白痴、ホームレス、野良犬、ネズミ、そして、死に損ないの“セリーヌ”(!)の類までエトセトラ。ひぇ~!!なんて店!!
 TVのインタビュー取材を受けていた、高円寺のかのカフェに集まったアノ人のコアなファンを自認する人たちは、みんなそれなりの職業に就いていて、服装にもさりげなく気を遣っている風で、一様に礼儀正しく、物静かで或いは物憂げで善良そうだったが(実際は分からぬが・・・)、ブコウスキーの店をやるからにはそうはゆくまい。一癖も二癖もある連中を相手にしなきゃならないってことは、こっちもそれ相応の覚悟をしなきゃならないってことだ。まさに命がけ。ぜひとも「死の貴婦人」開店に向け賛同者募る!!腕っ節に自信のあるヤツも求む!!
 そして、最初にオレの店の取材に来て欲しいのは、もちろん、NHKでもフランスのTV局のレポーターでも阿呆な芸能人でもなくって、山本晋也監督でウッシッシッシってなもんでしょ!!監督、よろしく!!

 最後にたまたまネット上で見つけたこんな情報が気になった。それは、ブコウスキーの「パルプ」を翻訳した柴田元幸氏(東大教授)がアノ人の崇拝者(!)なんだそうだ。ほんと?!ひぇ~!!意外な所でブコウスキーとアノ人との有難くない接点(?)が!!最近は、自分の著書の他にも膨大な数の翻訳をこなしているアノ人。今後、まかりまちがえて、ブコウスキーの訳にまで手を出さないという保障はどこにもない。言語道断。そんなことはあってはならぬ話だが、万が一そんな事態になったときは日本刀持って切り込みに行くのでよろしく。もちろん小脇にはハードカバーの「コインロッカー・ベイビーズ」!!え?!ムラカミ違い?!重ね重ねスミマセンっ!!
 

 はい。というわけで、話変わって今度の月曜日、10月14日は祝日(何の祝日?)に、渋谷は「ラスト・ワルツ」というシックでオシャレなハコでわがダンボール・バットのライヴがございます。【東京電極】というお店のシリーズ企画で、毎回、ニューウェイヴ色を打ち出しているバンドやアーチストが出演しているイヴェントらしいです。わがダンボール・バットは3番目、PM7:20頃からの登場です。前売のご予約は当日のお昼12時まで受け付けております。転んでもタダでは起きぬ結成26周年の意地とヤニ茶けたニューウェイヴ魂を胸に、せい一杯のステージをお届けできたらと思っております。そして、当バンドの次に登場するのが、本ブログのTOP画像を描いてくださった漫画家・逆柱いみり先生率いる3ピースバンド「漏電銀座」でありまして、こちらも見逃せません。まあ、先生のバンドとは、次々回、11月19日(火)に東高円寺UFO-CLUBで開催予定の雑誌「TRASH-UP!!」とダンボール・バットとの共同企画【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】でも競演することが決まっておりますので、今回どーしても起こしいただけないという方は次々回、11月のライヴでお逢いいたしましょう。
 そして、今度のライヴで初披露予定の最新ナンバー「流刑地から」(ちなみに「流刑地」を<リュウケイチ>と読む人続出(!)で困っていますが、<ルケイチ>と読んでください。お願いします(笑)!)の先日録音しミックスしたばかりのホヤホヤの音源が出来ましたので是非お聴ききください。ちなみにライヴではイントロのメロディをオレが拙い指使いでピアニカにて演奏します。このメロディをピアニカでやろうと思い立ったのは、オーガスタス・パブロでもピアニカ前田の影響でもなくって、70代末期に登場したイギリスのパンクバンド「ギャング・オブ・フォー」(!)の楽曲のいくつかでピアニカが効果的に使われているのを聴き思いついたのですが・・・って、まあ、別にどうでもいい話。
下記のリンクをクリックすれば再生がスタートします(使用されているシステムにより再生できない場合があります。あしからず)
http://danballbat.cside.com/music/rukeichi-master.mp3


▼10月14日(月・祝)@渋谷「ラスト・ワルツ」でのライヴ情報更新しました。ダンボール・バットの出演時間はPM7:20頃~です。前売の受付は当日のお昼12時まで受け付けております。
前売りのご予約はここをクリックして専用フォームからどうぞ

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次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

10月14日(月・祝)@渋谷「ラストワルツ(旧「青い部屋」)※JR渋谷駅東口より六本木通りを青山方面へ直進徒歩約6分
【東京電極VOL.14】
PM5:00 OPEN / PM6:00 START
※当ダンボール・バットの出演時間はPM7:20~。
競演>
▼漏電銀座
(当ブログのページTOP画も描いていただいたマンガ家・逆柱いみり先生率いるバンド)
▼谷口マルタ正明(プノンペン・モデル)+山口慎一(ヤプーズ)+岩下達朗(VJ)
▼OMODAKA(寺田創一ユニット)、他
前売予約¥2000、当日¥2500(各別途Drink代500円要)

前売りのご予約はここをクリックして専用フォームからどうぞ

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11月19日(火)@東高円寺「UFO-CLUB」
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】
※DJ:屑山屑男(編集長) ※出演者調整中

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★今夜のBGM★
雲ひとつ無い正月の晴れ渡った空に凧でも上げるかのようにスーッと心は開放され、すがすがしさの中にも厳かな気配が充満している。たとえばアフリカの霊峰キリマンジャロの雪解け水に手を浸せばきっとこんな大らかな面持ちがするんではないか、と、ジャケに写る黒い肌に白髪ヒゲをたくわえ物憂げな表情のファラオの横顔を見ながら思ったりもして。ファラオってぐらいだからエジプト人?と、JAZZに関しては赤ん坊同然のそんないい加減な推測しかできないオレがJAZZ専門のレコード屋で恐る恐る買い求めた1枚。テナーSAX奏者、ファラオ・サンダースの81年リリースのアルバムから、神々しい独特のヨーデル唱法を聴かせるレオン・トーマスが客演したナンバーに輪廻転生を信じた。
SUN SONG('81) / PHAROAH SANDERS(Ts) feat. LEON THOMAS(Vo)



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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
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▼ディスクユニオン
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2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ----------------------------------------------------------------------------------  ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼ 「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 










  



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