2013年10月27日日曜日

電車に轢かれる価値もないオレがアラーキーに再会し恥毛をさらしてワビた夜。


  寝る前だっつうのにケーキ馬鹿食い中。こういうのが一番太るらしいですけど、まあ最近痩せたしたまにならいいか。世のバカ健康志向ブームの悪影響のお陰で洋菓子和菓子問わず“甘さ控え目”な何喰ってんだか分からないシロモノが多い中、昭和ライクな甘さ(味覚)、そしてルックスを今も留めるコージーコーナーのケーキがなんだかんだ言っても一番ウマイ。値段もリーズナブルだし。ちなみに定番は黄色いモンブランでございます。
 いやいや、それにしてもこの9月から10月にかけての約1ヶ月半ほどの間、ほんとう辛い毎日でした。「でした」って過去形になってますが完治したわけではありません。が、ここ1週間ほどは以前のピーク時に比べればずっと落ち着いてきました。寝つきだけは昔からいいので睡眠だけはなんとか確保できていたものの、起きている間はほぼ一日中、ノドからアゴにかけての周辺を常にギューっと“圧迫”されているような違和感。また、ひどいときは唾液が飲み込めない有様。もちろん、気分もほぼ一日中鬱々としているわけですが、それでも喰うためにゃ昼間は会社へ行って奴隷のようなクソ労働に従事せねばならず、イヤな連中とも話さなければならないわけでして、これがキツイ。まあ、原因は散々ブログにも書いているとおり種々のストレスがミルフィーユ菓子の断層の如き何層も押し合いへし合い折り重なり噴出した挙句の症状。過去にも3,4日とか、1週間ぐらいってぇのはザラにありましたが、この症状をこんな長期間引きずるのは初めての経験。しかし、そんなストレスなんていう煮ても焼いても喰えないクソ野郎を生み出して、それをまたご丁寧に自分に還元・増幅しているのも自分なのだということもようやく分かってきたところ。昔はそれが分からず120パーセント周囲のせいにしていましたが、人間、四十数年も生きてりゃ否が応でもいろいろと学ぶものです(成長してんのか?)。オレの行きつけのなんでも診てくれる、おまけにどんなクスリもホイホイ出してくれる医者(表向きは内科医)の先生が言うことにゃ、男の場合オレの歳の頃が一番ズドン!と落ちるんだそう、精神的に。エヘヘ。そりゃまいったね。電車にでも飛び込めってぇーの?<♪おまえは電車に轢かれる価値も無い~・・・って歌ったのはたしか町田町蔵+北澤組だったような・・・。あ~だめだ、だめだ。だめ。またストレスの話なんか書いていたら顔面がこわばってきて雲行きがヤバくなってきたのでやめにします。とにかく、毎日、漢方だの抗鬱薬だのカルシウムだのリラックスの元だとかいう怪しいサプリだのそれらを気休めでチャンポンで飲み続けながら、結局はあーだこーだ余計なことを考えすぎるからおかしくなるんだよお前は、何も考えないのが一番という究極の真理に辿り着いたものの、それが出来りゃこんな苦しみは初めからしてねぇーよ好き好んで、と、堂々巡りの四国八十八箇所巡礼の旅。だめだこりゃ、と、いかりや長介サンじゃなくても辟易しますわな。
  ダメになってもいいじゃん。どうせオマエに捨てるものなどなにも無し。オマエは雑草。そう、雑草のように生き延びろ。転んでもタダでは起きネェーぞ。よし、その調子。生きろバカ。へんなプライドとかあっからダメなんじゃねぇーの?!す~ぐ他人と比較すんのもオマエの悪いクセ。よそ様ばっかり評価されて、なんでオレだけ?!とか思い上がってるでしょう?こちとら音楽二十ン年もやってんのになんで報われないんだとか思ってるでしょう?甘いんだよ、バカ。だって、オマエには才能なんかないんだよないんだよないんだよないん・・・。バカで無能で結構。今日からオレは一介のバカで無能な阿呆!!あん?あれ?なんか壊れてきましたボク?!壊れりゃいいんだよ、オマエなんて。毎回中途半端に壊れるから疲れるんで。全壊、倒壊、崩壊、壊、壊、壊、壊。
 つい最近ある本を読みまして、これがオレのここのところのストレス緩和にもほんの少しだけ役に立ったようなところがありまして、写真家の、アラーキー(荒木 経惟)の対談集「天才と死」って本なんですけど、主役のアラーキーの日常的なそのハイテンションっぷりと実にニンゲン臭いキャラに圧倒されまして、さらにこれまたバイタリエィ溢れる個性的な対談相手たち・・・北野武、綾小路きみまろ、赤塚不二夫、森山大道(写真家)、末井昭(元・白夜書房の名物編集長)・・・との丁々発止のやりとりを読みながら腹抱えて大笑いしつつもいろいろ考えさせられるものもありで、中でも圧巻だったのはかの「天才バカボン」の生みの親、故・赤塚不二夫の爆発・無軌道っぷりには目からウロコで(さすがのアラーキーも閉口する場面も!)、その言動の全てが放送禁止!!ってな具合(笑)。もちろん、そんなアラーキーや赤塚不二夫のような生き方はそう簡単に真似できものではありませんし、こちとらそんな器は初めから持ち合わせておりませんが、ハナクソ以下のどーでもいいようなことで年がら年中イジケテル自分の小ささををですね、なんか横っ面に張り手でも喰らったように、或いは頭から小便でも引っ掛けられたように、ハっ!!っと、思い知らされたところなんであります。これ、思いのほか面白い対談集です。アマゾンなんかだと中古本なら1円で売ってますんで気になった方は是非どうぞ。
 この対談集にも登場されてますが、オレ、20代の頃から森山大道の写真が好きでした。当時、氏の写真集はほぼ全てが絶版状態で、しかも今のようにネットも無い時代。霞ヶ関の国会図書館とかにまでわざわざ出向き氏の写真集を眺めては悦に入っていた思い出もあるくらい。で、そのうちに感化され、オレも氏の写真を真似たような荒れたモノクロの写真を撮っていた時期がありました(現像も自分でやっていた)。と同時に、もちろん、アラーキーのことは伝説の雑誌「写真時代」の頃から(オレ、高校生くらいだったかな?)当然存じ上げていたのですが、今思えば、とくに自分が写真にハマリ出した20代半ば以降は、なんとなく意識してずっと避けてきたようなところがありました。森山大道の写真は、繊細で詩的で何か考えさせられるものがあるが、アラーキーのはただのエロ写真じゃねーか、と。エロ本とどこが違うんだ?!と、田舎から出てきた一介のガキの分際でなんだか全てが分かったように偉そうに写真の表面のほんの上っ面だけを見てバッサリ切り捨てていたような気がします。しかし、今回、この本に偶然に出会い、永年アラーキーのことをなんだかとっても凄く誤解していたような気になったのです。自分がちょっと恥ずかしくなり、心の中でアラーキーにワビを入れたところです。エヘヘ。オレもこの歳になったからこそなにか感じるものがあったのかもしれません。もう既に、アラーキーの別な著作本をさっきアマゾンで注文したところ。なんか、オレも久々にまた写真でも撮ろうかなって気分になってきました。すぐ影響される阿呆なんで、まったく。エヘヘ。ということで、ヘア露出OKなモデルさん募集中・・・って、違うでしょう。常盤響か、オマエは。エヘヘ。
  さて、結成27周年、わがクソ・バンド「ダンボール・バット」の“ニューアルバム構想”というのが関東ローム層と東京湾のヘドロだらけの水面下で少しずつ動き出しているというウワサが(まるで他人ごと!!)ありまして、来年暮れのリリース予定!?なんて先走った情報も。真意のほどはまた後日。ところで今度のアルバムのジャケはどーしましょう?写真・・・やっぱギャラ高いんでしょうか?正攻法にお願いしたら。まあ、チンコ出しながら事務所のドア叩けば案外格安でOKしてくれるかもしれませんぜ、アラーキーせんせい。
 まさか!!

(※「今夜のBGM」は下記ライヴ情報の下です)


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次回「ダンボール・バット」ライヴ情報:

11月19日(火)@東高円寺「UFO-CLUB」
http://www.ufoclub.jp/
雑誌「TRASH-UP!!」&ダンボール・バット共同企画
【ニューウェイヴ天下御免VOL.5】
※DJ:屑山屑男(TRASH-UP!!編集長)
※出演:漏電銀座(逆柱いみりバンド)、碧衣スイミング、ダンボール・バット、他調整中

PM18:30 OPEN /PM19:00 DJ START /PM19:20 BAND LIVE START
PM10:45 CLOSED
前売¥2000 当日¥2300 +それぞれ要DRINK代¥500

前売りのご予約はここをクリックして専用フォームからどうぞ



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★今夜のBGM★
うつうつとした気分の日には、うつうつとしたイタリアン大プログレをオススメしております、当店では。音を聴かずとも「ムゼオ・ローゼンバッハ」っていう大仰なグループ名の響きとこの混沌としたジャケ写だけで、もうなにか異次元の墓場の果てに連れて行ってくれるような期待をさせてくれます。しかし、なんでイタリア人ってぇーのは血の気が多いのか?狂ったヤツが多いのか?オレもイタリア人に生まれたかったと何度後悔したことか。<ツァラトゥストラはかく語りき>をテーマにしたっつうなんともベタなオチですが膿(うみ)のようなメロトロンの大海に揉まれフンドシ一丁で土足で畳の上でドカドカと粗暴にドラム叩かれた日にゃスパゲッティ腹壊すまで喰わなきゃいられねーっス。バカイタリア人最高。あ、これフルアルバムなんで40分近くありますんでご注意を。
Museo Rosenbach - (1973) [Full Album]


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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!
お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588

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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DBEFLVK/
▼ディスクユニオン
ttp://diskunion.net/portal/ct/detail/IND12849

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))






◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト
http://danballbat.cside.com/


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▼ダンボール・バットNEW ALBUM告知CM
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』 ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] ※ディスク・ユニオン(インディーズ・コーナー)、タワーレコード新宿店、タコシェ(中野ブロードウェイ内)等の店頭でも販売中。 ----------------------------------------------------------------------------------  ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326 --------------------------------------------------------------------
▼DANBALL BAT最新PV▼ 「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」/ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)   ▼DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット(アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 










  



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