2014年12月25日木曜日

カーネーションの大田さんと七輪のケムリ越しにクダを巻いたギャング・オブ・フォーな高円寺の夜。


 
 
 死者を荼毘(だび)にふす此処はガンジス河のほとりだろうか?ナパーム弾による空爆直後の映画「地獄の黙示録」の此処はベトコンの村であろうか?・・・と、いわんばかりに目の前の七輪からもうもうと立ち昇る白煙にいぶされながら此処はガンジス河のほとりでもベトコンの村でもなくてJR高円寺駅近くの高架下の場末も場末の飲み屋であり、セルフサービスでつくねやらイカやら野菜やらもろもろを焼いている七輪を挟んで座を占めているのは、オレとウチのバンド<ダンボール・バット>のリズム隊夫婦、そして、かの「カーネーション」の超絶ベーシスト、大田譲氏の4名なのであった。
 はて?カーネーションのような著名なバンドの一員である大田さんが、なぜに、三流ロックバンドの冴えない我々と場末の飲み屋で白煙にまみれ肉片などをつついているかと言うと、今年の10月に行われた、大田さんが参加されておられる「ジャック達」(リーダーは「シネマ」の一色進氏)というバンドのレコ発ライヴにウチのバンドが共演させていただいて以来、なにかと懇意にお付き合いさせていただくようになり、また、大田さんのお住まいも我々の住まい同様中央線沿線ということもあり、いつか飲みましょうなんて調子のいいことをオレが言ったのがきっかけで、12月の冷たい雨のそぼ降る夜にこの度の酒宴となったのであった。
 とにかくよくしゃべる方であった(笑)。てっきり熱いロック談義が展開されるものと思って身構えていたのだが、そんな談義はそっちのけで、熱心なカーネーション・ファン、あるいは、熱狂的直枝政広ファンが耳にしたら卒倒しそうな内容の話から(笑)、デヴュー時のすったもんだの裏話、果てはムーンライダーズ鈴木慶一・博文兄弟の実家にある「湾岸スタジオ」での当時のレコーディング秘話に至るまで、半分正気、半分酔いに任せて、時に意気揚々と、時にヤケクソになって話されていた。実に豪快でさばさばとしていてパンクな方であった。野球選手を本気で目指していたという大田さん。隣に座っていると、その役所広司を野人化したような風貌に、体つきに、気配に、さらには飲みっぷりに気おされそうになる。カナダの山奥などで、ニール・ヤングとかと実際会ったらこんな感じなのかもしれない。華奢なオレなど鼻息ひとつで吹き飛ばされてしまいそうだ。芋焼酎のボトルを4人で空けながら、オレは大した酒など強くもないのに大田さんが酒を注ぎ足し注ぎ足しするのに任せ無理して飲んだので、大田さんの止まらぬトークにヘラヘラ相槌を打ちながらも後半ずっとクラクラしていたのだった。
 
▲映画「居酒屋兆治」の一場面であろうか?左:オレ/右:大田氏

 そして、いつの間にか話題は時代劇の話になり、大田さんが部類の時代劇好きだということを知った。実は、オレもにわかファンではあるが時代劇はそれなりに色々観ており、自分のお気に入りの時代劇のタイトルなどをお互い言い合って盛り上がった。 
 好きなバンドの話も少しした。唐突に「マガジンって好き?」(マガジン=70年代後半から80年代初頭に活躍したイギリスのパンク~ニューウェイヴ系のバンド)と大田さん。「もちろんです」と答えるオレに、デヴュー当時、マガジンのベースの音を真似てご自身もコーラス(エフェクター)を掛けまくっていたという話を嬉しそうにされていた。大田さんがニューウェイヴ、プログレ好きだったという話は聞いていたのだが、共通の好きなバンドがいてうれしくなった。オレが「マガジンを聴くようになった頃、ギャング・オブ・フォーにもハマって・・・」と言うと、「ギャング・オブ・フォーも好きだよ!」と大田さん。「確か、去年だか下北沢に来日しましたよね、ギャング・オブ・フォーって?」とオレ。すると大田さんの目つきが急変。「え!?マジ!?」といきなりデカい手で肩を掴まれグラグラグラ、と。「ええ(汗)、た、た、確か来日しましたよ・・・」とオレ。「AMIっ!!なんでそれ教えてくれなかったんだよぉ!!」と凄む大田さん。「いやいや・・・待ってくださいよぉ~!!教えるも何も、オレと大田さん、その頃まだ出会ってもいなかったじゃないですかぁ!!」
 白煙の向こうで、納得ゆかぬ顔の大田さんであった。
 ところで、聞くところによると、大田さんのソロアルバムを作ろうぜって話が出ているんだそうである。実現すれば初のソロアルバムってことになるらしい。「オレは2曲くらい書けばいいからさ~。そうだ、AMIちゃんも曲書く?」と、唐突に大田さん。うひょ~!!書きます!!書きます!!もちろん断る理由などあるわけもなく「是非お願いします!!」と真顔で即答。もしこれが本当に実現すれば、オレが他人(ひと)様に「正式」に曲を提供する記念すべき初めての(いや、最初で最後の!!)曲ってことになるわけで、その暁には精一杯オレ流のニューウェイヴィ~な曲を書かせていただこうと心に誓ったのであった。至極歌いづらいメロディに乗っかる意味不明の歌詞、歌詞、歌詞!!「こんなヘンな曲歌えねぇーよ!!」と、困った顔の大田さんの姿が目に浮かぶ(笑)。LPレコードで言うならば、さしずめB面2、3曲目あたりに入っていそうな隠れキラー・チューン。全然キャッチーじゃないんだけど妙に引っ掛かる・・・そんな曲を書いてみたい野望がムラムラと。せいぜいボツにならぬことを祈るばかりである。

 さて、毎年この時期、全くライヴの予定が入っていないのが常なのだが、今年は例年になく年末年始、そして年明け以降のライヴの予定がちょろちょろ決まってきた。いいのか、悪いのか?いや、悪いことはないか。とりあえず、しばらくは死ぬわけにはいかないな。で、まず、近いところでは、歌とピアノによる前衛弾き語りデュオ・・・全く評判のよろしくないオレのソロユニット「ネオン警察」のライヴが、今度の日曜日28日に新宿の「カールモール」で。ただし、この日は昼から始まって全部で14組くらい出る特別企画の日なので各人の持ち時間は短め。ウチらの出番は夕方(詳細は下記)。いろいろな出演者を観たい人にはお徳かも。そして、同じくネオン警察のライヴが1月20日(火)にやはり新宿カールモールで。こちらは、我が盟友でもある全身を網タイツで包んだ暗黒シャンソン界の貴公子こと蜂鳥あみ太くんとの定例2マンライヴ(オープニング・ゲストあり)。持ち時間はタップリなので、こってりじっくり観たい方はこちらの日がオススメ。
 そして、本家のダンボール・バットは、年明け最初のライヴが2月8日(日)に前から一度出てみたかったハコ・・・京王新線・幡ヶ谷駅近くの「ヘヴィー・シック」にてお店の企画に。その後、3月7日(土)は、定例の雑誌「トラッシュ・アップ!!」との共同企画『ニューウェイヴ天下御免』が渋谷ラストワルツで。さらにその後も、いろいろ予定が入りそうな予感・・・。
 というのも、最近、フェイスブックで「シスター・ポール」のススム氏と繋ったのだが、直接の面識は今まで無かったものの元は同じレーベル・メイト。ずっと気になる存在ではあったのだけれど対バンする機会がなかった。向こうは本格派、こっちはイロモノだしね(笑)。それはともかく、ぜひ、春過ぎにイヴェントを一緒にやりましょうって事になったのだ。まあ、シスター・ポールのライヴは映像でしか観たことないけどそりゃ凄いからね。屁のようなウチのバンドなんか逆立ちしても馬乗りんなっても太刀打ち出来ないけれど、競演、実現するといいなあ。
 それから、もう一つ。前出の大田さんがカーネーションに加入する以前、京都時代の学生の頃からやっていたバンドが知る人ぞ知る「グランド・ファーザーズ」というバンドなのだが(2012年に21年ぶり(!)の3rdアルバムを発表)、ぜひ今度、グランド・ファーザーズとライヴやってみない?と誘ってくださったのだ。屁のようなウチのバンドにとっては身に余る光栄である。
 それにしても、屁のような、屁のような、と、事あるごとに自分のバンド、あるいは己のことを自ら「屁」呼ばわりする奴も珍しいのかもしれないが実際誰からもどこからも相手にされない永遠の鼻つまみバンドである我がダンボール・バット=オレなどは「屁」以外の何者でもないのかもしれない。そんな屁の泡沫のようなオレと、気さくに、対等に、腹を割って酒を酌み交わしてくれた大田さんに、かの加藤剛演じる「大岡越前」のような懐と器の大きさを見た夜なのであった。南無。

 ところで、一番肝心のダンボール・バットのニューアルバムの話、また書く余裕がなくなってしまった(笑)。あしからず。え?!もう年明けちゃうって?!大丈夫、リリースは当分先だもん。

▼2015年発売、ダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」




★今夜のBGM★
焼酎のお湯割りとは、お湯3に対して焼酎7以上だろう、という硬派な貴兄がいるように、ギャング・オブ・フォーと言えば歴史的名盤である1st以外あり得ないだろうという硬派な貴兄が多いと聞く。汗臭い粗野なライヴハウスから一転、郊外のアーバンなディスコフロアへと裾野を広げたこの3rdも案外捨てたモンじゃありませんぜ兄貴。
CALL ME UP(LIVE) / GANG OF FOUR('82)


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▼今後のイヴェント予定▼

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【ネオン警察(リーダーAMIの闇のソロユニット)】ライヴ

ネオン警察:
AMI(唄・テルミン・SAX)、まり(ピアノ from BLACK&BLUE


12月28日(日)@新宿カールモール

カールモール歳忘れフェス(二日目)
当日券のみ¥2000(+1d代)
<昼の部>
① ⇒ 12:00~12:25 島戸翼
② ⇒ 12:35~13:00 田中一世
③ ⇒ 13:10~13:35 赤木勇司
④ ⇒ 13:45~14:10 Arson
⑤ ⇒ 14:20~14:45 フライダーズ
⑥ ⇒ 14:55~15:20 しんごとひでこ
⑦ ⇒ 15:30~15:55 がんばれ根本くんバンド
⑧ ⇒ 16:05~16:30 イチキ游子
⑨ ⇒ 16:35~17:00 ネオン警察
<夜の部>
① ⇒ 18:00~18:25 ビジュアル系演歌歌手TAKASHI
② ⇒ 18:35~19:00 赤松ハルカ
③ ⇒ 19:10~19:35 NERA
④ ⇒ 19:45~20:10 高橋絵実
⑤ ⇒ 20:20~20:45 蜂鳥あみ太=4号
⑥ ⇒ 20:55~21:20 ルリイロ



2015年1月20日(火)
@新宿カールモール

全身網タイツ姿の暗黒シャンソン界の貴公子「蜂鳥あみ太=4号」との定例2マン!ネオン警察の濃密な世界をタップリと!強力なオープニングアクトあり!また、蜂鳥あみ太=4号とAMIとの「アダモ」のカヴァー・ユニット「AMIあみ太」もスタンバイ!

PM7:30開演/PM8:00開演/PM10:30頃終演
前売り予約¥2500当日¥3000(+各要ドリンク代\500~)

出演:
ネオン警察(AMI<VO,テルミン>+MARI
蜂鳥あみ太=4号+佐藤真也
マル秘オープニングアクトあり



ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから


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【ダンボール・バット】ライヴ
2015年2月8日@幡ヶ谷「ヘヴィー・シック」
詳細確認中


3月7日(土)@渋谷「ラストワルツ」
雑誌TRASH-UP!!+DANBALL BAT企画
「ニューウェイヴ天下御免VOL.10」
詳細未定

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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼現在発売中のダンボール・バットのアルバム
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※タコシェ(中野ブロードウェイ内)、高円寺「円盤」等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
  DANBALL BAT PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年12月9日火曜日

ヒカシューの前座を務めるまではオレは死ねないと巻上さんに告白しマスクを着けたまま東京を漂流した夜。

 
▲只今制作中のダンボール・バットのニューアルバム
「壊れたカセットはAOR」

 なんで今さら?と、自分でも少々恥ずかしくなったが、藤原新也の「東京漂流」のハードカバー本を買った。高円寺のガード下の古本屋にて100円で。20代の頃買ってほとんど読まないうちに飽きてどっか行方知れずになってしまった本なのだが、なんだか急に読みたくなったのだ。ページをめくると「金属バット殺人事件」のあった家の写真や、「深川通り魔事件」の川俣軍司のカラー写真が眼に飛び込んできてなつかしさとともに、当時の自分のことを思い出す。
 本を買ったその足で西友の裏にあるオレの行きつけの隠れ家・・・昭和30年代から営業している岸田今日子似の上品なマダムが切り盛りしている老舗名曲喫茶にもぐり込み、買った本を読むでもなく店内に流れている荘厳なミサ曲に耳を傾けるでもなく薄暗い店内の壁に掛けられた誰の作とも知れぬ陰鬱な油絵を眺めながらタバコをふかしながらついさっきまで暫し放心状態でいたのだった。精神的に疲れると、なにか壁にぶち当たると、そして、ただなんとなくボーッとしたい時、いつも気がつけばこの店に足を運んでいる。時間の止まった、世間の時流から完全に置き忘れ去られたようなこの店のヤニ茶けた空気に浸っている間だけは、日々の煩雑な物事を忘れるとができるのだ。
 もう今年も終わりだな。
 夕べ(12月7日)の渋谷での今年最後のビッグイヴェントも終わり、一気にモヌケの殻になってしまった俺。今年もまた「何も起こらないまま」一年が終わろうとしている。何も起こらないほうがいいではないか?平穏無事にこの一年過ごせたのなら・・・という人もいるかもしれないが、果たしてそういうもんだろうか?いや、そういうもんかもしれないな。あきらめが肝心だ。しかし、毎年この時期になると決まって切なくなるのだ。この一年、オレなりに必死こいてがんばってきたつもりなのに、今年もまたなんの「実り」も、「結果」も出せなかった無力感に襲われるのだ。それに加え、音信不通になってしまった、あるいは東京から離れ遠くの地へと引っ越してしまった友人・知人の顔を頻繁に思い出すのもなぜかこの時期多くなる。こと夕暮れ時などに。精神的にまいってる証拠だな。いや、もともとオケラ以下の精神しか持ち合わせていないフヌケなオレですが・・・
 おとといの夜は渋谷のラストワルツというハコで、雑誌「トラッシュアップ」とのおなじみの共同企画ライヴイヴェント【ニューウェイヴ天下御免】(ちなみにこの「天下御免」とは、オレとトラッシュアップ編集長の屑山さんが共通して好きな映画「トラック野郎」のシリーズタイトルから拝借したもの。改めてここに菅原文太氏のご冥福を祈ります。)の年末スペシャルだった。スペシャルゲストとして散々告知していた通り、オレの敬愛するヒカシューの巻上公一さんをお迎えしたのであった。今回、微力ながらオレなりに告知にも力を入れたつもりだったが、結果的にはそんなものは屁のツッパリにもならなかった。年末スペシャルと銘打った割りには動員がおもわしくなく空席が目立つ客席を前にせっかくお越しいただいた巻上さんに対しても申し訳ない気持ちになった。この失態も、夕べからオレの気分を憂鬱にしている原因のひとつかもしれない。が、終わったことを悔いても仕方がない。
 巻上さんとは以前にも一度、自分の企画のイヴェントに出ていただいたことがあり、今回2度目の共演となった。巻上さんのソロステージ・・・サンプラーや和楽器を使った壮絶な即興ヴォイスパフォーマンスに続き、巻上さんと我がダンボール・バットの即席合体ユニットによるヒカシューのなつかしのナンバー演奏コーナーでは、前回共演の際にやらせていただいた「スイカの行進」同様に今回もなぜか2ndアルバム『夏』に収録の♪「マスク」を所望し、やらせていただいた。文字通り、全員ガーゼマスクを装着し、半裸の男が踊り、獅子舞が客席をねり歩き、かつて段ボール箱と灰皿をぶっ叩いて全英チャートNo1になったフライング・リザーズもビックリのなんともチンドン屋風情的怪演ヴァージョンとなった。巻上さんも楽しんで歌っておられた様子だったので、オレとしてはそれが唯一の救いだった。この歴史的共演を見逃したあなた、また、一生の大損をしましたね!!
 
 イヴェント終了後、バーカウンターでまったりしていた巻上さんとしばしのトーク。一見すると近寄りがたいオーラを発している氏なのだが、話しかければニコニコと気さくに応じてくれる。ニューヨークでレコーディングを完了させたばかりのヒカシューの新作の話から円安に関する経済問題、最近のアイドル事情から五木ひろしの話(?)まで長々と会話を楽しませていただいた。中でも興味深かったのは、ヒカシューのデヴュー当事の逸話。例の、デモテープを近田春夫氏に手渡して云々・・・っていうアレです。あの経緯の詳細を今回ご本人の口から直接お聞きできたことは一ファンとして何よりも感無量でありました。
 「ダンボール・バットいいのになぁ~」と、巻上さん。お世辞とはいえ身に余る光栄。正直夕べのライヴ、自分なりに反省すべき点が多々あり不本意ではあったものの(暴れすぎてライヴ後半に自分のシンセを床に叩き落としておシャカにするという失態も!!)今後の生きる励みとさせていただきます。そして、調子に乗ったオレは翌日巻上さんへのお礼メールの最後に、「是非、ヒカシューの前座を・・・」なんてことを書いて送ってしまったのだった。そしたら巻上さんから「ヒカシューの前座も考えます」だって。グフフフフ・・・。ヒカシューの前座を務めるまで、オレ死ねないな。
 
 夕べはお客さんとして、ダンボール・バットのニューアルバムのジャケ画を描いていただいた逆柱いみりセンセイも来ていただいた(中野のタコシェで展示即売をやっていたご自身の作品が売れたのでなんとか年が越せそう!と言っておられた(笑))。また、同じくニューアルバムの帯のコピー文(推薦文)を無理やり(!)書いていただけることになったコモエスタ八重樫氏も来てくださったのだが、実は氏とは最近フェイスブックで交流させていただくようになって以来その夜が初対面だったのだ。想像通りの雰囲気のある紳士であったことを付け加えておきたい。
 さて、ダンボール・バットのライヴは今のところ3月まで当面予定なし。それなのに、なぜかこれまた不評のソロユニット「ネオン警察」のライヴが年末年始に3本も入ってるってどういうこと?!年末年始の厳かな、あるいはめでたい世間のムードとこれほど不似合いな音楽もあるまいに、ネオン警察なんて。まあ、予定が入ってしまったのだから有難くやらせていただくだけだが。で、肝心のダンボール・バットのニューアルバムの制作状況はどーなってるのってことよね?まあ、誰も気にしてる人などいないと思うけど、その話はまた次回。
 ああ、そうそうカーネーションの大田さんと飲みに行く約束したの、来週。これから日程決めないとなんで、今日はこのへんで!!(笑)。
 それはそうと年越せるのかな、ボク。イロイロ考えると気が滅入ります。







★今夜のBGM★
今夜はヒカシュー三昧です。


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▼今後のイヴェント予定▼

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【ネオン警察(リーダーAMIの闇のソロユニット)
ライヴ
ネオン警察:
AMI(唄・テルミン・SAX)、まり(ピアノ from BLACK&
BLUE
12月28日(日)@新宿カールモール

カールモール歳忘れフェス(二日目)
当日券のみ¥2000(+1d代)
<昼の部>
① ⇒ 12:00~12:25 島戸翼
② ⇒ 12:35~13:00 田中一世
③ ⇒ 13:10~13:35 赤木勇司
④ ⇒ 13:45~14:10 Arson
⑤ ⇒ 14:20~14:45 フライダーズ
⑥ ⇒ 14:55~15:20 しんごとひでこ
⑦ ⇒ 15:30~15:55 がんばれ根本くんバンド
⑧ ⇒ 16:05~16:30 イチキ游子
⑨ ⇒ 16:35~17:00 ネオン警察
<夜の部>
① ⇒ 18:00~18:25 ビジュアル系演歌歌手TAKASHI
② ⇒ 18:35~19:00 赤松ハルカ
③ ⇒ 19:10~19:35 NERA
④ ⇒ 19:45~20:10 高橋絵実
⑤ ⇒ 20:20~20:45 蜂鳥あみ太=4号
⑥ ⇒ 20:55~21:20 ルリイロ

1月20日(火)@新宿カールモール
暗黒シャンソン界の貴公子、蜂鳥あみ太=4号との定例2マン!ネオン警察の濃密な世界をタップリと!強力なオープニングアクトもスタンバイ

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【ダンボール・バット】ライヴ
3月7日(土)@渋谷「ラストワルツ」
雑誌TRASH-UP!!+DANBALL BAT企画
「ニューウェイヴ天下御免VOL.10」
詳細未定

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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
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▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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▼現在発売中のダンボール・バットのアルバム
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※タコシェ(中野ブロードウェイ内)、高円寺「円盤」等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
  DANBALL BAT PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年12月2日火曜日

巻上公一さんとのヒカシュー・ナンバー共演にそそうがないようにと「一番星」に願いをかけ爆走した夜。

▲クリックで拡大。タイムテーブル&詳細はブログの下です

 菅原文太が死んだ。朝のワイドショー観てたら無性に悲しくなった。とくに大のファンってわけでもなんでもないのに。「仁義なき戦い」だって1本も観た事ない。菅原文太=(イコール)オレん中では「トラック野郎」の一番星こと星桃次郎以外の何者でもない(ジュリーと共演した「太陽を盗んだ男」は別格だが!)。「トラック野郎」は大好きなシリーズだ。もう一度観たい。あのトルコ風呂のシーンが観たい!!食堂での大乱闘シーンが観たい!!ボルサリーノ2(田中邦衛)との激走シーンが観たい!!できることなら映画館のデッカいスクリーンで!!パソコンのモニターだとかウチのオンボロ14型ブラウン管TVの画面でちまちまDVDなんて観てもその良さの半分も伝わらない。やっぱり場末(別に場末でなくてもいいが)の映画館のデカいスクリーンであの勇姿を、あの大活劇を、飛び散る汗を、血を、ツバを、男気を拝みたい。
さっきペヤングソース焼きそば喰いながらTV観ていたら「徹子の部屋」が始まって追悼番組とか称して菅原文太が80年代に出演した回の放送を再放送していた。普段は無口だという文太が黒柳徹子のマシンガンのような質問と突っ込みに何度も押し黙り客席から笑いの起こるシーンが印象的だった。黒柳徹子がまだ若くて元気で異常に浮かれていて失礼な質問をするので首を絞めて黙らせたい衝動に駆られた。それにしても、なんで悲しいのか。なんで切ないのか。先日、高倉健が死んだときはこんなんじゃなかったのに。やっぱりトラック野郎への思い入れのせいなのか。やもめのジョナサン(愛川欽也)も今頃男泣きしてるんだろうな。幻のトラック野郎第11作目とやらも観たかった是。amazonで桃次郎が乗っていたデコトラ、「一番星号」のプラモを見つけた。1万も2万もする。けっこう高いんだな。今夜あたりから冷え込みが厳しくなると朝の天気予報が伝えていた。しばれる夜に「一番星ブルース」でも口ずさみながらぬる燗とスルメでしみじみ一杯、そんな気分です。衆議院選挙の投票日が近づく中、ウチの前の青梅街道を朝からひっきりなしに愚劣な選挙カーどもが走り過ぎてゆく。「石原のぶてるをどうかよろしくお願いします!!」。何をよろしくされたいのか。「比例区は公明党と!!」。なんで宗教団体に投票しなければならないのか。あんなチンケな選挙カーなぞ一番星号で粉砕してくれるは、桃さんが!!演技もプライベートも最後まで硬派な方でした。嗚呼、星に願いを。涙を拭いて爆走しやがれ!!桃さぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!!!!!!!!!!


 会社の昼飯時。TVをみればチャラチャラした芸能人がただメシ喰ってるだけの番組、ただ買い物しているだけの番組、ただブラブラそのへん歩いてるだけの番組。いや、この場合「芸能人」とは芸の能力を有する人を指すのであってこの類のTVに出ている連中の大半は芸能人でもなんでもない人たちなのであった(中には新興宗教の“広告塔”もいらっしゃる)。それにしてもこんなくだらないTVを電波にのせて垂れ流すためにも貴重な電気・・・その中には原子力発電による電気も含まれているかもしれない・・・が使われるのかと思うと虚しくなる。
 仕事帰り、ディスクユニオンへ立ち寄ると店内では薄ら寒い日本語の「ロック」が大音量で垂れ流されていた。<情熱さえあればどんな壁でも乗り越えられる>・・・といったありがちな、すでに九官鳥すら歌わないような陳腐な歌を歌っていた。その手のメッセージを果たしてメロディにわざわざ乗せて歌うことの意味がわからないが需要と供給、世の中にはそういう歌を欲しているひとたちがいっぱいいるってことだろう。ロックと宗教は紙一重ってわけですか。店内で流されていたCDがレジ横に飾ってあった。オレでも知っているメジャーのバンドだった。説教とロック(ンロール)を履き違えた阿呆者とあえて言いたい。しかし、重ねて言うがこういう死んだ魚の目のような宗教ロックが売れるのだ、今の時代。
 また、先日入った韓国料理屋では巨大な液晶TV画面の中で、これまた有名な日本の某アーチストが屋外のステージで数千人の観客を前に「レヴォリューション」などと腑抜けた歌を歌っていた。そこでもまた、空しい絵に描いた餅のような革命(レヴォリューション)が繰り広げられていたのだった。キムチをつまんだ鉄箸をTV画面に突き刺したい衝動にかられたのは言うまでもないが、それをぐっとこらえ、舌の先が発酵する泡でチリチリする生マッコリで胃袋の奥へと流し込んだのであった。ああ、この世はちゃんちゃらおかしいねぇ。

 
 いよいよ!!今度の日曜日、12月7日は渋谷「ラストワルツ」にて、おなじみ雑誌「トラッシュ・アップ!!」と我がバンド、ダンボール・バットとの共同企画ライヴイヴェント【ニューウェイヴ天下御免・年末SP】開催!!しかもSPゲストにヒカシューの巻上公一さんをお迎えするのである。一度過去に共演経験があるとはいえやはり自分の敬愛するシンガーには違いはなく、その偉大さを思えば今から失禁してしまいそうなのでオムツ準備中!!約4年ほど前に自分企画のイヴェントにお越しいただいた際には、「スイカの行進」というヒカシューの2ndアルバム「夏」に収録の曲で共演させていただいたのだが、今回も、巻上先生のソロステージの後に僭越ながら手前どものバンドと共にヒカシューのとあるナンバーを共演させていただくことになっており、くれぐれも本番で失礼のないようにと、只今、食うや食わずの猛特訓の真っ最中なのであります。身体のごく一部、その局部を隠すあるモノを「装着」しての共演となる予定。ああ、このヒントでどの曲かもうお分かりの方はピンと来たかしらん?この日は、巻上先生、ダンボール・バットのほかにも、前衛獅子舞からアイドルまで年の瀬を賑々しく飾るニューウェイヴな出演者、バンドらがスタンバイ。ぜひ、お誘い合わせの上おこしください。ご来場の方には、ウチのバンドからの粗品という名のゴミ・・・非売品CD-R差し上げます。来年発売のニューアルバムのタイトル・トラック「壊れたカセットはAOR」のオルタネイト(仮MIX)ヴァージョンが入っております。これは見逃せませんね!!
▼前売りのご予約は、こちらから。当日のお昼12時頃まで受け付けております。お気軽に。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P39590588










★今夜のBGM★
年内完成が絶望になったダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」から今回の録音でもっとも難産であったこのナンバー・・・♪「イージーリスニング/ハードリスニング」のショートPV完成しました。少々荒っぽいニューウェイヴ風味のガレージロックといった趣。ペラッペラのミックスは、ブリキの太鼓ならぬアルミの太鼓の行進か。さて、いかがでしょうか?もうしばらくはこれ観て我慢しておいてください。アルバムの進行状況はまた次回ご報告いたします。



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▼今後のイヴェント予定▼

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【ダンボール・バット】ライヴ
12月7日(日)@渋谷「ラストワルツ」
雑誌TRASH-UP!!+DANBALL BAT企画
「ニューウェイヴ天下御免VOL.9年末SP」
出演:巻上公一(fromヒカシュー)、
ダンボール・バット、こまどり社(前衛獅子舞)、
JUBIOTTO(シンセ・ライオット・パンク)、曇の原(プログレシッヴ・ハード・フォーク)、パンタンシノワ(アイドル・ユニット)

PM5:30 OPEN / PM6:00 START

前売予約¥2300 当日¥2500 (+各drink代500円~)

※巻上さんとダンボール・バットの共演コーナーも予定

タイムテーブル▼
18:00 DJ
18:10 こまどり社(前衛獅子舞)
18:20 雲ケ原(プログレシッヴ・フォーク)
18:50 DJ
19:00 パンタンシノワ(女子二人組アイドル・ユニット)
19:20 DJ
19:30 JEBIOTTO (シンセ・ライオット・パンク)
20:00 DJ
20:15 巻上公一さんソロ
20:45 巻上公一さん+ダンボール・バット
20:55 DJ
21:05 ダンボール・バット(無国籍ニューウェイヴ)

ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから





【ネオン警察(リーダーAMIのソロユニット)】ライヴ
12月28日@新宿カールモール

カールモール企画・歳忘れライヴ!
※詳細確認中

ライヴのご予約、お問い合わせは▼こちらのフォームから






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▼リーダーAMIのソロユニット「ネオン警察」1stCD「空間の犯罪」発売告知PV
▼アマゾン
▼ディスクユニオン

2013年7月27日発売/全10曲(42分)/¥1200+税/歌詞付/
CD「帯」推薦文:直枝政広(カーネーション)
解説:岡村詩野(音楽評論家)/
ライナー寄書き:蔦木俊二(突然段ボール)、
屑山屑男(「TRASH-UP!!」編集長)
ジャケット写真:AMI/デザイン協力:嶋田真由美(「TRASH-UP!!」デザイン室))


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◆ダンボール・バットでは、イヴェントへの出演依頼随時募集中。お問い合わせはこちらから
◆ダンボール・バット公式サイト


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▼現在発売中のダンボール・バットのアルバム
 
▲『馬鹿ヌーヴェルヴァーグ』  ▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略> ▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス]  ※タコシェ(中野ブロードウェイ内)、高円寺「円盤」等の店頭でも販売中。 ---------------------------------------------------------------------------------- ■「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」全曲高音質ダウンロード販売開始!特集記事も読めます。こちらから!(提供:OTOTOY) http://ototoy.jp/feature/index.php/20120326    --------------------------------------------------------------------
  DANBALL BAT PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年11月19日水曜日

砂嵐にまみれてジャンヌ・モローと素っ裸で聴くピンクフロイドが国会議事堂を爆破させた夜。

←イヴェント詳細はブログの下


 
  ピンクフロイドのアルバムでよく聴いたのは「原子心母」「炎」「ファイナルカット」あたりか。最後に聴いたのは87年の「欝」まで。ギルモアのギターソロ聴いて涙した頃もあったが、心底好きって言えるほどのバンドではなかったのだろう、オレにとっては。だから、先日20年ぶりだかで発売された新作の話題を初めてネットで目にした時も衝撃というよりはなんで今更?って感じだった。ディスクユニオンのプログレ館に行ったらちょうどその新作の発売日と重なったものだから一番目立つ棚一面に新作関連の商品が面出しされていた。もちろん店内のスピーカーからは新作がひっきりなしに流されていた。家に帰って新作のPVも観てみた。とにかく音も、映像も、ただ一言、「よく出来てるな」・・・という意外何の感慨も浮かばなかった。カネかかってんな、いい機材使ってるんだろうな。人が演奏しているハズなのに曲を聴きながら思い浮かぶのはなぜかパソコンの画面。その画面に映っているのは膨大な数のトラックに記録された様々な音の波形のジグザグ模様。プロツールスだかどこの高性能DTMソフト使ってんだか知らないが、とにかく、やたら人間臭い情感を漂わせた曲調なのに、血が見えない匂いがしない技巧的過ぎてどこか嘘くさくて人工的で唯一匂うのはカネの匂い、なんて言ったら言いすか・・・偉そうに。それは、過去のアルバムでさんざん聴いたような曲の焼き直しのような。まあ、聴けば心地いいだろうし、ハズれナシの安心感はあるだろうが、ただそれだけではないのか。どうせなら、電気楽器を一切使わないとか、ギルモアは一切ギター弾かずドラムを叩くとか、原子心母パート2を作るとか、ロジャー・ウォーターズとフルオーケストラをバックに「シー・エミリー・プレイ」をデュエットしてシド・バレットの墓に手向けるとか、なんかそれくらいの突拍子もないことをやって有終の美を飾って欲しかった、と思う阿呆がここに一人おりまする。全世界のプログレ・ファンの親爺どもの手慰み、あるいは高級オーディオ、並びにハイレゾなるクソ高音質オーディオ・マニアらへ上等の新「ネタ」を提供したということにおいては意味があると思うけれど・・・。

 そんなピンクフロイドもたしかサントラに使われていた古い映画で「砂丘」('70)っていうのがあった。昔、映画館に観にいった記憶があるのだが、内容・ストーリーとも全く覚えていない。唯一覚えているのは、バックに流れるサイケデリックなサウンドに合わせて素っ裸で男女がまぐわいながら砂丘をコロコロ転がっていたような場面と、ラストで崖の上の建物か何かが大爆発するシーンが執拗に繰り返し繰り返し映し出されていたような・・・。とにかく「砂丘」が舞台の映画であった。「砂丘」と言えば、ムーンライダーズの1stアルバムにもかしぶち哲郎作詞作曲歌唱による同名の名曲があるが、「砂丘」・・・ひいては「砂」というキーワードを頭に浮かべてみれば色々と思いつく。例えば、原作の小説、映画ともに素晴らしい安部公房の「砂の女」だとか、デヴィッド・ボウイがアコギで爪弾く「流砂」だとか、植村正治の一連の砂丘の写真だとか、エトセトラ。
 「砂」というものはなにかいろいろのイメージを膨らまさせ妄想を抱かせてくれるロマンチックな物質なのかもしれない、と前々から思っていたのだが、実はオレも少し前に「大砂塵」なるこれまた大仰なタイトルの曲を作ったのだった。今、まさに、我がバンド、ダンボール・バットのニューアルバム「壊れたカセットはAOR」のレコーディング最後の追い込みの真っ最中なのだが、そのレコーディングの最中に作るつもりでもないのになんとなく傍らの鍵盤をポロポロ弾いていたら曲ができ、その辺に投げ捨ててあった歌詞の断片をフンフンと鼻歌まじりで完成させてしまったのだ。やっつけで作った曲ながらなかなかの出来栄えなので、制作中のニューアルバムに急遽加えることにしてしまった。
 「大砂塵」・・・もともとは、オレの敬愛するシンガー、浅川マキのと或るアルバムに入っている曲で、初めてその曲名を目にした瞬間、曲を聴くより先に「ピンっ!」と来るものがあり、いつかそのタイトルを拝借しようとネタ帳に書き留めておいたのだ。なんとも創作意欲をかき立てられる漢字3文字である。そういえば、そんなタイトルの古い映画があったような微かな記憶があり調べてみると確かにあった。1954年のアメリカ映画。実は、オレの書いた歌詞の中にジャンヌ・モローという女優の名が出てくるのだが、勝手にジャンヌ・モローがその映画に出ているもんだと勘違いしていた節があるのだがもちろんその映画には出演していなかった。たまたま最近、「死刑台のエレベーター」を観てそのサントラばっかり聴いてたせいでジャンヌ・モローの名が頭にこびりついていたのだろうと思うが、まあ、そんな勘違いも面白いからヨシとした。
 オケは全部オレが宅録で録音してしまった。とっても壮大なオケになった。で、歌をどーしようかと考え咄嗟に思いついたのが、ウチのドラマーのヒロエ(EMILY-PLAY)に歌わせるってことだった。この曲はオレが歌ってもなんかピンと来ない、そんな気がしたのだ。壮大なオケをバックに、たどたどしい子供の声、もしくは、切なそうに今にも砂嵐にその身もろともかき消されんとしているような女の声でなくてはダメだ。普段歌など全く歌ったことがないという彼女に歌わせたら面白いかもしれない、と思ったのだ。しかし、1回目の録音で聴かせてくれた驚異的なその音感のハズレっぷりにブラックホールの淵を覗いてしまったかのような戦慄を覚えたのだった(笑)。やはりオレの人選ミスだったか、と、一時は断念しかけたのだが、その後、彼女自ら自宅での血のにじむような特訓(!)を経て迎えた2回目の録音では、見違えるような歌を聴かせてくれたのだった。もちろん、音程は未だ怪しくあちこちからは水が漏れ出してしまっているのだが、今まさに砂にかき消されんとするその刹那をギリギリ紙一重のところで表現できているのではないかと自負している。約3分ジャストの小品ではあるがニューアルバム中のある意味キラーチューンになり得るかもしれない。これはヤバイ。お楽しみに。
 
 
 さて、そんな新曲のことなど熱っぽく語ってるヒマなどないのであった。実は年内にマスタリングまでは完了させようと目論んでいたニューアルバムなのだが、ほぼ絶望的になってきた。いや、もう9割は完成しているのだが、もう一息なのだ。そんな矢先に、今度のアルバムのジャケ画をお願いしていた逆柱いみりセンセイから原画が先に届いてしまった。というわけなので、本邦初公開!ひとまずこれは表ジャケ。ポップでキャッチーなジャケではないか。こりゃ売れるか?売れるんじゃなかろうか?いや、売れてくれなくては困るのだ。この絵を眺めながらちょっとだけ期待していてください。ほんのちょっとだけ。

 久しぶりに「原子心母」(もちろんLPレコード)を引っ張り出して聴いている。いかんいかん安酒に酔ったか、ジャケの牛が二頭に見える。演奏はもたついてるがやはり名盤には違いない。この年末に来て国会は解散選挙だとぬかす。莫大な税金を使って。ふざけんな、安倍よ。怒り狂った数千頭数万頭の牛が大挙して国会議事堂へと突進する映像が浮かぶ。続いて、議事堂が粉々に大爆発する映像が角度を変えながらスローで執拗に何度も何度も繰り返される。バックには怒れるピンクフロイドが大音響で。これでもか、これでもか、これでもか、と垂れ流れされている。




【特報!!】ダンボール・バット次回ライヴは、おなじみの雑誌「トラッシュアップ!」との共同企画イヴェント「ニューウェイヴ天下御免」の年末スペシャル。特別ゲストはオレも敬愛する巻上公一さん(fromヒカシュー)だ!!巻上さんの驚異のヴォーカル・ソロ・パフォーマンスに加え、ヒカシューのナンバーにて僭越ながら我がダンボール・バットとの共演コーナーもご用意!!今から失禁しそうであります!!







★今夜のBGM★
なつかしの映像アーカイブス!来る12月7日(日)に再び巻上公一センセイと共演する運びとなった我がダンボール・バットと巻上センセイとのこれは2010年の共演ライヴ映像。「スイカの行進」というニッチな選曲がレア度を高めておる歴史的映像であります。ス・テ・キ。
「スイカの行進」/巻上公一+ダンボール・バット+チーム・スイカ(LIVE@UFO-CLUB)


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【お知らせ】
ダンボール・バットでは女性キーボード奏者急募中(サポートOK)!お気軽にお問い合わせください。
こちらから▼


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ダンボール・バット、こまどり社(前衛獅子舞)、
JUBIOTTO(シンセ・ライオット・パンク)、曇の原(プログレシッヴ・ハード・フォーク)、パンタンシノワ(アイドル・ユニット)

※巻上さんとダンボール・バットの共演コーナーも予定

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12月28日@新宿カールモール

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▲品番:TSR69002/発売:東京産業レコード ▲2012年1月31日発売▲全11曲(約42分)収録 ▲録音・ミックス・プロデュース・作詞作曲:AMI▲W見開き紙ジャケ仕様/歌詞カード付▲CD帯コピー文:ROLLY(ローリー) ▲ジャケット写真&デザイン:常盤響▲ライナー:岡村詩野&湯浅学 ▲寄書き:白井良明(ムーンライダーズ)&サミー前田▲ゲスト・シンガー:ジョン<犬>&イライザ・ロイヤル(エコダムド/ex穴奴隷) ▲サポート・コーラス:MARI(BLACK&BLUE) <以上・敬称略>
▲収録曲 「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」「ファッション革命」「滿民の敵」「シュトラウスは夜に殺せ」「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」「狩人だから」、他全11曲 ▼下記各オンラインショップにて販売中! [AMAZON][TOWER RECORDS][DISK UNION][楽天ブックス] 
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「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)  
 
  

2014年11月11日火曜日

爆音のカーネーションLIVEにやられポンコツカメラ片手にロシアで連行されるまでのオレの足取りが消えた夜。

 ▼イヴェント詳細はブログの下です



 つい先日、カーネーションの大田さんに招待していただいて吉祥寺でのライヴを観にいってきた。カーネーションってこんなにハードな骨太なロックを聴かせるバンドだったのか!?と、直枝さんのヘヴィーメタルバンド並みのギターソロを含め3ピースとは思えぬその音圧に圧倒された夜だった(大田さんがリードVoをとった長谷川きよしのカバーもステキだった)。それに比べりゃウチのバンドは「骨細」だなぁ。圧倒的にカルシウムが足りていないのか?まあ、骨細が売りと言えば売りだから今から骨太になろうにも無理だし似合わねぇーだろうなぁ。分っかるかなぁ?分っかんねぇだろうなぁ~。 


  唐突に 「なぜかアバシリ」・・・ふと、そんなタイトルの短編小説を思い出したのだった。作者はかの連続射殺事件を起こした永山則夫。大昔、ある職場で一緒に働いていた友人が急に北海道の留萌に移住したということをつい先日知り、こんなタイトルが頭に浮かんでは消えまた浮かんでは消えを繰り返し、しばし呆然としたのだった。「なぜかルモイ」、か。フフフ・・・。今年になってから十数年振りでその友人とひょんなことから再会し、ウチのバンドのライヴなどにも足を運んでくれたりしていた。お互い歳は取ったが元々野生的だった友人のその風貌も、さらに風雪を堪えてきたような味のある顔になっていた。友人は当時から「絵」を描いていてアート方面の話題にも詳しく音楽好きでもあったからなんとなく気が合い、同じ職場で働いていた頃にはオレと一緒にスタジオにこもり、エセ民族音楽とノイズが混じったような変な音源を作ってカセット作品にして売ったりしたこともあった。オレはそんな「同志」との奇跡の再会を正直に喜び、また一緒になにかやれたらいいな、などと考えていた矢先の唐突な留萌への出立に動揺してしまったのだ。これが、千葉やら神奈川あたりなら話は別だが、北海道のしかも札幌だかどこだか忘れたが、とにかく北海道の中心からさらに電車で2時間(!)などと言われては、「遊びに来てよ」などと気軽に言われてもまるで俺にしてみれば外国旅行に等しい。留萌と言われても位置がまずあやふやで、その地名の響きからしてすでに草木も生えぬ極寒の地の匂い濃く、果たしてアバシリの近くなんだろうか、と、その二つの地点の位置関係すら分からず、さきほど地図で確認し、納得し、絶望感に打ちひしがれたところ。こりゃ早々に逢いに行くのは困難だ。最果ての地であり、漁港の町であり、そこはニシン漁が盛んな町だそうだ。海辺には北原ミレイが一人コートのエリを立てて佇んでいるのかもしれない(ああ、あれはニシン漁はニシン漁でも「石狩挽歌」か!)。冬の寒さは想像を絶するのだろうということぐらいは阿呆なオレでも分かる。地図を上の方へ辿れば、いや辿る必要もないくらい間近の、わずかな海峡を挟んだ向こう側はもうロシアだよ、おっかさん!ナウマンゾウもマンモスもジェームズ・ボンドもスターリンも凍ったまま眠ってるユーラシア大陸だよ、おっかさん!んかぁ~っ!!!!!
  ふむ。こうしてまた一人、オレの身辺から数少ない「同志」が去っていってしまった。いや、こちらが勝手に一方的に「同志」と思いこんでいただけなのだが寂しい限りだ。

 ところで、今オレが愛用しているポンコツカメラはご存知のように旧ソ連製のスメナ8Mというオモチャだ。こいつを一度でいいから「里帰り」させてみたいという微かな野望がオレの中にあるのだ。スメナ片手にモノクロームフィルムでロシアの極東の町を撮ってみたい、っていう野望があるのだ。が、飛行機すら乗ったことのない、ここ東京から一歩外へ出るのも億劫で街の中歩くにも便所の位置が分かっていないと極度の不安に駆られる屁っぷり中年男がイルクーツクだのウラジオストックなどに行けるわけがない。そう簡単に藤原新也になれるもんじゃない。しかし、死ぬまでになんとか実現できたらと思う。その時は留萌の同志と連れ立ってかの異国の土を踏んでみたいと思う。
 「かもめはかもめ」・・・と歌う、研ナオコの歌が、なぜか今オレの耳管の奥で静かに鳴り続けている。



 そんな我が愛機、スメナ8Mで撮った写真をまた少し更新したので、オレの孤独のギャラリーを覗いていってやってください。お茶ぐらい出しますよ。・・・こちらからウェルカム→「ギャラリー印画都市」

 先日も、デジタルカメラをバシバシやってる知人に、未だフィルムなんかでセコセコ撮ってるオレの阿呆さ加減をなんだかんだと揶揄されたのだったが、この時代錯誤のアナクロ人間のことなどはどうか放っておいてもらいたい。この地球上からフィルムが完全に消滅するまで最後の1本になるまでオレはフィルムと付き合っていく所存也。クソなFUJIは、あっさりと次々に自社の伝統あるフィルム製品を廃盤に追いやってサプリだの化粧品などに手を出し血迷い出す始末だが、今オレが愛用しているメーカー・・・イルフォードよ、あと百年はフィルムを作り続けて欲しいもんだし、そうするべきだ。いや、まあ、せめて俺が生きている間だけでもいいから作り続けておくれ。
 そういえば、最近とても気になるカメラに偶然遭遇したのだ。愛用のスメナちゃんにはちと気が引けるのだが。ヤフーのオークションとか覗けばゴロゴロ数千円で転がってる「リコー・オート・ハーフ」って古いカメラ。文字通りリコーが60年代から70年代末ごろまで作ってたハーフサイズタイプのタバコの箱を一回り大きくしたくらいのコンパクトカメラ。ハーフサイズってぇのは、フツウの35mmフィルムの1コマを半分に分割して使う・・・つまり36枚撮りのフィルムなら倍の72枚撮れるっていう不思議な仕様。ある意味経済的とも言えなくもない。まあ、とにかく、見てくれ(デザイン)がたまんないのよ。スメナもデザインに一目ぼれして買ってしまったわけで、使い勝手とかそんなのはオレの場合どーでもよくって、そいつをずっと使っていたい、そいつをずっと手にしていたい、そいつと添い寝したい(?)、そういう顔をしているかしていないかがチョイスの第一条件なのだ。高度成長期のニッポンの市井の人たちの日常を見つめ向かい合い切り取って来たこの面構えにはキッチュな味わいとは裏腹になにかえにもいわれぬ深いものも感じる。フィルムの巻上げがゼンマイ式という半自動的(?)なローファイな仕組みもいかしてる。そのうち手に入れる予定なので、ヌードモデル引き続き募集中!!先日たまたま手に入れたヘルムト・ニュートンのヌード写真集にしてやられ、VOGUEばりの写真撮ってみてぇーもんだなと、妄想は広がるばかりなのだが、未だヌードモデルの応募一人もなし(笑)。ぎゃっふ~ん!!ご応募、夜・露・死・苦。



 よっしゃ、スメナとオートハーフの二刀流、上着にゃフィルム百本忍ばせていつかロシアに乗り込んでやるわい。ホモの船乗りとか、ヤクの売人とか、デブの娼婦とか、サカリのついた狂犬とか、オットセイとか、すえたボルシチの匂いとかに追いかけながら極東ロシアのさびれた裏路地をバカチョンカメラぶら下げてうろつけば、<挙動不審のニッポン人、地元警察に連行される>の文字が3日遅れの「東スポ」の1面に躍ったりするアンコ椿は恋の花。



【特報!!】ダンボール・バット次回ライヴは、おなじみの雑誌「トラッシュアップ!」との共同企画イヴェント「ニューウェイヴ天下御免」の年末スペシャル。特別ゲストはオレも敬愛する巻上公一さん(fromヒカシュー)だ!!巻上さんの驚異のヴォーカル・ソロ・パフォーマンスに加え、ヒカシューのナンバーにて僭越ながら我がダンボール・バットとの共演コーナーもご用意!!今から失禁しそうであります!!







★今夜のBGM★
カーネーションの大田さんとニューウェイヴ話で盛り上がったのだが、ジャーマンロックも実はお好きだったのこと。左様ですか。オレもいろいろ聴きました。たとえばこのアモンデュールⅡなんかもね、コアなファンはやっぱり初期の混沌としたやつしか認めないようですが、オレはヘソ曲がりなんで、もう「ダメ」になりかけてきたこういう後期のやつとかに魅力を感じるんです。ゴリゴリのプログレやってたバンドが最後の方はえらくPOPになっちゃたりとかフュージョンバンドみたくなっちゃったりとか、ああいうの嫌いじゃないんです。
YOU'RE NOT ALONE ('74)/AMON DUUL 2


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▼DANBALL BAT最新PV▼  「ドライ・フルーツ、ドライ・サン」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      ▼DANBALL BAT最新PV▼  「アポカリプス・ドゥ・オア・ダイ」 /ダンボール・バットfeat. イライザ・ロイヤル (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)      DANBALL BAT最新PV▼ 「シュトラウスは夜に殺せ」/ダンボール・バット (アルバム「馬鹿ヌーヴェルヴァーグ」より)