2009年8月4日火曜日

終わりなき巡礼。

マイ・ホームタウン「高円寺」では、間もなく1年で最も最悪の季節がやってまいります。
『阿波踊り』。
騒音に渋滞。興味の無い者にとっては単に迷惑なイヴェントに過ぎません。JR高円寺駅のホームではこの季節限定(!)で、電車の発車サイン音までが「ピーヒャラピーヒャラ」と阿波踊りのお囃子のメロディに差し替えられるという気の入れよう。練習に余念が無いのか夕方や休日ともなると街のあちらこちらからは太鼓やカネの音が漏れてきます。なんかこの季節になると、街全体から、イヤ~な熱気、否、妖気というか、目に見えない地縛霊みたいなものがムラムラと立ち昇っているような気がして非常に恐ろしい気分になります。

話し替わって今週末のライヴ(詳細下記)で久々に昔のナンバーを披露しようかと思っています。10年以上前に作った♪「巡礼」という曲で、なんとも夏向けなサウンドのナンバー。夏と言えば、未だこの国では「サザン」に「チューブ」という進歩の無さが悲しくなりますが、こんな少々後味の悪い枯れたサマーソング(サマーソングというか「お盆ソング」か?!)が海の家でサンオイルを塗るビキニ・ギャルの横に置かれた小さなトランジスタラジオから流れて来てもバチは当たらないとと思うのですが如何?(余談ですが、たまたま先日コンビニの有線でラッツ&スターの♪「め組のひと」が流れていたんですが、あれは中々良く出来た曲でありますヨ!)で、今回はアレンジを一部変更。特にイントロ部分のドラムをスネアの頭打ちのパターンに変えたところ、なんとも気分はモータウン・サウンド(勝手な妄想)!本来この曲は、フルオーケストラでの演奏を念頭に作った曲なんです。オーケストラによる音の壁!ウォール・オブ・サウンドと呼ばれたかのフィル・スペクター(キ●ガイ)の作り出すサウンド。あんなゴージャスで分厚い音をバックにいつか歌ってみたい。タキシードでも着てね。加山雄三には負けたくありません。

▼「巡礼」(大昔に録音したデモ音源なのでなかりショボいです。あしからず)
<ここをクリック


『巡礼』(作詞作曲:AMI)

夢で潰したグミの実と
お前の赤いマニキュアが
空の青さと重なった
夏の日よ

罪な果実を震わせて
オレの上で揺れている
砂絵の中から抜け出たお前
マリア様

皮のブーツを脱ぎ捨てて
終着駅に降り立てば
蒼い稲妻音も無く
オレを打つ

お前の肩越しに見えたあの日の海は
悲しかった・・・

空まで続く防波堤
打ち捨てられた桜貝
そっと拾って俺はまた
歩き出す

ハレルヤ・・・

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【ダンボール・バットLIVE情報】

09年8月8日(土)渋谷・青い部屋にて

http://www.aoiheya.com/(JR渋谷駅東口より六本木通りを一直線に徒歩7分:地図下記)

【歌謡にROCKな夜】

■時間: 18時 00分 ~ 23時 00分 

■前売り予約&当日:共に2,000円+DRINK

★DJ:鳥井賀句【出演】※出演順です

①たまにはこんな夜(バンド)
②コンカオリ(バンド)
③ギャランティーク和恵(VO,PIANO)
④東京クレオパトラ (ダンス)
⑤PEACOCK BABIES(バンド)
⑥マドマーゼル修子(VO+トーク)
⑦ぼくら(バンド)
⑧ダンボールバット
▲当ダンボール・バットは最後PM10:00過ぎの出演です













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