2011年2月22日火曜日

ダムドにツバをかけられた夜。

ダムドのデヴューアルバム「地獄に堕ちた野郎ども」を爆音で聴きながら枕を高くして寝られる日が来るとは!!・・・どうも今晩は。全身(主に右半身)湿布(しっぷ)だらけのAMIです。もちろん湿布の理由(わけ)は連日連夜の地獄のレコーディング編集作業による過剰な筋肉疲労および昼間の奴隷農場(=会社)での極度の過労によるダブル・ダメージによるものです。しかし、湿布まみれになった甲斐がありました。前々回の日記に書いたように、先日再録音したニューアルバム用のドラム・トラックのうち7曲中1曲がどーしても納得行かず・・・・・・本音を言えば半数曲以上が納得いかなかったわけですが・・・・・・本日その1曲のみを録り直すという目的だけでおなじみ近所のスタジオ(通称=地獄の48丁目スタジオ)に機材を持ち込んでの再々録音を決行、さきほど無事地上に帰還してきたわけです。ドラムにマイクを立て、録音レベルを調整し、微調整を繰り返しいざ録音を始めてみると、あら不思議。前回より全然音がいいではありませんか(もちろん前々回よりも)!!特に、サウンドの要、オレが最も依怙地になってこだわっていたスネア・ドラムの音は雲泥の差。バスッという重みはないものの、谷間にこだまするカッコウの声のような涼やかで適度にふくよかな音(?)。この機会を逃す手はないと、1曲のみの録音って約束だったのをメンバー無理矢理その場で説き伏せ予定変更全曲再々レコーディングを決行!有無を言わさず時間も延長!メンバーにしてみれば甚だ迷惑至極!しかし、オレの願いを快く(?)承諾してくれたメンバーに心より感謝!お陰でこうして無事全7曲分のドラムを最良の状態で収録、持ち帰って来ることが出来ました。ダムドの1stのプロデューサーがコステロでなくてニック・ロウで良かった・・・と、誰かのブログに書いてあるのを目にし、なんとなく分かるような気がするよ、と、ニンマリしながら今朝スタジオへ出かける前、1stアルバムの中でも異彩を放ってるダウナーな名曲6曲目の「フィール・ザ・ペイン」(痛みを感じろ!!ってこった・・・)を鼻歌で歌っていたわけですが、ここ高円寺の場末、地獄の48丁目スタジオに、今日、どうやらニック・ロウがはるばるロンドンからウチらのレコーディングのため、見るに見かねて幽体離脱して来てくれたみたいです。クソ!オレはなんで2011年のこんなミミズの屁以下のシミったれた日本になんかいるんだろう?1977年のロンドンにいたかったぜ、ニック!とにもかくにもみなさんご苦労さん。ゴールに近道は無し。せめて今夜だけは枕を高くして眠らせて。そして、オレの冥府魔道の旅はまだ続く。南無観世音菩薩。アーメン。


▼今夜のBGM
そんなダムドではベース弾いてたキャプテン・センシブル。脱退後は元パンク野郎とは思えぬ高純度のポップ・ナンバーを量産&メロディーメーカーぶりを発揮。本曲は有名なブロードウェイのミュージカル「南太平洋」(1949年初演)の劇中歌をエレポップ風にカヴァーしたキャプテンの代表曲。英国を代表するプロデューサーの一人、トニー・マンスフィールドのセンスのいい仕事ぶりにも脱帽。

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